2022年07月25日
きこりのテレビ日記 #85
7月23日(土曜日)雨
5時10分起床。5時20分ミー太・すずと外へ。
ミー太は玄関周りのにおいを嗅ぐとすぐ中に戻ってしまった。
一昨日の昼、よそにゃんこと盛大なケンカをしたらしく(怪我はなし・毛が抜けただけ)、戻ってきてからごはんも全く食べず、籠っていたのだ。
翌日の朝になって少し食欲が出てきたようだが、ミー太にとってはかなりショッキングなできごとだったらしく、昨日も一瞬しか外に出なかった。怪我をした時も治ったらすぐにパトロールに出かけたミー太なのに、どうしたんだべ。まぁ、私としては外に出ない方が心配しなくて済むし、いろいろ好都合なのだが、トラウマは癒してやりたい。
しかも、家のすぐ前でやり合った模様(玄関の前にミー太の毛がかなり落ちていた)。変だなぁ・・いつもケンカが始まったら声が聞こえるから、すぐに仲裁に入るのだが、一昨日は全く聞こえなかった。韓ドラに夢中になっていたか?てか、この近所でミー太とやりあえる猫と言えば、そんなに多くはない。
最近顔を見せる黒猫ちゃんはちびっこだし、つしま君(巨大なサバトラ猫)も最近見ないしな〜ノルウェージャンヤンキーがこの前来てて、ミー太に追い払われていたけど・・・茶トラ君もご無沙汰だしなぁ・・・こんだけミー太を怖がらせるって誰なんだ?
『石子と羽男 ーそんなコトで訴えます?−』第2話 未成年者取消権
面白かった。コレは視聴決定。
なんか単純な事件かと思いきや、親、子供、友達、塾関係者、それぞれのいろんな思いや行動が重なった結果だという・・一枚一枚紙を剥いでいって本当の中身が見られるような快感があった。物事は単純じゃない、でも複雑すぎるほどでもない。そして関わった石子(有村架純)と羽男(中村倫也)の隠していた思いも自然と漏れる。
中学受験を無理強い?あるいはダブルワークのストレスから子供のIDを使って課金?などとどす黒い妄想を搔き立てた相談者の相田瑛子(木村佳乃)は愛情溢れる肝っ玉母さんだった。晩御飯を息子の孝多(小林優仁)は一人で食べていたけれど、孤食じゃない。心を込めて楽しんで作る姿、そして母親の存在が感じられる空気を録画しておいてくれた。そんな瑛子の思いはしっかり孝多に伝わっていた。だからこそのゲーム課金だった。しかもお金がちゃんと戻ってくると確認してから。
原因を知った瑛子は19万の返金を求めない事にした。半分は自分の罰として受け入れ、そして半分は孝多に毎月のおこづかいから返済させることに。良い判断だと思う。(私なら返金はしてもらうが( ̄▽ ̄;) )母親を思ってしてくれた事とは言え、大金が動いた。お金の大切さと、行動の責任を学ぶいい機会になったよね。
石子は『子供は親の期待に応えようと頑張っている』と言っていたけど・・・東大一発合格もそういうことなんだろうか?司法試験4回落ちているという話だが、石子はわざと合格しないようにしているんじゃなかろうか。
そして羽男、同じ苗字の女性からの電話に固まっていたが・・・
母親?それとも妹?
中村倫也さん、それほど興味のある俳優さんじゃなかったけど、なんかいい感じに思えてきた(笑)羽男のテンションと人との距離感に面白みを感じる。今回は大庭(赤楚衛二)への「固い。固い。固いし、ちょっとうるさい」、離れてからの「でさ、でさ、でさ、ちょっと帰っておいで」って言い方が好きだった(* ̄m ̄)プッ
『TAROMAN』(録画)(Eテレ)
わたしゃ、最初、この番組は本当に70年代に岡本太郎監修とかで作られたのかと思ったよ(笑
映像のざらざらした感じとか〜登場人物とか〜(カーボーイハットにベスト着ているお兄ちゃんとか〜ビル壊される社長とか〜喋っているだけの科学特捜隊的な皆さんとか〜)そもそも70年代ってTVにシュールが散りばめられていたように思う。さらにテーマ曲がイカスぅ!| ‾᷄ω‾᷅)و✧ そらで歌えるようになりたいワ〜♬
そして案内役の、昔「TAROMAN」を見ていた体のサカナクションの山口一郎さん・・普段がどんな感じだかわかんないんだけど、淡々と語る口調から「変さ」が溢れていて(笑)妙に引き込まれるぅ〜
(4)「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」
コレまた過激なタイトル(笑)でも、どのタイトルも岡本太郎みしかない。
「駄々っ子」という怪獣が暴れ出すが、世間の「どうせタローマンがやっつけてくれるよ」という声に反発したタローマンはやる気を無くし、怪獣を放置。そんなタローマンを見かねたのか同じシュールレアリズム星からタローマン2号が助けにやってくるが、そんなニセモノの存在をタローマンが許すはずもない。きっぱりと拒絶。タローマン2号に攻撃を始め、巻き込まれて駄々っ子もやられてしまうのでした。
今回は山口さんが小さい頃に苦労して手に入れた「タローマン」フィギュアを紹介。ちょっと欲しいかも。
(5)「真剣に、命がけで遊べ」
奇獣「疾走する眼」が現れるがタローマンの攻撃は「気軽な趣味みたいな」絵を描いていた男に向けられる。タローマンのエネルギー注入を受けた男は命がけで爆発的な絵を完成させるのだった。そして「疾走する眼」をやっつけるのかと思いきや、鬼ごっこを真剣に、命がけで行うタローマンでした。
今回も山口さんのコレクション、「タローマンかるた」紹介。
コレはぜひとも手に入れたい!
5時10分起床。5時20分ミー太・すずと外へ。
ミー太は玄関周りのにおいを嗅ぐとすぐ中に戻ってしまった。
一昨日の昼、よそにゃんこと盛大なケンカをしたらしく(怪我はなし・毛が抜けただけ)、戻ってきてからごはんも全く食べず、籠っていたのだ。
翌日の朝になって少し食欲が出てきたようだが、ミー太にとってはかなりショッキングなできごとだったらしく、昨日も一瞬しか外に出なかった。怪我をした時も治ったらすぐにパトロールに出かけたミー太なのに、どうしたんだべ。まぁ、私としては外に出ない方が心配しなくて済むし、いろいろ好都合なのだが、トラウマは癒してやりたい。
しかも、家のすぐ前でやり合った模様(玄関の前にミー太の毛がかなり落ちていた)。変だなぁ・・いつもケンカが始まったら声が聞こえるから、すぐに仲裁に入るのだが、一昨日は全く聞こえなかった。韓ドラに夢中になっていたか?てか、この近所でミー太とやりあえる猫と言えば、そんなに多くはない。
最近顔を見せる黒猫ちゃんはちびっこだし、つしま君(巨大なサバトラ猫)も最近見ないしな〜ノルウェージャンヤンキーがこの前来てて、ミー太に追い払われていたけど・・・茶トラ君もご無沙汰だしなぁ・・・こんだけミー太を怖がらせるって誰なんだ?
『石子と羽男 ーそんなコトで訴えます?−』第2話 未成年者取消権
面白かった。コレは視聴決定。
なんか単純な事件かと思いきや、親、子供、友達、塾関係者、それぞれのいろんな思いや行動が重なった結果だという・・一枚一枚紙を剥いでいって本当の中身が見られるような快感があった。物事は単純じゃない、でも複雑すぎるほどでもない。そして関わった石子(有村架純)と羽男(中村倫也)の隠していた思いも自然と漏れる。
中学受験を無理強い?あるいはダブルワークのストレスから子供のIDを使って課金?などとどす黒い妄想を搔き立てた相談者の相田瑛子(木村佳乃)は愛情溢れる肝っ玉母さんだった。晩御飯を息子の孝多(小林優仁)は一人で食べていたけれど、孤食じゃない。心を込めて楽しんで作る姿、そして母親の存在が感じられる空気を録画しておいてくれた。そんな瑛子の思いはしっかり孝多に伝わっていた。だからこそのゲーム課金だった。しかもお金がちゃんと戻ってくると確認してから。
原因を知った瑛子は19万の返金を求めない事にした。半分は自分の罰として受け入れ、そして半分は孝多に毎月のおこづかいから返済させることに。良い判断だと思う。(私なら返金はしてもらうが( ̄▽ ̄;) )母親を思ってしてくれた事とは言え、大金が動いた。お金の大切さと、行動の責任を学ぶいい機会になったよね。
石子は『子供は親の期待に応えようと頑張っている』と言っていたけど・・・東大一発合格もそういうことなんだろうか?司法試験4回落ちているという話だが、石子はわざと合格しないようにしているんじゃなかろうか。
そして羽男、同じ苗字の女性からの電話に固まっていたが・・・
母親?それとも妹?
中村倫也さん、それほど興味のある俳優さんじゃなかったけど、なんかいい感じに思えてきた(笑)羽男のテンションと人との距離感に面白みを感じる。今回は大庭(赤楚衛二)への「固い。固い。固いし、ちょっとうるさい」、離れてからの「でさ、でさ、でさ、ちょっと帰っておいで」って言い方が好きだった(* ̄m ̄)プッ
『TAROMAN』(録画)(Eテレ)
わたしゃ、最初、この番組は本当に70年代に岡本太郎監修とかで作られたのかと思ったよ(笑
映像のざらざらした感じとか〜登場人物とか〜(カーボーイハットにベスト着ているお兄ちゃんとか〜ビル壊される社長とか〜喋っているだけの科学特捜隊的な皆さんとか〜)そもそも70年代ってTVにシュールが散りばめられていたように思う。さらにテーマ曲がイカスぅ!| ‾᷄ω‾᷅)و✧ そらで歌えるようになりたいワ〜♬
そして案内役の、昔「TAROMAN」を見ていた体のサカナクションの山口一郎さん・・普段がどんな感じだかわかんないんだけど、淡々と語る口調から「変さ」が溢れていて(笑)妙に引き込まれるぅ〜
(4)「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」
コレまた過激なタイトル(笑)でも、どのタイトルも岡本太郎みしかない。
「駄々っ子」という怪獣が暴れ出すが、世間の「どうせタローマンがやっつけてくれるよ」という声に反発したタローマンはやる気を無くし、怪獣を放置。そんなタローマンを見かねたのか同じシュールレアリズム星からタローマン2号が助けにやってくるが、そんなニセモノの存在をタローマンが許すはずもない。きっぱりと拒絶。タローマン2号に攻撃を始め、巻き込まれて駄々っ子もやられてしまうのでした。
今回は山口さんが小さい頃に苦労して手に入れた「タローマン」フィギュアを紹介。ちょっと欲しいかも。
(5)「真剣に、命がけで遊べ」
奇獣「疾走する眼」が現れるがタローマンの攻撃は「気軽な趣味みたいな」絵を描いていた男に向けられる。タローマンのエネルギー注入を受けた男は命がけで爆発的な絵を完成させるのだった。そして「疾走する眼」をやっつけるのかと思いきや、鬼ごっこを真剣に、命がけで行うタローマンでした。
今回も山口さんのコレクション、「タローマンかるた」紹介。
コレはぜひとも手に入れたい!
7月24日(日曜日)くもり
4時頃から入れ替わり立ち代わり猫が起こしに来たが、最終的にはミー太に催促され、5時55分起床。ミー太と接していると、男の子がいるお母さんを見てて、なんか上の娘の時より明らかに甘いよな〜って感じたのを思い出す。なんかすずがやるとイラッとすることでもゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ ミー太がすると『も〜困った子だね〜』と受け入れてしまう。何でだろ?末っ子だから?
『初恋の悪魔』#02(録画)(日本テレビ)
うん、いいねぇ。こちらも視聴決定。
笑いと涙とサスペンスと間(ま)の配分、エンディングの曲、すべてが好みだわ〜
兄を殺した弟芸人。彼の思いは推察のみで、初めて悠日(仲野太賀)の兄への思いが語られる。
『ラーメンなんて伸びたっていいんだよ!話したいことがある時は』
そう言ってくれた星砂(松岡茉優)のおかげで。
『欲しいものを手に入れた人と、手に入らなかった人がいて、
一番欲しいものが手に入らなかった人は、もう、他に何も欲しくなくなってしまう』
なんとなくわかる。だから悠日の答えはいつも「YES」。
ひとつ「NO」と言ってしまったら、どんどん欲望がふくらんでしまいそうだから。
でも、そうじゃなかった。100か0かではなく、20ぐらいから始めてみよう。
悠日はちょっとだけ大人の階段上れたんだと思う。
てか、両親、普通にひどいぞ。どんだけ兄が優秀だったか知らんが。
お兄さんだって居心地悪かっただろうに。
兄と、屈託なく接していた時のように話すことができた悠日。
きっと今まで泣けなかったんだろうな。
ところでなぜ星砂が悠日の兄のものと思われるスマホを持っているのか。
もう一人の人格がやったことか?
相変わらず捜査会議が楽しい。模型の中に入っていく演出好きなのよね。もっと長くても良くってよ。サイコキラー候補・森園真澄(安田顕)。鹿浜(林遣都)はゴミの日のルール守っていたから違うかも・・と言っていたが、いやいやいや、サイコキラーみたいな人ほど、一般的なルール順守に厳しいのよ〜
『空白を満たしなさい』第4話(録画)NHK総合
徹生(柄本佑)は自殺だった。佐伯(阿部サダヲ)からのDVDで確認できたが、それでも自分が自殺するとは思えない。屋上で「腐った自分」と対面するが、それでも「幸せだった」自分には自殺する理由があるとは思えない。
安西(渡辺いっけい)に止められなければ徹生は、また飛び込んでいたと思う。
息子には見せられない自分、見られたくない自分を抹殺するために。
佐伯を訪ねた徹生は、初めて佐伯という人間と対峙する。そして佐伯を通して本当の自分を知った。佐伯は実際にいる人間だった。しかし、徹生の目に映った、徹生を苦しめ、徹生が隠そうとする徹生を無理やり知らしめようとする佐伯はいなかった。
人間に対する恨み・つらみ・悪意・憎しみ・人生への嫌悪・・・それらはすべて徹生自身のものだった。そしてその感情は徹生にとっては決して認めたくないものだったので、それを突き付ける悪人として徹生の中で「ストーカーの佐伯」という存在が作られた。失われた記憶、それは決して認めたくない自分自身の姿。彼は生き返っても尚、その真実を受け入れたくなかったのか・・・
『どのゴッホが、どのゴッホを殺したと思いますか?』佐伯
『この病んだゴッホをみんなで殺したんです』
『もう自分の中の狂気に振り回されたくない!
真っ当にみんなと同じように生きたいんですよ!
私は生きたいんだ!!』
死にたいんじゃない。生きたかった。
殺したかったのは、この世界を憎む自分。
生きたいからこそ殺したかった。
佐伯という男が何を求めているのか、いったいどうしたいのか・・・
わからなくてイライラしていた。
見ていると自分の中のどす黒い思いがさらに濃くなっていきそうで怖かった。
佐伯は徹生で、徹生は佐伯、そして私自身だ。
誰よりも自分自身の醜さを憎み、そんな自分を拒絶する世間を恨み、この世界を呪っていた。受け入れてくれればいい人になれる、ただ普通に幸せになりたいだけなのに、叶えられない。
『私は生きたいんだ!』
濁って何も見ていないと思えた佐伯の目が、ただひとつの純粋な願いで子供のように清らかに、すがるように訴えていた。徹生との出会いで佐伯も自分自身がわかったのだ。そして佐伯との対話で徹生の中でも自分自身という人間が腑に落ちた。
ここに至るまでの柄本佑さんと阿部サダヲさん、二人の心の格闘、心の中にあるのに掴めないもどかしさ、闇の中を必死にあがく苦しみ、怒り。拒絶しながらも最後はゆるやかに重なっていく姿がすばらしかった。
『最期に思ったのは・・・生きたい。
生きたかったんだよ!死にたかったんじゃない!
自殺してごめん・・・
たくさん苦労かけて、悲しい思いさせて、本当にごめん』
徹生は、自殺した自分を受け入れることができた。
そしてその過程で自分にとって決して手放せない大切なものがわかったんだと思う。
『ありがとう。戻ってきてくれて』
千佳(鈴木杏)もやっと心からそう思え、その思いを徹生に伝えることができた。
でも千佳にも、大きな空白があるようだね。
次回はついに最終回。複生した徹生、そして佐伯、千佳はどう生きていくんだろう。
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4時頃から入れ替わり立ち代わり猫が起こしに来たが、最終的にはミー太に催促され、5時55分起床。ミー太と接していると、男の子がいるお母さんを見てて、なんか上の娘の時より明らかに甘いよな〜って感じたのを思い出す。なんかすずがやるとイラッとすることでもゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ ミー太がすると『も〜困った子だね〜』と受け入れてしまう。何でだろ?末っ子だから?
『初恋の悪魔』#02(録画)(日本テレビ)
うん、いいねぇ。こちらも視聴決定。
笑いと涙とサスペンスと間(ま)の配分、エンディングの曲、すべてが好みだわ〜
兄を殺した弟芸人。彼の思いは推察のみで、初めて悠日(仲野太賀)の兄への思いが語られる。
『ラーメンなんて伸びたっていいんだよ!話したいことがある時は』
そう言ってくれた星砂(松岡茉優)のおかげで。
『欲しいものを手に入れた人と、手に入らなかった人がいて、
一番欲しいものが手に入らなかった人は、もう、他に何も欲しくなくなってしまう』
なんとなくわかる。だから悠日の答えはいつも「YES」。
ひとつ「NO」と言ってしまったら、どんどん欲望がふくらんでしまいそうだから。
でも、そうじゃなかった。100か0かではなく、20ぐらいから始めてみよう。
悠日はちょっとだけ大人の階段上れたんだと思う。
てか、両親、普通にひどいぞ。どんだけ兄が優秀だったか知らんが。
お兄さんだって居心地悪かっただろうに。
兄と、屈託なく接していた時のように話すことができた悠日。
きっと今まで泣けなかったんだろうな。
ところでなぜ星砂が悠日の兄のものと思われるスマホを持っているのか。
もう一人の人格がやったことか?
相変わらず捜査会議が楽しい。模型の中に入っていく演出好きなのよね。もっと長くても良くってよ。サイコキラー候補・森園真澄(安田顕)。鹿浜(林遣都)はゴミの日のルール守っていたから違うかも・・と言っていたが、いやいやいや、サイコキラーみたいな人ほど、一般的なルール順守に厳しいのよ〜
『空白を満たしなさい』第4話(録画)NHK総合
徹生(柄本佑)は自殺だった。佐伯(阿部サダヲ)からのDVDで確認できたが、それでも自分が自殺するとは思えない。屋上で「腐った自分」と対面するが、それでも「幸せだった」自分には自殺する理由があるとは思えない。
安西(渡辺いっけい)に止められなければ徹生は、また飛び込んでいたと思う。
息子には見せられない自分、見られたくない自分を抹殺するために。
佐伯を訪ねた徹生は、初めて佐伯という人間と対峙する。そして佐伯を通して本当の自分を知った。佐伯は実際にいる人間だった。しかし、徹生の目に映った、徹生を苦しめ、徹生が隠そうとする徹生を無理やり知らしめようとする佐伯はいなかった。
人間に対する恨み・つらみ・悪意・憎しみ・人生への嫌悪・・・それらはすべて徹生自身のものだった。そしてその感情は徹生にとっては決して認めたくないものだったので、それを突き付ける悪人として徹生の中で「ストーカーの佐伯」という存在が作られた。失われた記憶、それは決して認めたくない自分自身の姿。彼は生き返っても尚、その真実を受け入れたくなかったのか・・・
『どのゴッホが、どのゴッホを殺したと思いますか?』佐伯
『この病んだゴッホをみんなで殺したんです』
『もう自分の中の狂気に振り回されたくない!
真っ当にみんなと同じように生きたいんですよ!
私は生きたいんだ!!』
死にたいんじゃない。生きたかった。
殺したかったのは、この世界を憎む自分。
生きたいからこそ殺したかった。
佐伯という男が何を求めているのか、いったいどうしたいのか・・・
わからなくてイライラしていた。
見ていると自分の中のどす黒い思いがさらに濃くなっていきそうで怖かった。
佐伯は徹生で、徹生は佐伯、そして私自身だ。
誰よりも自分自身の醜さを憎み、そんな自分を拒絶する世間を恨み、この世界を呪っていた。受け入れてくれればいい人になれる、ただ普通に幸せになりたいだけなのに、叶えられない。
『私は生きたいんだ!』
濁って何も見ていないと思えた佐伯の目が、ただひとつの純粋な願いで子供のように清らかに、すがるように訴えていた。徹生との出会いで佐伯も自分自身がわかったのだ。そして佐伯との対話で徹生の中でも自分自身という人間が腑に落ちた。
ここに至るまでの柄本佑さんと阿部サダヲさん、二人の心の格闘、心の中にあるのに掴めないもどかしさ、闇の中を必死にあがく苦しみ、怒り。拒絶しながらも最後はゆるやかに重なっていく姿がすばらしかった。
『最期に思ったのは・・・生きたい。
生きたかったんだよ!死にたかったんじゃない!
自殺してごめん・・・
たくさん苦労かけて、悲しい思いさせて、本当にごめん』
徹生は、自殺した自分を受け入れることができた。
そしてその過程で自分にとって決して手放せない大切なものがわかったんだと思う。
『ありがとう。戻ってきてくれて』
千佳(鈴木杏)もやっと心からそう思え、その思いを徹生に伝えることができた。
でも千佳にも、大きな空白があるようだね。
次回はついに最終回。複生した徹生、そして佐伯、千佳はどう生きていくんだろう。
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この記事へのコメント
1. Posted by 紅緒まま 2022年08月08日 17:01
猫ちゃんたちの喧嘩心配ですね。
怪我しませんように。
毎日暑いし、コロナも大変です。
きこりさんも気をつけてくださいね。
怪我しませんように。
毎日暑いし、コロナも大変です。
きこりさんも気をつけてくださいね。
2. Posted by きこり→紅緒ままさん 2022年08月08日 18:40
紅緒ままさん、まーちゃんとぴっちちゃんは変わりなくお元気かしら?
北海道どころじゃない暑さだよね( ̄▽ ̄;)
ミー太はまた最近通常のパトロールに励んでいます。
最近来る、ちびっこの黒猫ちゃんを追い払ったりもしてます。
仲良くできないものかねぇ?と思いつつ、ミー太なりに頑張って家を守ってくれているのでしょう。
紅緒ままさんもお身体ご自愛くださいね。
たまにはブログ更新してくださいよ〜(笑
まーちゃんたちに会いたいです〜
北海道どころじゃない暑さだよね( ̄▽ ̄;)
ミー太はまた最近通常のパトロールに励んでいます。
最近来る、ちびっこの黒猫ちゃんを追い払ったりもしてます。
仲良くできないものかねぇ?と思いつつ、ミー太なりに頑張って家を守ってくれているのでしょう。
紅緒ままさんもお身体ご自愛くださいね。
たまにはブログ更新してくださいよ〜(笑
まーちゃんたちに会いたいです〜