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2021年08月16日

「怪物」第15話 離す

 『チョン署長は亡くなりました・・・
・・・・僕が・・殺したみたいだ・・・』ジュウォン(ヨ・ジング)


 ジュウォンの両手は血で真っ赤に汚れていた・・・
真実を見極めるようにジュウォンの目を見つめるドンシク(シン・ハギュン)。

 いや、もちろんジュウォンはやっていないと思うが・・・
って、もしドンシクがチョン署長の所に行っていたら
ドンシクが殺人の濡れ衣を着せられていたはず。
ドンシクを守るため署長の所に向かったジュウォンには一瞬の迷いもなかった。

 あと一話。物語は終結するんだろうか・・・
ハン・ギファンを法の力で償わせることができるんだろうか・・・
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 さて・・・振り返ってみましょう。
父親(チェ・ジノ)とイ・チャンジン(ホ・ソンテ)の会話を聞いたジュウォンはゴルフクラブを手に二人の元に行こうとしたのよね。

 でも・・・
『あなたの息子さん、ハン警部補にすべてを知られたら・・・
殺すんですか?』という声を聞いて立ち止まった。

 イ・チャンジンの問いかけには答えなかったけど、ユヨンをひき殺したことを
『あれはミスだったんだ・・・小さなミス』という声を聞いた。
さらに『ジュウォンは私の息子だ。だが私より母親に似ている。待っているばかりで自分から手を伸ばせない弱い人間だ。その手を取ることもできず平静を装って冷酷なふりをする。そんなふうに偽り続け自分を破壊してしまう・・・愚かな人間』・・・

『イ代表、私は二度とミスはしない』
『息子さん自体がミスなら、その時は?』
『気になるなら見てればいい』


 そしてイ・チャンジンが車を出た後
全員、消すべきだな』とつぶやいていた。

 息子のことを自分ではなく、精神病院に入れて自殺させた妻に似ていると言っていたハン次長・・・彼なら息子であろうと自分の邪魔になれば容赦なく狩るだろう。

 そしてジュウォンは母親が精神病院に入れられそうになった時、助けを求めた手を握ることができなかった。その事でずっと自分を責め続け、傷を抱えて苦しみ、自分は冷酷な人間(父親と同じ)だと思い込んできた。誰もジュウォンを守ってくれる人がいなかった。小さな子供で弱い存在だったジュウォンは怖い父親に従う(同化する)しかなかったんだよ。

 ドンシクが犯人だという証拠を見つけるためにマニャン派出所にまで来たのに・・
こんな近くに犯人がいたとは・・・自分のまぬけさに笑うジュウォン・・・
その顔が絶望と怒りを越えた冷たい鬼になった・・・

 ヨ・ジングさんが凄かった。
青い炎に包まれているような。痛々しいけど美しい。
そして怪物を倒すためには、自分も怪物になると覚悟した時の表情・・・

 ドンシクに会ったジュウォンは二人の会話を録音したものを聞かせた。
すぐにハン・ジファンの元へ行こうとするドンシクを止めてジュウォンは言った。

『イ警部補・・・僕がやります・・
僕が捕まえます。
罠を仕掛けます。僕が餌になります。
僕が怪物になって・・・父を抱きかかえて・・・
最も高い場所から一緒に地獄に落ちます。
そうやって謝罪します。
それが・・・最高の復讐です。
あなたは・・これ以上手を出さないで。
・・・僕が・・・地獄に行きます!


 今、この音声を公表したところで盗聴だから証拠能力はない。
それにイ・チャンジンにすべてを押し付けてハン・ギファンは生き延びるはず。
ジュウォンは、もし自分が出来なかったら公表するよう音声データをドンシクに渡した。

 雨の中の2人の鬼のヒリヒリするような魂の言葉・・・
ジュウォンの痛みとドンシクの痛みが雨の中でひとつに溶け合ったようでした。










 聴聞会の前日、ト議員(キル・ヘヨン)は突然『母親をやめる』と宣言し、ジョンジェ(チェ・デフン)を精神病院に入れた。
どうしちゃったの?この人・・・

 その頃ドンシクは病院の母を見舞っていた。
犯人逮捕の決意を語るドンシクにお母さんは『ご飯食べなさい、ご飯ちゃんと食べるのよ』と言った。

 ずっとほとんどしゃべらなかったのに。
この言葉は無意識に出たものかもしれないけれど親としての愛情の現れだよね。
韓国ドラマでは、よく落ちこんでいたりショックを受けた子どもや友人のご飯を心配する場面があるけれど、食べることは生きることだから、すごく相手への深い愛情を感じる。「食べなさい」は「生きなさい」と聞こえる。

 という訳でドンシクもジュウォンを食事に誘いましたぞ。
2人が会うのは、あの夜以来。
ジュウォンは気まずそう。しかも好き嫌い多いから(魚介類がダメらしい)出してくれた魚のククス(そうめん的な)も拒否。でも、促されたら素直に食べていた。

 ドンシクとサンベ所長の姿が重なる。
危なっかしいジュウォンを信じ見守りながら、ドンシクは同じように自分の味方でいてくれたサンベ所長の愛情を改めて感じただろうね。

 一緒にものを食べるって、心を許している証拠だよね。
この村に来た当初は店の食器を使うのも、一緒に食べるのも拒否していたもんね。
それが今じゃ嫌いなものでも食べようとしている。
父親のように優しく見守るドンシクに照れてもいるみたい。

『家族が死んでも腹は減るから、結局は食事を取る。
食事を抜くほど悪いことでも?』ドンシク
『・・・・』ジュウォン
『腹を満たしてから地獄に行かないと』
『・・・そうですね』


 生きていく者は食べなきゃならない。たとえどんな苦しい時でも。
共に食べる姿はほのぼのしていたけど、その心の中の共に地獄に落ちる覚悟が感じられました。

 父親の元へ行ったジュウォンは、あの音声データを聞かせ、
『父さんの次は僕が長官になります』と宣言。そのために手伝うと申し出た。
そしてチョン署長を合法的に処理するために監察調査係に復職させるよう頼んだ。

 ジュウォンの一世一代の芝居をハン次長は信じたようです。
息子のことをナメてたくせによ・・(*`益´*)

 そしてチョン署長から呼び出されたイ・チャンジンは背後から杖で殴り殺そうとしたんだけど、ドンシクに呼び止められ中止。
ナイスショーーット!

 (* ̄m ̄) コレ、すごくタイミング難しかったと思うーー(笑

 そのままドンシクはジュウォンと一緒にイ・チャンジンをソウル庁に連れて行ってサンベ所長殺害とジンウク自殺の件で事情聴取。
一応、イ・チャンジンの前なのでジュウォンはハン次長派の体よ。

 サンベ所長が亡くなった夜もジンムクが自殺した日のアリバイについても相変わらず適当にかわすイ・チャンジン・・・ユヨンが亡くなった夜のことを話出したと思ったら、ハン次長のことは自分が送って行ったけどト議員は飲酒運転をしたからユヨンを轢いたかも・・・それにト議員が管理していた鹿牧場の土地にジンムクが死体を埋めることができたのはどうしてだろうと匂わせた。さらにジョンジェが精神病院に入院している情報までよこした。

『・・・まったく・・』ドンシク
『すばらしい芝居です』ジュウォン
『主役は俺たちじゃない』ド
『イ・チャンジンとハン・ギファンだった。
2人はト議員を捨てることにしたようです』ジ


 コレは自分達の注意をよそに向けてチョン署長を始末する気では?と気づいたドンシク達はジファと共に署長室に向かったが、次長が本庁の情報課に異動させてくれたと得意げに登場。

『人生は何が起こるかわからないな。そうだろ?イ警部補』

 ますますヤバイじゃん・・
なのに本人全く気付いてないじゃん・・・( ̄▽ ̄;)

 ジファに署長を頼み(今、死なれちゃ困る)、ドンシク達はジョンジェが入院している病院に行こうとしたんだが、ドンシクの携帯を借りたジュウォンはチョン署長が「一人で来るように」とドンシクを呼びだすメールを寄越したのを見て、ドンシクがハメられると察知。一人で向かってしまったのさ〜でも、ドンシクもすぐに気が付いてジュウォンを追った!
も〜〜!二人ともお互いのことしか考えてないよ〜〜
それであげなことに・・・・

 折しもハン・ギファンは長官に任命された!
得意の絶頂のハン・ギファン・・・首を洗って待ってろよ!(#`益´)凸

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 最後まで息がつけない。

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