「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第95話「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第97話

2022年03月17日

「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第96話

『算太さんと「たちばな」を建て直す。
あの頃の安子さんはその一心じゃった』雪衣(多岐川裕美)
『・・・・・』るい(深津絵里)

 雪衣さんが話す安子の姿、それもまたひとつの真実なんだよね。
るいの知らなかった安子。


『あの通帳、返しに来はったんやな。
10年前、偶然ひなたと出会て、
るいが京都にいること知って・・・
それから、仕事する度に貯めてたんやと思う。
謝りたかったんやと思うよ。
るいと、それからるいのお母さんに』ジョー

『それやったら・・・それやったらすぐに
そない言うてくれたらええのに・・・』るい
最後に、少しだけ欲しかったんと違うかなぁ。
家族と過ごす時間が。最後に少しだけ


 「最後に少しだけ」・・・(ノω;`) ジョー・・・どうしてそんなに優しく人に寄り添えるんだい・・ジョーがるいのそばに居てくれて良かった。この旅にはジョーが必要だよ。

 そして算太・・・
ずっと自分を許さなかったんだね。
でも、もっと早くに来て欲しかったよ。その「少しだけ」の時間は、るいやひなた達にとっても幸せな時間だったろうから。


 みんなで楽しく夕食を頂いている時、勇ちゃん(目黒祐樹)は突然泣き出してしまった。

あの日・・・るいが岡山ぁ出る言うた日。
わしにゃあ分かっとった。
るいが居場所を知らせる気も、
手紙やら電話やらよこす気もねえいうことを。
もう二度と岡山に帰って来る気がねぇいうことを。
それが、こねぇして元気な姿見せてくれて・・
(泣
旦那さんやら娘やら息子やら
連れてきてくれるたぁ・・・
うぅ・・・こ・・こねん嬉しいこたあねぇ
(涙』

 わかってたんだね・・・(´;ω;`)
それでもるいの気持ちを尊重して、見送ってくれたんだね。
そして多分口には出さずに来たけど、ずっと心配してくれていた。

 もしかしたら千吉さん(段田安則)が無理やり安子(上白石萌音)を捜したせいで、母子が別れる結果になってしまったと思って、あえて捜さずにいてくれたのかな。るいが雉真家とは離れて作った場所を壊すことになってはいけないと。


勇叔父さん。
長い間心配かけてごめんなさい
』るい

 ずっと気になっていたのはるいも同じ。
岡山には未練は無かっただろうが、何の連絡も入れずにきたことに罪悪感を感じてきただろう。お互いのために再会できて良かったよ。
でも鎧を脱いで再会するためには30年以上の時間が必要だったんだね。

HPはこちら






 食卓のそばにはたくさんの写真が置いてあり、ひなた(川栄李奈)と桃太郎(青木柚)は初めて、るいにとっての雉真の祖母(YOU)と祖父、そして父・稔さん(松村北斗)の顔を知った。

『うん?おばあちゃんの写真は?
あらへんの?』ひなた
『・・・・』るい

 雪衣さんが捜して持ってきてくれた。
それは安子と稔さんの結婚式の時の写真だった。

『お母ちゃんのお母さんや』るい

 安子とも、写真だけど30年振りの再会。
まだ葛藤はあるだろうけど安子に向き合うことができた。
ひなたと桃太郎、そしてジョーがいてくれたからやな。


『今年は兄さんの・・・るいの親父の五十回忌じゃ。いや・・・兄さんだけじゃねえ。
終戦の年に亡うなった人、みんなの五十回忌じゃ。できることじゃったら終戦の日まで岡山におってくれたらええ供養になろうがのぉ』

 もしかしたらジョーの両親にとっても五十回忌なんじゃ・・・
相変わらずジョーは何も語らないけど心の中で供養してきたんだろうなぁ。


 翌日、キャッチボールする桃太郎と勇ちゃんの姿が(笑
桃太郎は小夜ちゃん失恋の顛末を告白。

桃太郎。おなごを好きになった時ゃあ、甲子園出れたら、あれができたら、これができたらいうて先延ばしにするんじゃねぇ。
絶対報われんぞ。うん。
・・フフッ・・ハハハハ・・・
』勇

 (*≧m≦) 実感籠ってるわぁ・・・(笑
勇ちゃん、痛い目に遭って学んだことを孫に伝えてくれたよ。


 その頃、るいはかつての自分の部屋に居た。
ずっと使っていた文机の前に座ってみる。
引き出しの中には母からもらった英和辞典が入っていた。

 ゆっくりと、どこか怯えような表情で部屋に入ってきたるい。あの頃の自分に引き戻されてしまう・・・

 るいは岡山を出る時、この事典も置いていったんだね。
何もかもここに置いて、大阪で新しい自分になろうとした。
自分のことが嫌いで自信が持てなかったるい・・・
今は自分のことが好きになれているだろうか。


 ひなたが昔の写真を探しに来た。

『お母ちゃん。あの・・・
お母ちゃんのお母さんて生きてはるん?』ひ
『・・・・』るい
『あ・・・いや、お盆やし聞いとこかな思て』
『・・・分からへん』
『えっ?』
『・・・子供の頃、生き別れたんや』
『えっ・・・あっそう・・・』

 ひなた、そうやって聞いてやって。
るいが自分から言い出せないことを掘り出してやって。それがるいのためになるんやから。


 さて、ジョーは小暮さん(近藤芳正)に連絡して「Dippermouth Blues」について調べてくれていた。定一さん(世良公則)が亡くなり店は閉めたと聞いていたが、同じ名前の店が岡山にあると出入りのミュージシャンが言っていたらしい。

 るいと2人で、その「Dippermouth Blues」へ。
迎えてくれたのは定一さん!と思ったら、歳とった健一さんだった!そして健一さん!と思ったら、孫の慎一じゃった ( ̄▽ ̄;)アハハ…

 まさかまた世良さんに会えるとは(笑
健一さん(前野朋哉)を世良さんが演じて、その孫・慎一を前野さんが演じるという・・・思わず笑っちゃうキャスティング(笑

 でも世良さんが演じる老年期の健一はどこか前野さんの雰囲気も残っている。目黒さんもうまいなぁ・・と思ったけど世良さんもさすがじゃ。
そりゃ藤本さんも二役頼むワ。


 健一さんは終戦後のことをるいとジョーに話してくれた。
戦争で定一さんが死んだと思い込んだ健一さんは復員船で着いた横浜にそのまま居ついたそうな(それで戻って来るのが遅かったんだね)でも、ある日、父も店もないとわかっていながら岡山に来てみたら・・・定一さんが店の中で待っていてくれた。

 その後、孫のひとりが一緒にひいじいちゃんの店をやろうと言ってくれて、「Dippermouth Blues」が復活したそうな。

『こねえなこともあるんじゃのう。
稔さんと安子ちゃんが結婚して娘が生まれたいうなあ父さんから話聞いとったけど・・・
まさか、こねぇして錠一郎君の奥さんとして来てくれるたあのぉ』健一

 安子と稔さんのことを知っている人が居てくれて良かった。
なんだか稔さん、定一さん、いろんな人に導かれているような気がするよ。


安子ちゃんのこたぁ、噂で聞いた。
娘ょお捨てて、進駐軍さんとアメリカ行ったいうて
悪う言ようた人もおったけど・・・
安子ちゃんは、そねえな子じゃねえ。
わしが保証する。

何せわしゃあ、稔さんと安子ちゃんの初デートの目撃者じゃからの

『安子ちゃんは、そねえな子じゃねえ』・・・
これはるいにとって一筋の光だね。
自分を捨てた母と恨みながらも、どこかでそんな母を否定してくれる人を待っていたんじゃないだろうか。

 るいが本当の安子に少しづつ近づいてきている。
愛に溢れた、『るいは私の命なんです』と言っていた安子に。

 てか、安子と稔さんの初デートの時のように、
ジョーがるいに『砂糖入れる?』と聞いているのに(๑´ω`๑)♡キュン

 そして・・・ツイッターで知ったんだが、慎一さんが定一さんの写真の前に供えたおはぎに「たちばな」の文字が?!
どういうこと?!安子が戻って来ているの?
あるいは・・・
金太さん(甲本雅裕)が、おはぎを売らせたあの少年が「たちばな」を名乗っているの?


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