「海に眠るダイヤモンド」第3話 孤島の花「宙わたる教室」 第6話 コンピューター室の火星

2024年11月12日

「モンスター」 #05 信じたいもの

「私、思いつきで弁護士になったって
思ってたんですけど、
なんで今更、弁護士なのかわかりました。
この日を待ってたんだと思います」


 決して勝てなかったオセロ。
相手が娘でも容赦なく追い詰める。
勝っと思いこませて、どん底に突き落す。
父のやり方は忘れない。

「さ〜て・・・ゲームを始めるか」粒来

 この親子はやっぱり似ている。
二人とも、この初めてのゲームにワクワクしている。
でも求めていたのは対決なのか、
親子の対面なのか。
多分どちらも。
こういう形でしか会えないし、
こういう形でしか関わり合えない親子なんだろうな。

 今回の依頼人はアメリカから来たエマ・サトウ(秋元才加)。
癌になった父親のサトウマサル氏(石橋凌)が日本の「岡本プレミアクリニック」主催の代替医療ツアーに参加したのち、気力を失い治療も拒否し亡くなってしまった。
その病院がインチキな治療をしたことを証明して欲しいそうな。
損害賠償金額は30億!
裁判費用に制限なし!ドーン!

 太客来たーーー!
って、英語ができない(村尾さんからは「東大なのに?」とツッコミ有)杉浦先生(ジェシー)が神波先生がペラペラと対応している間も一生懸命腹痛の演技続行していたのが泣かせる〜(笑

 『代替治療』とは『西洋医学では治り難い病気を別の療法で治療する医学の総称』らしい。民間療法みたいなもん?信じる者は救われる的な ( ̄▽ ̄;)

 マサルさんが受けた治療は「P2カクテル」という何か花から抽出した物質を点滴するんだと。怪しすぎるべ。

 早速、あちこちの医師を訪ね「P2カクテル」についての効果や科学的根拠への見解を聴取。疑問や意見を迷いなくぶつける神波先生の隣で、いちいちヒヤヒヤを顔に出す杉浦先生(笑

 コレ、実際にもありそうだけど、代替治療だけ続けていて奇跡的に治った人もいれば、西洋医学と併用して代替治療受けていたり・・・その人の体質や病気のレベルにもよるだろうし、いろんなパターンありそうだから正確なデータ取るの難しいよね。両者が協力し合わないと。

 「岡本プレミアクリニック」院長の岡本久嗣(内村遥)は二代目。
先代の岡本輝久(阿南健治)が院長を務めていた「岡本病院」は保険診療の総合病院だったが経営的に苦しかった。久嗣が富裕層向け自由診療の代替医療へと方針を変え儲かっているらしい。

 で、その「岡本プレミアクリニック」に来た二人。
神波の潜入を制した杉浦先生が激しいお腹の痛みを訴えしゃがみこんだ。
その姿を歓喜に満ちた目で見つめる神波・・(笑











 杉浦先生の腹痛の原因は「アニサキス」でございました。
念のため(潜入)入院決定。
こんな通りすがりの客にもVIP対応をしてくれる「岡本プレミアクリニック」。
看護師さんの笑顔が宗教の人っぽいわ〜( ̄▽ ̄;)
でもすっかり丸め込まれる簡単な杉浦先生。
あのハーブティーとやらに何か怪しい薬入れてるんじゃ。

 今回はエマさんのおかげで神波のプライベートがちょっとだけ覗けたわね。
珍しくいつものペースを乱されたのはエマさんが同じように親子の問題を抱えているから?それともポジティブにグイグイくるタイプだから?

・お酒を飲まないので居酒屋には行かない
・友達はいない
・母親はおらず、よくある父と娘ではない
・結構大食い
・小さい頃は父の裁判を傍聴していた
・六法全書が友達
・父とはよくオセロをしたが勝ったことはない
・父親は12年前にふらっと出ていき戻らなかった
・父からは毎月20万の送金がある


 「岡本プレミアクリニック」側の弁護士・立原(小多田直樹)と面談した神波は嫌な予感しかしない。こちらが優位に立っているかのように思わせる常に受けの対話。
誰かを思い出させるスタイル。

 で、事務所のみなさんに証人尋問に向けた準備に入ることを伝えていると・・・
来ましたよ、御大が!

「あら」大草(YOU)
「よう!久しぶり」粒来(古田新太)
「久しぶり」神波
「どうしたの?突然」大草
「ちょっと挨拶。
岡本プレミアクリニックの件、
立原先生に代わって俺が担当することになったから。
いいかな?」
「・・・いいよ」神波
「おう」
「クライアントに確認する」
「こっちの方も」
「うん」
「じゃ、そういうことで」


 誰もこれが12年ぶりの親子の再会だとは気づかない。
大草先生だけが事情を知っているんだね。
もしかして大草先生と粒来って同期?

 さすがの神波先生も微妙に動揺が感じられた。
コーヒーメーカーのところへ避難。
「酒くせぇよ」

 エマからは親子対決の了承は得られた。
短い付き合いだけど、神波先生が情に流される人間ではないとわかったんだろうな。
隣に座っている杉浦先生の方がショックを受け、居たたまれなさそうだった。

 新展開。
サトウマサル氏の遺言状は「岡本プレミアクリニック」の治療を受けた後、書き換えられていた。以前はエマさんが全てを受け継ぐことになっていたのに、財産のほとんどが寄付されていた。
寄付先は「岡本プレミアクリニック」の関連会社・「OPCエンタープライズ」、
そして梶田素子。そう、杉浦先生を癒してくれた看護師さ〜
エマは精神的に弱っている父をだまくらかして寄付させたと考え、神波にお金を取り戻すよう頼んだ。

 コレ、送金先が「岡本プレミアクリニック」と関係なかったら、そんな大金残すのはよくないって親孤心かしら?とか思うけど、岡本が関わっちゃってるからね〜
もしやこのスキームを描いたのは粒来なの〜?

 そして草の者・尊ちゃん(中川翼)が命を狙われた!
なんかやり口がヤクザなんだが・・・

 お互い妥協なし、最後までいく覚悟の対決。
ここで今まで見られなかった顔が見られるんだろうか。

 いや〜劇伴が最高なんだけど!
さすが菅野祐悟先生。
「新参者」「SP」「ダブルフェイス」「MOZU」「ガリレオ」「シャーロック」・・・忘れられない曲ばかりだよ。
このサントラも早くダウンロードできるようにならないかな〜♬

 第1話 悪意の所在
 第2話 嘘と選択
 第3話 幸せの形
 第4話 空気の行方
 第6話 変わらないもの
 第7話 愛の末路
 第8話 数字の鎖

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matakita821 at 17:40│Comments(2)「モンスター」 

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2024年11月13日 13:50
こんにちは。
代替医療って難しいですよね。費用は全額持ち出しだし、結果はあくまで自己責任。近代医療から見放されて頼るサトウパパのような人もいれば、こちらに偏り過ぎて治療が遅れて治るものも治らなくなる人もいる。
それにしても神波先生とパパの話だと思っていたら、サトウ父娘に岡本クリニックと親子の話。血が繋がっていても別の人格。特に粒来先生は失踪して、亮子にお金だけ振り込んでいて、娘はそのお金で生活して、ゲームして(英語をマスターして)。娘が弁護士となったら突然、しかも相手側の弁護士として現れる。凡人(と東大出のセンセー)には理解できないけれど、神波先生(と所長!)はそうでもないようで。
来週は究極の父娘対決。・・・アニサキスのセンセーが余計なことをする予感しかない(笑)。
2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2024年11月13日 18:02
> 代替医療って難しいですよね。費用は全額持ち出しだし、結果はあくまで自己責任。
そうですよね。知らなかったけど自由診療だと金額もいくらでも高く設定できますもんね。それが効果のある治療なのか続けるべきなのか、判断の見極めが難しいわ〜治ればめっけもんだけど、始めた時期によって結果も違ったり、人それぞれってなりそうな。
> それにしても神波先生とパパの話だと思っていたら、サトウ父娘に岡本クリニックと親子の話。
いろんな親子がいるもんで( ̄▽ ̄;) 『普通』って何?って感じ(笑
サトウ父が騙されたんじゃなくて真意があるのならいいけど、こういう寄付って戻ってこないと思われ・・・それでも真実が分かれば納得できるのかな。
>凡人(と東大出のセンセー)には理解できないけれど、神波先生(と所長!)はそうでもないようで。
あの神波先生の「いいよ」は絶妙でしたよね。
いろんな思いがこもっているような。果たして来週はお互いの本音を見ることができるのかな?
> 来週は究極の父娘対決。・・・アニサキスのセンセーが余計なことをする予感しかない(笑)。
今回もダメダメでしたもんね(笑
ボイスレコーダー落としちゃうし。オイッ!!って声出ちゃいましたよ〜
村尾夫婦のツッコミ、楽しくなってきました(笑

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