2022年04月12日
韓国ドラマ「未成年裁判」第10話(最終話)
少年犯罪がテーマなので、見る前から、きっと後味悪いんだろうな〜とは思っていたが、やはり後味悪かった。ほぼ毎回 ( ̄▽ ̄;)アハハ…あんなヒドイ事しておいてその程度の処遇かい?!と怒りが湧くばかり。そして少年犯罪はその国の社会情勢を反映している。少年が起こした犯罪だが環境や回りの大人からの影響が甚だしい。加害者の少年が大人からの被害者である場合もあり、一方で少年法を熟知した上で残虐な犯罪を積極的に起こす輩もいる。
キム・ヘス演じるシム・ウンソクはヨンファ地方裁判所少年合議部の判事。インタビューで「私は少年犯罪を嫌悪しています」とはっきり答えるほど、少年犯罪を憎んでおり更生も信じていない。担当した案件は納得できるまで自分で徹底的に調べる。寝食を忘れて・・というか、まるで自分を痛めつけるかのように仕事に没頭する。そしてその間、被害者の写真をずっと机の上に貼っている。被害者の苦しみを第一に考え、真実を追求し、現在の法で認められている範囲での罰を与える。その姿勢は常にフェアであるが容赦ない。上司の過ちに対しても。
少年犯罪を憎みながら、地方の少年合議部を転々と異動するウンソク・・・
何か個人的恨みでもあるの?でも、個人的恨みからの仕事への執着ならどうなんだろう?と思っていたが、やはり個人的恨みがありました( ̄▽ ̄;)
5年前、ウンソクの息子は11歳の少年ファン・インジュンとペク・ドヒョンに殺されていた(屋上からレンガを投下)。その時、裁判を担当した判事(ウンソクはその判決には全く納得できなかった)ナ・グニ(イ・ジョンウン)が上司として赴任してきて(性格が悪くて有名)、さらにそのファン・イクジュンを含む少年達が起こした集団レイプ事件を担当することになるウンソク。調べにより、表面には全く出てこなかったが、ペク・ドヒョンも実は関わっていたことが判明・・ってのが前回までの話。
過去に自分と関わりのあった少年の犯罪の判事をするって・・
後でバレたら、マスコミで叩かれるアレじゃ?と思うのだが〜
ファン達とウンソク、そして自分との関係に気づいたナ・グニ判事は彼女を担当から外すんだが、その時ウンソクは「5年前のナ・グニ判事の審判が間違っていた」「彼らは法は被害者の味方ではない、罪を犯しても楽勝だと学んだ」と訴えたのさ〜。
その時の回想が流れたんだが、ウンソクと元夫は傍聴席にいたんだが、少年犯罪審理は原則非公開だからとナ判事に追い出されてしまったんだよね。被害者の親として思いを伝える機会も与えてもらえず、審理はたった3分で終了。少年たちはニコニコしながら法廷から去って行った・・・
コレは恨むでしょうよ。3分て・・・ホントに真剣にこの事件に向き合ってくれたのかよ?って思うよね。元夫も判事だから『これが法なんだ。わかってるだろ』と言っていたけど、夫としてよりも判事としての言葉って感じ。そりゃ離婚するわ・・(それだけじゃなく、イカれた義母のせいもあると思うが)
その結果がコレだからね。彼らにカウンセリングすら受けさせなかった。再犯どころか様々な犯罪に手を染め、それでも少年だから許されると思わせてしまった。これは日本でも同じ状況だろうな。罪の意識ゼロ。ペクに至っては暴力で快感を覚えるサイコ野郎だしさ。
その後、チャ判事(キム・ムヨル)からペク達のアジトの情報を得たウンソクは一人でそこへ向かう。もーーーーこういうドラマで毎回思うけど単独行動はヤメテーーー!!
案の定、ペクに見つかったウンソクはボッコボコにやられ刺されてしまう。でも、そこで得た証拠を押さえることができて、改めてナ・グニ判事に奴等の非道さを伝えることができた。病院にも行かず血だらけのままの姿が説得力あったのか?( ̄▽ ̄;)
結局、ペク達の事件はナ・グニ判事が引き継いだんだが、真実を明らかにするために丁寧に証拠を集め、被害者の声を加害者に聞かせ、罪の認識をさせた上で、検察に逆送され少年刑事事件として裁かれると言い渡した。
さらに「自分の法廷には(冷静な審判を下すために)感情を持ち込まない」がモットーだったが「感情を持ち込むことも大切だ。今まで傷つけてきた人たちに謝りたい」と法廷で語ったのさ〜
わたしゃ、この人には全く期待していなかったけど、そんなに腐っちゃいなかった。命懸けのウンソクの言葉をしっかり受け止めて、変わってくれた。そしてこの人にもこの人なりの信念があって、それを大切にしてきたんだな〜とわかったよ。
判決を受けて、ウンソクはやっと息子の遺品や写真に向き合い、別れることができた。今まで辛すぎて触ることもできなかったし、きっと泣くことすらできなかったんだろうね。息子を失った悲しみは消えることがないけれど、正しい審判によって、母としても判事としても新たな出発をする気持ちになれたのが良かったよ(´;ω;`)
懲戒処分委員会ではウンソクも今までの自分の少年達への態度が間違っていたこと、そしてこれからは「少年犯罪を憎みながらも、偏見を持たず、正しく憎みます」宣言。中立的な立場であるはずの判事だけど、被害者遺族であるというウンソクの境遇は決してマイナスにはならないはず。より深く被害者達に寄り添い、その苦しみを加害者たちに伝えることで罪の認識をさせることも判事の大きな仕事だと思う。そうしてあくまでフェアに真実を求め、正しく審判を下す。彼女の今後も見てみたくなる最終回でした。
って、ラストで1回目に出て来た少年が、さらに凶悪な雰囲気をまとって法廷に戻ってきたところで終わって、やっぱり後味わるし・・( ̄▽ ̄;)
それだけ未成年裁判の審判は難しいし、出した後が大切、さらに課題が多いってことなんだろうけど。
16回ぐらいあると思っていたから終わっちゃって、ちょっとがっかりしたぞ。
見始めたら止まらず、だいたいいつも一気に3話ぐらいづつ見たわ〜キム・ヘスさんって初めてだったんだけど、ウンソクのバックボーンと信念が伝わってくる演技に引きこまれたよ。51歳ってマジか?!韓国の女優さんは年齢を超越しているね。
他にも忘れられない場面として退職した日に明かされたカン判事(イ・ソンミン)とチャ判事の絆にグッときた。かつてしてもらったようにカン判事の靴紐を結んで感謝の思いを伝えるチャ判事には泣けたよ。ちょうど今、『魔王』の再放送も見ているから、カン判事見て、あ、ファン・デピルの人だ!15年後も活躍してるのね〜って何か嬉しかったわ(笑
気持ちが重くなったから、チャン・ギヨン様の『九尾の狐とキケンな同居』を見て、癒されよ〜♬
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後でバレたら、マスコミで叩かれるアレじゃ?と思うのだが〜
ファン達とウンソク、そして自分との関係に気づいたナ・グニ判事は彼女を担当から外すんだが、その時ウンソクは「5年前のナ・グニ判事の審判が間違っていた」「彼らは法は被害者の味方ではない、罪を犯しても楽勝だと学んだ」と訴えたのさ〜。
その時の回想が流れたんだが、ウンソクと元夫は傍聴席にいたんだが、少年犯罪審理は原則非公開だからとナ判事に追い出されてしまったんだよね。被害者の親として思いを伝える機会も与えてもらえず、審理はたった3分で終了。少年たちはニコニコしながら法廷から去って行った・・・
コレは恨むでしょうよ。3分て・・・ホントに真剣にこの事件に向き合ってくれたのかよ?って思うよね。元夫も判事だから『これが法なんだ。わかってるだろ』と言っていたけど、夫としてよりも判事としての言葉って感じ。そりゃ離婚するわ・・(それだけじゃなく、イカれた義母のせいもあると思うが)
その結果がコレだからね。彼らにカウンセリングすら受けさせなかった。再犯どころか様々な犯罪に手を染め、それでも少年だから許されると思わせてしまった。これは日本でも同じ状況だろうな。罪の意識ゼロ。ペクに至っては暴力で快感を覚えるサイコ野郎だしさ。
その後、チャ判事(キム・ムヨル)からペク達のアジトの情報を得たウンソクは一人でそこへ向かう。もーーーーこういうドラマで毎回思うけど単独行動はヤメテーーー!!
案の定、ペクに見つかったウンソクはボッコボコにやられ刺されてしまう。でも、そこで得た証拠を押さえることができて、改めてナ・グニ判事に奴等の非道さを伝えることができた。病院にも行かず血だらけのままの姿が説得力あったのか?( ̄▽ ̄;)
結局、ペク達の事件はナ・グニ判事が引き継いだんだが、真実を明らかにするために丁寧に証拠を集め、被害者の声を加害者に聞かせ、罪の認識をさせた上で、検察に逆送され少年刑事事件として裁かれると言い渡した。
さらに「自分の法廷には(冷静な審判を下すために)感情を持ち込まない」がモットーだったが「感情を持ち込むことも大切だ。今まで傷つけてきた人たちに謝りたい」と法廷で語ったのさ〜
わたしゃ、この人には全く期待していなかったけど、そんなに腐っちゃいなかった。命懸けのウンソクの言葉をしっかり受け止めて、変わってくれた。そしてこの人にもこの人なりの信念があって、それを大切にしてきたんだな〜とわかったよ。
判決を受けて、ウンソクはやっと息子の遺品や写真に向き合い、別れることができた。今まで辛すぎて触ることもできなかったし、きっと泣くことすらできなかったんだろうね。息子を失った悲しみは消えることがないけれど、正しい審判によって、母としても判事としても新たな出発をする気持ちになれたのが良かったよ(´;ω;`)
懲戒処分委員会ではウンソクも今までの自分の少年達への態度が間違っていたこと、そしてこれからは「少年犯罪を憎みながらも、偏見を持たず、正しく憎みます」宣言。中立的な立場であるはずの判事だけど、被害者遺族であるというウンソクの境遇は決してマイナスにはならないはず。より深く被害者達に寄り添い、その苦しみを加害者たちに伝えることで罪の認識をさせることも判事の大きな仕事だと思う。そうしてあくまでフェアに真実を求め、正しく審判を下す。彼女の今後も見てみたくなる最終回でした。
って、ラストで1回目に出て来た少年が、さらに凶悪な雰囲気をまとって法廷に戻ってきたところで終わって、やっぱり後味わるし・・( ̄▽ ̄;)
それだけ未成年裁判の審判は難しいし、出した後が大切、さらに課題が多いってことなんだろうけど。
16回ぐらいあると思っていたから終わっちゃって、ちょっとがっかりしたぞ。
見始めたら止まらず、だいたいいつも一気に3話ぐらいづつ見たわ〜キム・ヘスさんって初めてだったんだけど、ウンソクのバックボーンと信念が伝わってくる演技に引きこまれたよ。51歳ってマジか?!韓国の女優さんは年齢を超越しているね。
他にも忘れられない場面として退職した日に明かされたカン判事(イ・ソンミン)とチャ判事の絆にグッときた。かつてしてもらったようにカン判事の靴紐を結んで感謝の思いを伝えるチャ判事には泣けたよ。ちょうど今、『魔王』の再放送も見ているから、カン判事見て、あ、ファン・デピルの人だ!15年後も活躍してるのね〜って何か嬉しかったわ(笑
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matakita821 at 20:37│Comments(0)│韓ドラ いろいろ