2022年02月18日
「カムカムエヴリバディ」 第16週 1983
2月14日（月）第73話
ひなた（川栄李奈）が家族に「ミス条映コンテスト」に出場すると発表。
それぞれの反応・・・(￣▽￣;)アハハ…
ジョーは大賛成。るいは反対。桃太郎は応援モード。
『それはすごいな。いつや？』ジョー（オダギリジョー）
『ちょうど夏休みや』ひなた
『あ〜それはええな』
『お姉ちゃん、女優さんになるん？』桃太郎（野崎春）
『夢みたいなこと言うてんと真面目に将来のこと考えなさい。
そんな偉そうなことは回転焼きの一つもまともに焼けるようになってから言いなさい。お母ちゃんはひなたのために言うてんの』るい（深津絵里）
るいは大月家の良心だからな。一応、言わねば(￣▽￣;)
しかし意外なことに、
この家のルールは最終的にはジョーが司っている。
『50万やて。優勝賞金。
ひなたなりに考えたんと違うかな？
家計のこととか、いろいろ？桃太郎もいてるし』ジョー
『そやからいうて極端やわ。コンテストに出るやなんて』るい
『僕の時は応援してくれてたやん。
コンテスト出るってなった時』
『あ・・・それとは・・・全然意味が違うわ』
『僕は知ってるよ。
挑戦するのってわくわくすることやで』
なんか昔の話題が出て、ちょっとドキドキしたけど・・・
もしかしたら二人だけの時には、たまに昔のこととか話したりしてるのかな。
るいだってホントは応援してあげたいんだよね。
ひなたは気を取り直して
回転焼きにもう一度挑戦させて欲しいと申し出たが・・
（材料もったいないし、後片付け大変そうだし・・(￣▽￣;)アハハ…）
るいはストップをかけたで。
『回転焼き一つにもその人が出るんや。
この・・・ちょっとはみ出す感じ・・・
これが、ひなたなんやろね。
やるんやったら本気で優勝目指しなさい。
手ぇ抜いたりしたら、お母ちゃん許さへんで』るい
『ありがとう！お母ちゃん！』ひなた
良かった良かった・・・
その後はオーディションに向けて各方面に協力を仰ぎ・・
・写真撮影 お父ちゃん→吉右衛門（堀部圭亮）
・履歴書 小夜ちゃん（新川優愛）代筆？
・着物の所作、ついでにお茶の作法 指導 一子（市川実日子）
ひなたは、
『侍のように 弱音を吐かず こうと決めたことは命懸けで やり遂げる』
と、唱えながら頑張りましたぞ。
書類選考は通過！（まぁ、かわいいからな）
あとは本選を待つばかり。
もちろんひなたの脳内では自分が選ばれる妄想が完成しております。
そして来た「ミス条映コンテスト」選考日！
ひなたは一張羅（多分）の黄色いチェックのワンピースを着て試合に臨みました。
お父ちゃんと桃太郎、友人たちは客席で見守っております。
そしてにゃんと会場奥にはばんきょむ（松重豊）の姿も！
まずは自己アピールタイム！
みなさん、しっかりされてる(￣▽￣;)アハハ…
バックボーンも固いわ〜
いや、完成されすぎている・・ここは原石を捜す場ではないの？
そしてエントリー��10，
緊張して目の焦点が合っていない大月ひなたの出番でございます！
２月15日（火）第74話
さて、インタビューはふわっとこなし、次は演技テスト。
ひなた達は茶屋の娘。
そこに浪人どもが来て悪さをしようとする。
危ういところに若侍の進之介が助けに現れる。
さらに愛の告白を！そこで一言！
って、大喜利じゃないんだが・・・
そして進之介、唐突やな・・(￣▽￣;)アハハ…
時代劇ファンにとっては憧れの場面なのだが〜〜
進之介役の人を見た途端、ひなたは(⊙ε⊙)ｷﾞｮｯ
回転焼きを買いに来た「不愛想な男」！！
『な・・・何であいつが・・・』
出番が迫って来たのに、ひなた動揺しまくり。
自分の番号を呼ばれても出られない。
何とか気持ちを切り替え、か弱い茶屋の娘になっております。
『へぇ〜〜ちゃんとお芝居してる』小夜子
『だてに「ガラスの仮面」読んでへんな』一恵
そうよね！
「ガラスの仮面」読んでるなら、こんな即興劇お茶の子さいさいよ！
『演れる・・！
ここにいるのは審査員という名の観客！』
進之介（本郷奏多）から顔が見えんよう隠している姿が
怯えているようにも見える（笑
そして進之介からプロポーズの言葉が・・・
しかし・・憎々しい顔で捨てセリフを言っていた姿が浮かんできて・・・
こやつ、許せん！！
気づいたら進之介の刀を奪って斬りつけとった。
『誰が・・・
誰がお前なんかについていくかあ！
たあ！』
『・・・うおっ！うっ・・・（倒れてくれた(￣▽￣;)アハハ…）
ぐわあっ！・・・・』
慌てて取り繕ったが時すでに遅し・・・
会場は大爆笑。審査員唖然。
身内は、こりゃダメだと悟ったのでした。
帰り際、進之介に会ったので謝っておいた。
『あの！すいませんでした。
変なお芝居につきあわせてしもて・・・』ひ
『・・・・・そのバカ面。
どっかで見たことあると思ったら、回転焼き屋の娘か。
どうりで・・・』男
『どうりで？』
『バカだと思った』
チャンチャン！(￣▽￣;)
お姫様にはなれなかった。
みんなは慰めてくれたけど・・・
落選がそれほどショックではないことにショックを受けたひなたなのでした。
『その程度の覚悟やったんやな・・・私』
まぁ、思いつきで出場したからな。
でも、あの状況であんだけ会場を沸かせたなんて
大したもんだよ。偶然とはいえさ。
そんなことがありまして・・
砂嵐の中、奴がやって来た。
一応、回転焼きを買った後に申し出たで。
『拙者、伴虚無蔵と申す』
『バンキョムゾー・・・？』るい
『ひなた殿はご在宅か』
『ひなた・・・ひなたのお知り合いですか？』
『いや、さにあらず』
『お母ちゃん？どないしたん』ひなた
『ひなた殿。明朝9時、条映太秦映画村の橋へ参れ。
門番へは話を通しておく』
ついにスクリーンの向こう側からばんきょむ現る！！
てか、ばんきょむ、普段からこんな感じなの？(￣▽￣;)
そして桃太郎、やっぱり小夜ちゃんを狙っていたんだね。
ひなた（川栄李奈）が家族に「ミス条映コンテスト」に出場すると発表。
それぞれの反応・・・(￣▽￣;)アハハ…
ジョーは大賛成。るいは反対。桃太郎は応援モード。
『それはすごいな。いつや？』ジョー（オダギリジョー）
『ちょうど夏休みや』ひなた
『あ〜それはええな』
『お姉ちゃん、女優さんになるん？』桃太郎（野崎春）
『夢みたいなこと言うてんと真面目に将来のこと考えなさい。
そんな偉そうなことは回転焼きの一つもまともに焼けるようになってから言いなさい。お母ちゃんはひなたのために言うてんの』るい（深津絵里）
るいは大月家の良心だからな。一応、言わねば(￣▽￣;)
しかし意外なことに、
この家のルールは最終的にはジョーが司っている。
『50万やて。優勝賞金。
ひなたなりに考えたんと違うかな？
家計のこととか、いろいろ？桃太郎もいてるし』ジョー
『そやからいうて極端やわ。コンテストに出るやなんて』るい
『僕の時は応援してくれてたやん。
コンテスト出るってなった時』
『あ・・・それとは・・・全然意味が違うわ』
『僕は知ってるよ。
挑戦するのってわくわくすることやで』
なんか昔の話題が出て、ちょっとドキドキしたけど・・・
もしかしたら二人だけの時には、たまに昔のこととか話したりしてるのかな。
るいだってホントは応援してあげたいんだよね。
ひなたは気を取り直して
回転焼きにもう一度挑戦させて欲しいと申し出たが・・
（材料もったいないし、後片付け大変そうだし・・(￣▽￣;)アハハ…）
るいはストップをかけたで。
『回転焼き一つにもその人が出るんや。
この・・・ちょっとはみ出す感じ・・・
これが、ひなたなんやろね。
やるんやったら本気で優勝目指しなさい。
手ぇ抜いたりしたら、お母ちゃん許さへんで』るい
『ありがとう！お母ちゃん！』ひなた
良かった良かった・・・
その後はオーディションに向けて各方面に協力を仰ぎ・・
・写真撮影 お父ちゃん→吉右衛門（堀部圭亮）
・履歴書 小夜ちゃん（新川優愛）代筆？
・着物の所作、ついでにお茶の作法 指導 一子（市川実日子）
ひなたは、
『侍のように 弱音を吐かず こうと決めたことは命懸けで やり遂げる』
と、唱えながら頑張りましたぞ。
書類選考は通過！（まぁ、かわいいからな）
あとは本選を待つばかり。
もちろんひなたの脳内では自分が選ばれる妄想が完成しております。
そして来た「ミス条映コンテスト」選考日！
ひなたは一張羅（多分）の黄色いチェックのワンピースを着て試合に臨みました。
お父ちゃんと桃太郎、友人たちは客席で見守っております。
そしてにゃんと会場奥にはばんきょむ（松重豊）の姿も！
まずは自己アピールタイム！
みなさん、しっかりされてる(￣▽￣;)アハハ…
バックボーンも固いわ〜
いや、完成されすぎている・・ここは原石を捜す場ではないの？
そしてエントリー��10，
緊張して目の焦点が合っていない大月ひなたの出番でございます！
２月15日（火）第74話
さて、インタビューはふわっとこなし、次は演技テスト。
ひなた達は茶屋の娘。
そこに浪人どもが来て悪さをしようとする。
危ういところに若侍の進之介が助けに現れる。
さらに愛の告白を！そこで一言！
って、大喜利じゃないんだが・・・
そして進之介、唐突やな・・(￣▽￣;)アハハ…
時代劇ファンにとっては憧れの場面なのだが〜〜
進之介役の人を見た途端、ひなたは(⊙ε⊙)ｷﾞｮｯ
回転焼きを買いに来た「不愛想な男」！！
『な・・・何であいつが・・・』
出番が迫って来たのに、ひなた動揺しまくり。
自分の番号を呼ばれても出られない。
何とか気持ちを切り替え、か弱い茶屋の娘になっております。
『へぇ〜〜ちゃんとお芝居してる』小夜子
『だてに「ガラスの仮面」読んでへんな』一恵
そうよね！
「ガラスの仮面」読んでるなら、こんな即興劇お茶の子さいさいよ！
『演れる・・！
ここにいるのは審査員という名の観客！』
進之介（本郷奏多）から顔が見えんよう隠している姿が
怯えているようにも見える（笑
そして進之介からプロポーズの言葉が・・・
しかし・・憎々しい顔で捨てセリフを言っていた姿が浮かんできて・・・
こやつ、許せん！！
気づいたら進之介の刀を奪って斬りつけとった。
『誰が・・・
誰がお前なんかについていくかあ！
たあ！』
『・・・うおっ！うっ・・・（倒れてくれた(￣▽￣;)アハハ…）
ぐわあっ！・・・・』
慌てて取り繕ったが時すでに遅し・・・
会場は大爆笑。審査員唖然。
身内は、こりゃダメだと悟ったのでした。
帰り際、進之介に会ったので謝っておいた。
『あの！すいませんでした。
変なお芝居につきあわせてしもて・・・』ひ
『・・・・・そのバカ面。
どっかで見たことあると思ったら、回転焼き屋の娘か。
どうりで・・・』男
『どうりで？』
『バカだと思った』
チャンチャン！(￣▽￣;)
お姫様にはなれなかった。
みんなは慰めてくれたけど・・・
落選がそれほどショックではないことにショックを受けたひなたなのでした。
『その程度の覚悟やったんやな・・・私』
まぁ、思いつきで出場したからな。
でも、あの状況であんだけ会場を沸かせたなんて
大したもんだよ。偶然とはいえさ。
そんなことがありまして・・
砂嵐の中、奴がやって来た。
一応、回転焼きを買った後に申し出たで。
『拙者、伴虚無蔵と申す』
『バンキョムゾー・・・？』るい
『ひなた殿はご在宅か』
『ひなた・・・ひなたのお知り合いですか？』
『いや、さにあらず』
『お母ちゃん？どないしたん』ひなた
『ひなた殿。明朝9時、条映太秦映画村の橋へ参れ。
門番へは話を通しておく』
ついにスクリーンの向こう側からばんきょむ現る！！
てか、ばんきょむ、普段からこんな感じなの？(￣▽￣;)
そして桃太郎、やっぱり小夜ちゃんを狙っていたんだね。
２月16日（水）第75話
悲報！
本郷奏多君は本日も「不愛想な男」のまま！（笑
さて、ようわからんけど呼び出されたから映画村へ行こうとするひなたの前に
強敵・るいが立ちはだかった。
『何もめてんの？』ジョー
『昨日、妙な人がひなたを訪ねてきたんやけど・・・
何や、珍妙な名前の・・・』るい
『あっ、確か・・・何か虚無僧みたいな名前！』ひなた
『そうそう。そんな響きの。
何や時代劇の世界からそのまま出てきたみたいで。
しゃべり方も、姿形も』
『いやいやいや、ソラ、映画村の人やからやん！』
『映画村の人かて、一歩外に出たら今の人でしょう普通』
ずーーーーっとポスター貼ってるやん！
もう壁の一部になってしもうて気づかんのかなぁ・・(￣▽￣;)
ジョーなら気づくでしょ！
『どっかで見たことある気ぃするんやけどなぁ・・』ひなた
『それはお母ちゃんもや』るい
『２人ともさっきから何言うてんの？』ジョー
ジョーがあのポスターの前に座って、やっと気づいた！
『あ〜〜！！』ひ・る
そんな訳で、やっとお許しが出て（あの映画のあの人だ〜！！ってジョー喜んだんだろうなぁ（笑））ひなたは映画村へ。
ばんきょむは橋の上で待っていた。
『待ちかねたぞ。大儀であった。まずは茶を一服進ぜよう』虚無蔵
『あっ・・かたじけない』ひなた
『ついて参れ。・・・・春雨じゃ。ぬれていこう』
『うん？いや・・雨降ってませんよ。今。夏やし』
で、連れて行かれたのは控え室？
ばんきょむ自らお茶を入れてくださったわ〜
ばんきょむが言うことにゃ、御前芸比べ（コンテスト）でひなたを見て、
時代劇を愛でていることがわかったので、
夏の休み（夏休み）の間、骨を折って（バイト）みないか？だって〜
『おひな、このままでは時代劇は滅び去る。
拙者は、そなたに時代劇を救ってほしいのだ』
『時代劇を救う？』
『いかにも』
『やっぱり遠慮します。
何かよう分からんけど私の手に負えることやなさそうなんで…』
)))))))))))Σヾ(￣Д￣;)ノ
まぁねぇ・・・ちょっと意味不明だもんね(￣▽￣;)。
ばんきょむももっとストレートに話した方がいいと思うぞ。
歩いていたら倒れていた人につまづいちゃった。
病人かと思って救急車を呼ぼうとしたら、またあの男！
『はぁ・・・また、お前か』男
『な・・何でこんなとこで寝たはるんですか』ひ
『どこで寝ようと俺の勝手だ。邪魔しやがって。
大体、何でお前がここにいるんだ？
条映城のお姫様になり損なったお前が』
『（その「お前」言うのやめぇ。「お前」いうの）』
『お前・・・ウケると思ったのか？
コンテストの時だ。
ああいう目立ち方をすれば勝てると思ったのか？』
『違います』
『冒とくだ。侍にも時代劇にも。
愛も敬意もない所業だ』
相変わらずの言いぐさだが、今回はひなたも心の準備ができておるので
言い返すことができた。
「大部屋（俳優）」「有象無象の一人」（ばんきょむの受け売り）等のワードを使ってイラ立たせる事に成功。
『俺は！五十嵐だ。五十の嵐と書いて五十嵐。
嵐は、嵐寛寿郎の嵐。
つまり・・・アラカンの五十倍だ！
俺は超える。アラカンもモモケンも』
『私は・・・大月ひなたや！
侍への、時代劇への愛は誰にも負けへん！
覚えとき！』
『（こいつ・・・）』五十嵐
『（こいつ・・・底なしのアホや）』ひなた
『（・・・底なしのバカだ）』
似た者同士っちゅーことや。
少女漫画なら、最悪の出会いから恋愛へ発展する2人なのだが〜〜
五十嵐、「バカ」ってよく言うけど関東出身か？
関西なら「アホ」だもんねぇ。
そして五十嵐登場時に新しい劇伴が！
ロック？五十嵐はロックなの？
怒りの勢いに乗って
ばんきょむさんの所に戻ったひなたは宣言。
『信じます。
私の時代劇への愛を信じてくれた虚無蔵さんを！』ひ
『では…』虚無蔵
『やります！時代劇を救うアルバイト』
『明朝９時より、この詰め所に控えおれ』
『御意のままに！』
という訳で、詰め所に座っているひなた。
壁に貼ってある撮影スケジュールの表に気が付いた。
『えっ！「破天荒将軍」？
第１スタジオ？どういうこと？
今日、ここで撮影してるいうこと？
え〜！「江戸を蹴る」も「金太郎侍」もある！』
「破天荒将軍」�靴笋如�（笑
どの作品も見た覚えがあるような・・（笑
そして「棗黍之丞」のポスターの隣には「暗闇の使者」というポスターも。
ひなたはやっと、ここは撮影所でひなたの大好きな時代劇が撮影されているということに気づいたのです。
『パラダイスや・・・』
次々とやってくる人を見ていると、役者さん、裏方さん、そして職員さん？いろんな人が出入りしていた。
ひなたはお茶を入れて話しかけてみた（こういう機転は利くんやε-(´∀`*)ﾎｯ）。
榊原（平埜生成）いう、この人は条映の社員で、『ミス条映コンテスト』を企画した人だった。
ちゃんとひなたの事を憶えていて『僕やったら特別賞あげたのに』と言ってくれた！
あげたって！
原田知世さんだって「角川映画大型新人募集」の特別賞だったんやで！
（ちなみにその時のグランプリは渡辺典子さん）
榊原は、ひなたが虚無蔵さんの口利きで雇われたと知ると
『君、すごいな。虚無蔵さんに見込まれるやなんて』と驚いとった。
ばんきょむのモデルは斬られ役として名を馳せた「福本清三」さんかしら。
脇に徹しながらプロの斬られ役としてその道ではきっと認められてるんだろうなぁ。
自分のこと「有象無象の大部屋俳優」と言っていたが誇りをもって働いているはず。
ひなたはこの詰所にいることで、ここの雰囲気や仕事の流れ、それぞれの役割を知っていくんだろうなぁ。
2月17日（木）第76話
祝！ついにタイトルバックで本郷奏多君に名前が付いた！（笑
五十嵐文四郎様！
そして、新たに「不機嫌な女優（安達祐実）」登場。
榊原さんがひなたを時代劇の撮影現場へ連れて行ってくれた。
なんと！みなさんご存知、あの「破天荒将軍」デスヨ！
しかも「ラス殺（クライマックスの大立ち回り）」撮るとこやて！！
間近で破天荒将軍様（徳重聡）を見られて大興奮のひなた。
カットがかかり、感激とともに一息ついたひなたは
スタジオの片隅に、あの五十嵐がいることに気がついた。
榊原さんによると五十嵐は養成所を出たばかりなので
こうやって先輩達の斬られる姿を見て勉強しているそうな。
「大部屋俳優」と呼ばれているが、その俳優さんたちも選ばれた人達。
鍛錬と経験を重ねてきての斬られ役なんや。
その頃、ジョーとるいは、あのポスターの前で感慨に浸っていた。
『そうか・・・あの時の・・・』ジョー
『まだ言うてんの？』るい
『懐かしいなぁ・・・もう、あれから２０年たったんや』
早いもんやなぁ・・・(￣∇￣ )
ツイッターのTLでは「ジョー、20年も働いてないんかい！」てな
ツッコミが見られたが、わたしゃ、そんなことないと思う。
名前を変えて作曲とかしているんじゃないかなぁ・・・
で、いろんな人に曲書いているんだよ、きっと！
だって、ジョー結構服も買っているし〜（笑
贅沢してないけど小金持ってる感じするんだよな〜
いくばくかの印税が家計の助けになっているんじゃ？と思っている (￣▽￣;)
『ひなたが条映に通うようになって１週間が過ぎました。
ひなたは次第に休憩所に出入りする人たちに認識されるようになってきました』
いろいろ細かい用事を頼まれるようになったみたい。
忙しく動き回るおひなを黙って見つめている虚無蔵さん・・・・
いや〜粋なお方やわ。
きっと長い目でひなたを育てようと見守っていてくれるんだわ〜
さて、撮影所なのでもちろん有名なお方もやって来る。
なんと、「黍之丞」シリーズで初代茶屋の娘として人気を博した「おゆみちゃん」が詰め所に！
芸名は「美咲すみれ」（安達祐実）いうそうな。
しかし、ひなたは彼女の裏の顔を見てしまった。
榊原さんが映画村のイベントで「おゆみちゃんが茶屋の娘として復活！」という企画を立て、出演のお願いをしたんじゃが、この「美咲すみれ」が「客寄せパンダ」なんかになって「ちゃちなショー」に出られるかい！とエラっそうにほざいたのさ〜！
一生懸命企画のすばらしさを訴え出演のお願いをする榊原さんに、「破天荒将軍」に出してくれたら、ショーに出てあげるわよ〜と条件を出してきた。榊原さんの熱意と予定していた女優がNGになったとかで監督さんは「美咲すみれ」の出演を了承してくれたぞ。
いや〜『ショーの話は、また改めてゆっくり』とか言ってたけど、
コイツ、ショーに出る気ないで！(｀・д´・ )
天狗になりやがってよぉ。
お世話になった条映に恩返ししようとかって気はないんかい！
ひなたは「美咲すみれ」にがっかりしたことを榊原に伝えたが、
榊原さんの時代劇愛（美咲すみれ愛？）は深かった。
「黍之丞」シリーズを卒業して東京へ行ったすみれだが、仕事に恵まれていないそうな。で、コレで人気を復活させて欲しいとの願いがこもった渾身の企画だったのさ〜
ひなた、時代劇に関わっているいろんな人の姿を見られたね。
初めて知る大人の世界。
子供の頃からテレビで見てきた大好きな時代劇。
その奥には榊原のように地道に支え続ける人もいれば、
ここは単なる踏み台と考える者もいる。
「斬られ役」なんかと、しかたなく演じている人もいれば、
「斬られ役」の道を究めようとする虚無蔵さんのような人もいる。
さて・・・五十嵐はどんな人であろうか・・
帰宅して五十嵐が回転焼きを買っている現場に出くわしたひなたは
早速ケンカふっかけたゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ
『こないだ見たで。
「破天荒将軍」のスタジオの隅にいてたん。
偉そうなこと言うて、下っ端中の下っ端やん。
斬られ役にもなられへんくせして、袴つけたまま寝転がったり、
のんきに回転焼き買うてみたり。
アラカンの五十倍が聞いてあきれるわ！』
『明日、第1スタジオに来い』五十嵐
いやいやいや・・ひなた、失礼すぎるやろ！
下っ端かもしれんが厳しい世界で頑張ってるんやで。
それに回転焼き買うのは自由でしょうよ(￣▽￣;)
てか、五十嵐、るいとのささいな会話に癒されてるんじゃないかな〜
焼き立て作ってもらって、あったかい言葉かけてもらって。
ちゃんと丁寧にお礼言ってたもんね。
ひなたよ、五十嵐の挑戦状受けて立つがよい。
2月18日（金）第77話
さて、五十嵐に呼ばれたとおり第一スタジオに行ってみたら、「破天荒将軍」のすみれさんの出番撮影が始まる所だった。すみれさんは悪漢どもにさらわれるお武家様の珠姫役。
五十嵐は立派な侍の衣装を付け、すみれさんを見つめております。
で、撮影が始まったら、すみれ・・・
びっくりするほどのスティックぶり！
えーーーー？！なんで？(￣□￣;)!!
茶屋の娘演ってた時は普通にうまかったじゃん・・・なぜに？
榊原さんも五十嵐も、あーーーーーてな残念な顔をしとる。
監督も『相変わらずやなぁーー』ってボヤいていたから、あの時は厳しい演技指導でもしたのかしら？
おまけにスティックのくせに設定にまで文句を付けてきた。珠姫がお花を生ける場面をお茶を立てるよう変えろっさ。そんなこと言うから嗜みがあるのかと思ったら・・・茶杓から抹茶をはらう時カチンと音を立てとる（ひなたが一子に注意されたやつ）。
さらに助けに来て斬られる従者と珠姫は恋仲という設定にしようと言い出した。
その場にいた全員困惑。
なぜ与えられた役を全うしようとしないんじゃ？
目立つためなら何でもアリかい？
無理やりねじ込んだのに、なぜそんなに態度がデカい？
スタッフみんなうんざりしとるのじゃが、監督はすみれが「黍之丞」シリーズで活躍していた時、助監督だったそうで、その頃の下っ端意識が抜けないみたいなんや(￣▽￣;)
ニッコリ笑ってスティックのまま我を通すすみれを見たひなたは『ええ作品にしようと思うて一生懸命なんやな』と解釈（ゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ どう考えても自分の事しか考えとらんやろ）その為に協力したい！と思い「茶杓の抹茶を払う時、音を立てない方がいいですよ」とアドバイス。
現場は一瞬で急速冷凍！
すみれさんの顔も皆さんの顔も固まってもーた(￣▽￣;)
でも、なんも気づかないひなた・・・・えぇーーーー？！
『・・・・轟さん、休憩にして！
気分悪い』すみれ
『すみれさん・・・今、押してるんやわ〜』轟
『こんな気分でお芝居なんかできる訳ないでしょう！！』
こういうアドバイス（小娘のとは言え）を素直に聞けたら、
東京でも売れっ子になれたかもしれないのになぁ(￣▽￣;)
榊原さんに促され謝ったが時すでに遅し。
見てらんなくなった五十嵐が下がらせようとセットに上がってきた。
『出ていけ！
お前みたいなバカが居ていい場所じゃない。
撮影の邪魔なんだよ』
『何で？』ひなた
『早く撮らなくちゃならないんだよ』
『何で？！』
『それがテレビ時代劇だからだよ！
いい作品作るとか、一生懸命とか、
そんなこと誰も考えてない。
お前みたいなバカを喜ばせる事しか考えてないんだよ』
『何？私みたいなバカって？』
『毎回毎回、同じような展開を
飽きもせずに見ている奴のことだ！
同じセットで、同じ場所で、同じ事が起きて、
同じクライマックスを迎えて、
大立ち回りで拍手喝采。
それを早く安く撮るから会社は儲かる。
そういうカラクリなんだよ』
『そうかも知れへん。
おんなじセットで、おんなじ場所で、
おんなじ事が起きて、おんなじクライマックス、
おんなじ大立ち回り！
アンタの言う通りかも知れへん。
それでも・・・・それでも、私は夢中やった。
黍之丞やおゆみちゃんの運命にハラハラしてた。
それがバカって言うんやったら・・・
私は、バカで良かった！』
『お前・・・卑怯だぞ。
そんな特殊な回のことを持ち出してくるなんて』五十嵐
ひなたが持ち出したのは、
黍之丞シリーズ 第二十一回「黍之丞危機一髪 おゆみ命がけ」。
セリフをちょっと言っただけで、どの回かすぐわかるなんて、どんだけ好きなんだよ？（笑
こっから五十嵐は、その回のストーリーと
時代劇離れした破天荒な演出について熱く語り始めた。
そこに当然のように乗っかるひなた（笑
2人ともセリフ完コピ（笑。
もう誰も止められない。
ひなたはおゆみ、五十嵐は黍之丞となり、手に手を取りクライマックスへ！
『オイ！そこの二人！
つまみ出し』轟
二人はスタジオから追い出されちゃったけど、すみれは昔のことを思い出したようで柔らかな表情になっていた。「おゆみ命がけ」は轟監督が初めて演出した回だったそうな。謎演出にモモケンも首を傾げとったそうやが、すみれにとっても轟にとっても忘れられない回だったはず。懐かしく笑い合い、すっかり雰囲気も良くなり撮影再開しましたとさ。
時代劇の世界に失望したかのような五十嵐の言葉だったが、
（そしてその言葉はある意味事実なのだろう）
元々はひなたとおんなじ「時代劇バカ」だったんだと思う。
好きで好きで憧れて入った世界。
現実を知るにつれ、そんな自分がバカみたいに思えてきたのか・・・
でも、何があっても変わらなさそうな天然時代劇バカ（ひなた）に出会って、
初心を取り戻すんだろうか。
五十嵐が言っていたような創り方が日常なのだとしたら、ばんきょむさんが危機感を抱くのも当然だろう。
こんな創り方では「時代劇」がすり減って、終わりが来る。
トレンディードラマに夢中なヤングをも惹きつけるような「今」の時代劇を、
そして時代劇に関わる人間が自信をもって提供できるような作品を創っていかなければ・・・
そのためには変えていかねばとの思いを強くしたのかもしれん。
で・・・ひなた爆弾投下・・・・(￣▽￣;)
結果が出るのはまだまだ先になりそうや。
今日の件で五十嵐を見る目がちょっと変わりそうなひなた。
でも、突然寝ちゃうのはなぜ？色川武大さんと同じ病気なの？
単なる睡眠不足？
さて、安子編、るい編と比べてテイストが違い過ぎるひなた編に戸惑っている視聴者もいるみたいですな。私は、安子、るい・・と見て来たから、何も考えずにひなたがひなたに居られるだけで嬉しくなる。安子が望んでいた人生、るいのように背負うもののない自由な暮らしの中で生きているひなたにほっとする。でも、だからと言って悩みがない訳ではない。そしてひなた編になっても、映っていなくても安子、るい、ジョー、大阪や岡山のみなさんの存在は常に感じている。藤本有紀さんがどんなオチを付けてくれるのか、楽しみにしている。
第1週 1925-1939 第2週 1939-1941
第3週 1942-1943 第4週 1943-1945
第5週 1946-1948 第6週 1948
第7週 1948-1951
第8週 1951-1962 第9週 1962
第10週 1962 第11週 1962-1963
第12週 1963-1964
第13週 1964-1965
第14週 1965-1976 第15週 1976-1983
第17週 1983-1984
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悲報！
本郷奏多君は本日も「不愛想な男」のまま！（笑
さて、ようわからんけど呼び出されたから映画村へ行こうとするひなたの前に
強敵・るいが立ちはだかった。
『何もめてんの？』ジョー
『昨日、妙な人がひなたを訪ねてきたんやけど・・・
何や、珍妙な名前の・・・』るい
『あっ、確か・・・何か虚無僧みたいな名前！』ひなた
『そうそう。そんな響きの。
何や時代劇の世界からそのまま出てきたみたいで。
しゃべり方も、姿形も』
『いやいやいや、ソラ、映画村の人やからやん！』
『映画村の人かて、一歩外に出たら今の人でしょう普通』
ずーーーーっとポスター貼ってるやん！
もう壁の一部になってしもうて気づかんのかなぁ・・(￣▽￣;)
ジョーなら気づくでしょ！
『どっかで見たことある気ぃするんやけどなぁ・・』ひなた
『それはお母ちゃんもや』るい
『２人ともさっきから何言うてんの？』ジョー
ジョーがあのポスターの前に座って、やっと気づいた！
『あ〜〜！！』ひ・る
そんな訳で、やっとお許しが出て（あの映画のあの人だ〜！！ってジョー喜んだんだろうなぁ（笑））ひなたは映画村へ。
ばんきょむは橋の上で待っていた。
『待ちかねたぞ。大儀であった。まずは茶を一服進ぜよう』虚無蔵
『あっ・・かたじけない』ひなた
『ついて参れ。・・・・春雨じゃ。ぬれていこう』
『うん？いや・・雨降ってませんよ。今。夏やし』
で、連れて行かれたのは控え室？
ばんきょむ自らお茶を入れてくださったわ〜
ばんきょむが言うことにゃ、御前芸比べ（コンテスト）でひなたを見て、
時代劇を愛でていることがわかったので、
夏の休み（夏休み）の間、骨を折って（バイト）みないか？だって〜
『おひな、このままでは時代劇は滅び去る。
拙者は、そなたに時代劇を救ってほしいのだ』
『時代劇を救う？』
『いかにも』
『やっぱり遠慮します。
何かよう分からんけど私の手に負えることやなさそうなんで…』
)))))))))))Σヾ(￣Д￣;)ノ
まぁねぇ・・・ちょっと意味不明だもんね(￣▽￣;)。
ばんきょむももっとストレートに話した方がいいと思うぞ。
歩いていたら倒れていた人につまづいちゃった。
病人かと思って救急車を呼ぼうとしたら、またあの男！
『はぁ・・・また、お前か』男
『な・・何でこんなとこで寝たはるんですか』ひ
『どこで寝ようと俺の勝手だ。邪魔しやがって。
大体、何でお前がここにいるんだ？
条映城のお姫様になり損なったお前が』
『（その「お前」言うのやめぇ。「お前」いうの）』
『お前・・・ウケると思ったのか？
コンテストの時だ。
ああいう目立ち方をすれば勝てると思ったのか？』
『違います』
『冒とくだ。侍にも時代劇にも。
愛も敬意もない所業だ』
相変わらずの言いぐさだが、今回はひなたも心の準備ができておるので
言い返すことができた。
「大部屋（俳優）」「有象無象の一人」（ばんきょむの受け売り）等のワードを使ってイラ立たせる事に成功。
『俺は！五十嵐だ。五十の嵐と書いて五十嵐。
嵐は、嵐寛寿郎の嵐。
つまり・・・アラカンの五十倍だ！
俺は超える。アラカンもモモケンも』
『私は・・・大月ひなたや！
侍への、時代劇への愛は誰にも負けへん！
覚えとき！』
『（こいつ・・・）』五十嵐
『（こいつ・・・底なしのアホや）』ひなた
『（・・・底なしのバカだ）』
似た者同士っちゅーことや。
少女漫画なら、最悪の出会いから恋愛へ発展する2人なのだが〜〜
五十嵐、「バカ」ってよく言うけど関東出身か？
関西なら「アホ」だもんねぇ。
そして五十嵐登場時に新しい劇伴が！
ロック？五十嵐はロックなの？
怒りの勢いに乗って
ばんきょむさんの所に戻ったひなたは宣言。
『信じます。
私の時代劇への愛を信じてくれた虚無蔵さんを！』ひ
『では…』虚無蔵
『やります！時代劇を救うアルバイト』
『明朝９時より、この詰め所に控えおれ』
『御意のままに！』
という訳で、詰め所に座っているひなた。
壁に貼ってある撮影スケジュールの表に気が付いた。
『えっ！「破天荒将軍」？
第１スタジオ？どういうこと？
今日、ここで撮影してるいうこと？
え〜！「江戸を蹴る」も「金太郎侍」もある！』
「破天荒将軍」�靴笋如�（笑
どの作品も見た覚えがあるような・・（笑
そして「棗黍之丞」のポスターの隣には「暗闇の使者」というポスターも。
ひなたはやっと、ここは撮影所でひなたの大好きな時代劇が撮影されているということに気づいたのです。
『パラダイスや・・・』
次々とやってくる人を見ていると、役者さん、裏方さん、そして職員さん？いろんな人が出入りしていた。
ひなたはお茶を入れて話しかけてみた（こういう機転は利くんやε-(´∀`*)ﾎｯ）。
榊原（平埜生成）いう、この人は条映の社員で、『ミス条映コンテスト』を企画した人だった。
ちゃんとひなたの事を憶えていて『僕やったら特別賞あげたのに』と言ってくれた！
あげたって！
原田知世さんだって「角川映画大型新人募集」の特別賞だったんやで！
（ちなみにその時のグランプリは渡辺典子さん）
榊原は、ひなたが虚無蔵さんの口利きで雇われたと知ると
『君、すごいな。虚無蔵さんに見込まれるやなんて』と驚いとった。
ばんきょむのモデルは斬られ役として名を馳せた「福本清三」さんかしら。
脇に徹しながらプロの斬られ役としてその道ではきっと認められてるんだろうなぁ。
自分のこと「有象無象の大部屋俳優」と言っていたが誇りをもって働いているはず。
ひなたはこの詰所にいることで、ここの雰囲気や仕事の流れ、それぞれの役割を知っていくんだろうなぁ。
2月17日（木）第76話
祝！ついにタイトルバックで本郷奏多君に名前が付いた！（笑
五十嵐文四郎様！
そして、新たに「不機嫌な女優（安達祐実）」登場。
榊原さんがひなたを時代劇の撮影現場へ連れて行ってくれた。
なんと！みなさんご存知、あの「破天荒将軍」デスヨ！
しかも「ラス殺（クライマックスの大立ち回り）」撮るとこやて！！
間近で破天荒将軍様（徳重聡）を見られて大興奮のひなた。
カットがかかり、感激とともに一息ついたひなたは
スタジオの片隅に、あの五十嵐がいることに気がついた。
榊原さんによると五十嵐は養成所を出たばかりなので
こうやって先輩達の斬られる姿を見て勉強しているそうな。
「大部屋俳優」と呼ばれているが、その俳優さんたちも選ばれた人達。
鍛錬と経験を重ねてきての斬られ役なんや。
その頃、ジョーとるいは、あのポスターの前で感慨に浸っていた。
『そうか・・・あの時の・・・』ジョー
『まだ言うてんの？』るい
『懐かしいなぁ・・・もう、あれから２０年たったんや』
早いもんやなぁ・・・(￣∇￣ )
ツイッターのTLでは「ジョー、20年も働いてないんかい！」てな
ツッコミが見られたが、わたしゃ、そんなことないと思う。
名前を変えて作曲とかしているんじゃないかなぁ・・・
で、いろんな人に曲書いているんだよ、きっと！
だって、ジョー結構服も買っているし〜（笑
贅沢してないけど小金持ってる感じするんだよな〜
いくばくかの印税が家計の助けになっているんじゃ？と思っている (￣▽￣;)
『ひなたが条映に通うようになって１週間が過ぎました。
ひなたは次第に休憩所に出入りする人たちに認識されるようになってきました』
いろいろ細かい用事を頼まれるようになったみたい。
忙しく動き回るおひなを黙って見つめている虚無蔵さん・・・・
いや〜粋なお方やわ。
きっと長い目でひなたを育てようと見守っていてくれるんだわ〜
さて、撮影所なのでもちろん有名なお方もやって来る。
なんと、「黍之丞」シリーズで初代茶屋の娘として人気を博した「おゆみちゃん」が詰め所に！
芸名は「美咲すみれ」（安達祐実）いうそうな。
しかし、ひなたは彼女の裏の顔を見てしまった。
榊原さんが映画村のイベントで「おゆみちゃんが茶屋の娘として復活！」という企画を立て、出演のお願いをしたんじゃが、この「美咲すみれ」が「客寄せパンダ」なんかになって「ちゃちなショー」に出られるかい！とエラっそうにほざいたのさ〜！
一生懸命企画のすばらしさを訴え出演のお願いをする榊原さんに、「破天荒将軍」に出してくれたら、ショーに出てあげるわよ〜と条件を出してきた。榊原さんの熱意と予定していた女優がNGになったとかで監督さんは「美咲すみれ」の出演を了承してくれたぞ。
いや〜『ショーの話は、また改めてゆっくり』とか言ってたけど、
コイツ、ショーに出る気ないで！(｀・д´・ )
天狗になりやがってよぉ。
お世話になった条映に恩返ししようとかって気はないんかい！
ひなたは「美咲すみれ」にがっかりしたことを榊原に伝えたが、
榊原さんの時代劇愛（美咲すみれ愛？）は深かった。
「黍之丞」シリーズを卒業して東京へ行ったすみれだが、仕事に恵まれていないそうな。で、コレで人気を復活させて欲しいとの願いがこもった渾身の企画だったのさ〜
ひなた、時代劇に関わっているいろんな人の姿を見られたね。
初めて知る大人の世界。
子供の頃からテレビで見てきた大好きな時代劇。
その奥には榊原のように地道に支え続ける人もいれば、
ここは単なる踏み台と考える者もいる。
「斬られ役」なんかと、しかたなく演じている人もいれば、
「斬られ役」の道を究めようとする虚無蔵さんのような人もいる。
さて・・・五十嵐はどんな人であろうか・・
帰宅して五十嵐が回転焼きを買っている現場に出くわしたひなたは
早速ケンカふっかけたゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ
『こないだ見たで。
「破天荒将軍」のスタジオの隅にいてたん。
偉そうなこと言うて、下っ端中の下っ端やん。
斬られ役にもなられへんくせして、袴つけたまま寝転がったり、
のんきに回転焼き買うてみたり。
アラカンの五十倍が聞いてあきれるわ！』
『明日、第1スタジオに来い』五十嵐
いやいやいや・・ひなた、失礼すぎるやろ！
下っ端かもしれんが厳しい世界で頑張ってるんやで。
それに回転焼き買うのは自由でしょうよ(￣▽￣;)
てか、五十嵐、るいとのささいな会話に癒されてるんじゃないかな〜
焼き立て作ってもらって、あったかい言葉かけてもらって。
ちゃんと丁寧にお礼言ってたもんね。
ひなたよ、五十嵐の挑戦状受けて立つがよい。
2月18日（金）第77話
さて、五十嵐に呼ばれたとおり第一スタジオに行ってみたら、「破天荒将軍」のすみれさんの出番撮影が始まる所だった。すみれさんは悪漢どもにさらわれるお武家様の珠姫役。
五十嵐は立派な侍の衣装を付け、すみれさんを見つめております。
で、撮影が始まったら、すみれ・・・
びっくりするほどのスティックぶり！
えーーーー？！なんで？(￣□￣;)!!
茶屋の娘演ってた時は普通にうまかったじゃん・・・なぜに？
榊原さんも五十嵐も、あーーーーーてな残念な顔をしとる。
監督も『相変わらずやなぁーー』ってボヤいていたから、あの時は厳しい演技指導でもしたのかしら？
おまけにスティックのくせに設定にまで文句を付けてきた。珠姫がお花を生ける場面をお茶を立てるよう変えろっさ。そんなこと言うから嗜みがあるのかと思ったら・・・茶杓から抹茶をはらう時カチンと音を立てとる（ひなたが一子に注意されたやつ）。
さらに助けに来て斬られる従者と珠姫は恋仲という設定にしようと言い出した。
その場にいた全員困惑。
なぜ与えられた役を全うしようとしないんじゃ？
目立つためなら何でもアリかい？
無理やりねじ込んだのに、なぜそんなに態度がデカい？
スタッフみんなうんざりしとるのじゃが、監督はすみれが「黍之丞」シリーズで活躍していた時、助監督だったそうで、その頃の下っ端意識が抜けないみたいなんや(￣▽￣;)
ニッコリ笑ってスティックのまま我を通すすみれを見たひなたは『ええ作品にしようと思うて一生懸命なんやな』と解釈（ゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ どう考えても自分の事しか考えとらんやろ）その為に協力したい！と思い「茶杓の抹茶を払う時、音を立てない方がいいですよ」とアドバイス。
現場は一瞬で急速冷凍！
すみれさんの顔も皆さんの顔も固まってもーた(￣▽￣;)
でも、なんも気づかないひなた・・・・えぇーーーー？！
『・・・・轟さん、休憩にして！
気分悪い』すみれ
『すみれさん・・・今、押してるんやわ〜』轟
『こんな気分でお芝居なんかできる訳ないでしょう！！』
こういうアドバイス（小娘のとは言え）を素直に聞けたら、
東京でも売れっ子になれたかもしれないのになぁ(￣▽￣;)
榊原さんに促され謝ったが時すでに遅し。
見てらんなくなった五十嵐が下がらせようとセットに上がってきた。
『出ていけ！
お前みたいなバカが居ていい場所じゃない。
撮影の邪魔なんだよ』
『何で？』ひなた
『早く撮らなくちゃならないんだよ』
『何で？！』
『それがテレビ時代劇だからだよ！
いい作品作るとか、一生懸命とか、
そんなこと誰も考えてない。
お前みたいなバカを喜ばせる事しか考えてないんだよ』
『何？私みたいなバカって？』
『毎回毎回、同じような展開を
飽きもせずに見ている奴のことだ！
同じセットで、同じ場所で、同じ事が起きて、
同じクライマックスを迎えて、
大立ち回りで拍手喝采。
それを早く安く撮るから会社は儲かる。
そういうカラクリなんだよ』
『そうかも知れへん。
おんなじセットで、おんなじ場所で、
おんなじ事が起きて、おんなじクライマックス、
おんなじ大立ち回り！
アンタの言う通りかも知れへん。
それでも・・・・それでも、私は夢中やった。
黍之丞やおゆみちゃんの運命にハラハラしてた。
それがバカって言うんやったら・・・
私は、バカで良かった！』
『お前・・・卑怯だぞ。
そんな特殊な回のことを持ち出してくるなんて』五十嵐
ひなたが持ち出したのは、
黍之丞シリーズ 第二十一回「黍之丞危機一髪 おゆみ命がけ」。
セリフをちょっと言っただけで、どの回かすぐわかるなんて、どんだけ好きなんだよ？（笑
こっから五十嵐は、その回のストーリーと
時代劇離れした破天荒な演出について熱く語り始めた。
そこに当然のように乗っかるひなた（笑
2人ともセリフ完コピ（笑。
もう誰も止められない。
ひなたはおゆみ、五十嵐は黍之丞となり、手に手を取りクライマックスへ！
『オイ！そこの二人！
つまみ出し』轟
二人はスタジオから追い出されちゃったけど、すみれは昔のことを思い出したようで柔らかな表情になっていた。「おゆみ命がけ」は轟監督が初めて演出した回だったそうな。謎演出にモモケンも首を傾げとったそうやが、すみれにとっても轟にとっても忘れられない回だったはず。懐かしく笑い合い、すっかり雰囲気も良くなり撮影再開しましたとさ。
時代劇の世界に失望したかのような五十嵐の言葉だったが、
（そしてその言葉はある意味事実なのだろう）
元々はひなたとおんなじ「時代劇バカ」だったんだと思う。
好きで好きで憧れて入った世界。
現実を知るにつれ、そんな自分がバカみたいに思えてきたのか・・・
でも、何があっても変わらなさそうな天然時代劇バカ（ひなた）に出会って、
初心を取り戻すんだろうか。
五十嵐が言っていたような創り方が日常なのだとしたら、ばんきょむさんが危機感を抱くのも当然だろう。
こんな創り方では「時代劇」がすり減って、終わりが来る。
トレンディードラマに夢中なヤングをも惹きつけるような「今」の時代劇を、
そして時代劇に関わる人間が自信をもって提供できるような作品を創っていかなければ・・・
そのためには変えていかねばとの思いを強くしたのかもしれん。
で・・・ひなた爆弾投下・・・・(￣▽￣;)
結果が出るのはまだまだ先になりそうや。
今日の件で五十嵐を見る目がちょっと変わりそうなひなた。
でも、突然寝ちゃうのはなぜ？色川武大さんと同じ病気なの？
単なる睡眠不足？
さて、安子編、るい編と比べてテイストが違い過ぎるひなた編に戸惑っている視聴者もいるみたいですな。私は、安子、るい・・と見て来たから、何も考えずにひなたがひなたに居られるだけで嬉しくなる。安子が望んでいた人生、るいのように背負うもののない自由な暮らしの中で生きているひなたにほっとする。でも、だからと言って悩みがない訳ではない。そしてひなた編になっても、映っていなくても安子、るい、ジョー、大阪や岡山のみなさんの存在は常に感じている。藤本有紀さんがどんなオチを付けてくれるのか、楽しみにしている。
第1週 1925-1939 第2週 1939-1941
第3週 1942-1943 第4週 1943-1945
第5週 1946-1948 第6週 1948
第7週 1948-1951
第8週 1951-1962 第9週 1962
第10週 1962 第11週 1962-1963
第12週 1963-1964
第13週 1964-1965
第14週 1965-1976 第15週 1976-1983
第17週 1983-1984
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この記事へのコメント
1. Posted by 桔梗 2022年02月20日 01:35
雛菊「月様、雨が・・」
月形半平太「春雨じゃ、濡れてまいろう・・」
ばんきょむさん、ひなたが来てくれて嬉しかったんだろうね。思わず名台詞を。
昨日、ひなたの家の２０年前のﾎﾟｽﾀｰを見た時、回転焼き屋は世を忍ぶ仮の姿だと察知したのだと思うよ。
（あのﾎﾟｽﾀｰの裏に真の姿が・・・。）
ここの娘ならきっと・・とも思ったに違いない。
もうひなたと五十嵐のやりとりは可愛くて仕方ないわ。
金曜の二人の寸劇ｼｰﾝなんて何度も見てしまうよ。
今週はあさイチの助っ人がこの人見てないな・・とか可笑しかった。
金曜の今田さんはるい編からとか・・本当にｷﾞﾘｷﾞﾘ（笑）。ｹﾞｽﾄの金子さん素敵な方でしたね。
今度のうたコンとsongsはｶﾑｶﾑ関連だから録画予約したわ。
17週はあの人が・・いよいよ回収が始まるのね。
先日郵便局で竹久夢二の花図案切手が可愛かったので買ってしまいました。
月形半平太「春雨じゃ、濡れてまいろう・・」
ばんきょむさん、ひなたが来てくれて嬉しかったんだろうね。思わず名台詞を。
昨日、ひなたの家の２０年前のﾎﾟｽﾀｰを見た時、回転焼き屋は世を忍ぶ仮の姿だと察知したのだと思うよ。
（あのﾎﾟｽﾀｰの裏に真の姿が・・・。）
ここの娘ならきっと・・とも思ったに違いない。
もうひなたと五十嵐のやりとりは可愛くて仕方ないわ。
金曜の二人の寸劇ｼｰﾝなんて何度も見てしまうよ。
今週はあさイチの助っ人がこの人見てないな・・とか可笑しかった。
金曜の今田さんはるい編からとか・・本当にｷﾞﾘｷﾞﾘ（笑）。ｹﾞｽﾄの金子さん素敵な方でしたね。
今度のうたコンとsongsはｶﾑｶﾑ関連だから録画予約したわ。
17週はあの人が・・いよいよ回収が始まるのね。
先日郵便局で竹久夢二の花図案切手が可愛かったので買ってしまいました。
2. Posted by きこり→桔梗さん 2022年02月20日 22:19
＞ばんきょむさん、ひなたが来てくれて嬉しかったんだろうね
ばんきょむさん、いつも一人で行動している感じ。
時間があれば腕を磨いてるんだろうなぁ。
自分と同じように時代劇への純粋な思いを抱いている子に出会えてすごく嬉しかったんだろうね。
＞（あのﾎﾟｽﾀｰの裏に真の姿が・・・。）
ジョーの真実の姿も・・・見られるよね、きっと。
二代目モモケンにとっては、あの映画は汚点みたいだけど、ばんきょむさんにとってはどうなんだろう。評価はアレだったかもしれないけど、名シーンもあるし、大切にしている映画なんじゃないかなぁ。
五十嵐とひなたのやり取り、楽しいよね〜！
私も好き。本郷奏多君、顔の印象がキツイ感じであんまりだったんだけど、どんどん株があがっている（笑
＞ｹﾞｽﾄの金子さん素敵な方でしたね。
米米の人だって初めて知ったよ（笑
音楽を愛してるし、この劇伴もすごく楽しんで創ってらっしゃるのが伝わってきて、素敵な方だな〜って私も思ったわ。今後も新たな劇伴が聴けそうでウキウキしてるよ。
うたコン、定一さん出るよね！もう今からドキドキしてる。
＞17週はあの人が・・いよいよ回収が始まるのね。
後姿チラっとだけ映ったけど、ついに！
わたしゃ、もしかしたらもう算太や安子には会えないのかなって思っていたよ。
ひなた編平和だったけど、どんどんドラマティックになっていくのかな。
怖いような楽しみなような・・・
ばんきょむさん、いつも一人で行動している感じ。
時間があれば腕を磨いてるんだろうなぁ。
自分と同じように時代劇への純粋な思いを抱いている子に出会えてすごく嬉しかったんだろうね。
＞（あのﾎﾟｽﾀｰの裏に真の姿が・・・。）
ジョーの真実の姿も・・・見られるよね、きっと。
二代目モモケンにとっては、あの映画は汚点みたいだけど、ばんきょむさんにとってはどうなんだろう。評価はアレだったかもしれないけど、名シーンもあるし、大切にしている映画なんじゃないかなぁ。
五十嵐とひなたのやり取り、楽しいよね〜！
私も好き。本郷奏多君、顔の印象がキツイ感じであんまりだったんだけど、どんどん株があがっている（笑
＞ｹﾞｽﾄの金子さん素敵な方でしたね。
米米の人だって初めて知ったよ（笑
音楽を愛してるし、この劇伴もすごく楽しんで創ってらっしゃるのが伝わってきて、素敵な方だな〜って私も思ったわ。今後も新たな劇伴が聴けそうでウキウキしてるよ。
うたコン、定一さん出るよね！もう今からドキドキしてる。
＞17週はあの人が・・いよいよ回収が始まるのね。
後姿チラっとだけ映ったけど、ついに！
わたしゃ、もしかしたらもう算太や安子には会えないのかなって思っていたよ。
ひなた編平和だったけど、どんどんドラマティックになっていくのかな。
怖いような楽しみなような・・・
