「一橋桐子の犯罪日記」第3話 結婚か刑務所か「一橋桐子の犯罪日記」第4話 夢見るプランK

2022年10月28日

「舞いあがれ!」 第4週 翼にかける青春

 月曜日 第16話

 さて、10年の時が流れ、あのかわいかった舞ちゃん(浅田芭路)は18歳。
舞(福原遥)と、そして同じ時代を生きているみなさんの現状を確認してみましょう。

 岩倉舞・・・浪速大学で航空工学を学ぶ一年生。入学式で人力飛行機サークル「なにわバードマン」に見学に行き、翼を壊してしまい、謝罪に行ったのがきっかけで入部。琵琶湖で行われるイカロスコンテスト出場を目指しスワン号制作に励んでいるが、新米なので翼を支える骨リブの型紙作りを頑張っております。部費と活動費を捻出するために久留美と同じカフェでバイトを始めたぞ。

 ちゃんと謝りに行き、「自分にできることをやらせて欲しい」と頼んだ舞。健やかで素直な心がそのまま育っているのを見て、おばちゃん嬉しかったよぅ。由良先輩(吉谷彩子)にすげなく拒絶されたけど、舞の「翼(よく)がキレイやったから」という言葉に気づいてくれた先輩が誘ってくれた。最初っから、お!人力飛行機サークルある!入るぞ!てな感じではなく、出会いと入部までの流れに舞の性格が良く現わされていたわ〜

 岩倉浩太(お父ちゃん)(岩倉螺子製作所 社長)(高橋克典)・・・特殊ネジ試作品成功と大量受注を経て、機械も増やし、ネジを材料から作るメーカーに成長させた。特殊ネジの依頼も増え、二つの工場を持つ従業員18名の会社になりました。飛行機の部品を作りジェット機に載せるという夢を持っている。会社のイメージアップを図るためにCI(コーポレート アイデンティティー)に目覚め、HPやスローガン作りに燃えている。その過程で東大阪で作るという人工衛星のことを知り、悠人のナメた発言を受け発奮し、人工衛星製造の説明会に参加する。

 お父ちゃんのエネルギッシュな働きぶりから、この10年の努力と成果の実りが伝わってくる。良かった〜ネジ工場あるあるにならなくてゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ そして同じ夢を持つ舞と過ごすちょっとした時間に喜びを感じているのもわかるわ〜チャレンジすることを恐れない熱い男健在!まだまだガンガンいくで〜!

 岩倉めぐみ(お母ちゃん)(永作博美)・・・岩倉螺子製作所の総務兼経理として会社とお父ちゃんを支えている。相変わらず忙しそうやけど自信と貫禄が伝わってくる。

 岩倉悠人(お兄ちゃん)(横山裕)・・・希望を成し遂げ地元の名門中学・高校を出て東大に進んだが、町内でも有名な岩倉家の問題児となっとる。連絡が取れないため就職活動がうまくいってないのでは?と家族に心配をかけたが、(多分)一流どころのIMORI電機から内定をもらっていた。が、そこは3年で辞めて投資家になる計画を持っている。大学3年の間に株で2千万稼いだので、今後3年で10倍に増やすつもりだそうな。夢は「指一本動かすだけで億稼げる人間になる」。「うめづ」の豚玉お好み焼きが大好物。

 お兄ちゃん、いつのまに銭ゲバになってもうたん?何かをするためにお金を稼ぐというのではなく、お金を増やすこと自体がおもしろくなっている感じ。現在2004年。お兄ちゃんが大損して借金作って行方不明のホームレスになってしまわないことを願います・・・

 望月久留美(山下美月)・・・「絶対ええ看護師さんになる」と強い決意を持つ看護専門学校一年生。お父ちゃん(松尾諭)の仕事が続かないせいか、生活費を稼ぐためにカフェでアルバイトをしている。

 梅津貴司(赤楚衛二)・・・高校卒業後、コンピューター相手の方が仕事が楽やと勘違いしシステムエンジニアの職に就いた。でも想像以上にハードで残業も多いみたい。相変わらず「デラシネ」に入り浸っている。詩の創作の時間を大切にしている。

「働いてたら本読みたいなとか、詩ぃ書きたいなぁとか、前よりずっと思うねん。
自分の好きなもんがはっきり見えてきて夢に近づいてる気ぃするんや」


 心が詩を書くことを求めているんだね。あの頃と同じ。いや、もっとその思いが強くなってきている。生活すべてが創作に結びついていくんだろうね。

 「デラシネ」のおっちゃん(又吉直樹)・・・相変わらず(笑)。誰が居ても気にしない。故にいまだに舞たちの秘密基地となっている。

 火曜日 第17話

 スワン号完成に向け一致団結する「なにわバードマン」に悲報が!
なんと、「イカロスコンテスト」出場のための書類審査で落ちてしまったのさ〜!!

 ショッキング〜!みんなこの大会のために頑張ってきたのに。
わざわざ留年した先輩までいるのに。どうすりゃいいのさ。
わたしゃ、希望すれば誰でも出られると思っていたよ。
そもそも人力飛行機製造人口自体少ないと思ってた・・・
そんなに厳しい世界だったとは・・・無知な私を許して欲しい・・






 しかし鶴田(足立英)は「記録飛行」挑戦を提案。
みんなもすぐに同意してくれた。

 すばらしい!みんなどんだけ無念だったか・・
でも気持ちを切り替えて新しい目標に臨む。立派だよ。


 「記録飛行」とは人力飛行機走行距離の世界記録のこと。
1987年、アメリカの女性パイロット・ライトイーグルが記録した15.44キロメートルを超える新記録を目指そうというのさ。

 15.44キロメートルって、結構な距離だよ。
これは大変なチャレンジだね。


 水曜日 第18話

 スワン号の完成を目指し、制作にますます熱が入る先輩たちだったが、舞たち一回生は相変わらずリブ作り。他の新人2名は飽きてきておりますが、舞は夢中でございます。そんな舞に対して由良先輩の当たりも柔らかくなってきたような。由良先輩を心から尊敬し、地味な仕事も手を抜かずに嬉しそうに励んでいる舞のことを由良先輩も見ててくれたのかな。

 そして航空協会に8月末日で記録飛行を申請した鶴田先輩から「テストフライト」の日時が発表されました。

 さぁ、琵琶湖の空が待ってるで!!
って、テストフライトで飛行機壊れたらどうしよ・・・( ̄▽ ̄;)


 木曜日 第19話

 盛り上がった決起会では一回生三人の熱い思いが発表されたぞ。

 日下部君(メガネ・モジャモジャ頭)(森田大鼓)は去年の「イカロスコンテスト」の番組で紹介された「2回生にして全体設計を任された なにわの天才」こと刈谷先輩(高杉真宙)に憧れて浪速大学に入ったそうな。
 そして藤谷君(永野似)(山形匠)は去年のコンテストでパイロットを務め翼が折れて湖に落ちながら「翼が折れても、心は折れへん!」と叫んだ鶴田先輩 (足立英)に心ぶち抜かれたんだって。

 当然、舞にも話が振られ・・・特に理由はないけど小さい頃から飛行機が好きで・・と話しながら今まで描きためた飛行機の絵を見せたら、先輩たちがすごい勢いで食いついてきた。

 舞、オタクとして認められたで!
そして由良先輩(吉谷彩子)からも「リブ作んの、うまなったな」というお言葉を頂戴致しました!


 刈谷先輩によるとスワン号は「スワン号が飛ぶ日の由良の体重と体力に合わせて設計してあると。
今よりもっと軽くてもっと体力のある由良に」。

 だからテーブルに並んだ居酒屋料理を前にしてもストイックに水ばかり飲んでいる由良先輩。翌日、パイロットを希望した理由を聞いてみると・・・小学生の時は野球少女でずっとピッチャーで4番だったそうな。でも、中学になると体格も体力も勝っている男子に追い抜かれるようになり、中二で野球をやめた時に出会ったのが女性パイロット・アメリア・イヤハートの伝記。

女でも男に負けへんことができんねや。
私もパイロットなろ。
ほんで誰よりも、でっかい飛行機飛ばしたろ。
そない思た。(スワン号のパイロットは)夢の第一歩やな


 いつも涼やかで凛とした美しい先輩・・・
挫折しても腐ることなく、きりりと前を向いて黙々と自分自身と戦っている。
舞、素敵な先輩に出会えてよかったなぁ。


「岩倉は?何でここにおるん?」由良
「これまで周りに飛行機の話できる友達がおれへんかったんです。
そやから今・・・ここでみんなと飛行機の話しながら作業すんの楽しいんです。ほんで・・・志、低いですかね?」舞
「そんなことない。
イヤハートが「何で飛ぶん?」って聞かれた時いっつも何て答えてたか知ってる?
「ただ楽しいから」
そやから、岩倉もそれでええんちゃう」


 理屈じゃなく喜びを感じる、夢中になれる、それが一番だよ。

 そしてテストフライトの日がやってきました。
スワン号はふわりと浮かびあがり飛び始めた・・と思ったら落ちてしまった・・・
グワシャ!・・と嫌な音が・・・

 Σ( ̄ロ ̄lll) ひーーーーー!

 金曜日 第20話

 スワン号は墜落。
由良先輩は骨折し全治2ヶ月の入院。
この事態を自分の責任とした由良先輩は退院したらトレーニングを開始するから記録飛行をしようと訴えたが、鶴田は受け付けなかった。

 そんな約束したら由良先輩のことやから、入院中から栄養も摂らんと身体作りやって治療に専念しないかもしれんもんね。

私が飛びたいんと違います。
スワン号を飛ばしたいんです!
先輩方の最後の夏、こんなふうに終わらせたくないんです!
」由良


 由良の言葉を受け、鶴田はパイロットは自転車部か陸上部に協力してもらい、スワン号を直して記録飛行に臨みたいと部員達に伝えたが、そうなるとパイロットの体重に合わせて設計しなおしになるし、由良がパイロットだから頑張れたの声もあり・・・そもそも2ヶ月でスワン号の修理は難しい模様。そんな訳で・・・刈谷が再挑戦を拒否し「引退する!」と去ってしまった・・・

 すると刈谷に憧れていた日下部も瞬間退部し・・
残された藤谷君まで逃げてしまった・・・

 藤谷君、君のヒーロー・鶴田先輩はここにいるやろ!
決起会の時のカミングアウトはなんやったんや?
そして「なにわの天才」!プライドが傷ついたのかしら〜?もうひとふんばりせんかい!


 体格の似ている舞をパイロットに、いう案も出たんやが・・・一回生には荷が重すぎるし、急な話だしなぁ・・・。

「お母ちゃん、私な、人力飛行機のパイロットやろかなて迷てるんや」
「危ないのと違うの?
何で舞がやらなあかんの?」めぐみ(永作博美)
「私がやらへんかったらスワン号飛ベへん。
みんなが一生懸命作った飛行機やねん・・・」
みんなのために舞が無理すんの?


 無理するんやったらやめときなさいということだよね。
舞自身が心から飛びたい、乗りたいって言うんなら応援してくれたと思う。


 舞は由良先輩に会いに行ったさ。

「先輩・・・私にパイロット・・できると思いますか?」
「・・・どやろな。大変やで」
「先輩見てたからトレーニングが大変なんは分かってます」
「トレーニングだけやない。
ホンマに大変なんはみんなの期待を背負うプレッシャーや。
楽しいだけではすまへん。
苦しいことの方がずっと多いで。
それでもパイロットやりたいってホンマに・・・ホンマにそない思うんやったら・・・やったらええ


 簡単にできる決断やない。考えて、考えて・・・
自分自身に問いかけ続けるように悩む舞の姿を描いてくれたこのドラマに、さらに信頼感が。


 部室では、ひとり空先輩(無口、三回留年)(新名基浩)が翼作りに励んでいた。
そして自分が関わった七機の人力飛行機のことを話してくれた。

「こんスワン号が僕が触る最後の人力飛行機。
ここは僕の居場所やったっちゃけど、もう卒業して地元の宮崎に帰らんといかん。
・・・きれいやとよ。
飛行機が空を飛ぶ時長い翼がしなって本当にきれいやと。
僕はスワン号が飛ぶところを見たいとよ」空山


 どんなでっかい計画だって、たった一人の強い思いや情熱から始まっているんだよね。そんな一人が集まってすごい力になる、奇跡が起こることもある。楽しいから続ける、きれいだから見たい、そういう純粋な思いこそ強いのかもしれない。

 トレーニング室では鶴田先輩が励んでいた。

先輩、私にパイロットやらせてください。

 決めたんだね、舞。
なら、おばちゃんも応援するよ!
楽しい嬉しい思いだけでやってきた舞が苦しいことが多いチャレンジに臨もうとしている。初めて生まれた使命感、そしてプレッシャー、己の限界との闘い・・・
おばちゃん、そんな舞に期待でドキドキしているのよ〜

 
 このブログの『舞いあがれ!』第1週について書いてある記事
 第2週 ばらもん凧(だこ)、あがれ!
 第3週 がんばれ!お父ちゃん


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