「舞いあがれ!」 第24週 ばんばの歩み 「舞いあがれ!」 第25週 未来を信じて

2023年03月18日

「100万回言えばよかった」最終回 今が奇跡のとき

 前回、成仏したはずなのに肉体を持った直木が登場し騒然となったわけだが・・・
理由として私が思いついたのは

 弟(実は双子だったので顔がそっくりという韓ドラ展開)に乗り移った。

 衣装が黒いのは死神と契約でもしたのでは〜?

 実は悠依も死んでいて、ここは幽霊アパート。あるいはあの世に行く前のお休み処

 このドラマすべてが悠依の仮想現実だったため、直木を生かすも殺すも自由

 ・・・・だったが、
そのどれでもなく理由は不明だが期限付きで生き返った。
たぶん生きている間にかなり徳を積んだので神様から特別プレゼントが下されたのであろう。
 
 顔を見て触れ合える幸せを感じる二人。
いや〜恋愛ドラマで久々に素直に心揺さぶられたというか、わたしゃもう恋愛系は韓ドラじゃないとダメな体質になったと思っていたが、そげなことはなかった。
いい時間だったわ〜

 早速、直木(佐藤健)の「思い残し」解消にかかる悠依(井上真央)。

・魚住(松山ケンイチ)との再会

 ドッキリ大成功。驚く魚住にスリスリする直木(笑

・悠依希望の二人で普通のデート

 二人が普通の時間を過ごしている姿を見ていると、良かったねと思いながらも切なくて辛くなる。「思い残し」は亡くなった人なら誰でもあるだろう。でも直木のように誰かによって殺され、突然日常を断ち切られた者には際限なくあると思う。悠依と生きるはずだった未来、過ごすはずだった時間、実現したかった夢、求めたかった思い、その全てが突然失われた。

 期限付きとは言え、こんな時間が得られたのは二人にとっても癒しになったとは思うが、二人が穏やかに笑顔で過ごす姿を見ていると、なぜこんなことに・・と怒りがおさまらん。私も英介(荒川良々)は許さんぞ。

・直木の両親を呼んで直木のハンバーグを食べてもらう(直木は影から確認)

 直木の死が二人の心に大きな変化をもたらした。
二人の狂気と闇を溶かし、人間に戻ることができた。
「私たちは弱かった」と父親は言っていたが本当にそうだ。直木は誰よりも強く気高く美しい魂の人間だった。親だから子供より人間ができてる、子供だから親より人間的に劣っているということはない。

 母親は「ごめんなさい」と言っていたけれど、直木は彼らの「思い残し」(ふがいない存在でしかなかったこと、直木を苦しめたこと)を解消させてあげたかったんだと思う。子はどんな親であろうと親を思ってしまうんだよね。





・弟の拓海と再会。

 兄弟としてよくある会話を交わしている姿に (´;ω;`)
そしてここでもやっぱり直木は相手のために来たんだよね。
「ありがとう生かしてくれて。ごめん。ずっと」
この言葉を兄と向き合い言えたことで、そして兄に励まされたことで拓海君の人生は変わると思う。

・叶恵(平岩紙)とミッチー(板倉俊之)への挨拶。

 平岩紙さん、説得力のある存在感だったよね〜!
そしてミッチーにもプレゼントが用意されていた(笑
この後どうなったんだろ?あのファンの女の子と一緒に成仏したのかな?それともこの世に残ったのかな。

 ・魚住と三人でお楽しみ会。直木の手料理付。

 完璧な三人のコンビネーション。
このすばらしい俳優さん達だからこそ醸し出される軽やかで心に染み入る世界観。
この三人じゃなきゃ成立しないドラマだったと思う。

 直木と魚住に生まれた特別な絆。
幽霊になってしまったけど直木という人間を、その愛を、一番わかっているのは魚住だと思う。
事件を解決しながら、悠依への通訳を務めながら、そして憑依されることによって魚住は直木のこころをすべて受け止めてきた。魚住だからこそ、このハードで不思議な状況下で二人を支えることができたんだよね。このなんとも不思議な男を演じられるのは松ケンだけだよ。

「すっげぇ変な時間だったけど楽しかった。
感謝してる。ありがとう」直木
「こちらこそ・・・ありがとう」魚住


 二人の涙にもらい泣き〜( ノД`)シクシク…

 最期の「思い残し」解消に向かう悠依に尋ねる魚住。

「『白いねこ』はどっちですか?」
「私にとっては直木です」


 悠依が直木を忘れることはない。
きっとずっと直木とともに生きて行く。
それはわかっている。そういう悠依だからこそ魚住の心の中に住み続ける。
男性としての愛を超えて、まるでお母さんのような深くて大きな愛情で悠依と直木を包んでくれる魚住は新鮮で温かい思いとともに私の記憶に残り続けますわ〜

 ・最期の時間を二人で海ですごす

 生きていた時には伝えられなかった思い、残していく悠依に伝えたい思いを話す直木。
静かに確実にその時が近づいている。
悠依は、その瞬間を見ずに海を見つめていた。

 生きていれば何度でも言えたはずの「愛してる」。
直木は永遠にでも言い続けたかったと思う。
その言葉がこれから生きて行く悠依のお守りになる。
直木の口笛に笑顔になり、すっくと立ちあがって歩き出す悠依・・・をきっと空から見ている直木?(笑

 いいラストでした。
ホントはその後のみんなの姿が見たいとも思ったけど、こんなふうにスパッと終わってくれたからこその余韻が感じられた。

 明るくて大らかで愛情深く、自分自身を信じている悠依。
彼女はこれからも悠依らしく生きて行くと思う。
強さと繊細さの塩梅が絶妙で、正直、井上真央さんって、こんな素敵な女優さんだったのかと驚ろかされました。悠依は、すごく魅力的で人間的に強く惹かれる女性でした。

 凄惨でありながら清らかで美しくて強く生きようとする人達の物語でした。
まさかここまで夢中になって見るとは思わなかったわ〜
登場人物たちが、まだ私の中で生き生きと動いている。
この時間をくれたスタッフとキャストの皆様に感謝!ありがとうございました。


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matakita821 at 21:11│Comments(0)2023年ドラマ 

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