プレミアムドラマ『団地のふたり』 最終回「宙わたる教室」 第5話 真夏の夜のアストロノミー

2024年11月05日

「モンスター」 #04 空気の行方

 グラウンドのコーチを見つめる神波(趣里)
『神波先生って、何考えてんのかさっぱりわかんないな???』的表情で神波を見つめる杉浦先生(ジェシー)
で、出た言葉がコレ(笑

「友達、欲しくなったりしません?」
「・・・行ってきます」
「どこに?」
「(ニヤリ)」
「・・・あっ、街コン?」
「・・・・・・」
「絶対街コンですよね?その顔。
早歩きしているし・・・」
「ふふっ・・・」
「速くないですか?」


 追いかける杉浦先生がかわいい。

 神波先生は、この件が悪意から始まったのではないことに気づいていたんだろうな。そしていつものように問題の本質が見えていた。だから「本当かどうかわからないものに右往左往したり、得になりそうとか、刺激的だというだけで群がったり、ただ流されてみんなと同じ空気に乗っかってるだけなのに世の中を動かした気になる」奴らを整理して問題をはっきりわかりやすく提示した。選手を潰しかねない身体に無理をかける間違った練習方法、声を上げることのできない環境、「スポーツ特待生」の在り方。行動したのは本当に部と仲間のことを思い、サッカーに賭けている者たちだけだった。

 神波先生が弁護士としての仕事に求めているのは「正義」じゃない。知らんけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 余計なもんがふっついて本来の問題が隠されている状況や違う形に見せようとする人間の思惑や企みに光と風をあててスッキリさせ、問題を誰にでも見えやすく(わかりやすく)する。だって問題は問題として見つけてもらえなければ、ずっとそのままだから。

 これが暇つぶしのゲームなのかはわからないけれど、神波先生は法律で人を従わせることはできても、人間の心を変えることはできないことを知っているんだろうな。

 週刊誌にリークされた名門大学サッカー部の体罰。
その後、神宮寺(夏生大湖)を中心とした3年生部員が体罰を訴える動画を配信し集団訴訟を行うと発表。訴訟に参加しなかったのは『スポーツ特待生』の武田(本田響矢)だけ。大学側は神波にリークした部員Aの特定と体罰は無かったことの証明するよう求めてきた。

 相談に来た甘利コーチ(佐野岳)に天然な質問をする杉浦先生がツボだった(笑

「実際のところどうなの?
ホラ、監督が竹刀で叩くとか・・・」
「まぁ・・人は叩かないけどな」甘利
「なに叩くの?」
「グラウンド?地面」
「竹刀持ってるのは本当なんだ。
えっ・・・何で竹刀なの?」







 なんか神波にも普通〜に素朴な質問をするのが楽しい。

「友達いないってこと?」
「・・・・」神波
「学校は楽しかった?」
「・・・・?」
「覚えてない?」
「行ってない」
えっ?!がっこう?!


「友達は作らないけど彼氏は作る、ってこと?」
「・・・(うふっ)」
えっ・・・


 今回もクライアントにぞんざいに扱われ、「神波先生希望」の旨を伝えると事務所のみなさんから『やっぱりね・・』的失笑にも似た反応を受けるという・・・( ̄▽ ̄;)
さらに空気椅子やらされたり、蹴っ飛ばされたり、杉浦先生の受難は続く。でもいつも新鮮に驚いてくれるから面白くて神波先生のいい息抜きになっているのかもね。「遅っ」「つまんねぇ〜」にも真剣に反応するし(笑)
杉浦先生、ドンマイ!

 今回の裁判は爽やかすぎる展開でちょっと物足りなかったけど、
その分、杉浦先生に楽しませてもらったからいいや。
来週は謎の男・古田新太(神波パパだけどさ)が、ついに絡んでくる?
HP見たら、やっぱり弁護士か〜
いずれ親子対決あるのかしら。

 第1話 悪意の所在
 第2話 嘘と選択
 第3話 幸せの形
 第5話 信じたいもの
 第6話 変わらないもの
 第7話 愛の末路
 第8話 数字の鎖

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matakita821 at 18:47│Comments(2)「モンスター」 

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2024年11月09日 08:14
おー!きこりさん、怒涛の記事のアップ!(笑)

>神波先生は、この件が悪意から始まったのではないことに気づいていたんだろうな。
弁護士としてはまだ初心者レベルのキャリアなのにご指名を受けるくらいの神波先生と、お勉強はできるけれど頭デッカチと言うかポン〇ツな杉浦センセーの違いはこの洞察力かな?

最後まで部員Aの正体に拘る大学側を「どーでもいい!!」と一蹴した神波先生にスカッとしました。
で、次回はパパとの対決。どんな案件かよりも気になります。
2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2024年11月09日 16:43
> おー!きこりさん、怒涛の記事のアップ!(笑)
いや〜これは一回目見た時から好きだな〜と思ったよ。
趣里さんの魅力が溢れてるもんね。
> 弁護士としてはまだ初心者レベルのキャリアなのにご指名を受けるくらいの神波先生と、お勉強はできるけれど頭デッカチと言うかポン〇ツな杉浦センセーの違いはこの洞察力かな?
なんか見ている方向も深さもぜんぜん違うって感じだよね。
やっぱり試験でいい点とる能力と人間を見る能力は違うんだね
最初は東大君な〜って思いながら見ていたけど、最近はポンコツぶりがかわいくなってきた(笑)
> 最後まで部員Aの正体に拘る大学側を「どーでもいい!!」と一蹴した神波先生にスカッとしました。
ね〜!神波先生の上からでも下からでもない言い方が絶妙。
思わず大学側も黙っちゃいましたもんね。
> で、次回はパパとの対決。どんな案件かよりも気になります。
あの神波先生のパパでしょ?いや〜たぬきどころじゃないよね?(笑
楽しみ〜〜!

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