きこりのテレビ日記 #58『スナック キズツキ』第3話 サトちゃん 

2021年10月23日

「蒼いけものたち」第1回・第2回

 「火曜日の女シリーズ」の8作目。
放送されたのは1970年8月〜9月らしい。
金田一耕助の出ない「犬神家の一族」なんですと。
スカパーのAXNミステリーで視聴。コレは初めてかなぁ。

 水川美矢子(酒井和歌子)は小学4年生の弟・武(室田一人)と二人ぐらし。
まだ弟が小さいので上司からのお見合い話もキッパリ断る美矢子であった。

 そんな美矢子の元に弁護士の館野(中山仁)が現れ、昔、父が命を助けたという富岡佐兵衛が亡くなったので遺言状を公開する場に出席して欲しいと頼まれる。

 中山仁と言えば『サインはV』だよ。
わたしゃ、いまだに鬼コーチのイメージが・・・(笑
この前、朝ドラ『あぐり(1997年)』の再放送で久しぶりに見たよ。あぐりの義母・星由里子が夢中になるバイオリンの先生役だった。すっかり渋くて素敵なおじ様になっていたわ〜なんかこのドラマではあんまり頼りにならなさそう( ̄▽ ̄;)

 この美矢子が原作の珠世(映画では島田陽子)で、館野は若い弁護士だから若林役?すぐ殺されちゃうのかしら〜?消えるの早いわねと思っていたら、AXNミステリーのHPによると館野が金田一耕助と顧問弁護士の古舘の両方の役を担うらしい。大丈夫〜?

 この美矢子、映画の珠世と違って「遺産相続」「4億」と聞き、館野が帰った後『武ちゃん、私達ひょっとしたらお金持ちになれるかもよ 』と嬉しそうだったんで普通に欲はある模様。しかし富岡家に向かう車中で、そんなこと考える自分が惨めになり心変わり。『やっぱり帰ります!』と訴えるが結局、館野に説得され(ありがち)富岡家へ。

 さて、舞台設定は現代(70年代)になっており、富岡家の邸宅があるのは武蔵野市新多磨町という所(山奥っぽい)。原作の悪い三姉妹、松子→雪子(沢村貞子)、竹子→月子(千石規子)、梅子→花子(市川寿美礼)と、松竹梅から雪月花へと名前も変わっております。

 なんか映画と比べるとすごく庶民的な雰囲気・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
皆さん欲丸出しで美矢子を敵視しているのは同じだけど、なんか下町でおばちゃん達がよもやま話している雰囲気でセレブ感なし(笑)それにおていちゃんだよ!(沢村貞子)下町チャキチャキだよ!冷酷なセリフ言ってても悪い人と思えない〜〜

 息子達は映画に比べるとかなりまともそうで、それぞれいがみ合う母親を諫めたりしているし、言動も常識的。美矢子の立場を気遣ったり婿候補になることに対しても否定的(そう見せてるだけか?)。名前も佐清→清文、佐武→武臣(大出俊)(蝶の研究家?武にも優しい)、佐智→智和(柴田吃А法僻矢子が働いている近くの会社に勤務)となっております。

 さて、現代設定になってマスク問題はどうなるのかしら〜?と思ったら、清文は戦場カメラマンでカンボジアでゲリラに顔を焼かれてマスクを被ることになったそうです。もちろん、登場時は黒い頭巾をかぶっているので、遺言状公開時にお約束のニセモノじゃないのお?!という糾弾が始り、頭巾を取る羽目に。

 う〜ん・・・何かマスクが手作り感あるような・・・紙粘土っぽいわぁゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 色も肌色っぽいっちゃー肌色っぽいが、それが逆に・・・(  ̄〜 ̄;)ウーン…それにフィット感がイマイチのような・・・そして眉毛が付いてるって・・・でも口の部分に切り込みが無いから何言ってんだかよくわからん・・・(文句ばかりかよ!)演じる人も大変そう。

 今まで見た『犬神家の一族』の中では2006年版の映画のマスクが一番性能が良さそうでフィット感もあったかなぁ・・古谷一行の金田一耕助の時はどうだったか・・この流れで再放送あるみたいだから確かめなきゃ。







 そして財産問題。富岡佐兵衛は土地成金で4億ほど遺したそうな。
遺言状では美矢子に全財産を残すが、三姉妹の息子の誰かと結婚しなきゃダメ(期限一ヶ月)(原作ではもともと珠世と佐清は恋仲だったから佐清選んだけど、初対面の男の中から一ヶ月で選べって・・・博打だよ!博打!)、三人の誰とも結婚しない場合は美矢子の取り分なし。

 その場合は佐兵衛が正式な妻と認めていた晩年の愛人・三枝菊乃(原作では青沼菊乃)が財産の三分の一(1億3千万)、残りの三分の二を姉妹と菊乃の息子・修平(原作では青沼静馬)(大丸二郎)で分けることになるが、修平は摘出子と認められているので庶子扱いの姉妹(一人5,400万)の二倍(1億1千万)もらえるんだって〜(雪子算出)

 さて、遺言状公開後、さっそく命を狙われる美矢子。
宿に帰る途中(館野運転)工事の標識が移動され崖から落ちそうに、宿に行ったら布団の中に蛇が!そして暇つぶしに舟に乗ったら穴が空いてて溺れる!館野は警察に捜査を頼むが、警察はそれぐらいじゃ動いてくれないのさ〜
死人が出ないとね〜( ̄▽ ̄;)

 ところで、何で原作にない弟の武を増やしたんだろ?なごみ要員?と思ったら、遺産相続問題に巻き込まれる(遺産狙いの小娘と思われる)のが嫌で婿選び拒否するつもりだった美矢子だが、舟の穴事件で自分に何かあった時の武のことを考え遺言に従う決心展開!つまり武がいるから仕方なく遺産もらいますよ〜という体を取るため必要なキャラだったのさ。

 オープニングのテーマ曲で珍しく会話が入っていて(1回目だけかと思ったら違った)『武ちゃーーーん!』と呼びながら走ったり、隠れた武を心配して涙ぐみ『どうして隠れたりするのよ!』『あれ?姉ちゃん、泣いてんの?』『当たり前よ。だって私達たった二人きりの兄弟じゃないの』と言ったりする場面があって、変なの・・と思っていたが、コレも兄弟愛(金が目的ではなく、あくまで弟のために犠牲となって財産を受け取る羽目になった)を強調するためだったのね。

 しかし、この武、当時放送していたアニメ『巨人の星』の主題歌歌っていたり、『やったぜ!セニョール!』等と昭和の流行りギャグを放ったりするので、今後も注目していきたい。

 その後、清文が選ばれる訳ないから美矢子を殺そうとしたんじゃと雪子が他の姉妹に疑われた後、清文が刺されるという事件発生(軽傷)。屋敷内では皆、美矢子がやった説でもちきり。一応みんなと同様美矢子も警察で事情聴取受けたんだが刑事にまで疑われる始末。

 そんな中婿候補たちはそれぞれの方法で美矢子にアピール。
退院してきた清文は自分のことは気にせず武臣か智和を選ぶよう伝え自分は身を引きますよ宣言。
しかし話している途中で急に頭を抱え始め、
『う”う”っ・・・あ”ぁ・・・
(マスクのせいでよく聞こえなかったが)どうして人間の心の真実を現わすにはこうしかないんだ?!言葉ってどうしてこんなに空しいんだ!

 ( ゚д゚ ) 突然どうした・・・ひとり芝居か?
まぁ、母の言葉に惑わされないで的なことを訴えて部屋から追い出してたわ。

 智和は美矢子の会社近辺で起きた事故情報を伝えたりして東京で働く者同士の親近感を引き出そうと。さらに武に漫画本を買ってあげたりしてご機嫌取り。でもコイツ、お手伝いさんの小夜子(菱見百合子)とワケありみたい。

 武とすでに仲良しになっている武臣はズバッと金が欲しいから結婚しませんかと提案。蝶の研究のために金が欲しいと断言した後、『君を愛してるし幸せにできる自信がある』って言われてもねぇ・・( ̄▽ ̄;) それならいっそ、愛はないけどお互い金のために契約結婚しませんか?って言ってくれた方がサッパリするワ。って、プロポーズした後、幻の蝶を求めるロマンを切々と語る武臣。アンタ、蝶と結婚しなよ・・と思ったら、ほだされたのか美矢子はキスに応じる流れに・・以外と簡単な女だったね ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 武に邪魔されて怒る美矢子なのでした。

 さて、未だ消えない清文ニセモノ説・・・
下男の栄蔵(江波多寛児)が二十歳の時に神社に奉納した手形を確認すればいいと言い出し、全員の前で確認することに。

 折しも美矢子達が泊まっている宿に謎の復員兵ならぬ謎のサングラスかけたチンピラふうのお兄ちゃんが現れる。

 手形認証会は雪子の激しい拒否により中断。この騒ぎで動揺したせいか美矢子と武臣はさらに接近(抱擁シーンあり)。翌日、清文から急に手形を押してもいいよと言ってきたため、警察の鑑識で確認して(そんな個人的なこと頼んでいいの?)もらった結果、手形は清文のものと一致。なんかもやもやするけど一応清文は本人ということになった。

 その後、武臣が舟の上で殺されているのが発見された!
なんか普通ーーーゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 菊人形も出てこないし。映画じゃポスターにもなるほど花形の死体だったのに。予算の関係でしょうか〜?

 武臣の遺体の前に全員集合。
その場で最期に会った美矢子を責め立てる館野であった。
アンタ、どっちの味方?

 遺体がそのままってことは、原作では工作したはずの青沼静馬と息子の佐清の仕事がなくなったってことだから、ストーリーはもっと単純になるのかな?
それにしても三姉妹が罵り合っていても、どうも会話の雰囲気が「サザエさん」ぽいというか、ホームドラマテイストなので、殺しだ遺体だって展開になってもピンとこない。横溝正史っぽい凄惨さもないしーー金田一耕助もいないしなーーこのドラマの見どころとは・・・( ̄▽ ̄;)

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