きこりのテレビ日記 #124きこりのテレビ日記 #125

2023年09月01日

「ハヤブサ消防団」第7話 最後の晩餐

「すべては必要なことやったんや!
導かれとるんやて!
太郎君も、みんなも、ハヤブサに!
これからはええことばっかりや!俺らにも。ハヤブサにも。
明るい未来が待っとるんや!
じゃあな!」省吾(岡部たかし)


 言葉とは裏腹にみんなの心に広がる黒いもやもや。
急に増えたハヤブサの人口。
「サンカク」の客の勘介(満島真之介)への統一の取れた反応。
おそろいの紫の紐。

 もうわかっとるでしょ、太郎。
ハヤブサはアビゲイルに乗っ取られたんよ。

 いや、しかし・・・真鍋(古川雄大)の手下は省吾だった!
わたしゃ、全くノーマークよ!( ̄▽ ̄;)
最後の最後まで、宮原(橋本じゅん)!オマエだよ!って思っとった(笑)。

 省吾を告白、自首へと導くための東京旅行だったのだが・・・失敗。
「ハヤブサに戻ったら全部話すワ」と言っていたが、そんな気は無かった。
自殺なのか真鍋に殺られたのか。

 省吾が店を出たら、近くに座っていた女性もすぐに席を立って・・
外で待っていた真鍋に報告しとった。
こいつもアビゲイルさ。真鍋はすべてお見通し。
でも真鍋が手を下さずともミッションクリアできなかったら(喜んで)死で償う的意識になっていたのか?

 もう言葉が宗教の人だったもんね。
憧れていた東京で挫折した時アビゲイルに入団したのか。
それともハヤブサに戻ったけど空虚な思いを抱えていた時につけこまれたのか。
「使命」を与えられ、省吾はやっと生きている意味が腑に落ちたのか・・・






貴重な命(浩喜さんのこと)を犠牲にしとるんや。
有難く俺らのエネルギーにさしてもらわんと」


 命を大切に思っているかのような表現だが、「殺人」が大儀のための小事感アリアリ。
個人が消えて大きな流れの中に身をゆだねているような。
虚しさを抱えている人、悩みから逃れられず苦しんでいる人にとっては個人の人生を生きるのは耐えられない。個人を失うことによって救いが得られるのだろうか。

 動画投稿サイトでの告白。
それは懺悔というよりも、頑張ったことを褒めて欲しい子供のようだった。

「もうちょっとやで!
ハヤブサが活気づく時が来るんや!
みんなに隠し事しとるのは俺も辛かったんや。
本当に悪かった。
でも仕方がなかったんや。
それが俺に与えられた消防団以上に大事な使命だったんで。
時間かかるかもしれんけど、みんなにもいずれわかる。
すべては必要なことやったんや!
導かれとるんやて!
太郎君も。みんなも!ハヤブサに!」


 一人の人生と同じように、一人の死もアビゲイルにとっては
些細なことなのでしょう。

 そして太郎に接近するアビゲイル騎士団顧問弁護士・杉森(浜田信也)。
もちろん彩(川口春奈)ともガッチリ繋がっている。
町おこしドラマの映像を見せて了解をもらっていた。
あの映像をアビゲイル仕様に創りかえるつもり?
やっぱりまだズブズブじゃん!

 だいたいさ、スマホの太郎の登録名「三馬太郎」って・・・
普通恋人になったら「太郎ちゃん」とか、何かあだ名に変えないか?
やっぱり太郎は利用されているだけなんだよ。

 そして何をしていても怪しい、もちろん読経をあげる姿も怨念に満ちているというか、邪教っぽい住職(麿赤兒)じゃが、もしかして住職はアビゲイルの進出に気づいていた?
離檀した人はアビゲイルに行っちゃったの?
それで怒ってるの?

 さて、アビゲイル色に染まりつつあるハヤブサ。
太郎たちに抗うすべはあるのか?
こっからがハヤブサ消防団の団結力の見せどころだよ。

 でも、アレだね、ゾンビ集団に囲まれたゾンビになりたくない、逃げまわっている少数の人の運命って・・結局ね・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

人気ブログランキング
人気ブログランキング
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 17:40│Comments(2)「ハヤブサ消防団」 

この記事へのコメント

1. Posted by 桔梗   2023年09月04日 00:53
「王様の耳はロバの耳!」って久しく聞いてない言葉だったから、調べちゃったよ(笑)。
話が動いたね。太郎はなかなか洞察力があるね。
なんで彩にはその能力が発揮されないの?
太郎の電話に出なかった時の彩の表情やノックに怯えてるような様子から、心からアビゲイルを崇拝してるようにはみえないんだけど・・・。
楽しんでいた東京観光も真鍋の指揮の元、見張られてたのかと思うとゾッとする。
ハヤブサに帰ったら、紫の集団が!あんなにいたら食事やトイレどうすんだって思っちゃったよ。
あの写真の女性、白髪の老婆、和尚、過去になにがあったんだろう。彩や太郎の父の繋がりは?
そしてハヤブサはアビゲイルに乗っ取られるのか、過疎の田舎に戻るのか・・・。
ちょっと逸れるけど、日本も外国の人が大勢住むようになったら、理解しあっていかないと・・とかなんだよね。

2. Posted by きこり→桔梗さん    2023年09月04日 19:58
> 話が動いたね。太郎はなかなか洞察力があるね。
ホント!なんか太郎、急に頭良くなったよねゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
> なんで彩にはその能力が発揮されないの?
やっぱり女が絡むと思考がアレしちゃうのかしら・・・
状況証拠揃ってると思うけど〜(笑
> 太郎の電話に出なかった時の彩の表情やノックに怯えてるような様子から、心からアビゲイルを崇拝してるようにはみえないんだけど・・・。
なんだろ・・・脅迫されているのか。
太郎と出会ったことで宗教心に迷いが出たのかしら。
> ハヤブサに帰ったら、紫の集団が!あんなにいたら食事やトイレどうすんだって思っちゃったよ。
確かに(笑
わたしゃ、急に現れた旅行者に親切ごかしに畑手伝われても、段取りあるんだから迷惑だよ・・とか思っちゃった(笑
> あの写真の女性、白髪の老婆、和尚、過去になにがあったんだろう。彩や太郎の父の繋がりは?
和尚がどっち側か?だよね。
白髪の老婆はアビゲイルでどんな位置にいるのか。最初は教祖みたいなのかと思ったけど、そんな気力もなさそうだし。でも教団では大切にされているっぽいから、教祖様の身内?
> そしてハヤブサはアビゲイルに乗っ取られるのか、過疎の田舎に戻るのか・・・。
アビゲイルに入団している人がいなくなったら、太郎が来た頃よりさらに人口減って過疎化が進んじゃうよね。でも太郎たちハヤブサ消防団が中心になって新生ハヤブサとかつくっていくのかな?

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
きこりのテレビ日記 #124きこりのテレビ日記 #125