『一橋桐子の犯罪日記』第1話 娑婆に未練なし「一橋桐子の犯罪日記」第2話 悪人は成敗すべし

2022年10月15日

「舞いあがれ!」 第2週 ばらもん凧(だこ)、あがれ!


 五島での祥子さん(高畑惇子)と舞(浅田芭路)の生活が始まり、「自分のことは自分でやる」というルールの元、様々なことにチャレンジする舞。

 祥子さんがね〜本当〜に温かく舞のことを見守ってくれていてさ〜
舞が興味を持ったことは優しく背中をおして、何でもやらせてくれる。
舞が自分で感じ、考える力を育てようと、寄り添っていてくれる。
舞も最初の頃は、まだビクビクして、失敗で自分を責めたりしたけれど、


できんことは、次できるようになればよか。
そっでな、できんなら、できることば探せばよかとぞ


 祥子さんの言葉が舞の素直な心に沁み込み、勇気を与えてくれる。
五島の美しい自然と太陽の光の中、むくむくと本来の舞自身が芽を出し、育ってきている。


 徐々に舞が自分の思いを表現できるようになったように、祥子さんとめぐみ(永作博美)も、しまい込んでいた思いを口にできるようになった。

 「めぐみ丸」と名付けた船に乗っているおばあちゃんとお母ちゃんが、なぜずっと会わずにすごしていたのか尋ねる舞。

「おばあちゃんとお母ちゃんケンカしたん?」
「むか〜しな・・・」
「何で?」
「何でかな・・・うまく言えんね」
「おばあちゃんは、ず〜っと待ってたん?お母ちゃんが帰ってくんの。
それか、お母ちゃんのこと嫌い?」


「・・・嫌いなわけが、なか。
待っとったとよ。めぐみに会いたかった。
舞と悠人の顔ば見たかった。
じゃけん、今、舞と一緒におってうれしか


 過去の恨み言を一切言わず、めぐみ達への思いと今の幸せを伝える祥子さんがしゅてき。
そして舞の前で取り繕うこともなく、まっすぐに向き合っている。
こころのきれいな人だなア。


 そしてめぐみも、舞のことを心配しながらもホッとしている自分がいると浩太(高橋克典)に話していた。

「この頃、14年前のこと、よう思い出すねん」めぐみ

 結婚のことなのかな?大喧嘩になり、なんか売り言葉に買い言葉って感じで啖呵を切って島をでてきためぐみ。

私、あの時、お母ちゃんを見返すことばっかり考えてた。
ちゃんとした妻、ちゃんとした母親になってやるて。

けど五島でお母ちゃん見た時・・・14年前とは違てた。
ちょっとおばあちゃんなってた。当たり前のことやけど。
そしたら、何や肩の力がフッと抜けて・・・」
「・・・分かる気ぃする。
舞預かってくれはったんは、頑張り過ぎてるめぐみを楽にするためかもな」浩太


 めぐみ、弱音を吐けるようになって良かった (´;ω;`)
きっとそんな事すら自分に許さなかったんだろうね。

 会わない時間があると、その相手のイメージが過去のままで止まっているけど、実際はお互い別々の場所で時間が重なっているんだよね。その事にビックリするけど、だからこそ、その現実を前に「今」を見つめることができるのかも。

 毎年まめに年賀状で報告して繋いでいてくれた浩太さん、グッジョブ!






 水曜日の大事件。
舞と一緒にばらもん凧を作っていた祥子さんが、釣り人さんの迎えの船を出すのを忘れてしまい、怒鳴るお客さんに平謝り。自分で自分のしたことにショックを受ける祥子さん(舞との時間が楽しくてあっという間だったんだよね)・・・

「失敗ばしてしもた・・・」祥子
おばあちゃん、失敗は悪いことやないんやろ?」舞


 しっかり手を握ってくれた舞から優しいブーメランが返ってきて、
二人の抱き合う姿に泣けたさア・・・(´;ω;`)ウッ…


 そして学校では工作の時間に生き生きと貝を繋いだ風鈴を作る舞の姿が。
舞はそれをおばあちゃんにプレゼント。
風が通り貝殻の鳴るきれいな音が響く。
元気に遊びに行く舞を笑顔で見送る祥子さん。

もう少したいね

 どうかこの穏やかな幸せが続きますように・・・(´;ω;`)ウッ…
思わず祈ってしまう。舞ちゃん、ずっと五島に居て〜〜!
祥子さんのことだから笑顔で見送るだろうけど、辛かーー!


 木曜日。
莉子さんが産気づき、舞は走って祥子さんを呼びに行った。
ただ莉子さんのことを思い、必死で走る舞に胸が熱くなったよ。
無事生まれて、浦一家と喜び合う舞。
初めての体験、大きな達成感だったろうなぁ。

 ところが一太君が慶太(赤子)のためにじいじが作ってくれたばらもん凧を一緒にあげようと舞を誘ったんだが、前に一太のばらもん凧を落として壊してしまったトラウマが蘇り、不安が先立ち、大切なイベントに関わることが怖くなり断ってしまった。あんなに仲の良かった一太との間に妙な距離ができてしまったよ・・・

 ご近所の皆さん大集合の宴会でも舞は他の子供たちに背を向けてゴクゴクとジュースを飲んどる。
そして一太からばらもん凧を上げるメンバー発表があり、舞が入ってないことを豪ちゃん(哀川翔)が指摘すると・・・

誘ったばってん、無理っち言うとさ。
せっかくみんなであげようと思っちょったとに。
何ば嫌がっとっとか、おいには分からん!
」一太


 一太だって舞と一緒に凧をあげたいさ〜!
大喜びで参加してくれると思ったのに断られて一太も傷ついてるのさ〜

 そして熱を出して寝込んでしまう舞。
いっぱいいっぱいになっちゃったかな。
でも、やはり前の舞とは違う。
しっかり心の中を見つめ自分の思いを祥子さんに伝えることができた。


「慶太ちゃんのな・・・大事な凧やから。
失敗したらあかんし・・・怖いねん。
うまいことでけへんかって、みんなをがっかりさせんのが怖い」舞
ばあちゃんも、た〜くさん失敗したとよ。
めぐみんことだって、そうたい。
失敗ばしたせいで、めぐみにも舞にもず〜っと会えんかったとさ。
舞は人ん気持ちば考えらるっ子たい。
じゃばってん自分の気持ちも大事にせんば
」祥子
「私の気持ち・・・」
「およ」


 縁側に並ぶふたりの背中が陽ざしを浴びて輝いていたわ〜

 祥子さんはめぐみに電話をかけることを提案。
舞も状況を伝えたさ。

 めぐみも、以前のめぐみとは違う。
「今」の舞に柔らかい気持ちで向き合うことができた。


「私、ばらもん凧飛ばしてもええんやろか?」舞
「舞の気持ちは?」めぐみ
「赤ちゃんに元気におっきなってほしい」
「なら、舞の願いが届くように一生懸命やったらええの」
「ホンマ?」
「うん。思い切ってやってみたら?」
うん!


 ふたりの成長に(´;ω;`)ウッ…

 翌日、舞は一太の元へ走り、自分で気持ちを伝えたさ。

私もばらもん凧あげたか!

 よくやった!ヾ(≧∇≦*)/ 舞、すごいぞ!

 快晴のばらもん凧をあげる日、一太はまず最初に舞に上げさせた。

舞からやろうって言ってきたとは初めてやけん。
ほら、舞からやらんね。
大丈夫たい。すぐに助けてやるけん
」一太


 わかってるぅ!いざという時にまかせられる男・一太。
最高かよ!


 ばらもん凧はぐいぐいと青空に上り、力強くはためいた。
この瞬間を舞は一生忘れないと思う。
輝いている大空を。
握った糸を通して伝わってくる風の感触を。
みんなの歓声を。
そして自分の中から響く喜びの鼓動を。


 結果を聞きたくて電話してきためぐみに祥子さんは伝えた。

めぐみ。舞はもう大丈夫たい。
大阪へ帰らすけん

およ、分かった。すぐ迎えに行くけん


 ふたりの顔を見ているだけで・・・( ;ㅿ; )
おふたりともうまいんじゃも・・・
この短いやり取りに込められた思いが溢れてくる。


 もうちゃんと自分で荷物を詰めて帰る準備をしている舞に
ばらもん凧を渡す祥子さん。

「舞、ばらもん凧ばあげた時んこと覚えとっか?」祥子
「風が、ものすごい力で引っ張ってきてな・・・
けど、負けんとあげた」舞
舞もばらもん凧ごたぁ、どがん向かい風にも負けんとたくましく生きるとぞ
うん。ばんば。今までありがとう


 。°(°`ω´ °)°。・・・
舞の力強い笑顔、
それを受けた祥子さんの様々な思いがこもった、涙をのみ込んだ笑顔・・・
お互いにとってなんてすばらしい時間だったんじゃろ・・


 別れの日、舞は手作りの貝殻の風鈴をみんなに渡した。

「一太君、ありがとう。
一太君とおったら、いつも楽しかったで」舞
おいのこと忘れんなよ!」一太
うん!


 優しくて清々しくて大らかで、いい男たい!
おばちゃん、一太君(野原壱太)のファンになっちゃったわ。
ぜひ青年になった一太君も登場させておくれ〜!
てか、もっと五島での日々を見たかったよ〜!
1年ぐらいは、いると思ったのにゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 案外短かったよぅ・・


 福中港(実際は福江港)ターミナルまで迎えに来ためぐみと舞は再会!

「・・・母ちゃん、ありがとうございました」めぐみ
「およ」祥子
「これからは、うちがちゃんとやるけん」
頑張り過ぎんことせんと
「うん。およ


 今のめぐみは母ちゃんの言葉を素直に受け止めることができる。
祥子さん、めぐみの「およ」がどんなに嬉しかったことか・・
埠頭から力いっぱい手を振る祥子さんの姿に、もう・・・(((((*ノДノ)えーん
強くて温かくて潔くて、なんてかっこいい母ちゃんなんだ。
めぐみも舞を連れて来た時とは、まったく違う気持ちで祥子さんと向き合えたはず。
この母の娘であることが誇らしく思えたんじゃなかろうか。


 舞は(多分)長崎から大阪まで飛行機で帰りたいと頼んだ。
島から見る空を飛んでいた飛行機。
力強くて、輝いていて、鳥のように自由で。

 今はその飛行機に乗っている。
はるかかなたの空高くを通り過ぎ、見あげるだけ、あこがれるだけの存在だった飛行機に。

 久留美の手紙を紙飛行機で舞の元へ届けた貴司、
五島から見上げた空を颯爽と飛んでいた飛行機、
初めて乗った飛行機から見た景色の驚きと感動。
飛行機は自分の思い、いろんな人の思いを乗せて飛ぶ。
舞が将来、パイロットを目指す下地がじんわりと伝わってきた。

 舞のこころの動きと成長に驚かされ、感動させられた一週間でした。
光と風、匂いまでが感じられるように生き生きと描かれる五島の人々、
そして舞を思いながら暮らす大阪のめぐみ達の姿が気持ちよく溶け合って物語が進んでいる。繊細に丁寧に優しい目線で。

 朝ドラと視聴者との間に信頼感が戻ってきたゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
書ける時には記事を書いていきたいと思います。


 このブログの『舞いあがれ!』第1週について書いてある記事


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matakita821 at 10:01│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 朝ドラ「舞いあがれ!」 

この記事へのコメント

1. Posted by ma_cocotte   2022年10月15日 17:01
おひさしぶりです。
本当におっしゃるとおりで朝ドラと視聴者の間に信頼が戻って参りましたよ(でも、実は私の場合は去年も前半のモネで途中脱落しており、後半のカムカムではもうのめりこんぢゃってw)。
今はもう少し長崎五島編を見たかったということと一太くんがこれでフェイドアウトになりませんように、ということ。先月までの朝ドラで突然のフェイドアウトの多さに私は恐怖を覚えているのかもしれないw
きこりさんのこれからの朝ドラレポート楽しみにしています。
2. Posted by きこり→ma_cocotteさん   2022年10月16日 19:48
こんばんは〜♬ ま・ここっとさんも「舞いあがれ」楽しまれてるんですね〜!
なんか嬉しいわ。
信頼は大切ですよね(笑
>去年も前半のモネで途中脱落しており、後半のカムカムではもうのめりこんぢゃってw)
私も、モネはダメでした。ニシジをもってしても見続けることができず・・・(笑
で、つけてるけど見ていない状態に。
そして同じように「カムカム」にハマって、また長い半年があって、戻ってまいりました(笑
太一君、いいですよね〜こんな男の子と出会ったら、私なら五島に残るかも。HPには載っていないけど成長して再会とかないのかな?
このドラマならお盆と正月に五島に帰って、その度に会う設定にしてくれそうな気もするし。五島との縁が続いていて欲しいですよね。
>先月までの朝ドラで突然のフェイドアウトの多さに私は恐怖を覚えているのかもしれないw
わかります・・・( ̄▽ ̄;)次々と消されていきましたもんねw
ホラーデスヨ。
設定もどんどん変えられていったし。そりゃトラウマになりますよ(笑
朝ドラが楽しみな朝っていいもんですね。
第3週・・子役の舞ちゃんから成長してしまうのが寂しいけど期待もしています。
また「あっという間の15分」になりそうです。

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