『拾われた男』#2きこりのテレビ日記 #83

2022年07月15日

『拾われた男』#3


 井川さん、「癒し系」のイメージと戦ってきたんだね。
「私は誰を癒しているんでしょうか?」
癒し系のイメージに捉われた監督やプロデューサーの求める演技は、その流れを追いかけている時点でピントがズレているし、「癒し」にはなっていないと思う。抜け殻を追いかけるような演出をされる井川遥(井川遥)。

 井川さんほどの売れっ子でも自分の思う通りの演技をすることが許されない。求められる姿、芸能界という場所で生きていくこと、自分自身への疑問、納得できない演技プランに従わざるを得ない状況、それでも消せない演技への情熱、女優という仕事・・・そんな溢れる葛藤と戦いながら、そして必死にバランスを取りながら、「女優・井川遥」を作ってきた。彼女の身近にいることは諭(仲野太賀)にもたいした刺激になったと思う。そして、意外なことに(笑)井川さんにとってもね。

 相変わらず持っている男・諭はムショのその他大勢の囚人役だったのに、刑務官役の役者さんと話が盛り上がったおかげで、ビンタされる役割になりアップで映ることに。しかし、元々ビンタされる役だった役者さんからは妬みと嫌味の言葉を投げられるのでした。

 いや〜諭って、この仕事合っていると思う。人間が好きなんだね。現場で嫌味なくお菓子配って会話のきっかけを掴んで印象を残す。諭が諭らしく普通にやっている行動が運を呼び込む。でも、自分が運だけでやってきたこともちゃんとわかっている。こっからだよね。

 てか、私生活ではバイトリーダーさんにもなり、バイト先の仲間・杉浦さん(田辺桃子)に好意を持たれるという状況になるのだが、過去の「友達」トラウマが根強い諭は必要以上に予防線を張り、杉浦を傷つけてしまう有様。もー−−!!諭のバカバカ!思わずwikiで配偶者いるのか調べちゃったわよ(笑




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