「クジャクのダンス、誰が見た?」 episode.3 逆転 溢れ出す裏切り者の欲望…私の知らない父の顔夜ドラ「バニラな毎日」 第13夜

2025年02月10日

「御上先生」 episode 4 -fate-

「それにしてもマズイよ、槙野君。
人事の話までしていいとは言ってない!」塚田(及川光博)
「だって、まんまとハメられたんですよ?
人をダシに使って・・・」槙野
「いやいや、止められなかった
槙野君の責任もあるだろ!」
「・・・・はい。
ですので、このままでは済ませません。
御上の好きにはさせない。
いいですね?」
「好きにしたまえ」


 こりは・・・塚田ちゃん・・
今後、槙野が暴走する許可を与えたことになるのでは〜?( ̄▽ ̄;)

 槙野と御上、過去のひとつの事件の関係者かと思ったら、それぞれ別の事件と関わり向き合ううちに日本の教育を根本から変えるしかないとの思いに至り、そんな二人が運命的に出会い、同志となったのか。

 多分これはまだ序の口。
槙野と御上、このふたりはどこまで行くつもりなんだろう。


 隣徳祭が近づき、東雲(上坂樹里)は教科書検定のことを調べて展示する企画の提案をした。三年生は通常不参加で自習が認められているため、少数の積極的参加の声と戸惑いの声に分かれた。

 そのことには触れず、自分の授業を終えた後、倉吉(影山優佳)にアメリカでの授業と教科書について尋ねる御上(松坂桃李)。テーマは「原爆投下について」。

 倉吉の話すアメリカの教科書に載っている言い分に憤る生徒たちだったが、教科書にはこうも書かれていた。
『大統領の意見は正しかったと思いますか?』
当時の倉吉には知識もなく、ディスカッションできるほどの意見もなかったが、この授業をきっかけに勉強したそうな。そして今、クラスのみんなの前で自分自身の考えを発表している。

 倉吉は時間はかかったけれど教科書からの問いかけに、悩みながら答えを見つけた。『人や国の数だけ正義がある』。教科書=正解(真実)ではなくて、あくまで考えるための叩き台?学びの主役は教科書ではなく、人間ということか。そして学びの結果はすぐに出るものではないから、テストで確認できるのは知識の量だけなんだろうな。





 最初、展示についての許可は出たのだが、その後『政治性の強いものは高校生にふさわしくない』との理由で認可取り消しになった。それをきっかけとして参加積極派、参加容認派の様々な意見が出たため、御上は『文化祭に教科書の展示を行うことについて』ディベートを提案。そして賛成派を否定派の櫻井、反対派を推進派の東雲を指名した。

 コレはすごく面白い試みだね。
立場を変えてディスカッションすることで改めて深く広く知ることができるし、自分の考えとは反対の意見と向き合うきっかけになる。

「賛成派は企画の意義という点で賛成し、
反対派は学習をしたい人への配慮の無さや
参加しない人達が感じる疎外感を理由に反対していた。
やるべきことは見えたんじゃないか?」御上


 御上の舵取りがすばらしいね。
あくまで主体は生徒たち。
本当に行先を見失いそうになった時だけヒントと情報を与え、
決定権はあくまで生徒たちにあると気づかせる。
それぞれの考えが絞られクリアーになってきた。

 そして文科省の滝沢副大臣が視察に来るという情報で
迷いが生れていた賛成派に勢いがついた模様。

 それにしても櫻井(永瀬莉子)、かなり調べたんだね。
ただのイライラガールじゃなかった ( ̄▽ ̄;)
東雲のお父さんの授業を受けた生徒たちのその後まで調査していた。
今までの櫻井の知識は頭の中だけで完結していたのかもしれないが、みんなの前で披露したり、ディスカッションすることで、その知識が刺激を受け生きたものに変わることを実感したんじゃないかな。

 ということで『プラン・オカミ』発動。
学校に展示内容を報告する時は『世界の教科書』ってことにしておいて、前日の見回りが終わった後に『教科書検定』にチェンジ。もちろん滝沢副大臣にも知らせずに教室に入れた後、公開。クラス内に文化祭っぽい秘密のワクワク感が満ちてきとる。

 東雲、リーダーとしてクラス全員と、この展示について話し合ったそうな。問題提議する者としての責任も受け止め行動している。ちょっと前の個人的感情だけで突っ走った東雲は、もういない。まっすぐに教科書検定と取り組む覚悟ができた東雲にとって御上は、もう敵じゃない。教えを受けたい一人の人間になっている。東雲の成長を目の当たりにして御上、嬉しそうだったね。

 そして参加しない者と参加する者の自由が平和的に共存している。コレ、大人でも難しいよ( ̄▽ ̄;) 話し合うことってホント大事。てか話し合いの土台を作ること自体が大変なんだよね。他の生徒たちも学びは教室の中だけではなく生活の中にもあるということに気づいたんじゃないのかな。

 ところで神崎(奥平大兼)だよ。
冴島(常盤貴子)が連絡先を消し、いなくなってから彼女の居場所を探しているが全く掴めない。文化祭ところじゃないのさ。

 一方、是枝(吉岡里帆)は、この前職員室に送付された文書について自分なりに推理開始。

『隣徳はくにのまほろば

このくにに 平川門より入りし者たち数多あり

お前の不正をわたしは観ている

                倭建命』


 「ヤマトタケル」が蝦夷の襲来に備えて作った関所が霞が関にあったことから、ヤマトタケル=官僚=御上では?(もちろん御上は否定)。さらに「平川門」は霞が関の桜田門の反対側にあり「江戸城の裏門」と呼ばれていたことから、隣徳に裏口入学した者がいるの意味。そして「まほろば」を漢字で書くと古代理事長(北村一輝)の名前「真秀」になる。

 是枝先生には簡単だったかな?
ヤマトタケルの意図を知った是枝先生が何を思い、どう行動するか・・・

 隣徳祭前日、神崎は拘置所にいる真山弓弦(堀田真由)に面会を申し込んだが受け入れてはもらえなかった。そこで冴島と会ったが彼女も面会できていないようだった。

「弓弦さんは人を殺した。
でも僕もある意味同じことをしたんです。
文字を使って。
人の心を殺した。
それを忘れて、そのまま生きるなんてできません。
真実を教えてください!」
「真実なんてない!」冴島
「あります。隠してるだけだ」
「・・・・・」


 18歳になったと伝えた神崎。
彼もまた不倫をスクープした時の彼とは違う。
自分の行動の責任を、そして巻き起こした結果を背負っていく覚悟を持とうとしている。

 隣徳祭当日、生徒たちは滝沢副大臣相手(お付きは槙野)でも動じず、ブレることなく自分自身を信じ行動した。
そして逃げ出すように教室を出た滝沢副大臣を迎えた神崎のインタビュー。
動き出している生徒たちの心にこっちまでワクワクしたよ。

 そしてヤマトタケルからのお手紙第二弾。

『我は平川門より入る人々に

草那藝之大刀を振り下ろす者なり

お前の不正はまもなく白日のもとに晒される

                 倭建命』


 今回は、わかりやすいね・・( ̄▽ ̄;)
それぞれの思いが交錯する。
どんな展開を見せてくれるのか楽しみでしょうがない。

 第1話 -destruction-
 第2話 -awareness-
 第3話 -beginning-
 第5話 -confidence-
 第6話 -confession-
 第7話 -delusion-
 第8話 -strategy-
 第9話 -joker-
 第10話(最終回)- Puppets can't control you -

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