2022年07月27日
岡本式特撮活劇 『TAROMAN』(6)(7)
(6)「美ってものは、見方次第なんだよ」
ファッショナブルな大都会に生きる科学特捜隊のマミ隊員は「もっと美しくなりたい」という煩悩を抱えていた。そこに現れたタローマン。彼女を「奇獣 見つめ合う愛」たちの住む惑星ゲルダへ連れて行った。奇獣たちが自分と同じような悩みを抱えているのを知り、己を俯瞰で見ることができたマミ隊員は悩み解消。「絶対的な美」を獲得するわ!という野心を胸にタローマンと地球へ帰るのでした。
「若者の心に寄り添う巨人」タローマン、奇獣と戦ったり、地球乙女に気づきを与えたり、意外と多ジャンルに活躍しているぞ。君の隣にもタローマンは、いる!
(7)「好かれるやつほどダメになる」
奇獣・「赤い手」&「青い手」が現れ、タローマンの活躍を期待する人々。タローマンは全人類の期待を背負う万能ヒーロー。みんな大好きタローマン!いつでも応援しています、タローマン!タローマンパン美味しいよ!
そんな風潮に逆風を立てるタローマン。戦わず「青い手」「赤い手」にこねくり回されビジュアルも見慣れたものではなくなり、失望したみなさんは去って行った。
でも、これでいいのです。期待や好意になんて応えたくないし、そんなものはどうでもいい。いつでも自由、変幻自在。でもタローマン!期待を裏切り続けるスゴイ奴、それがタローマンなのです。
山口さん、人気商売故のアーティストとしての苦悩を吐露されていました。
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matakita821 at 06:07│Comments(0)│岡本式特撮活劇「TAROMAN」