2025年02月13日
夜ドラ「バニラな毎日」 第15夜
さて本日、葵(蓮佛美沙子)と佐渡谷(永作博美)が結杏(和合由依)とお母さん(中島ひろ子)のために選んだお菓子は『イートンメス』。イギリスの伝統的なデザートで、フルーツとメレンゲクッキーとホイップクリームを使ったパフェ的なものらしい。
作業開始。
早速、結杏ちゃんを手伝おうとするお母さんにいちごジャム作りをさせ、引き離し作戦決行。結杏ちゃんは、すっかり慣れた手つきで葵発明の絞り器をセットしてメレンゲをかわいらしい形に絞っとる。器用だしホントセンスいい。
お次は焼きあがったメレンゲクッキーをぶっ壊すの巻。
せっかくきれいにできたのを壊すことに躊躇した結杏だったが、叩き始めると隠していた怒りの感情が湧き出てきた。見ていたお母さんは怖くなって止めたが・・・
「パティシエになんかなりたくない」
「?・・・なりたいから、こうやって」母
「なりたいなんて一言も言ってない!」
「・・・・」
「もう全部嫌。
お母さんが何でもいちいち口出してくるところも。
お母さんが・・・
私のこと何もできないと思っていることも」
「お母さん、そんなこと思ってないわよ」
「じゃあ何で信用してくれないの?
できないと思っているから、
全部先回りするんでしょ?」
「カウンセリングのことだって、少し学校に行きたくないって言っただけで予約して」
「違う・・!
結杏のことをお母さんが一番よくわかってるから!
ただ生活しやすいようにしてあげたいだけ!」
「・・・わかってる?本当に?」
この年頃の子のことを自分が一番わかっているって・・
自分が子供の頃のことを思い返してみたら、ありえないと思うが〜( ̄▽ ̄;)
結杏ちゃんは自分の心の中にお母さんが思っている『かわいい結杏』ではありえない感情が渦巻いているのを知っている。怒り、悲しみ、妬み、劣等感・・・一番嫌なのはウザいと思っているお母さんに頼らなければ生活できないこと、それが結杏ちゃんを惨めな気持ちにさせていることにお母さんは全く気付かない。
初めて聞かされた娘の本音に驚き涙を流すお母さん。
結杏ちゃんはお母さんにもメレンゲクッキーを壊すよう命じたぞ。
抵抗したら、お母さんの手を取ってクッキーの上にぶつけ始めた。
「もうわかんない!
わかんない!わかんない!!」
泣き崩れるお母さんを冷静に見つめる結杏ちゃん。葵たちも黙って見守っとる。
「だって・・・だってお母さん・・
お母さんは・・
結杏が幸せになることだけを考えてるから!
・・そんなこと言われたら・・
どうしていいか分かんない!
結杏が幸せになるためだったら、
どんなことだってしてあげる!」
重いわ・・
そしてお母さん、泣きたくなる気持ちはわかるけど
ここで泣いちゃダメだよ。
親の涙を見て辛くない子なんていない。
やっと吐き出せた思いが止まってしまうかもしれない。ここは頑張って耐えておくれ。
「・・・・でも・・・
私は私で・・・自分を・・・
幸せにできる力があると思う。
そうできるようにならないといけないと思ってる。
・・・・私の人生は・・私が決めたいの」
よく言った!結杏ちゃん。
お母さんが気づかないうちに結杏ちゃんは自分の人生を見つめ、とっくに大人の階段上り始めていた。そしてお母さんの人生をも気遣えるほど成長していた。
「お母さん・・・私も・・・
お母さんにも幸せになって欲しいの。
お母さんには、お母さんの人生を、
ちゃんと生きて欲しいの!」
「私の人生?
そんなのどうでもいい!
お母さんにとって、結杏が人生なの!
結杏がすべてなの!
結杏を見てるだけで十分なの!」
「でも・・・それじゃだめだよ・・
苦しいよ・・・」
重いわ・・パート2.
結杏ちゃんにお母さんの人生まで背負わせないで〜
愛情があるのはわかる。
でも、愛情も重石になるんだよ。
場をなごまそうと「立体視」を持ち出して、
広い目線で見ましょうよ〜と二人に伝える佐渡谷さん(笑
近くの一点だけを見ていると見えないものが
ちょっと離れて視点をずらせば見えてくる。
親子関係もおんなじ。
密着しすぎた結杏ちゃんとお母さん。
メレンゲクッキーを叩き潰すように、
誰かが一回その関係を壊す手伝いが必要だった。
壊してから、また始めればいい。
それぞれの人生を生きて、その力を信じあえる家族として。
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結杏のことをお母さんが一番よくわかってるから!
ただ生活しやすいようにしてあげたいだけ!」
「・・・わかってる?本当に?」
この年頃の子のことを自分が一番わかっているって・・
自分が子供の頃のことを思い返してみたら、ありえないと思うが〜( ̄▽ ̄;)
結杏ちゃんは自分の心の中にお母さんが思っている『かわいい結杏』ではありえない感情が渦巻いているのを知っている。怒り、悲しみ、妬み、劣等感・・・一番嫌なのはウザいと思っているお母さんに頼らなければ生活できないこと、それが結杏ちゃんを惨めな気持ちにさせていることにお母さんは全く気付かない。
初めて聞かされた娘の本音に驚き涙を流すお母さん。
結杏ちゃんはお母さんにもメレンゲクッキーを壊すよう命じたぞ。
抵抗したら、お母さんの手を取ってクッキーの上にぶつけ始めた。
「もうわかんない!
わかんない!わかんない!!」
泣き崩れるお母さんを冷静に見つめる結杏ちゃん。葵たちも黙って見守っとる。
「だって・・・だってお母さん・・
お母さんは・・
結杏が幸せになることだけを考えてるから!
・・そんなこと言われたら・・
どうしていいか分かんない!
結杏が幸せになるためだったら、
どんなことだってしてあげる!」
重いわ・・
そしてお母さん、泣きたくなる気持ちはわかるけど
ここで泣いちゃダメだよ。
親の涙を見て辛くない子なんていない。
やっと吐き出せた思いが止まってしまうかもしれない。ここは頑張って耐えておくれ。
「・・・・でも・・・
私は私で・・・自分を・・・
幸せにできる力があると思う。
そうできるようにならないといけないと思ってる。
・・・・私の人生は・・私が決めたいの」
よく言った!結杏ちゃん。
お母さんが気づかないうちに結杏ちゃんは自分の人生を見つめ、とっくに大人の階段上り始めていた。そしてお母さんの人生をも気遣えるほど成長していた。
「お母さん・・・私も・・・
お母さんにも幸せになって欲しいの。
お母さんには、お母さんの人生を、
ちゃんと生きて欲しいの!」
「私の人生?
そんなのどうでもいい!
お母さんにとって、結杏が人生なの!
結杏がすべてなの!
結杏を見てるだけで十分なの!」
「でも・・・それじゃだめだよ・・
苦しいよ・・・」
重いわ・・パート2.
結杏ちゃんにお母さんの人生まで背負わせないで〜
愛情があるのはわかる。
でも、愛情も重石になるんだよ。
場をなごまそうと「立体視」を持ち出して、
広い目線で見ましょうよ〜と二人に伝える佐渡谷さん(笑
近くの一点だけを見ていると見えないものが
ちょっと離れて視点をずらせば見えてくる。
親子関係もおんなじ。
密着しすぎた結杏ちゃんとお母さん。
メレンゲクッキーを叩き潰すように、
誰かが一回その関係を壊す手伝いが必要だった。
壊してから、また始めればいい。
それぞれの人生を生きて、その力を信じあえる家族として。
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