きこりのテレビ日記 #93「舞いあがれ!」 第2週 ばらもん凧(だこ)、あがれ!

2022年10月09日

『一橋桐子の犯罪日記』第1話 娑婆に未練なし

 面白い!
身につまされるけど桐子のキャラのおかげで
楽しく犯罪を見守ることができるゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
そして俳句で表現される桐子の思いが独特のユーモアとスパイスになっている。
すっとんきょうな設定なのにリアルでしみじみ。

 ムショ活の覚悟ができたことで、何やら希望というか・・・
生きがいが生まれ、活力がみなぎってきた桐子(笑)。

『幸せだった日々、さようなら。
私は塀の向こうへ行って、精一杯懲役を頑張って、
たまに花見や運動会を楽しんで・・・
頑張るよ。
雨が降っても、風が吹いても笑えるように。』


 ターゲットを悪人認証された隠れ闇金業者の寺田一男(宇崎竜童)に絞った桐子(松坂慶子)は、お金を借り、労働で返済することを頼み、「テラダエージェンシー」に入り込むことに成功!
デカい金庫を前に闘志を燃やすのでした。

『春の夢 娑婆に友なし 未練なし』

 さて、振り返ってみましょう。
一緒に暮らしていた唯一の友、知子(由紀さおり)を病気で亡くした桐子はすっかり生きる気力を失ってしまう。さらに香典泥棒に遭い手持ちのお金がゼロ状態に。そんな時、テレビで「刑務所に入りたくて」犯罪を犯した老人のニュースを見て心動かされた桐子は、スーパーで知子の好きだったいちご大福を万引きする。

 『万引きをしたら 刑務所 イチゴ大福

 夢を感じるパステルカラーのような句。
この時は衝動的に万引きを強行したため、運が良けりゃ刑務所へって感じでやってみたのだが〜
万引き見つけたバイト店員・榎本雪菜(長澤樹)に説教され、カバンに入れた大量のいちご大福を買い取ることで許されてしまう。

 桐子は親の介護をしていたこともあり、仕事も続かず、ずっと独身。引っ込み思案で友達もおらず、「若草俳句会」に参加をするのが唯一の趣味。そこで知り合った知子と親友になり、一緒に暮らし、彼女のおかげで充実した日々を送っていたが、3年後に亡くなってしまったのさ〜

 私もね〜この人が亡くなったらさすがにヤバいという友がいるよ。私が一人暮らしを楽しんでいられるのは彼女と猫達のおかげ。想像すると震えるわ〜(笑

 知子と知り合い、暮らすようになって桐子は生活を楽しむということを初めて知ったのだと思う。それまで人と深く関わることもなかったせいか、桐子は年齢のわりには世間知らずのようで危なっかしく見える。きっと知子も私が守ってあげなくちゃ・・と思っていたのかもしれない。でもそんな気持ちを思い起させるような人の良さや純粋さが桐子にはある。




 清掃のバイト先のパチンコ店のリーダー・久遠樹(岩田剛典)が「ムショ上がり」と同僚から聞いても「税務署?」
さらに「久遠さん・・お詳しいの?刑務所のこと」と質問(笑

 いや〜リーダーさん、どっかで見たことあるけど誰だっけ?と思ったら、岩田剛典君。ちょっとびっくり。なんかいい感じ(笑)怖いんだけど、ちょっと隙もあるっていうか(笑
これからは桐子の良きムショリーダーとして引っ張っていって欲しい。

 家賃が払えなくなり、桐子は「家賃三万円以下」の「たそがれ荘」202号室にお引越し。
しかし隣に住む婆さんから「この部屋は出る」「3年連続住人が死んだのよ〜」と嫌な情報を聞かされてしまう。

 「202 ふ き つ」て。
語呂合わせが無理やりすぎる(笑
夜に一人で怯えていると、桐子のあこがれのお方、ダンディー三笠(草刈正雄)からお茶のお誘いの電話が。

 『捨てる神 拾う神あり あたたかし』

 んが、行ってみると、友達として若い婚約者を紹介されるという・・・
爽やかバカっプル誕生。でも、この二人なら憎めない。
斎藤薫子様(木村多江)・・急に詩を読み始めるような雰囲気が・・・

 『捨てる神 ばっかりなんて 春寒し』

 ヤケになった桐子はますます刑務所生活に望みを託すようになる。
で、身近にいる唯一のムショ経験者・リーダーから、趣味で書いているミステリー小説の参考という体で情報収集。

  基本情報

 ・刑務所にいれば三食でるので食いっぱぐれない。
 ・お正月にはおせち、クリスマスにはケーキも出る。
 ・花見や運動会をやるムショもあり、仕事(懲役)もある。
 ・身体が弱ったら介護の面倒もみてもらえる。
 ・「身寄りのない老人にとっては天国と言えないこともない」


 桐子にとっては、いい話ばかり!
てか、リーダー、意外といい人じゃん、こんなおばあちゃんの戯言に付き合ってくれて。お金要求したけど(笑)(ちゃんと桐子も用意してた)

 ついでに桐子は刑務所に入れるような「何かいい犯罪(人に迷惑をかけない丁度いい犯罪)」についても質問。リーダーは無期懲役の可能性が高い「偽札作り」を教示。早速、なけなしの貯金を下ろし、コンビニでお札をコピーしようとしたら雪菜に見つかり、また指導を食らう始末。

 桐子は刑務所に行きたかった理由とトモがいない寂しさや悲しさを涙ながらに吐露。
そんな桐子に雪菜は「諦めるのは、まだ早い!本気なら、すぐ諦めちゃダメ!諦めなければなんとかなるから。きっと!(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)」と励ますのでした。

 雪菜いい子!(笑
桐子がこんなふうに自分の思いを他人の前で思いっきり出したのって初めてなんじゃなかろうか。トモにも見せてなかったんじゃ・・・

 そのおかげでムショ活に希望の光が差してきた。何やら力がみなぎり、別人のようにテキパキと仕事し同僚を驚かせる桐子。
本気だから!

 リーダーにも再び犯罪指南をお願い。
するとリーダーからは意外とまともな「悪人をターゲットにするのはどうだ?」というアドバイスが。

 リーダー、桐子との会話楽しんでるんじゃ(笑
ムショ活のこと気づいてないかしら〜?

 自分に自信が持てず、トモにぶらさがるように生きていた桐子が、初めて自分の意志で積極的に人生を切り開いていこうとしている(笑
創る俳句も変わってきた。

『蝶ひらり 塀を越えれば 極楽ぞ』

 桐子に生きがいができた。ムショに入るという(笑
成功を願っていいもんだか・・・( ̄▽ ̄;)

 登場人物たちの個性が気持ちよく共存している。
好みのドラマだわ〜♬
次回も楽しみ。これは視聴決定です。

 HPの「極楽へのいざない」では、桐子の俳句解説が載っていますよ〜


人気ブログランキング
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
きこりのテレビ日記 #93「舞いあがれ!」 第2週 ばらもん凧(だこ)、あがれ!