「モンスター」 #03 幸せの形「無能の鷹」第4羽 地雷を踏まない会社の歩き方

2024年10月30日

「宙わたる教室」 第4話 金の卵の衝突実験

『天体の衝突は時に様々な生物の絶滅の原因になる。
しかし同時に新しい別の何かの始まりでもある』


 クラス内世代間の衝突。
長嶺省造(イッセー尾形)さんにしてみたら、学ぶ機会があるのに適当に怠けているとしか思えない他の生徒たち。恵まれた環境にいるのになぜ無為に過ごすのか、我慢できずにぶつけた思いに、当然起こる拒否反応 ( ̄▽ ̄;) お互いに見える姿は「小うるさい爺さん」であり、「回りのせいにばかりする不真面目な若いもん」だった。

 でも妻・江美子さん(朝加真由美)の言葉を受け、改めて「若いもん」を見てみれば「手首の傷」「発達障害」「それぞれの悩み」と戦いながら一生懸命に生きている姿。

「人の苦しさは比べられるもんじゃないでしょ?」アンジェラ(ガウ)

 自分は何を見てきたんだ・・というようにガックリと肩を落とす長嶺さん。
でも、新しい視点を持てるってすばらしいことだと思う。
視方が変わると世界が変わる。
お互いを知ること、理解し合うことで世界は繋がる。

 長嶺さんの若い頃の話も貴重だったけど、「若いもん」の共感を得られたのは長嶺さんが奥さんのことを語ったから。自分のことではなく、生涯を共にしてくれた大切な江美子さんの話だからこそ、照れ屋の長嶺さんも正直に伝えられたんじゃないかな。いつもの頑固じじいじゃない顔を見せることができた。長嶺さんがいつもしつこいぐらい質問していたのは江美子さんに授業の内容を説明するためだった。あんなに学びたがっていた妻の代わりに学校に来ていたのだった。

 妻のことを語り始める前、小さなため息をついて、見上げる・・ただそれだけで思いが伝わってきて・・・(´;ω;`)ウッ…家庭に工場の仕事に、妻に無理をさせすぎたこと、ヘビースモーカーの自分の煙を吸わせてしまったこと、そんな自分に怒っていること。嘆き。妻を語ることで長嶺さんという人間が見えてきた。そしてそんな長嶺さんと一緒に生きてきた江美子さんのことも。

 クラスの皆さんの拍手。
柳田(小林虎之介)だけがしていなかったけど、心の中で『じいさん、やるじゃん』と思っていたはず(笑)授業中の長嶺さんの質問に相変わらず舌打ちをする柳田だったけど、以前とは違うまなざしになっている。それは長嶺さんもね。




 今回の実験は「クレーターの形成実験」。
実験装置の設計図を描いたのは長嶺さん。誰にも見せるつもりはなかったけれど描かずにはいられなかった。ノートに挟まれていたそれを藤竹(窪田正孝)に渡したのは江美子さん。

「(長嶺さんを)科学部に入れてやって欲しい」
「もっと高校生活を楽しんでもらいたい」
と言っていたそうな。
いいご夫婦だねぇ・・お互いに理解しあっている。江美子さんは長嶺さんこそ学びたいと思っていることも、モノづくりを続けたいと思っていることもわかっていたんだね。

「策士ですね、奥様」藤竹

 でも藤竹も最初っから長嶺を科学部に入れようとしていた模様。

「アンタ、食えんな。妻より食えん」長嶺

 遊びのような場面から法則性を見出すのが科学。
そして「手を動かしてアイデアを形にするモノづくり的要素が不可欠」なんだって。
理論を突き詰めながらアイデアを見出す柳田、そしてそのアイデアを形にする長嶺さん・・・見える見えるわ〜!(笑

 二人の距離がちょっとだけ縮まったね。長嶺さんが詰めた分を柳田はまた距離取っていたけどさ(笑)4人になり正式に部と認められた科学部。目標は「学会発表」とな?学会発表って一般の人がやっていいもんなの?藤竹がいるからオッケーなのか?

 第1話 夜八時の青空教室
 第2話 雲と火山のレシピ
 第3話 オポチュニティの轍
 第5話 真夏の夜のアストロノミー
 第6話 コンピューター室の火星
 第7話 浮遊惑星のランデブー
 第8話 メテオライトの憂鬱

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