きこりのテレビ日記 #44北海道花便り その3

2021年07月07日

きこりのテレビ日記 #45

 7月2日(金曜日)霧雨

 改めて思うが『霧雨じゃ。濡れて行こう』って名セリフだよなぁ・・霧雨の時、誰もが脳内に思い浮かべるんじゃなかろうか(昭和世代は)。って、誰のセリフなんだろ?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 調べたら、元は新国劇でドラマや映画にもなった「月形半平太」らしい。内容は知らないけど名前だけは聞いたことあるワ。正しくは『春雨じゃ。濡れて参ろう』なんですと。霧雨みたいな降ってるんだか降ってないんだかって時は傘なんて差すより、濡れていった方が風情があるというか、粋な感じがするよね。

 6時25分Eテレ 『テレビ体操』 
やっと金曜日。でも明日も仕事。
大ちゃんの 「よいしょ!」の声に 励まされ

 『ライオンのおやつ』第1話(録画)(BSP)

 余命宣告を受けた29才の雫(土村芳)は美しい島にあるホスピス「ライオンの家」を終の棲家に選び旅立った。育ての親である叔父夫婦にも何も告げずに。彼女はひとり。でも彼女からは悲壮な雰囲気は感じられない。それは彼女が「孤独」を自分の中にすっぽりと取り込んでいて、その柔らかな光が彼女の内部から彼女自身を照らしているから。孤独は友達であり、孤独であることが彼女のアイデンティティになっているのかもしれない。ほんのり寂しそうでほんのり楽しい。

 「ライオンの家」では24時間看護師やヘルパーが常駐しゲスト(入居者)の生活を支えている。呼び名は自分が呼んで欲しい名前(ニックネームもOK)で呼んでもらう。規則は特になし。『あえて言うなら自由に過ごすことが規則』。見の回りのこと(掃除や洗濯など)は基本自分でやってもらうが辛い時は手伝ってくれる。『無理をする必要はありません』。建物の中も病院というよりも、保養所というか別荘のような雰囲気。

『何かホスピスと言うよりも助産院みたい』雫
『生まれてくることと旅立つことは背中合わせなのかもしれません。
要はどちら側のドアを開けるかの違いだけ。
こちらから見ると出口でも向こうから見れば入口です。
終わりや始まりもなくて。
私たちはぐるぐると形を変えて回っているだけなのだと思います』マドンナ(鈴木京香)

 さて、「ライオンのおやつ」とは?
ライオンの家ではおやつのリクエストボックスがあり、そこに自分が食べたい思い出のおやつをリクエストすると作ってくれることになっている。

 今回のおやつは先週亡くなった夏子さんのリクエスト、「チョココロネ」。
夏子さんが残したメッセージを紹介した後、みんなで味わいます。
手紙には夏子さんがライオンの家に来て決めたことが書かれていた。

『最期までちゃんと生ききる。
どうせすぐ終わるんだからとなげやりにならず
チョコのたっぷり詰まったコロネのように
人生を味わいつくすこと』


 夏子さんは雫が入った部屋に住んでいた。
チョココロネに込められた祈りと希望。
それは雫にも引き渡されたように思う。
夏子さんは満足して逝ったのかしら。
美味しいものって神聖でもあるよね。

『私もこんなふうに生きられたらなぁ・・』雫

 雫が心を開けたのは、死んでいく自分自身を見つめたからだけでなく、島の自然の美しさやライオンの家で出会った人たちのおかげなのかな。自分はずっと無理をして生きてきたと気づき、田陽地(竜星涼)に、その気持ちを話すことができた。誕生日にも欲しいものを言ったことがない。叔父さん(石丸幹二)が結婚すると言った時も本当は裏切られたと思ったけど喜んでいるフリをした。

『自分に正直な人になりたかったな・・』雫
『終わってないじゃないですか。雫さんの人生は・・
生きてるじゃないですか、雫さんは。
だから・・・変われますよ』田陽地
『変われるのかな・・私』
『はい』
『変わりたい・・変わりたいな』
『変われますよ』

 死ぬためにやってきた「ライオンの家」。
でもまだ雫の人生は続いている。
心は動き続けるし、本当に変わりたいと思えば変わることができる。私はそう思っている。
雫のキスは自分の生を諦めないという意志の表れ。
生きている自分の確認。もう、正直になれているよ。

 このドラマは視聴決定。
鈴木京香さんがコスプレっぽいけど、それに「マドンナ」と自称するのはいかがなものかと思うけど( ̄▽ ̄;)アハハ…でも妖精っぽいキャラであることでメッセージを伝えやすいし、ゲストの人たちも負担に感じずに過ごせるのかも。そして雫のファッションが好みだわ〜「mina perhonen」のものもあったよね。さらに小豆粥の朝ご飯がすごく美味しそうだった。

 7月5日(月曜日)

 いつも5分もあれば眠りにつくのに珍しく中々寝られず・・12時頃に寝たと思ったら2時過ぎに目が覚めて寝られなくなってしまった。久しぶりに怖くて。2時って丑三つ時だし〜〜普段は全く怖いなんて感じないのに感じるということは何かいつもと違う空気だったのかしら・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…今日って何の日だっけ?父の命日とも違うし、知り合いでこの日に亡くなった人もいないし・・・そもそも幽霊とか見る能力ないしな・・・と思いつつ・・・一度だけアレは何だったのかな?と思い出す体験がある。

 小学校4年生ぐらいの時だったかな・・私は子供部屋の二段ベッドの上に寝ていた(姉は別の部屋)んだけど、夜中に目が覚めて、ふと見たら、暗闇の中に人の姿は見えないのに目だけが見えた。こちらを睨んでいた。すぐに布団をかぶって明るくなるまで隠れていた。今でもアレが幽霊ってもんなのかよくわからない。その時以来、そげな現象には出会っていないし(20代の頃に金縛りには2.3回遭ったけど)精神的に不安定な頃だったからなのか。その夜から顔を出して寝られなくなった。仰向けに寝るのもよろしくない(上に乗っかられるそうな)から寝る時は横向き。そしてそれ以来ラジオが夜の友となった。目が覚めて怖くなってもラジオのスイッチをひねれば明るい雰囲気に悪霊退散(笑)。てか、布団に入ったらラジオの時間だったよ(笑)『欽ちゃんのドンといってみよう!』と『エミ子の長いつきあい』(山野楽器提供!(笑))は必ず聞いていたなぁ。親が見回りに来たら、即オフにして寝たふり・・・

 って、話がそれちゃったけど、そんな訳で久しぶりにビクビクしながらすごした夜明け前までの時間。4時過ぎにすず姐さん(猫)が来てくれたおかげで1時間ぐらい眠れたかな〜猫のゴロゴロマジック・・・ありがたや。

 『プロジェクト・ランウェイ 18』#11 アスリートの勝負ドレス (録画)(wowow)

 5回目ぐらいから見たんだけど(WOWOWの視聴止めたり再加入したりを何回か繰り返しているんで( ̄▽ ̄;))今シーズンは圧倒的に強いデザイナーはいないね。ダヨンがいいと思っていたけど途中リタイアしちゃったもんなぁ。この番組を見ていると肉体的にも精神的にもタフじゃなきゃ勝てないということがリアルに伝わってくる。たとえ才能があっても繊細すぎて立ち直るのに時間がかかったり体力が持たず気力が萎えると実力が発揮できない。セルジオみたいに常に自信満々で『俺は完璧!』ってのもどうかと思うが、コレぐらいのメンタルの人の方がいいのかも・・と思ったり。

 残っているのは6人。今回のモデルでクライアントは東京オリンピックに出場予定の女性アスリートの皆さん。優勝はナンシーで2位はビクトリア。そしてなんと今回は脱落者なし!残りの4人はみんなどんぐりの背比べって感じで大した差もないってことなのかしら。全員がアスリート達を満足させるものを創ったからだそうだが、この企画、もっと前の方が良かったんじゃ。これじゃ決勝に進む人を決められないよ〜



俺、つしま』第1話 (YouTube)(Asmik Ace)

 北海道では入らないみたいなのでYouTubeで視聴。つしまの声が良すぎてシビれる(笑)原作の雰囲気が生きているから違和感なし!1話は、つしま君とおじいちゃん、同居猫のみなさんとの出会い。短いけど来週も楽しみよ。





 7月6日(火曜日)小雨

 5時頃起床してぼーーーっとしながら倉庫に行ったら、久しぶりに隣のおっさんが外で喫煙してたらしく挨拶されびっくり (*`ロ´ノ)ノ うわっ!って声あげちゃったよ。もーーーヤダヤダヤダ!用心してたのに最近居ないから油断してたよ。朝っぱらからヨレヨレのパジャマ来た赤黒い顔のおっさんなんて見たくないゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 『賢い医師生活』シーズン2 第3話(Netflix)

 相変わらず面白い。脚本が描きすぎず描かなすぎずほど良いのが好み。医師・患者・家族・友人・恋人、それぞれの立場(視点)に偏らず、バランス良く焦点を当てているのも好きな感じ。5人がずっと仲良しなのは相性がいいってのもあるけど、お互いに尊敬しあっているから。そして5人ともタフで器が大きくてきれい。もちろん全員医師としての腕も一流。最初はこの人どうなんでしょ?って思っていたソッキョン(産婦人科医、キム・デミョン)も回を経るにしたがって、多くを語らないけど繊細な心遣いのある人柄が伝わってきたし、「仏」と呼ばれているジョンウォン(小児外科医、ユ・ヨンソク)もギョウルとの恋愛で人間的魅力爆発(笑)今回は遠距離恋愛中のジュンワン(胸部外科医、チョン・ギョンホ)がイクスンとの関係に危機?!そしてソンファ(脳神経外科医、チョン・ミド)とジョンソク(肝胆膵外科医、チョ・ジョンソク)の長年の友情関係にも新しい展開が?てか、一番嬉しかったのはへロリン(『刑務所のルールブック』のイ・ギュヒョン)がゲストだったこと。やっぱりいいわね〜 ソンファとくっついてくれたらレギュラーになるのに〜!って思ったけど恋人がいるって言ってたから今回だけね。
 
 12話って短いなぁ・・もっと長くてもいいのに〜
でも『ER』みたいに何シーズンも続いて欲しいなぁ。

 7月7日(水曜日)
今日は七夕らしい。でも北海道の七夕は8月7日だもーーん!

 『斬新な整理』#39(録画)(スカパー)(Mnet)

 今回の依頼人は芸人夫婦のクォン・ジェグァンとキム・ギョンア。
お子さん二人の4人家族。なんでもジェグァンさんの趣味のRCカーが200台ぐらいあって、それをどうにかしたいギョンアさんがお願いしたらしい。確かにジェグァンさんの部屋には特注した棚の中にたくさんのRCカーが並んでおり、組み立てするための工具も各種類ある。でも自分の部屋におさまってんならいいんじゃないの?コレが家族の共有スペースにまで侵略してきているとかなら捨てたくなるのもわかるが。きっとギョンアさんは別のことに腹を立てているのでは?時間があると部屋に籠って、育児もやらなきゃ呼んでも生返事でRCカー組み立てに夢中になっているのが許せないんじゃ?と思ったりしたが、そうじゃなかった。後で夫が趣味の部屋に居る時は邪魔するようで部屋に入るのが申し訳ないと言っていたのさ〜( ̄▽ ̄;)アハハ…私とは大違い。愛情があるからかしら〜?

 ところで、この前の『ウチ、断捨離しました』でもオタクでアニメグッズやコスプレグッズが家中に溢れていて、心配した母親が子供たちのためにも「オタクを卒業して大人になりなさい」的なことを言って断捨離を先導していたのだが、ちょっとソレは違うと思う。オタクであることや趣味に夢中になることは「卒業」するような事ではないし、歳を取ろうと結婚しようと関係ない。ただ一緒に住んでいる他の家族の迷惑になったり(スペースを独り占め等)、家計を圧迫(みんなの生活費を自分の趣味のみに消費等)するようなら楽しみ方を変えたらいいのでは?と思う。
 それとコレクターの中にはただ買う事だけで完結して、大切なグッズが埃被ってたり、押し入れにぎゅうぎゅう詰めになっている場合もあるから、心の支えになる大切なものなら、ちゃんとそのように扱って清潔にしてきちんと飾ってあげればいいのになとは思う。

 さて、ジェグァンさんとギョンアさんの場合は・・・
ギョンアさんは決して感情的になっている訳ではなく、自分は趣味がないので極められる夫が羨ましいとも言っていた。でも、このRCカーを売れば借金が返せる!とも訴えていた(笑)。それにジェグァンさんの部屋は趣味のものだけに占領されているため、衣類とかはあちこちに置いてあるらしい。娘さんの部屋のクローゼットもRCカーでいっぱいで娘さんは全く使えない。未開封のものも多数あり!ハイ!有罪決定!(笑)
 
 息子のソンユル君も収集癖があるそうで部屋中キャラクターグッズでいっぱい。でも旦那様の趣味には強硬な姿勢を見せるギョンアさんも息子の気持ちは尊重し甘くなるようで、捨てようとしたら止めていた(笑

 んーーー趣味のものを捨てる判断は本人にしかできないから難しいよね( ̄▽ ̄;) 興味のない者にとってはゴミとしか思えなくても本人には宝物だからなぁ。
 結局、妻の空間が全くないことに気づいたジェグァンさんは彼女の空間を作るために寄贈したりして140台のRCカーを断捨離した。それを知ったギョンアさん泣いていた。いい夫婦だねぇ・・

 「After」の家は例によって、子供の遊具が場所を取っていたリビングはスッキリ広々(毎度ガランとした感じになるんだけど、私はこの方が好き。広さは心の余裕にも繋がると思う)、子供たちの部屋も趣味と好みを生かして成長しても使えるようにしてくれたし、家族全員で寝ていた主寝室もベッドを一つ断捨離したので夫婦だけの大人の空間になった。ごちゃごちゃしていたベランダはキャンプ気分を味わえる空間に変身。そして旦那さんの趣味部屋は奥さんと二人で使える部屋にチェンジ。自分の机と椅子、なにより自分だけの場所ができてギョンアさん、嬉し泣きをしていたわ〜一人の時間も家族の時間も楽しめる「斬新な整理」になっておりました。

 『シェフは名探偵』第5話 (録画)(TV東京)

 金子(石井杏奈)がパートナーの福岡転勤について行きたいということで突然辞めてしまい、「パ・マル」は大忙し。代りに入ったオーナー(佐藤寛太)は想像通りのガチャガチャぶりで高築(濱田岳)の仕事量と疲労は増すばかり・・・

 そんな中で起きた二つのミステリー。
奥さまに突然出ていかれた脇田様(利重剛)は全く理由がわからない。三舟シェフの事情聴取によると出ていく前夜、棚にあったジャムを人にあげてしまったようだが・・・

 外食に疲れた脇田様への特別メニューはフランス・バスク地方の家庭料理。
一緒に出したオッソ・イラティという羊のチーズはそのままで食べると羊のクセが気になるが、黒サクランボのジャムと一緒に食べると絶妙な旨さになる。舌鼓を打ちながら脇田様・・ハッ!と気づいた。自分が人にあげちゃったジャムは冷蔵庫の奥にあったチーズと一緒に食べるものだったんだと。奥さんが自分に食べさせたくて取っておいてくれたことを。

 以前、奥様と一緒にいらした時、脇田様が奥様の言葉を聞いていない(聞いてる体だが聞き流している)と気づいた三舟シェフはジャムの件も奥様は話したはずなのに脇田様が聞き流していたと推理したのさ〜

 この人、全く私の話聞いていない・・・三舟シェフが言っていたように、それに気づいた時の無力感は重いよね( ̄▽ ̄;) でも結局、奥様は許してくれた。他にいいとこあったのかしらね〜?まぁ、素直に俺が悪かったと謝ったのは素敵だと思ったよ。これからちゃんと奥さんの話を聞きゃーいいが・・

 そして常連客の館野様が再婚相手・隈川さんと一緒に息子・冬樹君の誕生日を祝いに来た時の豚足の謎。

 1年振りにいらした館野様の近況を厨房で聞いていた三舟シェフ(西島秀俊)は最初から気づいていたのかしら。再婚を決意したのは息子さんが彼に懐いていたから。自分が病気で寝ている間に何故か社交的ではない彼と息子さんは仲良しになり、さらに息子さんは肉類が全く食べられなかったのに一緒にフライドチキンを食べていたし、そのうち魚まで食べられるようになった。何故かはわからないけれどと不思議がっていた。

 そして誕生日、冬樹君は豚足の料理を頼んだが、テーブルにきたものを見てがっかり。しかし、すぐに三舟シェフはもう一つの豚足を出してきた。それには冬樹君大満足。いったいなぜ?

 それは冬樹君が骨を集めていたから。
そもそも隈川さんと冬樹君が仲良くなったのは、模型好きそうな冬樹君に気づいた隈川さんがフライドチキンを1セット買ったらその一羽分の骨で模型が作れることを教えたから。すぐに食いついてきた冬樹君とフライドチキンを食べ、骨にし、模型を作るために入れ歯洗浄剤で骨をきれいにした。館野様は彼の部屋に入れ歯洗浄剤があるのを見て、若いのに入れ歯なのね・・と思ったようだが違ったのさ〜食べ物の骨で模型を作ることに興味を持った冬樹君は今度は豚の模型を作ってみようと思って豚足を頼んだのだが出てきたのは骨なしの豚足だった。三舟シェフが次に出したのは骨付きの豚足、それで冬樹君が笑顔になったって訳。

 こりゃ名推理だよね。館野様が「魔法みたい」と不思議がっていた隈川様と冬樹君が仲良くなれた理由もわかったし。確かに高築が思ったように秘密を共有することは心を一気に近づける。
『秘密がなくなった時、本当の家族になるのかもしれない』
いいエピソードでした。

 さて・・・・
高築は、金子が辞める時引き留めず、戻る時も無問題の三舟シェフに不信感を抱いたようですが、行かせたのは金子の幸せを心から望んでいたから。振られて戻るという金子を受け入れたのも彼女を大切な家族と思っているからこそ。もちろん高築のこともね。そして『2,3日前に聞いた〜』って三舟シェフの言動をすべて受け入れる志村さん(神尾佑)もしゅてきだったわ〜


 

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matakita821 at 20:53│Comments(0)テレビ日記 | 2021年ドラマ

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きこりのテレビ日記 #44北海道花便り その3