「カムカムエヴリバディ」 第13週 1964-1965「恋せぬふたり」 第4話

2022年02月01日

「ミステリと言う勿れ」 第4話(episode.3)

 面白かった。
この物語は事件ではなくて人間が主人公なんだよな。
犯罪はその人自身を表すプロフィール。
謎を解きながら整は相手を知り、
謎を提示する側も自分でもわからなかった自分自身を突きつけられる快感を感じる。
謎を解く側と解かれる側、心が繋がる瞬間に起きる小さな爆発。
それがすごく楽しい。

 今回の整(菅田将暉)のカレーはコロッケカレー。
コロッケがカリッと揚がっていて美味しそうだったのに〜
ルーが沁みて来ちゃうとドロドロになっちゃうーーー( ̄▽ ̄;)

 そしてまた趣味の合うお方と巡り合えたのに
塀の向こうへと行ってしまった・・・
文通とかしてみたらどうかな?
HPはこちら

 闇サイトで爆破予告があり、1回目は爆弾の設置場所を突き止め阻止できたが、
2回目の場所がわからないと風呂光(伊藤沙莉)から助けを求める電話が来た。
爆破予告時間が迫る中、例の取調室でアップされた暗号を見せられる整。

 暗号は「ランダムに置いてあるアルファベットの写真」。
一緒にしかけてある場所のヒントと時間が載っている。

 一回目は「品川区の32階建ての建物」「12月17日午後3時30分」、品川区に32階建ての建物はひとつしかなかったのですぐに特定できた。その中の「江戸川」という居酒屋に仕掛けられていた。
 二回目は「大隣市の地上18階、地下三階建の建物」「12月18日午後3時30分」
共通項は「人生最悪の思い出の場所」。

 整はわりかしすぐに暗号解読。
1回目のアルファベットを並べ替えると「KUROTOKAGE」になる。
「黒蜥蜴」という小説は「江戸川乱歩」が著者。

 2回目の爆破も未然に防ぐことができた。場所は「QUEEN」という店だった。
解かれた暗号は「Y NO HIGEKI」(「Yの悲劇」)。
著者はエラリー・クイーン。

 暗号を解いた整だったが、なんかスッキリしない。
まだ犯人の意図が隠されているような・・・
と思いつつ帰宅。

 そして3回目の犯行予告がアップされた。
アルファベットは「JIEOUCSFSBKNATAN」
場所は「墨田区の三階建ての建物」「12月19日午後3時30分」。
今回はいきなり範囲が広がったので特定は難しい。
青砥(筒井道隆)から「パーマ頭」には頼らず自分で解け!と命じられた風呂光は焦りまくるのであった。爆破まで3時間33分。

 そんなことがありまして・・・
如月亭にポテトサラダを食べに行こうとしていた整と
交通事故に遭って記憶を失った犯人(柄本佑)が遭遇。
呼ばれなくても犯人と出会ってしまう整。
増々、コナン君じゃないか・・・(笑

 舞台のように東屋の中で繰り広げられる二人の会話。
劇伴は雨音。
唐突な話題展開なのに微妙に合っている二人のテンポ。
最小限に抑えた動きと独特の間。
2人とも強烈な個性なのに、水(整)が静かに氷(犯人)を溶かし混ざり合うような心地よさと存在感。

  整が男について得た情報

好達治が大好き
・救急車と警察を嫌がる
・指でずっとを描いている。
・音楽はカルテットよりワルツが好き。
・化学に詳しい。
・「爆発」という言葉に反応








・『どこかに時限爆弾を仕掛けたような気がする』→風呂光へ連絡
・地下鉄に乗ろうとしていた。(銀座線=東京の地下鉄3号線)
・腕時計はいつも30分進ませてある。
・小4の頃、クラスに馴染めなかった自分を担任の先生が世話を焼いてくれた。
・「賊の歌」をその先生から教わった。
社祭にも東京タワー(333m)にも連れていってもらった。
・その先生はえこひいきを問題視され飛ばされた。
・学校の近くに雨ごいの神社(囲神社)があったのでいつも一人でそこにいた。
・男が小さい頃、母は父と別れて出て行った。
・父親は女を作って戻らなくなり、男は家にひとりになった。
・そのせいでいじめられるようになり、笑わなくなったし、眠れなくなった。
・『全部あの女のせいだ』
・母親は自分が6年生の時にどこかで死んだ。
・爆弾を仕掛けたのは報いを受けるべきだから。

 話しているうちに犯人の記憶は戻り、
3に固執する男の傾向から整は爆弾がしかけられた場所を特定。

 1回目と2回目の暗号は3回目の暗号をミスリードするためのフェイク。
本当の暗号は3つの暗号が揃わないと導き出せない。
3つの暗号の背景に書かれたラインは迷路になる。
それを三角柱にして迷路を正しい順に進んでいくと「ONGAKU」という文字が確認できる。
答えは男が卒業した小学校の音楽室。

 そして整は男がいつも30分時計を進ませていたことから、
本当の爆破時間は予定の30分前であることも推理。
今回も爆破は防ぐことができ、男は逮捕された。

 男の名前は三船三千夫。
大好きだった先生は憎くてたまらない母親だった。

『(学校を)爆破したいのと同時に爆破したくなかった。
先生との‥お母さんとの唯一の楽しい記憶がある場所を
思い出すと苦しいから壊してしまいたい、
と同時に、ずっと大事に守っていたい。
あなたは本当はお母さんが大好きなんだと、僕は思います』

 男は謎かけをしながら、解いてくれる人(本当の自分をわかってくれる人)を待っていた。
そしてそれを見事に解いた好敵手・整と出会った。
孤独だった男が雨の中で過ごした整との時間、
濃密で刺激的だけど優しい。
導きだされた答えに三千夫は幸福感すら感じたと思うよ。

 そして記憶が戻った途端に遮断されたコミュニケーションに
整は母のことを思い出していた。
『お母さん、何も感じないの。
あなたを可愛がってあげたいんだけど・・・ごめんね』
と言っていた。

 お母さんは感情がない病気だった?
それとも何か悲惨な出来事があって感情を失ってしまった?
整が人間の行動を観察し、心理を洞察するようになったのは母を知るため?

 って、三千夫のスマホを取ろうとして転がり落ちてしまった整。
来週は入院編みたいだね( ̄▽ ̄;)アハハ…

 第2話(episode.2 前編) 
 第3話(episode.2 後編) 
 第5話(episode.4) 
 第6話(episode.5 前編)
 第7話(episode.5 後編) 
 第8話(episode.6 前編)
 第9話(episode.6 後編)
 第10話(episode.final)
 第11話(episode.2.5 前編)
 最終話(episode.2.5 後編)

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