きこりのテレビ日記 #89きこりのテレビ日記 #90

2022年09月11日

『拾われた男』#10(最終話)


 やっと見たよ( ̄▽ ̄;)
諭が兄を追いかけて行った先に見た家族の風景。
それは諭自身も想像したことのないものだった。

 振り返ってみましょう。覆面武志(諭)は父から送られた魔球で奇跡を起こした(平造(風間杜夫)、なんか仕込んだ?( ̄▽ ̄;) )。ショーンはヒーローになったぞ!そんな贈り物を残して武志(草剛)は、ついにアメリカを離れることに。

『兄貴は何でアメリカに来たんや?』諭(仲野太賀)
『何でやろなぁ〜世界平和とか、
みんなが仲良ぅする方法とか考えとった気もするけど。
ソレが見つかると思うとったんかな・・』武志
『それやったら、見つかったやん。
見つけた思うで。世界平和も家族も。間違いなく』
『ロスト アンド ファウンドやな』

 二人のこの瞬間にしか見られない表情・・・
諭の中のストッパーが消えて、兄と心のトンネルが繋がったような時間。

 日本に着いたら両親が待っていた。
あの父親が『よう帰ってきた!』と抱きしめ、
『ごめん・・ごめんなさい・・ごめんなさい・・』と武志は応えた。

 もしかしたらお互いに、この瞬間のために離れたのかもしれないね。
お互いに素直になる為に15年の時間と距離が必要だった。





 春になり、家族で太巻きで花見。
あの時は兄に優しくなれたし、父親にも素直になれたけど、今はやっぱり『苦手やわ!』と再認識する諭。

『そういうもんなんじゃないの、家族なんて。
そういう居心地の悪さとか、良さとか、ありがとうって思えた時の感じとか、お父さんと素直になれた時の気持ちとか・・・
そういうのをちゃんと心で覚えておくべきなんじゃないの?
俳優さんは』結(伊藤沙莉)

 やっぱり結さんはわかっている。すごい人だよ。
松尾さん、この人を離しちゃダメだよ。見張っているからね(笑

 その半年後、兄は亡くなった。
仕事で忙しく葬儀にも行けなかった(行きたくなかった)諭だが、幼馴染の野本(片山友希)のお葬式でアメリカに行く直前の兄の話を聞いた。家族に語れなかった思いを武志は野本達には話していた。ずっと諭が羨ましかったこと、自分も両親から拾われた子と言われていたから諭にいぢわるで言っていたこと、「(二人は)よう似てます」と言われて、すごく嬉しそうな顔をしていたこと。

 うどん屋を出て、プラットホームに立った諭はあの日の自分達を見た。
自分を振り切るように自転車で走る兄、
お兄ちゃん、待って!置いてかんで!』必死に後を追いかける自分。
すがるように助けを求めた自分にスペシウム光線を浴びせる兄。
その時の悲しみ・・・

 でも、今ならわかる。
「スペシウム光線」は「アイ〜〜ン!」だった。
攻撃じゃなく応援だった。
兄は背中を見せながら、いつも振り返りながら自分を気にかけていた。
そしてそんな兄を憎みながらもずっと追いかけてきたことを。

 諭はやっと泣けた。素直に兄を求めた。

『くさい芝居やなぁ・・くさいわ』武志
『ここは・・・泣かなあかん場面やで』諭

 兄が連れてきてくれた家族の風景。
なんか変だけど愛おしい。
裏と表が混ざり合って、いろんな顔がある。
面倒くさいけど、コレが俺なんだなぁ・・・俺のうちなんだな。
気持ちよさそうな笑顔を見せる諭に (´;ω;`)
なんだかこちらまで誇らしくなったよ。

 まさか、あの松尾諭さんに、こんな波乱万丈の人生があったなんてねぇ。
確かに松尾さんは「拾われた男」。いろんな人に拾われてきたけれど、人に拾いたい思いを起こさせる人なんだと思う。河原にあるたくさんの石、その中にあっても、ん?なんだコレ?面白そう、なんかちょっと違うぞ、と手を伸ばしたくなるような。

 そして拾われたことで繋がった縁を離さなかった。無理せず自分らしいやり方で。
だから拾った相手にも妙な負担がないんだと思う。知らんけど(笑

 いいドラマでした。出演者それぞれが自然な輝きのある色を見せて、スタッフの作った居心地のいい空間できれいに混ざり合う、そんなドラマに出会える幸せはそうそうあるもんじゃない。ファンタジーっぽくありながらリアルでもある。続きが見たいのは良い終わり。しばらくあの世界に浸っておりましたよ〜。


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