2025年03月06日
夜ドラ「バニラな毎日」 第27夜
右手に感じた違和感・・・
葵（蓮佛美沙子）は確認するためにクリームを絞り続けるがうまくいかず、卵を割ってみるも思うように右手が使えない。
『何で？・・・何で？・・・』
お願い！という祈り声が聞こえるような青ざめた横顔。
焦り。バクバクするような心臓の音。
病院で検査を受けると、事故で頭を打った時に首の頚髄も損傷しており、右手が麻痺していると告げられた。さらに、リハビリで改善はするが完全に元に戻ることはないと。
店に戻ってきた葵は不自由な手を使いながらパウンドケーキを作った。
卵と粉を混ぜることもできない。
オーブンに入れた時から結果はわかっていた。
それでも焼きあがるのを待つ。
一口で食べるのを止めた。
これは葵の味ではないし、プロの味でもなかった。
辛い。
なんでだよ・・・何でこんなことに・・
お菓子の神様、ひどすぎる試練だよ・・・
葵（蓮佛美沙子）は確認するためにクリームを絞り続けるがうまくいかず、卵を割ってみるも思うように右手が使えない。
『何で？・・・何で？・・・』
お願い！という祈り声が聞こえるような青ざめた横顔。
焦り。バクバクするような心臓の音。
病院で検査を受けると、事故で頭を打った時に首の頚髄も損傷しており、右手が麻痺していると告げられた。さらに、リハビリで改善はするが完全に元に戻ることはないと。
店に戻ってきた葵は不自由な手を使いながらパウンドケーキを作った。
卵と粉を混ぜることもできない。
オーブンに入れた時から結果はわかっていた。
それでも焼きあがるのを待つ。
一口で食べるのを止めた。
これは葵の味ではないし、プロの味でもなかった。
辛い。
なんでだよ・・・何でこんなことに・・
お菓子の神様、ひどすぎる試練だよ・・・
それから何日か引きこもっていたのか・・・
秋山君（木戸大聖）葵の部屋のドアを叩いた。
無視しようと思ったがしつこいのでゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ しかたなく出たら、コンビニスイーツのワッフルを差し出してきた。
Mr.秋山、お母さんに様子を見てくるよう言われてとか言っていたけど、心配になって電話かけて部屋の場所聞いたんだろうね。
家に入れてもらえないので扉の前で食べるふたり。
寒そうだな・・(￣▽￣;)
「おいしい」葵
「フフフ・・良かった」秋
「こんなに美味しいのがコンビニで売られてたら、
私、別に仕事しなくていいね」
「・・・・・全然違う。
白井さんの作るものは、また違う。
白井さんにしか出せない味だよ」
「私ね、この右手、
もう使い物にならないかもって言われた」
「・・・・・そっか」
「『そっか』って・・・
私、もう作れないんだよ！お菓子作れないの！！」
「・・・・・・・・ちょっと、外に出よう」
何も言わずただ一緒に歩く秋山。
慰めや励ましが何にもならないことを知っているから。
逆に追い詰めてしまうことがあることも。
「お菓子教室に来てたみんなは強いんだと思う。
ちゃんと現実を認めて前に進もうって思ってた。
私には無理」
「あそこに行くまでにどれだけ時間がかかったか。
どん底の時、回りに引っ張られてカウンセリングに行って
佐渡谷さんと知り合った。
で・・・・白井さんと出会えた」
お菓子教室に来た時はマイペースで明るい感じだったから、
そんなんでもなかったのかな？と思っていたが、
ここに来るまで秋山君も長い長いトンネルの中で苦しんできたんだね。
やっと外に出られるようになって、人とも話せるようになって。
そこで出会った佐渡谷さんも葵も秋山君にとっては特別な存在だよね。
暗闇から出た先で待っていてくれた光のような。
「この前、白井さんのお菓子が
食べられなくなると困るって言ったでしょ？
本当はね、
『白井さんがいなくなると困る』って言いたかった」
「・・・・・・」
「聞こえてる？コレ、愛の告白なんだけど。
・・・・・一応・・・二回目だけど」
優しい言葉だな。
「愛の告白」って自己主張でもあるから、負担になる時もあると思うんだが、秋山君の言葉には、ただ『あなたは大切な人なんだよ』『生きていてくれるだけでいいんだよ』と感じられるような柔らかなあったかさがある。
その後の木戸君からのアドリブから続く場面が、二人の心が自然と近づいたことを教えてくれるような美しい場面だったな〜見ながら微笑んでしまったよ。
秋山は葵を店まで連れて来た。
「やっぱ行くべき場所はここでしょ」秋山
厨房で待っていた佐渡谷さん（永作博美）を葵に引き合わせたら（いつもと反対だね）、秋山はお仕事へ。
「あぁ・・・あの・・ありがとう。いろいろと」葵
「元気になってもらわないと、いろいろ僕が困るから」
秋山との散歩で葵の中にあったザラザラしたもんが
溶けていったみたい。
素直な表情になっとる。
さて、残った佐渡谷さんは、どんな魔法を見せてくれるのかな？
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秋山君（木戸大聖）葵の部屋のドアを叩いた。
無視しようと思ったがしつこいのでゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ しかたなく出たら、コンビニスイーツのワッフルを差し出してきた。
Mr.秋山、お母さんに様子を見てくるよう言われてとか言っていたけど、心配になって電話かけて部屋の場所聞いたんだろうね。
家に入れてもらえないので扉の前で食べるふたり。
寒そうだな・・(￣▽￣;)
「おいしい」葵
「フフフ・・良かった」秋
「こんなに美味しいのがコンビニで売られてたら、
私、別に仕事しなくていいね」
「・・・・・全然違う。
白井さんの作るものは、また違う。
白井さんにしか出せない味だよ」
「私ね、この右手、
もう使い物にならないかもって言われた」
「・・・・・そっか」
「『そっか』って・・・
私、もう作れないんだよ！お菓子作れないの！！」
「・・・・・・・・ちょっと、外に出よう」
何も言わずただ一緒に歩く秋山。
慰めや励ましが何にもならないことを知っているから。
逆に追い詰めてしまうことがあることも。
「お菓子教室に来てたみんなは強いんだと思う。
ちゃんと現実を認めて前に進もうって思ってた。
私には無理」
「あそこに行くまでにどれだけ時間がかかったか。
どん底の時、回りに引っ張られてカウンセリングに行って
佐渡谷さんと知り合った。
で・・・・白井さんと出会えた」
お菓子教室に来た時はマイペースで明るい感じだったから、
そんなんでもなかったのかな？と思っていたが、
ここに来るまで秋山君も長い長いトンネルの中で苦しんできたんだね。
やっと外に出られるようになって、人とも話せるようになって。
そこで出会った佐渡谷さんも葵も秋山君にとっては特別な存在だよね。
暗闇から出た先で待っていてくれた光のような。
「この前、白井さんのお菓子が
食べられなくなると困るって言ったでしょ？
本当はね、
『白井さんがいなくなると困る』って言いたかった」
「・・・・・・」
「聞こえてる？コレ、愛の告白なんだけど。
・・・・・一応・・・二回目だけど」
優しい言葉だな。
「愛の告白」って自己主張でもあるから、負担になる時もあると思うんだが、秋山君の言葉には、ただ『あなたは大切な人なんだよ』『生きていてくれるだけでいいんだよ』と感じられるような柔らかなあったかさがある。
その後の木戸君からのアドリブから続く場面が、二人の心が自然と近づいたことを教えてくれるような美しい場面だったな〜見ながら微笑んでしまったよ。
秋山は葵を店まで連れて来た。
「やっぱ行くべき場所はここでしょ」秋山
厨房で待っていた佐渡谷さん（永作博美）を葵に引き合わせたら（いつもと反対だね）、秋山はお仕事へ。
「あぁ・・・あの・・ありがとう。いろいろと」葵
「元気になってもらわないと、いろいろ僕が困るから」
秋山との散歩で葵の中にあったザラザラしたもんが
溶けていったみたい。
素直な表情になっとる。
さて、残った佐渡谷さんは、どんな魔法を見せてくれるのかな？
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