2024年12月23日
「海に眠るダイヤモンド」第9話(最終回 前編) あの夜
1965年。
誠の治療のため、リナ(池田エライザ)は進平(斎藤工)の死亡届を出していなかった妻・栄子となった。誠は亡くなった進平と栄子の子供として出生届が出された。それは長崎の病院でだけ使われる名前のはずだった。あの夜までは。
起きたことがあまりにも衝撃的すぎて、ドラマが終わった今でも受け止めきれない。
進平が殺した男の兄貴分が現れ、カタをつけようと誠を誘拐。誠を奪い返しに行った鉄平(神木隆之介)は殺したのは自分だと伝えた。そう言わないと進平の息子の誠が殺されてしまうから。そいつらから逃げるために鉄平とリナは、その場で舟を漕ぎだし端島を離れた。
その夜、鉄平と会う約束をしていた朝子(杉咲花)は、店の前でずっと待っていた。夜が明けるまで。
すぐに二人が駆け落ちをしたと島中大騒ぎになった。
誠が誘拐された時点でハルさん(中嶋朋子)には全部話したんだから、せめて朝子には真実を伝えてあげて欲しかった。でも、鉄平はヤクザに追われる身だから、もし鉄平の居場所を知って朝子が追いかけてきたら、あるいは探そうとしたら危険が及んでしまう・・・鉄平が口止めしたのかもしれないね。
鉄平は朝子にプロポーズしようとしていた。
手作りのギヤマンを手に。
賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)の息子・孝明(滝藤賢一)と会った玲央たちは、鉄平の日記は春に亡くなった賢将の遺品の中にあり、朝子に渡すよう記されていたと知った。百合子は20年前、病気で亡くなっていた。
「父のメモには『渡した方が朝子のためか、そうじゃないのかわからなかった』と書いてありました。
いなくなった人の寂しい話ですからね。
父は時間の流れに賭けたんだと思います。
日記が朝子さんの手に渡るか、渡らないか・・・
それも神の思し召し。
そう思ったんじゃないかな」孝明
真実を知ることが、鉄平を忘れて生きようとしている朝子のためになるのか、
今、穏やかに暮らしていこうとしている朝子の幸せを邪魔することにならないだろうか、
いや、知らないまま生きる方が辛いのではないだろうか、
でも、知ったところで会えないのなら知らない方がいいのかもしれない、
知ってしまうことで余計辛くなるのでは・・
二人の親友だからこそ日記を手にした賢将は悩み続けたろうと思う。
もし時が流れて、朝子が自分から鉄平の真実を知ろうとする時が来るのなら、その時が知るべき時なのかもしれない・・
結局、日記がいづみの手に渡ったのは2018年の春。
(その夏に玲央と出会った)
そうして鉄平の日記は10冊・・と思っていたが、本当は11冊あり、サワダージ(酒向芳)が会社の金庫に隠していたことが判明!サワダージは進平の息子・誠だった!サワダージは母(リナ)から聞いていた「あの夜」の真実をいづみに話してくれた。
も〜〜やっぱり!
サワダージのいづみへの距離感は特別だったもんね。
サワダージは母親が気にかけていた「IKEGAYA」が秘書を募集していると知り、ちょうど失職していたことから恩返しの思いで応募したんだと。でも日記が現れ、自分達親子の罪がいづみに知られるのが怖くなったらしい。土下座して謝罪するサワダージにいづみは言った。
「澤田・・・あなたに罪なんてない。
進平兄ちゃんと、リナさんと、誠。
あなた達がいたから、この家族に会えた。
あなたが生きてて・・・また会えて、良かった」
いづみは虎次郎さんと結ばれたことを後悔はしていない。
それもまた自分が選んだ道だから。
おかげで家族を持てたことにも感謝しているんだね(ここに来るまで散々な家族たちだったけど( ̄▽ ̄;) )
リナ(池田エライザ)は、ずっと「鉄平さんと朝子ちゃんにはお詫びのしようがない。私と進平さんの一生の罪だ」と言っていたそうな。14年前に肝臓を悪くして亡くなったらしいが、苦しみからお酒を飲み続けたんだろうな。サワダージは「楽しそうに暮らしていましたよ」と言っていたけど、そんな母親の代わりに背負わなければならないことも多かったはず。
島中でいなくなった二人のあらぬ噂が広がり、朝子はそれを平気な顔をして聞き続けなければならなかった。島にいる限りどこに居ても鉄平を思い出す。辛い・・・辛すぎるよ。いくら鉄平を信じたくても鉄平は朝子に何ひとつ残さず、いなくなってしまったんだから。
「鉄平もリナも一生許さない」百合子
泣くことも怒ることもできず悲しげな笑顔を見せる朝子に百合子は、あのペンダントを「お守り」と言って付けてくれた。
鉄平からは何の連絡もない。
朝子は鉄平からもらって大切にしてきた瓶を手放した。
朝子が虎次郎(前原瑞樹)と付き合うことにしたのは、彼が優しくて自分を思ってくれてたのもあるけど、鉄平と自分のことを知っていたからでもあるんじゃないかな。それは辛いことでもあるけれど、確かに二人の時間が存在したという証人でもある。
その後、二人は結婚し翌年(1967年)には鹿乃子が産まれた。
長崎へ逃げた鉄平たちは警察に駆け込んで救いを求めたが、そもそも死体が存在しないので亡くなった兄の殺人を自分が殺したと思いこんでいるヤクザ達から命を狙われていると言っても相手にされなかったらしい。
誠を守るために端島を出た二人。
リナも鉄平も一番大切な思いを島に置いてくるしかなかった。
第1話 地底の闇を切りひらく
第2話 スクエアダンス
第3話 孤島の花
第4話 沈黙
第5話 一島一家
第6話 希望の種
第7話 消えない火
第8話 ダイヤモンド
第10話(最終回 後編) 記憶は眠る

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(その夏に玲央と出会った)
そうして鉄平の日記は10冊・・と思っていたが、本当は11冊あり、サワダージ(酒向芳)が会社の金庫に隠していたことが判明!サワダージは進平の息子・誠だった!サワダージは母(リナ)から聞いていた「あの夜」の真実をいづみに話してくれた。
も〜〜やっぱり!
サワダージのいづみへの距離感は特別だったもんね。
サワダージは母親が気にかけていた「IKEGAYA」が秘書を募集していると知り、ちょうど失職していたことから恩返しの思いで応募したんだと。でも日記が現れ、自分達親子の罪がいづみに知られるのが怖くなったらしい。土下座して謝罪するサワダージにいづみは言った。
「澤田・・・あなたに罪なんてない。
進平兄ちゃんと、リナさんと、誠。
あなた達がいたから、この家族に会えた。
あなたが生きてて・・・また会えて、良かった」
いづみは虎次郎さんと結ばれたことを後悔はしていない。
それもまた自分が選んだ道だから。
おかげで家族を持てたことにも感謝しているんだね(ここに来るまで散々な家族たちだったけど( ̄▽ ̄;) )
リナ(池田エライザ)は、ずっと「鉄平さんと朝子ちゃんにはお詫びのしようがない。私と進平さんの一生の罪だ」と言っていたそうな。14年前に肝臓を悪くして亡くなったらしいが、苦しみからお酒を飲み続けたんだろうな。サワダージは「楽しそうに暮らしていましたよ」と言っていたけど、そんな母親の代わりに背負わなければならないことも多かったはず。
島中でいなくなった二人のあらぬ噂が広がり、朝子はそれを平気な顔をして聞き続けなければならなかった。島にいる限りどこに居ても鉄平を思い出す。辛い・・・辛すぎるよ。いくら鉄平を信じたくても鉄平は朝子に何ひとつ残さず、いなくなってしまったんだから。
「鉄平もリナも一生許さない」百合子
泣くことも怒ることもできず悲しげな笑顔を見せる朝子に百合子は、あのペンダントを「お守り」と言って付けてくれた。
鉄平からは何の連絡もない。
朝子は鉄平からもらって大切にしてきた瓶を手放した。
朝子が虎次郎(前原瑞樹)と付き合うことにしたのは、彼が優しくて自分を思ってくれてたのもあるけど、鉄平と自分のことを知っていたからでもあるんじゃないかな。それは辛いことでもあるけれど、確かに二人の時間が存在したという証人でもある。
その後、二人は結婚し翌年(1967年)には鹿乃子が産まれた。
長崎へ逃げた鉄平たちは警察に駆け込んで救いを求めたが、そもそも死体が存在しないので亡くなった兄の殺人を自分が殺したと思いこんでいるヤクザ達から命を狙われていると言っても相手にされなかったらしい。
誠を守るために端島を出た二人。
リナも鉄平も一番大切な思いを島に置いてくるしかなかった。
第1話 地底の闇を切りひらく
第2話 スクエアダンス
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