「ブラッシュアップライフ」第8話 ずっと一緒「ブラッシュアップライフ」第9話 最後の人生

2023年03月03日

「舞いあがれ!」 第22週 冒険のはじまり 

 月曜日 第102話

 「オープンファクトリー」は大成功。
打ち上げも大盛り上がり!
そこにいきなり爆弾を投下する小堺さん(初登場!)

ええ気なもんやなあ。
東大阪の町工場がスクラムを組む?
スクラム組めんのはなぁ、体力のあるごっついやつらだけや。
俺らみたいな弱っちい工場からしたらな、あんたらみんな目障りやねん!
何やねん町工場代表ですみたいな顔しやがって・・・
みんながみんな自分らみたいに余裕があると思うなよ!


 しーーーーーん・・・・( oдo )
でも、そう言われりゃそうなんだよね。
厳しいと言いながらも参加できる工場は、まだいい。
スクラムの仲間に入れない工場にしてみたら、イヤミのひとつも言いたくなるよね。


 しかし我らが舞は驚くだけじゃなく、すぐに行動に移したぞ。
小堺さんの工場へ行き、金網の写真を貰って来た。
そして金網に関して各方面にリサーチ。
金網のフェンス以外の新しい使い道を考え、小堺さんにプレゼン。

 しかし小堺さんは頑なだった ( ̄▽ ̄;)
金網で自社製品作って売るなんて「無理や!」と一蹴。
売れるかどうかわからんもんに力を注ぐ気力はない模様。


 小堺さんの舞への「アホ」にすぐに反応し怒りを示す勝(山口智充)。
うちの娘にアホとは何や?!アホとは!

 フォローするように見せて、圧をかける雪乃さん(くわばたりえ)。
今のアホは冗談やんな?( o言o)

 二人とも最高!(笑
そうなんだよね〜もう舞は二人の娘なんだよね。
この舅と姑がいれば100人力だね。


 一方、貴司(赤楚衛二)の元にも新しい風が吹いてきていた。
リュー(川島潤哉)からだけどさ( ̄▽ ̄;)

 この前の短歌教室の記事の反響が大きく、あちこちの学校から教えに来て欲しいと問い合わせが来ているそうな。で、貴司に日本中を旅しながら短歌教室を開いてもらい、その時貴司が詠んだ短歌を連載したいっていうのさ。

 リューの嬉しそうな顔。
コレだよ!コレ!来たよ!ってホックホク(笑


 なのに貴司から出た第一声は・・

「家には帰れますか?」
帰れるよ。時々は」
・・・時々・・・


 リューが気の毒になるほどのテンションだだ下がり( ̄▽ ̄;)

 だってそんな長い間旅に出るなら「デラシネ」を閉めなきゃならない。
後ろで絵を描きながら二人の会話を聞いていた大ちゃん(中須翔真)の手が止まった。

 返事はちょっと待ってもらったんだが、リューは不満そうだった。
まぁ、史子だったら付き合っている人がいたとしても、すぐオッケーするだろうね( ̄▽ ̄;)
でも貴司は違う。舞と離れたくないし、今の生活に満足している。

 それに大ちゃんだよ。
昔の貴司と同じように、大ちゃんも居場所を失ってしまう。
貴司の時はもう大人になっていたし、八木のおっちゃん(又吉直樹)も店を閉めることが今の貴司に必要だとわかっていたから去っていけた。
でも大ちゃんはまだ中学生。
「デラシネ」が無くなったら無くなったで図書館とか行くのかもしれないけれど、なんかなぁ・・・


 家に帰ってきても金網の使い道をいろいろ考えて楽しそうな舞を
貴司が愛おしそうに見つめてるぅ〜〜


「町工場が減ってるんはひと事やないねんな。
金型屋さん、メッキ屋さん、材料屋さん。
みんなつながってて、どっか一つが潰れてしもたら
ほかの会社も危なくなる。
なんとかせな」舞


 ホントにそうだね。
他人事じゃない。
これは東大阪で工場を営む者みんなの問題なんだね。
いや〜舞はたいした器だよ。


 そんなことがありまして、小堺さんと曽根さんに呼び出された舞が「うめづ」に駆けつけると・・・

「会社、畳も思てな。
もう、ひし形金網ではやっていけへんねん」小堺


 小堺さん、何かほっとした顔している?と思ったら・・・
そういうことか。
うーーん・・・閉めどきというのもあるからなぁ。
無理して頑張っても借金増えるだけだしねぇ・・(´-ω-`)


 火曜日 第103話

「もう、ひし形金網ではやっていけへんねん。
50年歯ぁ食いしばって工場守ってきた親父には悪いけど、ここまでや。
・・・ちっちゃい頃から、親父のおやじの工場入り浸っててな、
金網が編まれていくとこ飽きんと見てた。
針金を機械で編むだけや。
簡単やと思うやろ?
ちゃうねん。
きれいに編むには職人の技術が要んねん。
うちの工場の職人な、みんな腕ようてな、
ええひし形金網作りよんねん。
・・・せやけどしゃあない。もう堪えきれへんわ」小堺


 自分とこで作る金網への深い愛情、誇り、職人さん達への強い信頼感。
ここで工場を閉めてしまったら、その職人さん達の磨き上げた技術も行き場を失ってしまう。受け継がれることもない。
舞には小堺さんの無念さも申し訳なさも痛いほどわかったさ。

 諦めない女・舞は自分の描いた新しい金網製品のスケッチを見せ、小堺さんの説得開始。
打ち上げの時小堺さんがぶん投げようとした「オープンファクトリー」の飛行機を差し出した。





「これ、7社の力が合わさって作ったものなんです。
うちのねじも使ってますけど、的場さんのとこの板金技術と、
落合さんのとこのレーザー加工があって初めて作れたものなんです。
小堺さん、東大阪の町工場と協力し合えればいろんなものが作れます。
挑戦してみませんか?」


 ここまで言われりゃ小堺さんの心も動くさ。
だって内心潰したくはないんだもの。


 舞が考えた商品は物干し台、折り畳み式棚、チェア、ハンモック、もう一個はゴミステーションの籠なのか魚とか干すやつなのかわからんかった( ̄▽ ̄;)
正直、風鈴とか棚はどうじゃろ???なにも金網で作らなくても・・って思ったけどチェアとかハンモックはいいよね!おしゃれじゃない?


 小堺さんが目を付けたのはハンモック。
それでも次々とネガティブ要素を見つけ出す小堺 ( ̄▽ ̄;)
しかしすぐにポジティブに返す我らが舞(笑
ついに観念した小堺はハンモック製造に乗り出すことに。
しかし、ここまでやってくれた舞に「お前、逃げんなよ!」てアンタ(笑


 下校後、「デラシネ」に今日も来ている大ちゃん。
もう自宅じゃん( ̄▽ ̄;)

「最近、陽菜ちゃん来えへんな」貴司
「うん。カラオケとかゲーセンで忙しいんちゃう?」大
「そうなんや。・・・陽菜ちゃん、楽しそう?」
「う〜ん・・・そう見えるけど楽しいんかは知らん」


 勝手に陽菜ちゃんの気持ちを決めつけたりしない大ちゃん、
やっぱりいい感性の子だねぇ。
そして陽菜ちゃんのことは心に留めているけど、きっと学校で会ってもなんも言わないんだろうな〜もう小学生の頃とは違うんだろうし。


 3週間後、金網ハンモックの試作品ができあがった。

  コレ、先週再放送された「探検ファクトリー」に出ていたひし形金網専門工場さんが作ったやつやん!
網目10ミリで縦長に改良したんだよね?


 職人さんが網目を細かく編んでくれたんで弾力もあって寝心地が良さそう。
魅力的な商品だが置く場所がないのが難点。

 そこで渥美(松尾鯉太郎)が来年校舎をリノベーションする予定の河内大学の方を紹介してくれた。地元の産業を取り入れたいとのことで「オープンファクトリー」にも興味を持っていたらしい。

 河内大学関係者さんの反応は上々。
しかし決定打にはかける。
「ひとまず持ち帰って検討します(=ないワ)」が出てしまった。


 追い詰められた時こそ舞の実力は発揮される(笑
磨き上げた営業トークで、時に柔らかく時に豪速球でハートを揺さぶる。
 その結果、来年建て直される文芸学部の校舎の
外壁を覆う金網受注の話が!(まだ決定ではない)

「やります!やらしてください!」小堺
「よろしくお願いします!」舞


  「探検ファクトリー」で近畿大学に設置された実際の金網フェンスが紹介されていたぞ!
12階建て高さ50メートル?って、想像できなかったけど立派なもんやったし、未来的というかカッチョよかったわ〜ホント「金網に無限の可能性」を感じたよ。
ノリのいい福原さんにも(笑


 なんか小堺さんが必死になりすぎていて、ダメよ!ここで必死さをアピールしたら相手がドン引きして決まる話も決まらなくなるわ〜と慌てたが、舞のナイス援護で流れが変わった。
「金網って・・・面白いんです」
掴みも最高だったぞ!


 舞の営業トークは言葉が研ぎ澄まされている。
選ばれた言葉は柔らかくで斬新だけどわかりやすい。根底にあるのは東大阪とその工場、そこで作られた商品への強い思い。
伝えたい思いがあるからこその言葉なんだよね。

 てか、舞、よそのことばっかりやってて、IWAKURAは大丈夫なんかい?と心配していたら、ちゃんとIWAKURAにも返ってきていた。オープンファクトリーに関わった学生が興味を持ってインターンに申し込んでくれたんだって。
「情けは人のためならず」?ちょっと違うか( ̄▽ ̄;)


 そして営業部に異動になった御園さん。
「これからの生き方を考えるチャンスをもらった」と言っていた。
「そろそろ私も何かを頑張ってる側になりたいな」とも。
これはタイミング、来てるかい?
でも、普通にフリーのライターになればいいんじゃ?って気も( ̄▽ ̄;)


 水曜日 第104話

 にゃんと昨日話していた校舎の金網の件、正式に決まったそうな!
小堺さん、やったな!

 そんなこともあってか河内大学関係者から舞に新校舎に作るフリースペースのデザインを考えるのに協力して欲しいとの要請が。

 舞はデザイナーじゃないんだけどな〜( ̄▽ ̄;)
東大阪の工場のこともわかっているし、横に繋げることもできるしってんで、まとめ役みたいな感じ?コレは片手間にできるアレではないのでは〜?


 めぐみ社長は舞の身体を気遣っていた。
どんな場面でも一生懸命頑張りすぎるぐらいの舞だからなぁ・・
「IWAKURAの仕事もしっかりやります」って言ってたのが逆に心配だよ。


 この話を聞き、東大阪の工場のみなさんは、そりゃあもう大喜びさ。
なんてったって小堺さんの奇跡の復活劇を知っているからね。
なにか自社製品を作って食い込めないか・・・ハッスルスイッチ入っております。

 そして例によって寝る間も忘れ、早速、インテリアのデザインを考える舞。

「まだ世の中にないもん作るで!って、
社長さんらとめっちゃ盛り上がってん」舞
「まだ世の中にないもん・・・フフフフフ・・・
何やお父ちゃんみたいなこと言うてるわ」めぐみ


『まだ世の中にないもんを作り出す!人を笑顔にする!』浩太

 自然とお父ちゃんと同じ生き方をしてるんだねぇ。

 そんなある夜の新婚さん。
お互いに自分の仕事をやりながら二人で話せるきっかけを待っている。

 舞が貴司と話す時はいつも、PC使っていたらちゃんと閉じるし、この夜も書き物をしていたノートを閉じて貴司と向き合っていた。ちょっとしたことだけど大事だよね。

 貴司は連載の話を伝え、舞は今やっていることとIWAKURAの仕事を両立することへの迷いを話した。二人の答えは同じ。

「私は貴司君がやりたい仕事やってほしいと思う」舞
「僕はな、舞ちゃんがホンマに大事やと思う仕事やったらええと思うよ」貴司


 舞は常に広い視野でものごとを見つめている。
IWAKURAだけじゃなく、東大阪のたくさんの工場、そこに生きる人々、受け継がれてきた特別な技術、その思いはさらに広がっていくのかもしれない。

 「舞いあがれ!」というタイトル、最初はヒロインがパイロットになるからなのかな〜と思っていたが、成長するとともに舞の視野がどんどん深く大きく広がっていく様子なのかな・・と思う。まるで空高く舞い上がってその世界を見つめる喜びを感じているように。

 さて、貴司はどうなんだろう?
歌人として新しい風を感じたいと思っているのか。
舞と過ごす今の生活が穏やかで安定していて精神的にもすごくいい感じみたいだから外に出る必要性を感じていないのかな。


 そしてついに御園さんが動き始めた。
舞が今やっていることを仕事にしたら?と提案。

「今、舞ちゃんがやってること新しいと思うんだよね。
元請けと下請けっていう従来の関係じゃなくて
町工場同士を横につなげていく仕事。
そうやって出来た品物とお客さんとをつなぐ。
今まで誰もやってこなかったことでしょ。
もしかしたらこれから、すごく伸びる仕事かもしれない。
冒険してみる価値はあると思う」御園
「冒険・・・」舞
「起業するのは冒険でしょ?
もし舞ちゃんが起業するなら、私も一緒にやりたい」

 
 それを聞いた雪乃さんが騒ぎだして、舞起業確定ムードに( ̄▽ ̄;)
まだ舞自身はなんも言ってないのに〜お母ちゃんにも説明する羽目に。
なんか変なの。

 それに御園さんが絡んでくるのが、ちょっと不思議な感じ。
バックボーンがあるのはわかるけど唐突な印象。

 久しぶりにお兄ちゃん(横山裕)登場!
久留美(山下美月)に向ける笑顔が優しいぞ。
実家の近くに家借りているんだって〜。


 木曜日 第105話

 舞はめぐみと貴司に起業を決めた訳ではないと前置きした上でやろうとしていることを説明した。

「つなげる仕事。
町工場同士をつなげて新しいものを作りたい。
作ったものを必要としてる人に届けて町工場と人をつなげたい」舞
「・・・それは仕事になんの?」めぐみ
「分かれへん。けど仕事にしたい
社長としてはIWAKURAの仕事続けてほしい。
そやけど母親としては・・・
舞のやりたいことやってほしいと思う


 めぐみの言葉に舞への深い愛情を感じたよ。
今の舞が見つけた「仕事」にしたいこと。
応援したいにきまってる。
見つけられた事だけでも嬉しいはず。


 久しぶりに「デラシネ」に現れた陽菜ちゃん(徳網まゆ)。
逃げ出そうとする彼女を貴司はお茶に誘ったさ。

「(辞書を見ながら)言葉ってさぁ・・・
こんなにいっぱい要らんくない?
中学入って分かってんけど、みんなに合わせて「ヤバい」と「かわいい」と「キモい」だけ言うとったらやっていけんねん」陽菜
「キモいって、そんなに言う?」貴司
「言うで。大ちゃんにも言うた」


 学校で大ちゃんのスケッチブックの絵を見た子たちが「キモい」と言い出し、その空気に合わせて陽菜ちゃんも言ってしまったらしい。
そんな話をした後、「大ちゃんに会いたくない」と逃げるように帰ろうとする陽菜ちゃん。

「陽菜ちゃん、言葉がいっぱいあんのはな、
自分の気持ちにぴったり来る言葉を見つけるためやで。
陽菜ちゃんの気持ちにぴったり来る言葉はどっちやろ?
会いたないんか、合わせる顔がないんか」貴司


 周りに合わせた共通語を使うことで自分の身を守っている陽菜ちゃん。
でも、それは自分の言葉ではない。
使うことで苦しくなったり本当の自分が埋もれてしまう言葉は自分を傷つけていく。
自分の言葉を見出すということは自分自身と向き合うということ。
それは時に耐えられないほど辛いと思う。
でも「デラシネ」に来たということは、
陽菜ちゃんはもう自分の奥にある言葉を探し始めている。


 めぐみは悠人に舞の起業について相談。
舞に話を聞いて、ものになるもんか判断して欲しいと頼んだ。

 俺、忙しいねんて」と言っていたのに、
次の場面では岩倉家で舞の前に座っていた(笑
やっぱりお兄ちゃん、舞のことはほっとけないのよね〜


町工場はな、ホンマにええもん作ってんのに、
そのよさに目ぇ向けてもらえへんまま、
どんだけ安くできるか競争させられる。
周りに合わせて言われるままに値段下げてくうちに
自分のええとこなくしてしまうねん。
そうやって1軒ずつ町工場が消えてく。
私な、それ、なんとかしたいねん
」舞

「お前にどうこうできる問題ちゃうやろ」悠人
「やってみな分からんやん」
理想だけあっても現実的なプランがないとビジネスにはならん。
舞、どうやって利益出すつもりや


 思いだけでは会社はやっていけない。
でも思いがないと動けない。
悠人は舞に、これからやろうとしている事を客観的に見つめるための手助けをしてくれているんだよね。


 日曜日なのかな?
「デラシネ」で起業プランを練り上げている舞。
私服でいつもの場所で絵を描いている大ちゃん。
そこに陽菜ちゃんが現れた。

「古い本のにおいがする」陽菜
「古本屋やからな」貴司
「うん。ここ来たら息すんの楽やわ」
「そっか」


「・・・・大ちゃん・・・ごめんな。
大ちゃんのこと、ホンマはキモいなんて思ったことない。
これからも思わへん」陽菜
「もうええよ。変わってもええと思うで。
・・・けど、ありがとう」大樹


 (´;ω;` )・・・
短い言葉の中に二人らしさが詰まっていた。
突き放すのではなく、変わっていく陽菜ちゃんをも受け入れてくれている大ちゃんの「変わってもええと思うで」・・・
大ちゃんが居たからこそ、陽菜ちゃんは自分の言葉を取り戻すことができた。
その「ありがとう」は陽菜ちゃんの心に沁み込み、本来の姿に戻る勇気を得たはず。


 その夜、貴司は連載の仕事を引き受けることを舞に伝えた。
でも「デラシネ」は閉めたくない。で・・・

『この小舟 守ってほしい 月7日 ときどき本の 売り買いもして』

 バイト募集の張り紙(笑)粋やね。
旅は月7日だけにしてもらって、留守の間はバイトさんに店番をしてもらう。

 やるかやらないかではなく、やりたい気持ちがあるのなら、
自分にとって最善のやれる方法を考える。
今、舞が向かっていることだね。

 貴司も舞と同じように人と人を繋いでいる。
「デラシネ」はそのために必要な場所。
「デラシネ」という場があったからこそ、大ちゃんと陽菜ちゃんの心が再び繋がったんだと思う。

 そして短歌を詠むことで、土地やそこに生きる人々と読んだ人達を繋いでいる。
自分自身も繋がっていることを実感できる。


 舞と御園さんは事業計画書を見せてめぐみと悠人に事業内容を説明した。

「私も御園さんも、この仕事にかけたいと思ってる。
分かってもらえた?」舞
「まだ分からん」悠人


 金曜日 第106話

新しい事業は世の中に認められるまで時間がかかる。
それまで持ちこたえられるだけの体力あるんか?
これやったら利益計画が甘すぎる。
資本調達もな。
俺やったら、この事業に投資すんの躊躇するわ。
おふくろは?おふくろやったらこの事業に投資する?
」悠人 


 バッサリ!
でも目の前の悠人すら納得させられないようじゃ、
起業は無理やで!(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ どの立場から?)


「これはIWAKURAのためにもなる。
町工場はな、みんなどっかで繋がってんねん。
一つ倒産したら、そこが関わる工場も共倒れやねん。
全然関係ないように見えてるとこもやで。
一つの町工場を守ることは東大阪全体を守ることになると思う。
私らはそれをやりたいねん」舞


 えーと・・御園さんは意見ないのかな?
援護とかしないのかい?
自分は舞についていくだけ?


「お母ちゃんやったら・・・
投資したいと思う」めぐみ


 「投資する」ではなくて「投資したい」。
6:4 で母親としての思いの方が強いかな。
でも悠人にはこの答えは読めていたと思う。


分かった。じゃあ、一つ方法がある。
この会社、IWAKURAの子会社として立ち上げんねん。
そしたら資金面でも経営面でもリスクを下げられる。
この事業やっていくには、それしかないわ


 さすが悠人!
この発想ができるのも、ここで提案できるのも悠人だからこそ。

 起業するって、舞、どれぐらいの貯金あるのかなぁ・・って思ってたけど、
IWAKURAの子会社なら安心だよね。
(私もうちの会社に親会社になってもらって雑貨屋さんとかやりたいよ・・と夢想するが、うちの会社は子会社を持つほどの体力はないのだった ( ̄▽ ̄;) )
まぁ、舞のことだから自分で用意するとは思うが。

 てか、御園さんの立場ってなんなんだろう?
共同経営者なのかと思っていたが、舞が社長らしいから副社長?
役員にはなるんだよね?
なんか言動に積極性を感じないんだよな〜
立ち位置が謎で、そのせいもあって御園さんがいるとモヤモヤする( ̄▽ ̄;)


「お母ちゃんも、わがまま許してくれてありがとう」舞
舞ならきっとやれる。
・・・ここまで一緒に来てくれて、ありがとう
」めぐみ


 舞の存在は仕事面はもちろん精神的にも大きな支えになっていたはず。
あの時、舞がIWAKURAに入らなければ会社は人手に渡っていたかもしれない。
舞がいたからめぐみも頑張れたんだよね。
これからは、めぐみにとってもIWAKURAの新たな船出なんだよね。


 IWAKURAの社員さん達にも感謝とともに報告。

 みなさん、寂しさの方が大きかったのかな。
なんかしーんとしちゃったけど、章兄ちゃん(葵揚)の一声で拍手が起こった。
笠やん(古舘寛治)がやっていたことを章兄ちゃんがやっている。
今は章兄ちゃんが職人さんだけでなく社員さんたちを引っ張っていってくれている。
こうやって新しい時代が作られていくんだね(´;ω;`)


 さて、子会社と言っても一つの会社を興すのは大変。
やらなきゃならないことが山積み。
さすが舞、しっかりリストを作って明確化。

・屋号を決める
・事務所を借りる。
・WEBサイトをつくる
・名刺と印鑑をつくる
・クレジットカードと銀行口座をつくる
・国民健康保険に加入する
・国民年金に加入する
・開業届を提出する


 勉強になるな・・( ̄▽ ̄;)
まずは会社名から。

 うちの父は姓名判断とかやっていたから、よく知り合いにお子さんが生まれたら名づけを頼まれたり、独立する人の会社名相談されてたよ。
いつも何種類か候補を書いていたけど、コレってどうなの?って名前もあったなぁ(笑


 会社名は思わぬことから決定。
ばんば(高畑淳子)が舞の起業祝いということで海の幸をたっぷり届けてくれた。
久留美と御園さんも呼んで夕食会することにしたんだが、その準備中にひらめいた。

会社の名前「こんねくと」は、どうですか?
「こんね」は五島弁で「おいで」って意味なんです。
せやから、「おいで」「つなげる(コネクト)で、「こんねくと」!
」舞
うん。変わってていいと思う」御園


 あら、お兄ちゃんは呼ばないのかしら?と思ったら、
お魚気分じゃなかったんで断ったみたい。
いつものように「うめづ」で食べた後、久留美とばったり。

 柏木公園のベンチがすっかりなじんでいる二人。
ここで気楽に飲むビールが二人とも合っているんだろうね。


 久留美から今何をしているか聞かれた悠人は 
「金稼いでる」と答えていた。

「稼いだ金、どうやって使おか考えて・・・投資してる」悠人
「今までどおりちゃいます?ソレ」久留美

違うねん。金増やすためとちゃう。
会社育てるための投資や。
世の中にはな、あんまり金にはならんけど
大事な仕事やろうとしてる会社があんねん。
俺には、そういう仕事でけへんけど
そういう会社に投資したら何かの力にはなれるやろ。
そういう金の使い方も悪ないんちゃうかなって


 昔の悠人は金を増やすことだけが目的だった、
でも今は、増やしたお金でやりたいことができた。
お父ちゃんが最期まで心配していたけど、悠人はちゃんと見つけたんだね。

 会社に対する見方も違っている。
昔は金になるかならないか、商品としてモノになるかだけが判断基準だった。
今はその中身や人を見て、助けたい育てたいと思い行動しようとしている。
すばらしいなぁ・・(´;ω;`) あの挫折があったからこそだよね。

 かっこええわぁ・・・
もちろん久留美も気づいております (*´艸`*)♡


 さて、事務所ですワ。
にゃんと柏木公園向かいのずっとテナント募集していた、あのビルに決まりました!(笑
家からも近いし、工場もいっぱいあるし、いい場所だよ(笑

 ついに冒険が始まるね。
新しい出会いもあるだろうし、なんだかわくわく。楽しみ〜
御園さんが、まだイマイチ信用できないのがゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ アレなんだけどさ(笑


 このブログの『舞いあがれ!』第1週について書いてある記事 
 第2週 ばらもん凧(だこ)、あがれ!
 第3週 がんばれ!お父ちゃん
 第4週 翼にかける青春
 第5週 空を飛びたい!
 第6週 スワン号の奇跡
 第7週 パイロットになりたい!
 第8週 いざ、航空学校へ!
 第9週 私らはチームや
 第10週 別れと初恋
 第11週 笑顔のフライト
 第12週 翼を休める島
 第13週 向かい風の中で
 第14週 父の背中
 第15週 決断の時
 第16週 母と私の挑戦 
 第17週 大きな夢に向かって
 第18週 親子の心 
 第19週 告白
 第20週 伝えたい思い
 第21週 新たな出発


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この記事へのコメント

1. Posted by 桔梗   2023年03月04日 16:30
金網でイスとかハンモックとか・・フェンス用金網作ってたら、私もそんなチマチマしたものを・・・って思っちゃうタイプだよ(笑)。
大学の壁面・・どうなってるのか実際に見てみないと・・。
IWAKURAの皆さんに別れの挨拶?してるみたいだったけど、子会社っていうのがよく分からなくて。
資金調達とかは親会社から?とか国民健康保険に入るの?とか・・そのへんはスルーするのが正解なんだろうけど・・。
IWAKURAの経営自体もこれで成り立ってんの?ってかんじだしね。
山田さんが舞ちゃんのことを「お嬢さん」って呼んでたよ。えっって思った。
御園さんには違和感あったよね。ヒロインをたててる演出なのか・・まあ、彼女の経験や実力が発揮されると思っていよう。
貸事務所問題も解消されて(長かった〜)、デラシネのアルバイト、日当払えるのか、買取は分からないけど応募したいな〜とか、仕事以外にも出産育児、周りの人達の恋模様、八木さんは何処にいるのか等々、楽しみにしたいと思います。

2. Posted by きこり→桔梗さん   2023年03月05日 16:03
>金網でイスとかハンモックとか・・フェンス用金網作ってたら、私もそんなチマチマしたものを・・・って思っちゃうタイプだよ(笑)。
(* ̄m ̄)プッ 風鈴は無理やり感あったよね〜それはないだろ・・って思ったワ(笑
そっからいろいろ出て来たけど舞一人で考えるのは大変だと思うワ〜
デザイナー雇った方がいいんじゃ?
>資金調達とかは親会社から?とか国民健康保険に入るの?とか
イワクラの子会社だったら、社会保険そのままでいいんじゃ?とか思ったけど、舞の心意気として全部イワクラ関係のは切ったのかい?でも2年は任意継続できるんじゃ?とか一瞬思ったよ(笑
>山田さんが舞ちゃんのことを「お嬢さん」って呼んでたよ。
ツイッターでもツッコミが見られたよ(笑
あんなに仲良くなっていたのに( ̄▽ ̄;)
状況によって「お嬢さん」って呼びたい時あるのかね?
>まあ、彼女の経験や実力が発揮されると思っていよう。
そう思うしかないよね。史子の時もあんなにひっくり返してくれたから、
御園さんにもいい驚きをもらえる日がくると信じよう(笑
>貸事務所問題も解消されて(長かった〜)、
そう言われりゃ、確かにずっと募集していたもんね
あんないい場所ないべさ。柏木公園の向かえだし、家からもうめづからも近いし〜
>デラシネのアルバイト、日当払えるのか、買取は分からないけど応募したいな〜とか
わたしゃ、史子みたいなファンが応募してくるんじゃ?とか思ったりしたけど、
月7日じゃたいしたお金にならないしね〜日給どれぐらいなんだろ?
そして私は八木のおっちゃんにもう一度会いたいよ(笑

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