「モンスター」 #02 嘘と選択きこりのテレビ日記 #193

2024年10月23日

「宙わたる教室」 第3話 オポチュニティの轍


「あそこに今も壊れたままの
オポチュニティがいるんですね。
・・・・寂しいだろな」名取(伊東蒼)


「そうですか?僕はそうは思わないです。
オポチュニティの活動限界は三ヶ月って言われていました。
15年も持ったのは想定外の幸運が重なったこともあるけど、
それだけじゃない。オポチュニティができるだけ長く旅を続けられるようにスタッフ達はあらゆる努力をした。彼らも一緒に長い旅を続けていたんです。

8ヶ月通信が途絶えたオポチュニティに最後のコンタクトを取った日、
ミッションに関わった大勢のチームメンバーが集まった。
短い信号を4回発信して、やっぱり反応なし。
マネージャーが『15年の任務ご苦労様』、そう言ってミッション終了を宣言した時、みんなで泣いたそうです。

火星の荒野でたった一人ぼっち。
オポチュニティの轍を孤独の象徴と捉える人もいるかもしれない。でも僕には、少しでも前に進もうって懸命に生きた証に思えるんですよ」藤竹(窪田正孝)


 (´;ω;`)ウゥゥ・・・
家庭の中でも学校にいても寂しくて苦しくていたたまれなかった名取さん。
閉じこもりながら自分は生きているんだろうか、生きていていいんだろうか、問い続ける日々だったのかもしれない。リストカットして痛みだけに浸っている瞬間は辛さを忘れられる。腕についたリストカットの痕はグロイかもしれないけれど、私にはまるでオポチュニティの轍のように見えた。私は生きているの!と語っているような。

 一人ぼっちに見えたオポチュニティを心から支えたスタッフがいたように、名取さんもひとりじゃない。そのことに気づけた夜だったね。°(°´ω`°)°。

 今回の実験は火星の青い夕焼けを人工的に作るというもの。
鉄のさびを見て火星の土には酸化鉄が含まれていると気づいた柳田(小林虎之介)。こういう思いつきって科学者に必要な資質だよね。そして他にも様々な鉱物の粒子が混じっていることを調べた名取さん。ナイスサポート!名取さん科学部入部決定!科学部の轍が、そのまま名取さんの轍になるね。

 なんだか初めて科学にロマンを感じた回だったなぁ・・
藤竹には生徒たちをどうしようとかって意志はないのかもしれないけれど、彼が持っている知識がいろんな人を救っている。誰のマネをするでもなく藤竹は藤竹のままで、ちゃんと教師になっているんだね。そして名取役の女優さん、何かいいわ〜。弱弱しいんだけどどこかに芯が見えて、ラストの笑顔の名取さんにちゃんと繋がっている。気になる女優さんだわ〜



 第1話 夜八時の青空教室
 第2話 雲と火山のレシピ
 第4話 金の卵の衝突実験
 第5話 真夏の夜のアストロノミー
 第6話 コンピューター室の火星
 第7話 浮遊惑星のランデブー
 第8話 メテオライトの憂鬱

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