「クジャクのダンス、誰が見た?」 episode 2 地獄に堕ちても知りたい秘密 死刑囚父子が掴んだ光夜ドラ「バニラな毎日」 第9夜

2025年02月03日

「御上先生」 episode 3 -beginning-

「22年前、
学校の放送室で声明文を全校放送したのち、
自死を選択した少年がいた。
あまりに衝撃的な死は当時、
後追いが出るほどの騒ぎになった。
その少年の名前は御上宏太。
僕の実の兄だよ」御上

「あんた、何しにこの学校に来たの?
復讐?・・・それとも」神崎
「まだ話せない」


 御上(松坂桃李)の行動の原点は兄の死。
兄の死が無ければ、御上は文科省に入らなかっただろうし、
この高校にも来ていない。
そして御上の行動は槙野(岡田将生)とも繋がっているはず。
御上も槙野も人生を賭けている。

 なぜ兄は自死を選んだのか。
兄が校内放送で訴えたこととは・・・


 
 真山弓弦(堀田真由)は事件のあった試験会場で自作の爆弾で自爆テロを決行しようとしていたが、失敗。ナイフに変えて被害者を襲った。

「君が変えたかった浅はかで思慮の足りない社会(は変わらない)。
地下鉄でビニール袋に傘を突き立てても、
飛行機でビルにツッコんで
何千人という人が死んでも
世界は1ミリも変わらなかった。
なのに何でたった一人、人を殺したぐらいで
社会を変えられると思った?」御上
「私は・・・・」弓弦
「誤解しないで。
僕は君を裁くために来た訳じゃない。
君の戦いが孤独だったことを、
多分、僕は知っている」

「帰れ・・」
「忘れられないはずだ。
自分が殺した人の顔が・・・
また来る」


 真山弓弦は御上自身であり、兄でもある?
彼女の中で燃え盛る社会への怒りと憎しみ。

 それは東雲(上坂樹里)の父親が自主退職する羽目になり、
両親が離婚し家庭崩壊したことへの怒りとも通じるだろうか。
彼女の怒りはあまりにも感情的だったし、
その矛先は身近で文科省所属の御上に向けられたけれど。
(指導を受けたのに無視して独自の教科書を使い続けたお父さんに問題があると思うが〜( ̄▽ ̄;) 離婚も教員という仕事を失ったからというよりも夫婦間の問題がすでにあったんじゃ?)





 方向性は間違っていたけど、みんなに問題を提議できたのは良かった。
そして相談を受けた富永(蒔田彩珠)が背景と学習指導要領について学び、その内容をクラスのみんなと共有することができた。

「そもそも何かわからないと否定も肯定もできないじゃん?」

 いや〜富永は点を線にするね。
というか点を線にする方法を教えてくれるというか・・( ̄▽ ̄;)
キーマンだわ〜って、キーマン多すぎ問題(笑

 東雲自身も自分の行動が八つ当たり的だったことに気づけたし、
深く考えるきっかけになったと思う。

 これが御上の求めていたことなんじゃないだろうか。
生徒たちが抱えている個人的な問題をきっかけに始まる学び。
意見交換させ、刺激を与える。
個人的な問題が社会的な問題に繋がっていることに気づかせる。
彼らの意識が変わっていく。
より広い目で見て、考えて、行動したくなる。

 でも、まだ始まったばかり。
もしかしたら御上は、この学校に根付いている問題を生徒たち自身に告発させることで変えていこうとしているのかもしれない。

 次に御上は職員室にも爆弾を投下した。
そこに流れてきたFAX.

『隣徳はくにのまほろば

このくにに 平川門より入りし者たち数多あり

お前の不正をわたしは観ている

                倭建命』


 いやいやいやいや、猿田毘古神がいると知ってのことか?(笑
ツイッターもざわついていましたヨ〜

「平川門より入りし者」って裏口入学のこと?( ̄▽ ̄;)
『まほろば』って上級国民のための?

 FAXが届いた後の教員達の反応を確認する御上。
なかなか事は動かないと思うけど、次の手は如何に。

 1時間があっちゅーま。
そして何気に劇伴がすごくいい。

 第1話 -destruction-
 第2話 -awareness-
 第4話 -fate-
 第5話 -confidence-
 第6話 -confession-
 第7話 -delusion-
 第8話 -strategy-
 第9話 -joker-
 第10話(最終回)- Puppets can't control you -

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matakita821 at 16:10│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 日曜劇場「御上先生」 

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2025年02月04日 09:42
おはようございます。

御上の回想というか、隣合うように現れる制服の彼は誰でしょう?と気になってはいたのですが。
>なぜ兄は自死を選んだのか。
クラスの中で神崎が「選ばれた」のはそういうことなのでしょうね。
兄が校内放送で訴えたこと、何故死を選んだのか、選ばなけらばならなかったのかはまだわからないけれど、神崎と兄が重なったのかもしれないし、兄のようになることを避けたかった(守りたかった)のかもしれないし。

しっかし、日曜劇場で松坂桃李で学園もの?・・・というのが納得というか、こういう風になるのかという驚きというか衝撃というか。
サブタイが「beginning」。これからが本番なんですね。
2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2025年02月04日 18:05
こんばんは〜♬
> 御上の回想というか、隣合うように現れる制服の彼は誰でしょう?と気になってはいたのですが。
友人なのかな〜?と思っていましたが兄だったとは。
> クラスの中で神崎が「選ばれた」のはそういうことなのでしょうね。
このままいけば兄と同じように突き進んでしまうのでは・・と心配だったのか。御上の中でのプランもあるでしょうが神崎への私的な思い入れはありますよね。
> 兄が校内放送で訴えたこと、何故死を選んだのか、選ばなけらばならなかったのかはまだわからないけれど、
学校で自死を選んだというのは抗議の意味もあるのかしら
学校を変えようとしたとしても、なぜそこまでいってしまったのか。
> しっかし、日曜劇場で松坂桃李で学園もの?・・・というのが納得というか、こういう風になるのかという驚きというか衝撃というか。
そうそう、最初学園ものって今更?しかも松坂桃李使って?とか思ったけど、いや〜1時間が短いですよ。さすがですね。脚本も絞り込んである感じで見やすいし。
> サブタイが「beginning」。これからが本番なんですね。
やっとここから始まりですかね。ますますハードな展開になりそう

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