2021年09月16日
「怪物」第7話 釣る
3年前、ドンシク(シン・ハギュン)が広域捜査隊の刑事だったころの話・・・
(その時のチーム長はサンベ所長)
相棒のサンヨプと女子大生連続殺人事件の犯人を追っていたが証拠が無く捕まえることができずにいた。
3番目の被害者が妹の友人だったこともあり焦っていたサンヨプは証拠を捏造してまで逮捕したいと言っていた。それが無理なら『殺したい』と。
その時は法の道理を説き、関係者でもあることから事件から外れるよう命じたドンシクだった。だがサンヨプは単独で犯人を追いかけ逆に返り討ちに遭ってしまった。
『僕が死ぬから捕まえられるでしょ・・・
ドンシク先輩・・・本当は死にたくない!・・
・・・・早く捕まえて・・・』サンヨプ
サンヨプは死亡。
怒りに燃えたドンシクは自分も負傷しながら犯人を撃ち殺そうとしたが何とか耐えて手錠をかけた。
だが『俺は正当防衛だ』とニヤリとする犯人の言葉を聞き、奴の頭を床に打ち付け続けた。犯人を半殺しにしたアレで異動になったんだね。責任を負ったサンベ所長と共に。
いつもドンシクが痛みを覚えて足を押さえていたのはこの時の傷だったんだね。身体もだけど心の方が痛いのかもしれない。そしてこの時から場合によっては法を犯してでも犯人を捕まえるべきなのでは・・と思いだしたのか・・・
さて、前回、ミンジョン(カン・ミナ)からのメールで一同が驚愕して終わったが・・
もちろん送ったのはドンシクだった。ジンムクを動かすために。
多分、ミンジョンが亡くなった夜に彼女の携帯を入手したドンシクは電源をオフにしてジェイの店の裏に隠しておいたと思われ・・
自分が殺した娘からのメールにさすがに驚愕するジンムク(イ・ギュヒ)。
その様子を凝視するドンシク。
(その時のチーム長はサンベ所長)
相棒のサンヨプと女子大生連続殺人事件の犯人を追っていたが証拠が無く捕まえることができずにいた。
3番目の被害者が妹の友人だったこともあり焦っていたサンヨプは証拠を捏造してまで逮捕したいと言っていた。それが無理なら『殺したい』と。
その時は法の道理を説き、関係者でもあることから事件から外れるよう命じたドンシクだった。だがサンヨプは単独で犯人を追いかけ逆に返り討ちに遭ってしまった。
『僕が死ぬから捕まえられるでしょ・・・
ドンシク先輩・・・本当は死にたくない!・・
・・・・早く捕まえて・・・』サンヨプ
サンヨプは死亡。
怒りに燃えたドンシクは自分も負傷しながら犯人を撃ち殺そうとしたが何とか耐えて手錠をかけた。
だが『俺は正当防衛だ』とニヤリとする犯人の言葉を聞き、奴の頭を床に打ち付け続けた。犯人を半殺しにしたアレで異動になったんだね。責任を負ったサンベ所長と共に。
いつもドンシクが痛みを覚えて足を押さえていたのはこの時の傷だったんだね。身体もだけど心の方が痛いのかもしれない。そしてこの時から場合によっては法を犯してでも犯人を捕まえるべきなのでは・・と思いだしたのか・・・
さて、前回、ミンジョン(カン・ミナ)からのメールで一同が驚愕して終わったが・・
もちろん送ったのはドンシクだった。ジンムクを動かすために。
多分、ミンジョンが亡くなった夜に彼女の携帯を入手したドンシクは電源をオフにしてジェイの店の裏に隠しておいたと思われ・・
自分が殺した娘からのメールにさすがに驚愕するジンムク(イ・ギュヒ)。
その様子を凝視するドンシク。
ミンジョン失踪当夜。
先回りして帰宅し、ミンジョンを迎えたジンムクだったが、ミンジョンの目は彼を完全に拒絶していた。その後ろ姿を見ているジンムクの目は空洞のようだった。
多分、ジョンジェ(チェ・デフン)と一緒にいるミンジョンを見た時から殺すと決めていたんだろう。
必死に逃げようとするミンジョンに馬乗りになり、ジンムクはジェイからもらったタオルで彼女の首を絞めた。
その頃、ミンジョンの鍵を返しに行こうとドンシクはジンムクの家に向かって歩いていた。
マニャン精肉店にはいつものメンバーが集まっていた。
ジファ(キム・シンロク)が電話でドンシクを呼び出したが断った。
ドンシクがマニャンスーパーに近づいた頃、ミンジョンは地下室で縛り付けられてはいたが生きていた。
『小娘が派手な爪しやがって・・』ジンムク
ミンジョン殺害後、(多分)遺体を隠し終わった後、生マッコリを買いに来たジフン(ナム・ユンス)が来店。チッ!と思いながらも、いつもの気弱な顔で対応するジンムク。
ジフンと一緒にジンムクがマニャン焼肉店に行った後でドンシクがマニャンスーパーに到着。
呼んでも誰も出てこないのを不審に思い、鍵を使って家の中に入ってみると、地下室の奥から携帯が鳴っている音がする・・・
鍵を開けて降りてみると・・・テーブルの上に、ミンジョンの携帯とジェイからもらったタオル・・・
そしてミンジョンのものと思われる指があった。
家中、ミンジョンを捜しまわるがいない。
ミンジョンは殺されている・・・
震える手で警察を呼ぼうとしたドンシクだったが・・・
ミンジョンの携帯にジフンからメールが入り「『ジンムクさんがミンジョンは死体のように眠っているから起こすな』と言っていた」と書いてあるのを見て犯人はジンムクだと確信。
そこにドンシクの携帯にジンムクから電話が入った。
ミンジョンに渡すものがあるから家に向かっていると言うと、ジンムクは自分が渡すから一緒に焼肉を食べようと誘ってきた。ミンジョンも誘おうとドンシクが言うと『死体のように(眠っている)』と。
自分が長い間追ってきた犯人はジンムクだった。
ミンジョンも殺されてしまった。
でもユヨンと同じように遺体が見つからなければ起訴することはできない。
裏庭を捜し、キムチの壺の中まで調べたが、出てきたのはイ・グムファの携帯(ジュウォンが渡した飛ばし携帯)だけだった。イ・グムファを殺した証拠にはなるが・・
昔、サンヨプに言った自分の言葉を思い出すドンシク・・・
『違法収集証拠で無罪になったら終わりだ。
憲法第13条1項 二重処罰の禁止
無罪になったらの二度と処罰ができない。
被害者の家族は?
自分の娘 妹 姉を殺した奴が被害者になり
同情される姿をなぜ見なきゃいけない』
そして蘇る何人もの被害者遺族の叫び・・・
ユヨンを待ち続け凍死してしまった父に縋り付いて泣いていた母の声・・・
ジェイの『すべてに慣れるわ・・』という悲しみの底から絞り出すような声・・・
そして
『確実な証拠を僕たちが作ったら?』というサンヨプの声・・・
『違法でもいい 何としてでも捕まえます!
それが無理なら・・・・殺します』
その夜、ドンシクは「怪物」になることに決めた。
ジンムクを逮捕するために。
たくさんの被害者たちと遺族の声を無にしないために。
証拠品のミンジョンとイ・グムファの携帯とタオルを持ち去り、
みんなが待つマニャン焼肉店に向かった。
そして夜中にミンジョンの指をマニャンスーパーの前に置き、早朝にその指を発見した。ジュウォン(ヨ・ジング)と一緒に発見することになったのだけは計算違いだったが。
そして現在。
夜中、老人ホームの母の部屋にいるドンシクをジュウォンが訪ねてきた。
ミンジョンのメール騒ぎの間に消えたドンシクを追いかけてきたらしい。
でも相変わらず言う事が憎たらしいわ〜
『(ジンムクがドンシクのことを)孝行息子だと。
今見ていてわかりました。
お母さんの呼吸を確認した時の表情は安心なのか失望なのか』
『・・・・』ドンシク
『生きていると重荷になる人がいますよね』
って、ジンムクがミンジョン失踪の夜のことで思い出したことがあるから
自分達に会いたいと言っていると伝えにきたのさ〜
ジンムクはメールが来たことでミンジョンは生きていると信じている父親を演じていた。
そして焼肉店にみんなでいる時、ジェイが一時間ほど姿を消していたと話した。
( ̄Д)=3
確認のため、二人はその足でジェイの元へ・・・
『マニャンという町はどうなってるんだ・・』ジュウォン
『・・・・』ドンシク
『一人づつ名前をあげた時は理解できませんでしたが
そのとおりでしたね。
順番に名前が出てくる・・・』
『・・・・』
『今回かばうのはジェイさんですか?』
『ばかなことを言わないでください。
私がかばっているのよ、おばかさん』
なぜかドンシクの顔を見て話すジェイ。
ジェイは空白の一時間については屋根部屋で寝ていたと話した。
いつもの馴染みのメンバーの時はそうやってたまに仮眠を取るらしい。
そこにジフンが現れた。
ジョンジェが自首したので釈放されたんだと。
留置場にいるジョンジェに怒鳴りまくるト議員(キル・ヘヨン)。
刑事たちに『出しなさいよ!』と命じたが、ジョンジェが自分で入ったらしい。
『息子は絶対にそんなことをしません!
人を傷つけるなんて・・
虫も殺せないほど気が弱いんです!』ト議員
『・・・殺せるよ。
・・・・鹿も殺せるし』ジョンジェ
『ジョンジェーーー!!
おかしくなったのね。ジョンジェ、何を考えているの?』
『罪を犯したから罰を受けるんだ』ジ
『どんな罪を?』クァク係長
『ミンジョンに最後に会った罪』ジ
『どこが罪なのよ?!』ト議員
『俺が犯人の可能性がかなり高いんだ』ジ
『ただ運が悪かっただけよ〜』ト議員
最後に会った訳でもないのにジフンは留置場に入れられた理由を尋ねるジョンジェ。
ドンシクが現れ、誰かが提供したジフンだけが写っている車載カメラ映像のせいだと教えたぞ。
ドンシクにはト議員がしたことだってわかっているみたい。ト議員はまたしてもドンシクに悪態をついて去って行った。
すっかり留置場に落ち着いているジョンジェに『早く出てこい』と声をかけるドンシク。
『俺を信じるな』と返すジョンジェに『犯人はお前じゃない』と断言し、ジンムクにメールを打ったのは自分だと告白。
そこにまたジンムクの元にミンジョンからメールが入ったと連絡が!
いったい誰が?
『お父さん 痛いよ 私を出して』・・・
発信場所はムンジュ川の下流(葦原のあたり)。
困惑した表情のジンムクを見つめるドンシク。
ドンシクだって???だよ( ̄▽ ̄;)
署員総出で住民の協力も頼み、ミンジョン捜索が再開された。
しかしドンシクだけは足早にマニャン精肉店へ。
隠しておいた場所からミンジョンの携帯が消えてる!
代りにジムジュ山の地図が入っており、ジムジュ寺に〇が付けられていた。
行ってみると待っていたのはジェイだった。
ジェイは何でも知っている。
身内がいる中でメールを送る度胸があるのはドンシクだけだと推理したらしい。
『私がいるおかげでメール送信の容疑者から外れた』ジェイ
『俺が怖くないのか?
ミンジョンの携帯を持ってた。俺が殺した可能性も』ド
『正気じゃないだけよ。
一人で抱えていた悲しみが溢れて、おかしなことをやり始めただけ』
『おかしくなったついでに教えてくれる?
ミンジョンを殺してドンシクさんを追いつめたのは
カン・ジンムク?』
『・・・・あぁ』
『ドンシクさんの妹を殺したのも?』
『あぁ』
『じゃあ私の母は?』
『・・・恐らくな』
ジェイは自分も手伝いたいと言ってきかなかった。
自分の手で母親を見つけ出したいと。
危険な目に遭うからやめろと説得しても意志が固かった。
『なぜドンシクさんだけが犠牲になるの?
10年よ。あの精肉店にいるのは、もううんざりなの。
望みがあるなら対価を払わないと。
私は平気よ』
『俺が平気じゃないんだ』
『私は本当に平気よ。お願いだから聞き入れて。
隣にいてくれるでしょ?』
みんな・・・本当にギリギリのところで生きている。
すぐにも崩れそうな場所だと知りながら・・・必死に。
ジェイはドンシクが来る前、ジンムクにまたメールを送っていた。
『お父さん バイバイ もう出ていくわ』・・・
『どこへ行くというんだ』ジンムク
ジファから3通目のメールの発信場所がジムジュ山のジムジュ寺の辺りと聞いたジンムクは誰がメールを送ったのかピーン!と来た模様。
ジェイの母親が失踪した場所だったんだね。
一通目のメール送信場所がマニャン精肉店だったことから、また捜索令状が出て店内を調べられたが、ジェイは落ち着いていた。
ジュウォンにも笑顔で対応。
その姿に逆に疑念を抱くジュウォン(ホントに疑り深いわ ( ̄▽ ̄;) )。
ファン警部補たちからミンジョン失踪の夜の焼肉会にドンシクが遅れて来たと聞くとムンジュ署のクァク係長を通して父親のコネを利用。管理室でサンベ所長が削除した映像を確認。
わたしゃ、サンベ所長が削除したのは書庫あたりの映像だと思っていたが違ったよ!
ミンジョンが行方不明になった夜のマニャンスーパーの前が映っているものだった!
夜中にドンシクが指を置いた場面が映っているはずの。
よくサンベ所長削除してくれたね?
どう考えても怪しいだろ!
それなのに理由も聞かずに『次は何をする?』と聞いていた。
サンベ所長にはドンシクだけは犯人ではないとわかっていたのか・・・
信じて、どこまでも一緒に行くと決めているのか・・・
一方、ジンムクは自分にメールを送ったジェイに報復を。
冷凍室にあった肉をたたき割ると出て来たものを手にジェイの元へ。
世間話の体を取りながらジェイのお母さんの髪飾りを置いていきやがった!
さすがに震えあがるジェイ。
一緒にメモが置いてあった。
『ムンジュ川 葦原 下流50メートル 石柱の横
ジェイ お母さんを出してあげて』
さて、ドンシクを疑ってきたけど、違ったかな?と思ったりしたが、監視カメラの件でやっぱりコイツだよ!と思ったジュウォンはドンシクの元へ。
『ミンジョンさんの指をなぜ置いたんですか?』ジ
『・・・今回は少し斬新だね』ド
『定年まであと一年の所長が、事件当日失踪者の自宅入口の映像をなぜ消したのか。カメラが作動していることは誰も知らない(私有地の電柱に付いているカメラだった)でも認知症の老人を捜し回ってた人なら知ってたかもしれない。
現場周辺には防犯カメラがないと思ったのに1台あると気づいた時どれほど驚いただろう。なぜ、それが驚くことなんだ?
おの家に入った人 出て来た人 誰かが映っているから』
『・・・・・』
『所長が夜中に警察署に行き映像を消すほどの理由。
一体誰が映っているのか。
所長自身?自分より大切な誰か?
その人はその日そこで何をしたんだ!!』
『・・・・・』
『所長を逮捕します!』ジ
『なぜ所長を?逮捕する理由がない』ド
『考え方によります。上層部は犯人を必要としているんです。
イ巡査部長、どうしますか?』
『・・・・はぁ〜〜』
ジュウォンが手錠を出して近づいてきた・・・
ドンシクも覚悟したはず(またかよ、大事な時なのに・・と思っただろが)。
そこにジェイから電話が!
ジンムクが書いた場所にいると!ジェイが危ない!!
ジェイの元へ向かおうとするドンシクを留めるジュウォン。
『どけ!どきやがれ!!』
ドンシクの恐ろしい形相に固まるジュウォン・・・
その頃、ジンムクはキムチ壺の置いてある裏庭の敷石を剥がしていた。
この下に埋めていたのか〜〜!
ジェイを心配したドンシク(と警察)が彼女の元に駆け付けるはずと読み、その間にミンジョンの遺体を移動させるつもりだったらしい。
『ミンジョン・・
お前の望み通り、この家から出してやる』ジンムク
ところが・・・
近づく足音・・・・
『カン・ミンジョン拉致及び監禁等の容疑で逮捕します。
黙秘権を行使でき弁護士を選任できます。
逮捕高速適否審査の請求が可能です。
さぁ、手を(手錠ジャラリ!)』ジュウォン
『・・・・・・一人か?』ジンムク
『・・・まさか!』
ジュウォンが顔を向けた先に見えた影がゆっくりと近づいて来る。
2人を見下ろしているドンシク。
ドンシクに気づき、いたずらが見つかった子供のように一瞬ゆがんだ笑顔をみせた後『チクショウ・・』とつぶやくジンムク。
『あぁ、あなたの人生は・・・これで 完全に 終わりだ』
ジュウォンったら!ためすぎだよ!(笑
でもカッコ良かったぞ!陰から逮捕のために姿を見せた時の聖なる審判者の雰囲気を漂わせた表情に惹きつけられた。そしてクッキリとした影を経てのドンシクが登場する演出が素晴らしい!劇伴のタイミングも完璧!何回も早戻しして見ちゃった(笑
さすがにジンムクもドンシクに見つかったならしかたないと観念したんだろうね。
完全に騙せていたと思っていたから。
ドンシクとジュウォン、二人の執念が20年の間未解決だった事件の「犯人逮捕」を成し遂げた。
この時の2人の表情の違いも印象的だった。
やっと捕らえた獲物を決して逃さないという緊張と気迫のこもったジュウォンの目・・
そしてやっと、友人ではなく「犯人」のジンムクと対峙できたドンシクの、少し困ったような、でも「これからだ」とでも言うようなドンシクらしい顔・・
しかし、よくあの状況からジュウォンを
ここに連れてくることができたよなぁ( ̄▽ ̄;)
その頃ジェイは恐怖に震えながら近づいてくる者を見ていた。
ジョンジェと知るも、まてよ・・と警戒・・・
ドンシクから頼まれたと聞いてやっとホッとした顔になった。
良かった・・・
やっとジェイの苦しみも終わりそうだ。
母親の遺体が見つかれば・・・
そしてマニャンに住む人々の心の中に巣食い続けた闇に少しづつ光があたるようになって欲しい。
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先回りして帰宅し、ミンジョンを迎えたジンムクだったが、ミンジョンの目は彼を完全に拒絶していた。その後ろ姿を見ているジンムクの目は空洞のようだった。
多分、ジョンジェ(チェ・デフン)と一緒にいるミンジョンを見た時から殺すと決めていたんだろう。
必死に逃げようとするミンジョンに馬乗りになり、ジンムクはジェイからもらったタオルで彼女の首を絞めた。
その頃、ミンジョンの鍵を返しに行こうとドンシクはジンムクの家に向かって歩いていた。
マニャン精肉店にはいつものメンバーが集まっていた。
ジファ(キム・シンロク)が電話でドンシクを呼び出したが断った。
ドンシクがマニャンスーパーに近づいた頃、ミンジョンは地下室で縛り付けられてはいたが生きていた。
『小娘が派手な爪しやがって・・』ジンムク
ミンジョン殺害後、(多分)遺体を隠し終わった後、生マッコリを買いに来たジフン(ナム・ユンス)が来店。チッ!と思いながらも、いつもの気弱な顔で対応するジンムク。
ジフンと一緒にジンムクがマニャン焼肉店に行った後でドンシクがマニャンスーパーに到着。
呼んでも誰も出てこないのを不審に思い、鍵を使って家の中に入ってみると、地下室の奥から携帯が鳴っている音がする・・・
鍵を開けて降りてみると・・・テーブルの上に、ミンジョンの携帯とジェイからもらったタオル・・・
そしてミンジョンのものと思われる指があった。
家中、ミンジョンを捜しまわるがいない。
ミンジョンは殺されている・・・
震える手で警察を呼ぼうとしたドンシクだったが・・・
ミンジョンの携帯にジフンからメールが入り「『ジンムクさんがミンジョンは死体のように眠っているから起こすな』と言っていた」と書いてあるのを見て犯人はジンムクだと確信。
そこにドンシクの携帯にジンムクから電話が入った。
ミンジョンに渡すものがあるから家に向かっていると言うと、ジンムクは自分が渡すから一緒に焼肉を食べようと誘ってきた。ミンジョンも誘おうとドンシクが言うと『死体のように(眠っている)』と。
自分が長い間追ってきた犯人はジンムクだった。
ミンジョンも殺されてしまった。
でもユヨンと同じように遺体が見つからなければ起訴することはできない。
裏庭を捜し、キムチの壺の中まで調べたが、出てきたのはイ・グムファの携帯(ジュウォンが渡した飛ばし携帯)だけだった。イ・グムファを殺した証拠にはなるが・・
昔、サンヨプに言った自分の言葉を思い出すドンシク・・・
『違法収集証拠で無罪になったら終わりだ。
憲法第13条1項 二重処罰の禁止
無罪になったらの二度と処罰ができない。
被害者の家族は?
自分の娘 妹 姉を殺した奴が被害者になり
同情される姿をなぜ見なきゃいけない』
そして蘇る何人もの被害者遺族の叫び・・・
ユヨンを待ち続け凍死してしまった父に縋り付いて泣いていた母の声・・・
ジェイの『すべてに慣れるわ・・』という悲しみの底から絞り出すような声・・・
そして
『確実な証拠を僕たちが作ったら?』というサンヨプの声・・・
『違法でもいい 何としてでも捕まえます!
それが無理なら・・・・殺します』
その夜、ドンシクは「怪物」になることに決めた。
ジンムクを逮捕するために。
たくさんの被害者たちと遺族の声を無にしないために。
証拠品のミンジョンとイ・グムファの携帯とタオルを持ち去り、
みんなが待つマニャン焼肉店に向かった。
そして夜中にミンジョンの指をマニャンスーパーの前に置き、早朝にその指を発見した。ジュウォン(ヨ・ジング)と一緒に発見することになったのだけは計算違いだったが。
そして現在。
夜中、老人ホームの母の部屋にいるドンシクをジュウォンが訪ねてきた。
ミンジョンのメール騒ぎの間に消えたドンシクを追いかけてきたらしい。
でも相変わらず言う事が憎たらしいわ〜
『(ジンムクがドンシクのことを)孝行息子だと。
今見ていてわかりました。
お母さんの呼吸を確認した時の表情は安心なのか失望なのか』
『・・・・』ドンシク
『生きていると重荷になる人がいますよね』
って、ジンムクがミンジョン失踪の夜のことで思い出したことがあるから
自分達に会いたいと言っていると伝えにきたのさ〜
ジンムクはメールが来たことでミンジョンは生きていると信じている父親を演じていた。
そして焼肉店にみんなでいる時、ジェイが一時間ほど姿を消していたと話した。
( ̄Д)=3
確認のため、二人はその足でジェイの元へ・・・
『マニャンという町はどうなってるんだ・・』ジュウォン
『・・・・』ドンシク
『一人づつ名前をあげた時は理解できませんでしたが
そのとおりでしたね。
順番に名前が出てくる・・・』
『・・・・』
『今回かばうのはジェイさんですか?』
『ばかなことを言わないでください。
私がかばっているのよ、おばかさん』
なぜかドンシクの顔を見て話すジェイ。
ジェイは空白の一時間については屋根部屋で寝ていたと話した。
いつもの馴染みのメンバーの時はそうやってたまに仮眠を取るらしい。
そこにジフンが現れた。
ジョンジェが自首したので釈放されたんだと。
留置場にいるジョンジェに怒鳴りまくるト議員(キル・ヘヨン)。
刑事たちに『出しなさいよ!』と命じたが、ジョンジェが自分で入ったらしい。
『息子は絶対にそんなことをしません!
人を傷つけるなんて・・
虫も殺せないほど気が弱いんです!』ト議員
『・・・殺せるよ。
・・・・鹿も殺せるし』ジョンジェ
『ジョンジェーーー!!
おかしくなったのね。ジョンジェ、何を考えているの?』
『罪を犯したから罰を受けるんだ』ジ
『どんな罪を?』クァク係長
『ミンジョンに最後に会った罪』ジ
『どこが罪なのよ?!』ト議員
『俺が犯人の可能性がかなり高いんだ』ジ
『ただ運が悪かっただけよ〜』ト議員
最後に会った訳でもないのにジフンは留置場に入れられた理由を尋ねるジョンジェ。
ドンシクが現れ、誰かが提供したジフンだけが写っている車載カメラ映像のせいだと教えたぞ。
ドンシクにはト議員がしたことだってわかっているみたい。ト議員はまたしてもドンシクに悪態をついて去って行った。
すっかり留置場に落ち着いているジョンジェに『早く出てこい』と声をかけるドンシク。
『俺を信じるな』と返すジョンジェに『犯人はお前じゃない』と断言し、ジンムクにメールを打ったのは自分だと告白。
そこにまたジンムクの元にミンジョンからメールが入ったと連絡が!
いったい誰が?
『お父さん 痛いよ 私を出して』・・・
発信場所はムンジュ川の下流(葦原のあたり)。
困惑した表情のジンムクを見つめるドンシク。
ドンシクだって???だよ( ̄▽ ̄;)
署員総出で住民の協力も頼み、ミンジョン捜索が再開された。
しかしドンシクだけは足早にマニャン精肉店へ。
隠しておいた場所からミンジョンの携帯が消えてる!
代りにジムジュ山の地図が入っており、ジムジュ寺に〇が付けられていた。
行ってみると待っていたのはジェイだった。
ジェイは何でも知っている。
身内がいる中でメールを送る度胸があるのはドンシクだけだと推理したらしい。
『私がいるおかげでメール送信の容疑者から外れた』ジェイ
『俺が怖くないのか?
ミンジョンの携帯を持ってた。俺が殺した可能性も』ド
『正気じゃないだけよ。
一人で抱えていた悲しみが溢れて、おかしなことをやり始めただけ』
『おかしくなったついでに教えてくれる?
ミンジョンを殺してドンシクさんを追いつめたのは
カン・ジンムク?』
『・・・・あぁ』
『ドンシクさんの妹を殺したのも?』
『あぁ』
『じゃあ私の母は?』
『・・・恐らくな』
ジェイは自分も手伝いたいと言ってきかなかった。
自分の手で母親を見つけ出したいと。
危険な目に遭うからやめろと説得しても意志が固かった。
『なぜドンシクさんだけが犠牲になるの?
10年よ。あの精肉店にいるのは、もううんざりなの。
望みがあるなら対価を払わないと。
私は平気よ』
『俺が平気じゃないんだ』
『私は本当に平気よ。お願いだから聞き入れて。
隣にいてくれるでしょ?』
みんな・・・本当にギリギリのところで生きている。
すぐにも崩れそうな場所だと知りながら・・・必死に。
ジェイはドンシクが来る前、ジンムクにまたメールを送っていた。
『お父さん バイバイ もう出ていくわ』・・・
『どこへ行くというんだ』ジンムク
ジファから3通目のメールの発信場所がジムジュ山のジムジュ寺の辺りと聞いたジンムクは誰がメールを送ったのかピーン!と来た模様。
ジェイの母親が失踪した場所だったんだね。
一通目のメール送信場所がマニャン精肉店だったことから、また捜索令状が出て店内を調べられたが、ジェイは落ち着いていた。
ジュウォンにも笑顔で対応。
その姿に逆に疑念を抱くジュウォン(ホントに疑り深いわ ( ̄▽ ̄;) )。
ファン警部補たちからミンジョン失踪の夜の焼肉会にドンシクが遅れて来たと聞くとムンジュ署のクァク係長を通して父親のコネを利用。管理室でサンベ所長が削除した映像を確認。
わたしゃ、サンベ所長が削除したのは書庫あたりの映像だと思っていたが違ったよ!
ミンジョンが行方不明になった夜のマニャンスーパーの前が映っているものだった!
夜中にドンシクが指を置いた場面が映っているはずの。
よくサンベ所長削除してくれたね?
どう考えても怪しいだろ!
それなのに理由も聞かずに『次は何をする?』と聞いていた。
サンベ所長にはドンシクだけは犯人ではないとわかっていたのか・・・
信じて、どこまでも一緒に行くと決めているのか・・・
一方、ジンムクは自分にメールを送ったジェイに報復を。
冷凍室にあった肉をたたき割ると出て来たものを手にジェイの元へ。
世間話の体を取りながらジェイのお母さんの髪飾りを置いていきやがった!
さすがに震えあがるジェイ。
一緒にメモが置いてあった。
『ムンジュ川 葦原 下流50メートル 石柱の横
ジェイ お母さんを出してあげて』
さて、ドンシクを疑ってきたけど、違ったかな?と思ったりしたが、監視カメラの件でやっぱりコイツだよ!と思ったジュウォンはドンシクの元へ。
『ミンジョンさんの指をなぜ置いたんですか?』ジ
『・・・今回は少し斬新だね』ド
『定年まであと一年の所長が、事件当日失踪者の自宅入口の映像をなぜ消したのか。カメラが作動していることは誰も知らない(私有地の電柱に付いているカメラだった)でも認知症の老人を捜し回ってた人なら知ってたかもしれない。
現場周辺には防犯カメラがないと思ったのに1台あると気づいた時どれほど驚いただろう。なぜ、それが驚くことなんだ?
おの家に入った人 出て来た人 誰かが映っているから』
『・・・・・』
『所長が夜中に警察署に行き映像を消すほどの理由。
一体誰が映っているのか。
所長自身?自分より大切な誰か?
その人はその日そこで何をしたんだ!!』
『・・・・・』
『所長を逮捕します!』ジ
『なぜ所長を?逮捕する理由がない』ド
『考え方によります。上層部は犯人を必要としているんです。
イ巡査部長、どうしますか?』
『・・・・はぁ〜〜』
ジュウォンが手錠を出して近づいてきた・・・
ドンシクも覚悟したはず(またかよ、大事な時なのに・・と思っただろが)。
そこにジェイから電話が!
ジンムクが書いた場所にいると!ジェイが危ない!!
ジェイの元へ向かおうとするドンシクを留めるジュウォン。
『どけ!どきやがれ!!』
ドンシクの恐ろしい形相に固まるジュウォン・・・
その頃、ジンムクはキムチ壺の置いてある裏庭の敷石を剥がしていた。
この下に埋めていたのか〜〜!
ジェイを心配したドンシク(と警察)が彼女の元に駆け付けるはずと読み、その間にミンジョンの遺体を移動させるつもりだったらしい。
『ミンジョン・・
お前の望み通り、この家から出してやる』ジンムク
ところが・・・
近づく足音・・・・
『カン・ミンジョン拉致及び監禁等の容疑で逮捕します。
黙秘権を行使でき弁護士を選任できます。
逮捕高速適否審査の請求が可能です。
さぁ、手を(手錠ジャラリ!)』ジュウォン
『・・・・・・一人か?』ジンムク
『・・・まさか!』
ジュウォンが顔を向けた先に見えた影がゆっくりと近づいて来る。
2人を見下ろしているドンシク。
ドンシクに気づき、いたずらが見つかった子供のように一瞬ゆがんだ笑顔をみせた後『チクショウ・・』とつぶやくジンムク。
『あぁ、あなたの人生は・・・これで 完全に 終わりだ』
ジュウォンったら!ためすぎだよ!(笑
でもカッコ良かったぞ!陰から逮捕のために姿を見せた時の聖なる審判者の雰囲気を漂わせた表情に惹きつけられた。そしてクッキリとした影を経てのドンシクが登場する演出が素晴らしい!劇伴のタイミングも完璧!何回も早戻しして見ちゃった(笑
さすがにジンムクもドンシクに見つかったならしかたないと観念したんだろうね。
完全に騙せていたと思っていたから。
ドンシクとジュウォン、二人の執念が20年の間未解決だった事件の「犯人逮捕」を成し遂げた。
この時の2人の表情の違いも印象的だった。
やっと捕らえた獲物を決して逃さないという緊張と気迫のこもったジュウォンの目・・
そしてやっと、友人ではなく「犯人」のジンムクと対峙できたドンシクの、少し困ったような、でも「これからだ」とでも言うようなドンシクらしい顔・・
しかし、よくあの状況からジュウォンを
ここに連れてくることができたよなぁ( ̄▽ ̄;)
その頃ジェイは恐怖に震えながら近づいてくる者を見ていた。
ジョンジェと知るも、まてよ・・と警戒・・・
ドンシクから頼まれたと聞いてやっとホッとした顔になった。
良かった・・・
やっとジェイの苦しみも終わりそうだ。
母親の遺体が見つかれば・・・
そしてマニャンに住む人々の心の中に巣食い続けた闇に少しづつ光があたるようになって欲しい。
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matakita821 at 17:46│Comments(0)│韓国ドラマ 「怪物」