「怪物」第7話 釣るきこりのテレビ日記 #53

2021年09月17日

「怪物」第8話 釣られる 

 カン・ジンムク(イ・ギュヒ)逮捕!
マスコミもマニャンの人々もマニャンスーパーに殺到した。
遺体発見現場を警官たちが取り囲む中、
ドンシク(シン・ハギュン)がミンジョン(カン・ミナ)に会っていた。
その時間を守ろうとサンベ所長(チョン・ホジン)とジュウォン(ヨ・ジング)が盾になっていた。
ミンジョンの遺体の前で背中を丸めて泣いているドンシクを気遣うように見つめるジュウォン。
『「誰も死なない。今日からは」・・・』

 あの、ジェイから電話が来てドンシクが彼女の元へ行こうとした夜、
ジュウォンは彼の手に手錠をかけ、自分の手にもかけた。殴られても離さない。

何があったんだ?!』ジ
あいつが!ジェイを・・・』ド
『ジェイさんに何が?どうして?!』
『どうして・・?』
ジェイさんが危ないんですか?!
『・・・・』
人が死ぬのか?!

 ドンシクは気が付いた。
ジンムクがジェイを餌にして警察を振り回そうとしていることを。
みんなを移動させて、奴にはやろうとしていることがあると。

 ドンシクはジョンジェ(チェ・デフン)に連絡を入れジェイの元に行かせた。
察しのいいジュウォンは付近にいる警官に応援を頼んだ。で、自分らもジェイの所に行くつもりだったんだが・・

俺たちはそっちに行かない』ドンシク
ジェイさんを見捨てるんですか?!』ジュウォン
あとで説明する。今はあいつを釣らないと。
イ・ユヨン パン・ジュソン ハン・ジョンイム チン・ファリム ウィ・スニ ヨ・チュノク イ・グムファ カン・ミンジョン殺害の容疑者 
カン・ジンムクを今から逮捕する

『・・・・』
誰も死なない。今日からは

HPはこちら

 ハン次長(チェ・ジノ)が連続殺人事件ではないと否定したが、やっぱりジュウォンの言葉が正しかったのか?とマスコミは質問攻め。そして・・・行方不明者の家族は自分の娘が被害者なのかをジュウォンにすがって問い詰めた。

 犯人逮捕を受けてハン次長の忠犬・ヒョク検事(パク・ジフン)が打合せにやって来た。
打合せというかハン次長の方針をお伺いに来ただけなんだけどね。
ハン次長からの指示は・・・

・事件と容疑者の特定状況は流出禁止

・20年前の容疑者であり被害者遺族であるドンシクが逮捕したとなればマスコミがおもしろがって報道が過熱するのでドンシクの名前は伏せること。

・しかし自分の息子であるジュウォンの名前は出すべし(その功績を糧に長官へ)。

・外事課と広域捜査隊が担当の変更を要請しているが、そうすっとジュウォンの囮捜査の件がバレちゃうのでムンジュ署に担当させ、検事も変わらずヒョクが務める。

 まったく・・・(" ̄д ̄)
自分に都合のいいストーリーに書き換えるつもりかよ。






 そんな中、ミンジョンの検死結果がでた。
『多臓器不全による心肺停止』・・・
それは・・・ミンジョンが遺棄された時にはまた生きていたことを示していた。
あの夜、ドンシクがミンジョンを捜し回った時、ミンジョンはまだ生きていた・・
ひとり、泣き崩れるドンシク・・・

 (´;ω;`) ドンシク・・・
自分を責めないでおくれ・・

 一方、ジンムクは黙秘を通していた。
食事を喉に詰まらせて(わざとなのか知らんが)刑事が助けた時の
『死ぬかと思った・・・』が第一声。

 ミンジョンの遺体が引き取られ荼毘に付された。
ドンシクの背中を心配そうにジュウォンが見つめている。
火葬される間泣き叫ぶジフン(ナム・ユンス)。

ごめん・・僕が悪かったよ・・
僕が置いていったから・・

あの日がなによ!
あの日、ここにいる人たちが
何か悪いことをした?!
なぜあなたが謝るのよ?
何も悪くないでしょ!!
自分を責めるのはやめて!
』ジェイ

 そこにジファ(キム・シンロク)が来て、ジンムクがドンシクとジュウォンに話したいことがあると言っていると伝えに来た。

 で、ドンシクが事情聴取、ジュウォンは立会人ということで取調べ室へ。
韓国では事情聴取する人が調書をPC入力し、立会人はただの立会人なのでその間喋っちゃダメなんだって。二人で仕事割り振ればいいじゃんね〜

 マジックミラーの向こうではムンジュ署長のチョン・チョルムン、クァク係長、ジファ、カン刑事、そしてサンベ所長も見守っている。

うるさい女め。しゃべりすぎだった
だから頭に来たんだよ。そういうことだ
』ジンムク

 ジンムクの脳内でよみがえる殺してきた女たちの姿。
その中にはミンジョンも。
ジンムクに説教をされて『鳥肌が立つから触らないで!』と言っていた。
そしてジンムクの妻が売春をしていたこと、最初から子供を押し付けて逃げるつもりだったと教えたパン・ジュソン。
それを見てしまったユヨン・・・、ジェイの母親、イ・グムファ・・・

 しかしドンシクが具体的に話を聞こうとすると
『全部俺の想像だから知らない』とうそぶくのだった。

 最初のきっかけを作ったのはジュウォンだった。
ジンムクの口調からミンジョンは実の娘ではないのでは?と聞くと激しく動揺し『俺の娘だ!』と主張。そしてジュウォンを追い出せと言ってきた。

 それに乗ったドンシクがつつくと逆上して襲いかかり首を絞めてきた!
締められながらニヤリとするドンシク・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

『笑った・・?泣け!泣けーーー!!』ジンムク
フフフフフフフ』ジョーカーみたいに笑い続けるドンシク
このイカれ野郎!!
今度はジュウォンがジンムクに襲い掛かり殺すところだったぞ。
カン刑事たちが二人がかりでやっとジュウォンを引きはがしたさ。

 ジュウォン・・・ドンシクを守ろうと必死だったんだね。
取調室を出てきたジュウォンをサンベ所長が迎えた。

『ドンシクと10年は組んでいるパートナーみたいだ。マニャンの人間になった』
『所長、しばらく休暇を取ります』
『この状況で休暇は』ジファ
『そうしなさい』所長

 所長にはジュウォンが急に休暇を取ることにした理由がわかっているみたいだね。

 ジンムク逮捕を受けてト議員(キル・ヘヨン)とイ・チャンジン(ホ・ソンテ)は密談中。
今回の事件は不法滞在女性と関係があるので広域捜査隊と外事課が引き継ぎたいと言っており、そうなれば全国的な事件ってことになるから、ムンジュ再開発に影響はない、自分達には好都合な展開。なのにハン次長はムンジュ署を担当にし担当検事も身内にしたと(どこから情報得てるのかね?)
ついでに今回の手柄をジョンジェのものにすれば彼も特進できると入れ知恵を。そんなことジョンジェは望んでないのに・・・

 ジファはジェイを助けるために動いたジョンジェにお礼の電話を入れていた。
ずっとジョンジェを信じられず、そんな自分を責めてきたジファ・・・
だからやっと今、素直な気持ちで感謝を伝えたかったんだろうね。
ジョンジェも友からの言葉に嬉しそうだった。

 さて・・・
休暇を取ったジュウォンは釜山に来ていた。
携帯の位置追跡情報からジンムクがしょっちゅう釜山に来ていた事(ミンジョンを殺した前日にも)、ミンジョンの実母ユン・ミヘを捜し回っていたことを知り、彼女の居場所を突き止めようとしていたのさ〜
そんなジュウォンを待ち伏せするドンシク。 

『ストーカーですか?』ジュウォン
『パートナーです 』ドンシク

 所長の大好物のフグスープ屋さんに誘ったぞ。
でもグロテスクなフグの頭が入っているスープに顔をしかめるジュウォン(笑
所長のおごりだと言っても迷惑顔。

『なぜ、ここに一人で?俺を捕まえるため?』ドンシク
『・・・・』ジュウォン
『手錠をかければいい。俺が全て告白したでしょ』

 あの夜の約束・・・
『ジンムクが失踪者を埋めた場所を突き止めて掘り起こす。
ハン警部補が逮捕してください!』ドンシク
逮捕?自分で逮捕すればいい!
全部知りながら芝居を?!
ミンジョンさんの指をあなたが置いたんだろ?!
』ジ
『ハン警部補には申し訳ないことをした。
すまない』
謝るな!!
あなたも犯罪者なら罰を受けろ!

ユヨンまで全員見つけたら、俺に手錠をかけて。
約束する。
その時は必ず俺がハン警部補に自首する


『約束を信じた?』ドンシク  ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『・・・!』ジ
『俺は犯罪者なのに、なれ合いの関係では?』
『・・・ε-(ーдー)ハァ』
『フフフ・・・』

 相変わらず態度はアレだけど、ジュウォンのドンシクを見る目が優しい。
なんというか・・疑りながらイ・ドンシクという男に向き合い続け、彼を知り、そして深い心の中の思いを感じることができたんだろうね。

 お互いの情報を照らし合わせて一緒にミヘさん捜索開始。
なんでもイ・グムファさんは売春で掴まり国外退去になった記録があり、その時一緒に捕まったのがチン・ファリム(行方不明)、ウイ・スニ(行方不明)、ヨ・チュノク(行方不明)、そしてユン・ミヘだった。

 ミヘさんは「ヘミ」という名前で仕事をしていた。
イ・グムファさんがジュウォンに送ったメールは『警官ではない ヘミを捜している男だ』という意味らしかった。

 ジンムクとミヘさんは結婚していなかったから法的には捜せない。だから最初に出会った店から捜して釜山に辿り着き、あちこちのマッサージ店を回っていた模様。ミヘさんに関係のあった女性たちを全て殺したのはミヘさんに知られたら困るから。捜し出してジンムクは彼女を殺すつもりだった。

 二人でジンムクが最後に行った店に行ってみると・・・ミヘさんは去年交通事故で死んだと言われてしまった。

 2回目のジンムク取調べ。
ドンシク達はミヘさん死亡を知ったジンムクが殺害を果たせなかったミヘさんの代りにミンジョンを殺したと迫り、DNA検査の結果ミンジョンはジンムクの娘ではなかったと伝えた。

あのクソ女!悪い女め!!俺を騙したのか!!

 怒り狂うジンムクにドンシクはミヘさんは生きていると「基本証明書」(公文書偽造)を見せた。捜されてると知り死んだことにしたんだと説明。

『殺す人を間違えましたね。カン・ジンムクさん。
殺すべき人は生きている』ジュウォン

 ジンムクに動きが・・・

『ドンシク・・・ユヨンは俺じゃない。
本当だ。俺じゃないよ』ジンムク
『もう俺を呼ぶな。二度と来ない(帰ろっと・・)』ドンシク
『・・・本当だ。
俺がユヨンをお前に返したんだ。
ちょっと待て。こっちに来いよ。話がある』
『(引っかかった!もう一息)
うるさい!黙れ!!
どこに埋めたのか教えるよ。
ユヨンがどこにいるか知りたいだろ?
他の人の場所も全部教える

『・・・・!』
『こっちに来い』

 ジンムクは自白する代りにミヘを捜すよう条件を出した。
そして耳元で囁いた。ミンジョンの指を置いたのはお前だろうと。
自分にメールを送った時に気づいたよってね。

 意外と頭がいいジンムク。
ミンジョンがまぬけのフリをしていると言っていたけど、ずっと演じてきたんだね。

『全部話したのにミヘさんを捜さなかったら?』ドンシク
『探すだろ?お前もユヨンを見つけたいから。
ミヘを連れてきたらユヨンの場所を教える』ジ

 あちこちで白骨遺体が見つかった。
ジェイの母親も。
母親の遺骨はなんと店の敷地内に埋められていた。

『お母さん・・・どうしよう・・・ごめん・・・
どうしたらいいの?・・・
お母さん・・私が悪かったわ・・
ごめんなさい
』ジェイ

 行方不明にして宙ぶらりんの状態で残された家族を苦しめ、
遺体が見つかった後も罪の意識を感じさせるために遺族が暮らしている敷地内に埋めた。
遺体が埋められているのも知らず生活している姿を見て心の中で大笑いしていた。

 しかしユヨンの遺体は出なかった。
ドンシクは自宅の庭をあちこち掘り返したが現れなかった。

『ジンムクを半殺しにしてでも吐かせましょう』ジュウォン
『・・・・』ドンシク
『ユヨンさんを見つけないと。手伝います』
『・・・俺を捕まえたいから?』
『・・・・・そのためにここまで来たんです。
今すぐ行きましょう!』

 そこに連絡が入った。
留置場のジンムクが自殺したと。
壁には血で『ドンシク ユヨンは違う』と描かれていた。

 どこまで遺族を苦しめれば気がすむんだ!
ジンムクめ、ユヨンのことを言わずに死んでしまった。
それにまだ殺された人がいるはず・・・
全16話だから、ここからまた違った真相へと向かって行く・・・


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