きこりのテレビ日記 #91きこりのテレビ日記 #93

2022年10月02日

きこりのテレビ日記 #92

 9月30日(金曜日)くもり

 5時20分起床。
空気がひんやりしていて気持ちいい。

 5時25分ミー太と外へ。
そういえば昨日ミー太が外で捕まえた獲物の半身(鳥だかねずみだか不明)が庭に残ってたんだった・・・ミー太の帰宅が遅かったのであわてて家の中に誘導した為、後始末を忘れていた・・・
見たくないけどナントカせねば・・と思って探したがどこかへ消えていた。

 7時30分 BSP 『ちむどんどん』最終回

 やっと終わった・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
しかし最終回もこの朝ドラらしかったというか・・・
時間の流れが何の意味もなしていない。
登場人物たちの時の重なりが全く伝わってこない。
ただ唐突に202X年になっただけ。

 (*´Д`)=3 見たらボヤかずにいられないから見ないようにしていたんだけど、「早ちむ」の次に入る番組見たいからつけてると、どうしても目に入るし、会社に行ったらはいってるしよ・・・
申し訳ないけど、これほど酷い朝ドラって無かったと思う。

 主人公(一族)の経験も失敗も喜びも悲しみも何も生きていない。
問題が起きても金曜日になると解決し(それも本人の努力ではなく周りの働きで円満解決)、すべてがリセットされる。だから成長もしない。

 主人公が思いつきで行動するのもいい、無礼なほど前向きでもいい、しゃかりきに頑張らなくても運のいい人はいるし愛される人もいる。でも、この人って何がやりたかったんだろう?この人にとって共に生きている人たちってどんな存在なんだろう?家族って?夢って?人生って?朝ドラって??ある意味非常に考えさせられる半年だった(笑

 何より悲しいのは主人公一家以外の登場人物の扱いの雑さと設定の適当さ。物語の展開が決まっていて、その都合のために現れ、利用され、去るはめになる。その人物の心や状況はおざなり。ヒロインを際立たせるための背景でしかない。劇伴も違和感を感じるものが多かった。多分、劇伴で状況を説明しようとしているのか、スタッフが思っている方向へ引っ張ろうとしているんだろうけど強引だったし、なぜにこの劇伴???って時が多かった。そもそも主人公たちが生きている時代がわからず混乱したよ。え?コレ60年代?70年代??80年代にコレありだったっけ???

 長い長い半年だった。キャストの皆様には心からお疲れ様でしたと言いたい。プロは辛いね。早くこの場所から新たなステージへと飛び立って行って欲しい ( ̄▽ ̄;)

 『珈琲いかがでしょう』第5話〜最終話 (Amazon Prime)

 面白かったわぁ〜
もう一回見直しちゃおうかしら

 青山(中村倫也)とたこ師匠(光石研)と、その珈琲との出会い。
がらんどうのようだった目に光が宿り、砂漠に水が沁みこむように青山の心と感覚が目覚め始めるのが伝わってきた。
正直、中村さんってこんなうまい人だったんだってびっくりしたよ。
たこ師匠に導かれ、珈琲の深い世界へ、そして自分自身の人生の世界へ。
心を殺して暴力の世界で道具として存在していた青山に、生きる理由が生まれた。

 ポップで粋なたこ師匠。8話で若い頃の姿が見られたけど、年をとってもあの頃と同じ、暖かくて本当に大切なものがわかっていて、その為に行動できるお方。
おしゃれな光石さんよりも、こんなどこか泥臭いからこそ輝いている光石さんが見たかった。この役は光石さんだからこそだよねぇ。
『私はあんたのこと、大切に思っているよ』という言葉が静かに沁みた。







 タコ師匠が亡くなった後、青山はそのお骨を奥さんと一緒してあげるために、タコ師匠の望みだった移動珈琲販売をしながらお墓の場所を探すことにした。組を辞めることを伝えたらボッコボコにされたが青山の中にあるのは『ただ美味しい珈琲を淹れたい』それだけだった。

 もう青山にとっては珈琲を淹れることが生きることであり、珈琲の香りの中にいつだってたこ師匠はいるんだよね。それだけを見つめて、師匠に淹れるつもりでお客様に珈琲を提供する。それがすべてで、それだけでいい。

 で、ぺいやん(磯村勇斗)の命がけの芝居で奥さんの居場所が判明。やっとお骨を手渡せると思ったらぼっちゃん様(宮世琉弥)に拉致されるという・・

 中村倫也君をネクタイで目隠しして痛めつけるぼっちゃん様を見て、ここのスタッフわかってるぅ〜!って思ったわぁ〜(笑
私も目隠しした中村君を殴りたい ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
目隠しされても怯えるでもない、普通にいつもの青山でいるところにもシビレたわ〜

 最終的に夕張さん(鶴見辰吾)の援護もあり、二代目と青山の真実を知ったぼっちゃん様は改心するのだが〜みんなで青山の奪い合い(笑

『ボクだけのトラもんになっておくれよ〜』と言われた時の青山の困ったような小悪魔顔が最高だったわ。

兄貴の永遠のラブなんて誰もゲットできないんだ。
捨てられたのはアンタだけじゃないだ、三代目
』というぺいの言葉・・・
薄汚い捨て犬のように見えていた(笑)ぺいが初めてかわいく思えたよ。

 受け継がれる珈琲の味。
幸子(市毛良枝)からたこさんへ、そしてたこさんから青山へ。
それは味だけではなく、相手への思い。
ぺい、珈琲を淹れてくれる時間だけは兄貴の永遠のラブ、ゲットできるのよ。

 10月1日(土曜日)霧が濃いよ〜迷っちゃうよ〜

 今年もあと3か月です!

 『ドキュメント72時間』山陰・国道9号線 うどん自販機ありけり(録画)(NHK総合)

 お盆に放送された『ドキュメント72時間 歴代ベスト10』でも「秋田・真冬の自販機の前で」が一位だったもんね。秋田のは一台だけぽつん・・としていたけど、ここはいろんな自販機がずらー−っと並んでいて自販機村みたいになっている。で、うどん自販機も何台かあるんだけど、それぞれ味が違うそうな。そもそも島根ってうどん自販機多いんだって。

 お盆で帰省した方が訪れたってのもあるらしいが、普段から利用客は途切れないみたい。私も行きたいよ。なんだろうね・・・自販機のそばにテーブルとイスが殺風景に置いてあるだけ。でもそれがいいのかな。道の駅やパーキングエリアも最近はキラキラしすぎているのかもね。

 この故障しそうなビジュアルに安心するというか。でも「レトロ」とは違うんだよね。「レトロ」っていうと一時忘れられていた時間があって再び脚光を浴びる感じだけど、ここはずっと現役でやってきた。「今」を重ねてきて、コレだからさ。還暦近いおじさんが高校生の頃から通っていると言っていた。自分も変わって故郷も変わったけど、ここだけは変わらない、存在も付き合い方も実家みたいな場所なのかもね。

 10月2日(日曜日)晴れ

 レギュラー番組への道』「今日、うちでなに食べる?」#2 世界のオーブン料理(録画)(NHK総合)

 わたしゃこの番組の情報を見流しゃーしなかったよ。
中村倫也君が料理をしてくれるなんて・・・眼福、眼福。
てか、二回目なのね。そして来週もある。嬉しや〜♬

 知らなかったけど中村君って雑誌に料理の連載持ってるんだってね。みんな知ってた?( ̄▽ ̄;)
調べたら「ダ・ヴィンチ」か。「中村倫也のやんごとなき雑炊」・・・動画もあるのね。後でゆっくり見よ・・(´✧ω✧`)フフフ...

 今回は世界のオーブン料理紹介ということで中村君は南アフリカの「ボボティー」を調理。特に包丁さばきがうまいって感じではなかったがゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ なんか普通に料理しているのがよろしい。雑談中に「ピーマンとしいたけが苦手」「以前ハムスターをたくさん飼っていて実家がハムスターの団地状態だった」という情報を入手。

 そしてボボティーが出来上がるまで40分ぐらいかかるということで、その間、紹介者のジャピーの「踊ってみようか?」というお誘いに「・・・踊るかい・・?」と困惑気味に応え、一応チャレンジするも耐えられず止める姿にニンマリ。なんかこういうあっさりした番組もいいね。



 『理想的本箱 君だけのブックガイド』(録画)(Eテレ)

 再開待っていましたヨ〜
今回のテーマは「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」。
私だよ ( ̄▼ ̄)ニヤッ カネゴンと呼ばれた女さ。
労働時間は減らしたいけど、お給料はもっとあげて欲しい。
お金は無くても人生は楽しめます系の本も読んだりしたけど、なんかしっくりこない(笑

 お金の問題って年代によっても内容は違ってくるんじゃないのかね。
番組に寄せられた若人達のメールの内容はもっと切実で、感情の問題的なものもあり、立場的にどうすることもできないからこその悩みも伝わってきた。

 まず一冊目。
森茉莉さんの「贅沢貧乏」
この手のテーマでは定番と言ってもいいほど紹介されるが未読。

 幅さんが「独特の文体で読みずらいかもしれない」と言っていたけど惹かれる内容だった。
『贅沢というのは高価なものを持っていることではなく、贅沢な精神を持っていることである』

 「贅沢」って心の自由さなのかな・・って思った。
「贅沢」がいつのまにか人や流行を追いかけるだけになっているような・・
それは自分自身を満足させてくれるのだろうか。
「贅沢」ってもっと個人的なもので、自分を知ることでもあるし、発見することでもあるのかな。


 二冊目は五味太郎さんの「買物絵本」

 五味太郎さんの絵本って一家に一冊はあるんじゃないかなぁ・・
『物を買うことで付いてくるいろいろなもの』・・・

 お金を使うことで生まれる喜び、ときめき、幸せ。
そして付いてくるがっかりな面や新たな気づき?
淡々とした表現がまさに大人が読んでも面白い絵本だと思う。

 最後はヤニス・バルファキスさんの「父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」

 これは「映像の帯」創るの難しかったと思うわ〜(笑
経済書というよりも世界が変化し続ける中で人間が生きていくために根本的に必要なことを教えてくているような。映像で見る限りでは、すごくわかりやすく説明してくれているので、読んでいるうちにいつのまにか経済の仕組みが身についているのかしら。



 相変わらずバラエティに富んだ選書。刺激を受けますわ〜
情報の海の中で私が知ることのできる本のタイトルも内容もほんのわずか。
勢いやツイッターで流れてきた本をポチッとすることも数知れず。
この番組は落ち着いて本と向き合うきっかけをくれます。


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matakita821 at 18:53│Comments(6)テレビ日記 | 2022年ドラマ

この記事へのコメント

1. Posted by ナナプ   2022年10月02日 19:00
こんばんは。
久々のコメントになりました。
朝ドラ、本当に酷かったね。最後まで見たんだけどね💦最後のあの歳の取り方ってなんだよ!何も考えてないよね。次の朝ドラ酷かったら、、しばらく見ないかも💦
2. Posted by きこり→ナナプさん   2022年10月04日 18:13
いや〜ホントにひどかったよね。何見せられてるんだろう??って何度も思ったよ。その場その場で適当に作っているとしか・・( ̄▽ ̄;)
新しく始まった朝ドラ、前回のトラウマがあるからまだ油断できないだけど、普通に楽しめたらいいなぁ
3. Posted by うりぼー   2022年10月07日 19:29
5 きこりさん、こんにちは。
だいぶ前に一度コメントさせていただいた者です。
珈琲いかがでしょう?リアルタイムでもどはまりしてみていたのですがきこりさんの感想よんでまたみています。美味しい珈琲が飲みたくなりますね。
中村倫也祭りです。今度は凪のお暇見返そうと思います。見る機会ありましたら是非みてほしい作品です。原作は珈琲いかがと同じコナリミサトさん。
ゴンという役で中村倫也さんの演者のスゴさを知り好きになりました。
4. Posted by うりぼー   2022年10月07日 21:12
すみません!パソコンからおじゃまさせていただいたら凪のお暇、ご感想の記事みつけることができ拝見させていただきました。失礼しました。記事検索便利でありがたいです。
5. Posted by きこり→うりぼーさん   2022年10月09日 12:12
こんにちは〜♬ コメントありがとうございます。
「珈琲いかがでしょう」いいですよね〜(笑
私もすぐ見直したくなりました。あの笑顔とのギャップが堪らんですよね(笑
そしてアクションのキレの良さにびっくりしました。
中村君は「凪のお暇」のイメージで低体温で動かないって思ってたんでゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
私も「凪のお暇」見直そうかな〜中村君推しとなった今ではまったく
見方違うかも(笑
って、原作、「珈琲」の方と同じなんですね。ちょっとびっくり。

6. Posted by きこり→うりぼーさん   2022年10月09日 12:15
自分でも書いたこと忘れていましたよ〜(笑
あの頃はまだ中村君の良さに目覚めてなかったから(笑
こっちの中村君も別な危険さが良かったですよね〜♬

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