2023年12月01日
「いちばんすきな花」第8話
「辛いんだよね。
みんなと違うこと思ったり考えたりって、辛いよね」
『みんな』を隠れ蓑にする人達、
そして『みんな』に傷つけられた人達。
『みんな』って誰なんだろう?誰でもない誰か。
でも、みんなが気にしてみんなが恐れるもの。
その中で『みんな』にならない道を選ぶのは勇気がいることだ。
でも、この四人は、ただ『みんな』でいることが性に合わなかっただけ。
『みんな』との付き合い方も悩み方もそれぞれなんだけど、なんとか『みんな』にはならなかった自分として生きている。
解き方は違うけどひとつの答えにたどり着くみたいに。
「みんなの美鳥ちゃん」だと判明したが、まずは1人で美鳥ちゃん(田中麗奈)に会いに行くゆくえ(多部未華子)。
だってそれぞれに見せていた顔が違うんだもん。
いっぺんに5人で会ったら、美鳥ちゃんも混乱しちゃうよね(笑
その後は椿と再会。
中学二年以来。
椿は「春木」と呼ばれ、彼にとって美鳥は「志木さん」だった。
あの頃の「志木さん」は、
『いつもギラギラしていて、怖くて、中学のみんなから嫌われていた』
でも、椿はやっぱりあの頃も椿だ。
『みんな』を信用しないし『みんな』ではない自分を知っている。
怪我をしている「志木さん」を招き入れ、母・鈴子(美保純)が手当して以来、時々家に来て料理を習ったり店を手伝ったり、椿と将棋をするようになった。彼女と向き合いながら、椿は怪我の理由がケンカではないであろうことに気づいていた。
『一方的な暴力でも「ケンカ」と言うんだろうか』
多分、父親からのDVだったのだろう。
でも、『みんな』に怪我の原因をDVと知られるより、
ケンカと取られる方がまだマシと思っていたのかもしれない。
椿が「志木さん」に将来の夢を聞いた時の答えは
現状がかけはなれたものだったことを語っていた。
「家が欲しい。自分の家。帰りたい家」
その後、「志木さん」は突然家に来なくなり、
転校したことを知った。
『会えなくてもいいから、もう怪我をしていないことを願った。
いつか帰りたい家を持てるようにと願うしかなかった』
多分、子供の頃はぼんやりとしか思わなかったことが、少しづつ成長しながら、アレはそういうことだったんだろうなとわかることがある。そして何もできなかった自分に気づく。
お互いに大人になって中年と言ってもいい年頃になり、
家を自分で買ったりが1人でできるようになった。
怪我もしていないし、ケンカもしていない。
そのことに心からホッとする椿と
そんな椿の思いを感じて思わず涙ぐむ美鳥。
『過去の自分』が癒されることもある。
「じゃあ」志木
「うん、またね」椿
みんなと違うこと思ったり考えたりって、辛いよね」
『みんな』を隠れ蓑にする人達、
そして『みんな』に傷つけられた人達。
『みんな』って誰なんだろう?誰でもない誰か。
でも、みんなが気にしてみんなが恐れるもの。
その中で『みんな』にならない道を選ぶのは勇気がいることだ。
でも、この四人は、ただ『みんな』でいることが性に合わなかっただけ。
『みんな』との付き合い方も悩み方もそれぞれなんだけど、なんとか『みんな』にはならなかった自分として生きている。
解き方は違うけどひとつの答えにたどり着くみたいに。
「みんなの美鳥ちゃん」だと判明したが、まずは1人で美鳥ちゃん(田中麗奈)に会いに行くゆくえ(多部未華子)。
だってそれぞれに見せていた顔が違うんだもん。
いっぺんに5人で会ったら、美鳥ちゃんも混乱しちゃうよね(笑
その後は椿と再会。
中学二年以来。
椿は「春木」と呼ばれ、彼にとって美鳥は「志木さん」だった。
あの頃の「志木さん」は、
『いつもギラギラしていて、怖くて、中学のみんなから嫌われていた』
でも、椿はやっぱりあの頃も椿だ。
『みんな』を信用しないし『みんな』ではない自分を知っている。
怪我をしている「志木さん」を招き入れ、母・鈴子(美保純)が手当して以来、時々家に来て料理を習ったり店を手伝ったり、椿と将棋をするようになった。彼女と向き合いながら、椿は怪我の理由がケンカではないであろうことに気づいていた。
『一方的な暴力でも「ケンカ」と言うんだろうか』
多分、父親からのDVだったのだろう。
でも、『みんな』に怪我の原因をDVと知られるより、
ケンカと取られる方がまだマシと思っていたのかもしれない。
椿が「志木さん」に将来の夢を聞いた時の答えは
現状がかけはなれたものだったことを語っていた。
「家が欲しい。自分の家。帰りたい家」
その後、「志木さん」は突然家に来なくなり、
転校したことを知った。
『会えなくてもいいから、もう怪我をしていないことを願った。
いつか帰りたい家を持てるようにと願うしかなかった』
多分、子供の頃はぼんやりとしか思わなかったことが、少しづつ成長しながら、アレはそういうことだったんだろうなとわかることがある。そして何もできなかった自分に気づく。
お互いに大人になって中年と言ってもいい年頃になり、
家を自分で買ったりが1人でできるようになった。
怪我もしていないし、ケンカもしていない。
そのことに心からホッとする椿と
そんな椿の思いを感じて思わず涙ぐむ美鳥。
『過去の自分』が癒されることもある。
「じゃあ」志木
「うん、またね」椿
夜々(今田美桜)にとって「みどちゃん」は、
『大好きないとこのお姉ちゃんだったけど、親戚中から嫌われていた』
思い出の中の夜々は6歳。
その頃にはもちろんみどちゃんの置かれていた状況は気づかなかっただろう。
夏休みの間、深雪家にいることになったようだが、親戚中をたらいまわしにされた末、行きついた場所だった。みどちゃんは実の母親からすら厄介者扱いされていた。
沙夜子(斉藤由貴)の言葉からも娘には近づけたくない一家と思っているのが伝わってきた。それでも居場所のないみどちゃんはここにすがるしかなかった。にこやかにふわふわと穏やかに。
夏休みの最終日、みどちゃんは新潟へと帰って行った。
みどちゃんの母親も兄も北海道に残ったままだった。
『愛着のない場所、誰も待っていない場所、
そこに1人で向かうことも「帰る」と言うんだろうか』
『みどちゃんがいつか自分の居たい場所に帰れることを願った。
「おかえり」と言ってくれる人がそこにいることを願うしかなかった』
再会してみどちゃんが作ってくれたロールキャベツ、
それは椿の母から教わったものだった。
そして将棋は椿と一緒に過ごした時間に習ったもの。
なんだか与えられた愛情をそのまま夜々に返している姿から逆に当時のみどちゃんの孤独が伝わってくる。でも、いろんな思いがにじんでいても夜々にとっては「ママよりママの味」で、昔も今も大切にしたい味で、それを共有できるのがみどちゃんだ。
「じゃあ、お邪魔しました」みど
「また来てね。おやすみなさい」夜々
「美鳥ちゃん」に生徒と話したことを相談するゆくえ。
きっとゆくえの中にある「先生」や「なりたい大人」は美鳥ちゃんなんだろうな。
出会って以来、会えなくてもずっと心の中に美鳥ちゃんがいた。
そしてまだ「小花先生」に会えていない紅葉(神尾楓珠)は不安だった。
だって「佐藤君」は、みんなと違って自分のは片思いだと思っているから。
でも電話をもらって「相変わらずの自分」を伝えることができて、ホッ。
みんな少しづつ変わってきているんだけど変わっていない。
いろんな顔に見えるけれど本当はひとつの顔。
「志木さん」「みどちゃん」「美鳥ちゃん」「小花先生」、四人にとっては心の奥にいる特別な存在だと再確認できたけど、志木美鳥さんにとっても「みんなに嫌われていた人間」ではない自分を知ることができたんじゃないのかな。
ちょっとどこへ行くかわからない5人だわ〜

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『大好きないとこのお姉ちゃんだったけど、親戚中から嫌われていた』
思い出の中の夜々は6歳。
その頃にはもちろんみどちゃんの置かれていた状況は気づかなかっただろう。
夏休みの間、深雪家にいることになったようだが、親戚中をたらいまわしにされた末、行きついた場所だった。みどちゃんは実の母親からすら厄介者扱いされていた。
沙夜子(斉藤由貴)の言葉からも娘には近づけたくない一家と思っているのが伝わってきた。それでも居場所のないみどちゃんはここにすがるしかなかった。にこやかにふわふわと穏やかに。
夏休みの最終日、みどちゃんは新潟へと帰って行った。
みどちゃんの母親も兄も北海道に残ったままだった。
『愛着のない場所、誰も待っていない場所、
そこに1人で向かうことも「帰る」と言うんだろうか』
『みどちゃんがいつか自分の居たい場所に帰れることを願った。
「おかえり」と言ってくれる人がそこにいることを願うしかなかった』
再会してみどちゃんが作ってくれたロールキャベツ、
それは椿の母から教わったものだった。
そして将棋は椿と一緒に過ごした時間に習ったもの。
なんだか与えられた愛情をそのまま夜々に返している姿から逆に当時のみどちゃんの孤独が伝わってくる。でも、いろんな思いがにじんでいても夜々にとっては「ママよりママの味」で、昔も今も大切にしたい味で、それを共有できるのがみどちゃんだ。
「じゃあ、お邪魔しました」みど
「また来てね。おやすみなさい」夜々
「美鳥ちゃん」に生徒と話したことを相談するゆくえ。
きっとゆくえの中にある「先生」や「なりたい大人」は美鳥ちゃんなんだろうな。
出会って以来、会えなくてもずっと心の中に美鳥ちゃんがいた。
そしてまだ「小花先生」に会えていない紅葉(神尾楓珠)は不安だった。
だって「佐藤君」は、みんなと違って自分のは片思いだと思っているから。
でも電話をもらって「相変わらずの自分」を伝えることができて、ホッ。
みんな少しづつ変わってきているんだけど変わっていない。
いろんな顔に見えるけれど本当はひとつの顔。
「志木さん」「みどちゃん」「美鳥ちゃん」「小花先生」、四人にとっては心の奥にいる特別な存在だと再確認できたけど、志木美鳥さんにとっても「みんなに嫌われていた人間」ではない自分を知ることができたんじゃないのかな。
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