きこりのテレビ日記 #39北海道花便り その2

2021年05月14日

きこりのテレビ日記 #40

 5月10日(月曜日)

 7時30分 BSP 『おちょやん』最終週「今日もええ天気や」第111話

 一平(成田凌)は新作『初代 桂春団治』を書きあげた。
さらっとやけど、その舞台を見ることができましたで。
面白そうやった!一平渾身の作品だと伝わって来た。

『この「桂春団治」は実在した落語家初代・桂春団治の破天荒な生涯を笑いあり涙ありで描いたお話です。春団治は「後家殺し」とあだ名されるほど女性にモテる落語家でしたが芸のためやったら女房、娘、愛人すらも泣かせる落語一筋のむちゃな男でございました』黒衣(桂吉弥)

 物語は春団治が3番目の妻となる女性との間に子供ができて2番目の妻・おときを捨てるのが中心らしい。もちろん春団治は一平。そして捨てられる妻を、すべてを見て来た香里さん(松本妃代)が演じる。二人とも演じながらもいろんな場面で自分自身や大切な人と重なり、葛藤があったはず。改めて「演じる」とはどういうことか考えたんじゃなかろうか。

『お前に芸人の苦しさが分かるか』春団治
『師匠のあんたには芸人の苦しさは分かっても人間の苦しさが分かってへんのや』


 えぇセリフや・・・
一平、やっと乗り越えたな。
自分という人間を見つめて見つめて・・
そして千代の苦しみや悲しみに向き合った末、生まれたセリフだと思う。

 丁稚役の寛治(前田旺志郎)はかなり藤山寛美に寄せとった。大きく口を開けた顔を見ていたら、一瞬で小学生の頃、土曜日午後にテレビ放送していた藤山寛美の舞台の場面が蘇ったよ。あの頃は「なんだコレ・・?」と思っとったが( ̄▽ ̄;)

 「桂春団治」は大評判となり連日大入り大盛況となった。
そんなある日、熊田さん(西川忠志)が千代の元に現れ『鶴亀新喜劇の舞台に出て欲しい』と頼んで脚本を置いていったんや。

 んーーーーどうじゃろう・・・(ーー;)
そりゃいい脚本だから内容だけ見たら役者として魅かれる内容でしょうよ。
でも一平と共演って・・・まだ最後の舞台のトラウマから立ち直ってはいないと思うし〜そもそもどの役?おときさん?そして千代が出る意味は?お客さんも下世話な興味が先立っちゃって芝居に集中できないんじゃ・・そりゃお互いプロだから演じていくうちにそんなもん忘れさせてくれるだろうけど・・・最後に千代が舞台に立つ姿を見たいという熊田さんの気持ちもわからないではないが・・わざわざ千代が出ることないんじゃ・・って気も。それと月曜日にこんなに見せたってことは、もう「桂春団治」の舞台場面はないんじゃ?って気も・・・( ̄▽ ̄;)

 偶然、一平のラジオのインタビューを聞いた千代・・・

『(「桂春団治」で描こうとしたのは)ありのままの私自身です。
愚かで哀れな人間です。けど、そういう目ぇ覆いたなるようなことの先にこそ本当の喜劇がある。えらい遠回りしてようやっとそのことに気ぃ付けました。
私は喜劇なんかなくなる世界をつくるために喜劇をやってるのかも分かりませんな』


 深い哀しみや愚かさ、みにくさ、人間が持っているどうしようもない感情や姿を見つめた者だけが、そこに喜劇を感じることができるのかもしれん。
今の一平とだったら・・・・
千代はどうするやろ。


 5月11日(火曜日)

 7時30分 BSP 『おちょやん』最終週「今日もええ天気や」第112話 

 迷う心のままに月に問いかける千代(杉咲花)・・・
ラジオの生放送中にもぼーーーっとしとる・・・( ̄▽ ̄;)

 熊田さんから話を聞いた一平(成田凌)は
『(千代出演は)万に一つもありえませんワ。
もし、そないなことになったら・・・喜劇やな』と言っとった。

 この言葉を聞いた時、なら、千代は出るんじゃ?って思った。
千代なら悲劇を喜劇に変えられる。
悲劇を悲劇のまま引きずって生きる人間じゃない。
喜劇に変えることで、もっと強く大きくなれる。

 鶴亀新喜劇のみんなもまた千代と共演したい気持ちが強いようや。
昨日は熊田さん、何考えとるんや・・と思ったが、きっと舞台の上の千代を見たいんやろな。
演劇人として、そして一ファンとして。
責任も感じているのかもしれん。

 迷いの膜に覆われている千代を春子(毎田暖乃)も気遣ってくれております。
千代の帰宅を待って葛湯を作ってくれた(固くて飲めんかったけど( ̄▽ ̄;) )。

『おおきにな、春子。
うちのこと心配してくれたんやな』
『そらそやろ。お母ちゃんなんやさかい』

 春子の存在に救われてるなぁ・・

 翌日千代は春子を連れて道頓堀へ。
決意して・・と言うよりも自然と足が道頓堀に向いたんやろ。
封じ込めていたふるさと、道頓堀へ行きたい。戻りたい。
自分を試したい気持ちもあったのかも。

 千代の姿に気づいたみつえの顔・・・(´;ω;`)
千代がいなくなって心配したり悲しんだり悔しかったり・・・
毎日思わない日はなかったやろ。
でも目の前にして出て来たのは笑顔の『おかえり』・・

 そして『ええねん・・ええねん・・』と受け入れてくれた旦さん(名倉潤)と
いつもの調子で叱りつけるシズさん(篠原涼子)。
どちらも家族だからこそ。
しまいに二人して大泣きしとるし・・・・゚・(゚´Д`゚)・゚・

 『千代、岡福に現る!』の知らせはすぐに鶴亀新喜劇のみんなに伝わった。
一平には内緒でしらじらしく岡福へと向かう団員達やったが、
寛治(前田旺志郎)だけはちゃんと一平に伝えた。
寛治は千代と一平を繋いでいた唯一の家族やもんな。

 鶴亀新喜劇のみんなと過ごす懐かしい、あったかい輪の中に
春子も馴染んで笑っておった。

『せやな、春子。うちらは2人だけやあれへんのや。
みんなうちらにとって大事な家族なんや』


 この道頓堀の空気・・・
一福(木村風太)から春子へ伝えられた蘇る芝居の持つ力。
そして看護婦になりたいが『絶対に無理だ』と諦めている春子へのシズさんの言葉。
『はなからそない諦めてたら、なれるもんもなられしまへんで』

 千代・・・さぁ、どうするんや?



 5月12日(水曜日)

 7時30分 BSP 『おちょやん』最終週「今日もええ天気や」第113話 

 『「桂春団治」は、すばらしい芝居です。
一平さんは身を削る思いで書き上げはった・・・。
子供のため、灯子さんのため、鶴亀新喜劇のため・・・
ほんできっと・・・千代さんのために・・・。
僕はいつか、喜劇人として一平さんを超えてみせます。
千代さんには聞いといてもらいたかった』寛治

 寛治・・・(ノ∀;`) 役者としても人間としても大きなったなぁ・・
一平を乗り越えるという言葉・・・それは息子として父を越えたいという決意なんやろな。
だからこそ、お母ちゃん・千代に伝えたかった。

 そして熊田さんも芝居を見て、一平がこの脚本に込めた思い、覚悟を
感じたんやろな。だからこそ千代に出演して欲しかった。
この舞台に出ることで千代はいろんな思いから自由になれる・・
役者としてもっと羽ばたける・・・そう思うたんかもしれん。

 そして・・子は親の鏡いうもんなぁ・・・
看護婦にはなれない・・
『やってあかんねやったら、はなからやれへん方がええやん』という春子の言葉は千代に刺さったみたいや。自分もはなから諦めてへんか?
改めて脚本を読み、自分たちの物語を人間の普遍的なものへと昇華させたすばらしい喜劇になっている、それが書ける一平になっているのを実感した千代は・・・決めたようだす。

 そうして・・・千代は一平に会いに行った。
千代の『やぼ用だす』で察した旦さんやシズさん、みつえ。
みつえの『おはようお帰り!』から家族としての深い愛情と信頼、そして頑張るんやで!というエールが伝わってきた。どれだけ千代が心強かったか。

『千代さん・・・その節はほんまに申し訳ありませんでした』灯子(小西はる)
『結局、お前を追い出すようなことになってしもて・・・すまんかった』一平
『・・・・・・・顔上げとくれやす』

『・・・うん・・・うん・・・よし、だんない。
大丈夫や。
ずっと怖かったんだす。
あんたらに会うてしもたら、またあの時みたいに
お芝居できへんようなってしまうんやないかて・・・
やっとのことでラジオドラマに出て、
どないかこないかみんなに喜んでもらえるようにもなって・・・
もうこれでええ。
昔のことはみんな忘れようて自分に言い聞かしてました。
ほったらあかんもんまでほってしまうとこやった。

やっぱりうちは道頓堀が大好きだす。
もっぺんあこで芝居がしたい。
今回の鶴亀新喜劇へのお誘いお引き受けさしてもらいます。

うちなテルヲの血を引いた姪を養子に迎えましたんや。
うちらの喜劇を娘に見せたいんだす』
『たとえ1日でもやるからには手ぇ抜けへんで』
望むところだす

 役者同士にだけ通じる挑むような強いまなざしが交わされたと思った。
灯子には入れない。
そこに新平の泣き声が・・・
切っても切れない親子の血の繋がり。
その圧倒的な命の存在感。

 千代は襖を開けて、泣いている新平を抱きしめてあやしている灯子の姿を見たんや。
勝った負けたやない。
今ここにある命とその命を必死に守ろうとしている灯子の姿に向き合った時
千代はやっと怒りや憎しみ・不安や恐怖から解き放たれたんだと思う。
自分自身もひとりの母親として。
そして素直に、心の底から舞台に立ちたいと思えたんじゃなかろうか。

『灯子・・・あんた、その子を大事に育ててはりますのやな。
・・・ほんまに偉いなあ。
・・・・こんにちは。
うちも負けてられへん。強いお母ちゃんにならな』

 許すことで昨日の自分を乗り越え、成長し、さらに大きく強くなってきた千代。
ふと見せた一平の『お前には敵わんワ』というような表情。
面白い舞台になりそうですなぁ。

 5月13日(木曜日)

 いつもより30分ぐらい早く起きたから倉庫から戻って少し雑草取り。
10分ぐらいだったけど毎朝こうやっていれば例年みたいな苦労をしなくてすむのかも( ̄▽ ̄;)

 7時30分 BSP 『おちょやん』最終週「今日もええ天気や」第114話 

 一平との話を終えて帰宅した千代を、みんなは『おかえり!』と迎えてくれた。
『おかえり』て・・ええ言葉やなぁ・・( ;∀;)

『春子、ちょっとええ?
あんな、お母ちゃん舞台でお芝居やることにした。
春子に見てほしいんだす』千代
『私、見たい。お母ちゃんのお芝居』
『春子ちゃんのことは任しとき。
何も気ぃもむことあれしまへんよってな』旦さん
千代〜!』 

 みつえが泣いてる・・・
旦さんも。シズさんも・・・・゚・(゚´Д`゚)・゚・
千代が戻ってきたんや。道頓堀に千代が・・・

 忙しくなりましたで〜
いつもの『お父さんはお人よし』の準備に舞台稽古。
岡福全面支援で春子と千代をバックアップ!

 しかし・・・ここにそんな千代の姿に寂しさ丸出しにする者が・・・

『やめた方がええんちゃうかな。お母ちゃんは僕の女房やで。
直どんか天丼か知らんけど
そんなやつのとこ行ったらあかん!

さぁ、みんな!
』当郎(塚地武雅)
お!』京子(大橋梓)
か!』乙子(辻凪子)
あ!』米太郎(久保山知洋)
ちゃ!』清二(細田龍之介)
ん!』熱子(淵上真如)
い!』豊子(三宅唯真)
か!』浜三(久保田直樹)
ん!』静子(藤川心優)
と!』沼吉(新井元輝)
い!』横之助(有村春澄)
て〜!』品子(平田莉渚)と新子(松岡亜美)
行かんといて』クールガイの林田さんまで・・・( ̄▽ ̄;)

 決まった!家族団結!(笑)
しかし千代は行ってしもた。

待って・・・
捨てんといてお母ちゃん!
ああっ・・お母ちゃん!
。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。』当郎

 必死にすがる当郎さんを落ち着かせていた長澤先生(生瀬勝久)だったが
実は先生も同じ気持ちやった。

僕も舞台にお母ちゃんをとられたような気分や。
よし!「お父さんはお人好し」を舞台にしましょう!
』長澤
『えっ!』みんな
ええか!お母ちゃんを取り戻すんや!
オ〜〜!L(`д´L)
 
 その言葉の通り『お父ちゃんはお人よし』は舞台化され
さらに映画化もされたそうや。
みんな、ずっとお母ちゃんと一緒にいられて良かったなぁ(っ´∀`c)

 鶴亀新喜劇の練習室でもみんな待ち焦がれとった。
熊田さん(西川忠志)は入口で待っててくれましたで。

 指し示した壁には公演のポスターが貼ってあった。
おかえり竹井千代 笑って泣いて珠玉の傑作集』
千代が出演するのは「お家はんと直どん」。
二年前、千代が道頓堀を去る直前に演じていたものや。
練習期間は5日。

 練習が終わった後、千代の『一平・・』という言葉に
みんな固まり、二人に注目・・・( ̄▽ ̄;) そりゃそうなるよね。

『最後の場面のセリフだすのやけど、ちょっこと足してみてもよろしおますか』
『足すて、どないなふうに』
『例えばな・・・
「もし、私ら一緒にいてたらどないな人生があったやろか」・・・とか』
『・・・ええやないか。
そしたら直吉は、どない答えるやろな・・・
「そないなこと考えてもしゃあないやないか」』
『「そうですな。今ある人生、それが全てですな」』
『うん、ええ感じや』

 芝居のセリフと共に生きて来た千代がどうしても加えたかったセリフ・・・
苦しみ多かった過去だけどその過去をも含んだ今の千代自身の人生を愛する言葉。
そして夫婦ではなくなったけど、二人は芝居の世界では信頼できる相手として向き合えとる。

 忙しい一日を終えた千代を岡福のみんなが迎えてくれた。
春子は一福さんに手伝ってもらい葛湯を作ってくれた。

『あったこうて、甘うて、元気出るなぁ・・・
ほんまに魔法の薬やわ』千代
『せやろ』春子
『おおきにな、春子。お芝居楽しみにしててな。
今度はお母ちゃんがあんたに魔法見せる番だす』

 千代を様々な場面で待っていてくれるたくさんの家族。
まるで両手いっぱいの花束みたいやな。
千代は失ったものなんてないんや。

 そしてついに千代が道頓堀の舞台に立つ日がきた。
客席には岡福メンバー勢ぞろい(写真持ってきてくれたからハナさんも福助も菊さんも福松さんもおるで)。
懐かしいお茶子倶楽部のみなさんも来てくれた!
かめ(楠見薫)さ〜ん!会いたかったよお!ヾ(*´∀`*)ノ

 「お父さんはお人好し」チームもキャスト・スタッフみんなで。
お母ちゃん、はよ帰ってきて〜!」当郎
『あかん。こいつの隣やと芝居に集中でけへん』長澤

 ついに開幕の時間だす!

『熊田さん。
今日のこの舞台を用意してくれはりまして、ほんまにおおきに。
ありがとうございます』千代
千代ちゃんには・・・ここがよう似合てるわ。ハハハハ…』
『おおきに。行きまひょ』
『舞台前や。ハハハハハハ』

 感無量の熊田さんの顔見ているだけで・゚・(゚うェ´゚)・゚・
熊田さん、ありがとう。
アンタじゃなきゃできない事だったよ。
千代が舞台に立つ、しかも一平と一緒の舞台に。鶴亀のみんなと。
晴れやかな顔の千代が誇らしかったやろなぁ。

 って、舞台の時間が無いよーーー!と、時計を見て焦っていたが
明日たっぷり見せてくれるはず・・・。

 5月14日(金曜日)

 7時30分 BSP 『おちょやん』最終週「今日もええ天気や」第115話(最終話)

 最終話は黒衣さん(桂吉弥)の挨拶からだす。

『約半年にわたり皆様にご覧いただいてまいりました
連続テレビ小説「おちょやん」。
おかげさまで本日、無事千秋楽を迎える運びと相成りました。
これもひとえに皆々様方のご支援のたまものと存じ上げます。
それでは「おちょやん」千秋楽の幕開けでございます』 


 寂しい・・・
このタイトルバックのアニメーションも主題歌も
おかしみとあったかみがあって、ぴったりで好きだったなぁ。
最終話だけでも保存しておこうかしら。

『「お家はんと直どん」は始終お客さんの笑い声に包まれながら
いよいよ千代ちゃんと一平君2人の場面となりました』


『なぁ、直どん』
『何です』
『もしあのまま、私ら一緒にいてたらどないな人生があったんやろか』
『そないなこと考えてもしゃあないがな』
そうですな。今ある人生、それが全てですなぁ。
あんたと別れへんかったら大切な人たちと出会うこともでけへんかった。
あんさんも私も愛する我が子と出会うこともでけへんかった。

あんたと出会うてつらい思いもぎょうさんしましたけど』
『それもまた面白い人生やったやろ。
ワシのおかげやな』
『ほんに。・・・って、それ自分で言うてどないしますねんな!』

 人の縁は不思議なもんや。
辛い思いして別れたとしても、ちょっこしいいもん(絶対に捨てられないもん)が残っている。
そして別れがあるからこそ出会いがある。
偶然なのか必然なのかわからんが、「今」は「過去」から繋がってきている。
今の自分の人生が愛おしいと思えるのはその過去があったからなんだよなぁ。

『なぁ、てる。・・・おおきに』
『おおきに。直どん。
生きるっちゅうのはほんまにしんどうて・・・フフッ・・おもろいなあ!

 幼い頃の千代は「生きるっちゅうのはほんまにしんどいな」と悲しげにつぶやいていた。
でも今は「(しんどいけど)おもろいなあ!」と心の底から言える。
どんな時にも逃げずに自分の運命に向き合って来た千代だからこそ。
千代は泥の中で咲く凛として輝く蓮みたいやと思う。

 人生は悲劇かと思えば喜劇、喜劇かと思えば悲劇。
喜劇の先には悲劇があって悲劇の先にも喜劇がある。
だからこそ人生はおもしろい。

千代〜!』テルヲ(トータス松本)
千代〜!』サエ(三戸なつめ)
姉や〜ん!』ヨシヲ(倉悠貴)

 (ノ∀;`) みんな来てくれとる・・・
てか舞台袖で目を真っ赤にして見つめている熊田さん見ちゃうと・・もう・・(泣
大山社長の絵、大きいし重かろ〜〜
鶴亀のみんなも涙が止まらん・・・黒衣さんも・・
そして寛治がめっちゃいい顔しとった。
これからが楽しみな色気のある役者の目ぇや。

 芝居を見終わった春子は千代に伝えとった。
『やっぱり私・・・看護婦さんになりたい。
いや・・・なります。
私もお母ちゃんに負けへんくらいみんなのこと元気にしたげんねん

『楽しみやな』

 かつて千代が高城百合子(井川遥)の芝居に勇気と光をもらったみたいに
今度は千代が春子に力と夢に向かう勇気を与えた。
月と重なったビー玉は希望・・・
千代はいつだって希望を捨てなかった。希望を見つめ続けたんや。
そして、それは春子にも受け継がれるんやな。

 その後のみんなの日常が描かれたのにほっとした。
岡福に下がっているふたつののれん。ふたつの家族写真。
「過去」と、未来へと続く「今」。
ハッスルして三冊も脚本を書きあげた長澤先生。
芝居の間中ワナワナしとった当郎さんは余裕の笑み・・(笑
鶴亀新喜劇のみんなの顔にも気合が入っとる。

 千代と春子の日々も続いている
『今日もええお天気や』
『お母ちゃん、早う!』
は〜い!

 終わってしまったよぅーーーーーーーーー!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
『おちゃやん』の世界が大好きでした。
歴代の朝ドラヒロインの中でもベスト(ワースト?笑)3に入るぐらい、かなりハードに辛酸を舐めたヒロインやったが、今は泣き顔よりも笑顔が心に残っている。
偉人的なヒロインのドラマも好きだけど、私は竹井千代という人間にリアルな人生の苦しみと喜び、そして救いを感じることができた。
朝ドラ史上最悪の父親と謳われたテルヲすら(私もさんざん罵ったけど)、今は懐かしい(笑

 一平と千代、ふたりの道は別れて二度と交わることはないんだろうけど
あの舞台(と出演すると決めるまでの時間)は二人にとって必要な時間だったと思う。なにより千代が憎しみや恨み・未練という重たい荷物を手放すことができて良かった。(実際のヒロインが建てた家の敷石の裏に「渋谷天外」と書いて、毎日それを踏んでいた(ネット情報)」ってエピソードも好きだけどさ (* ̄m ̄) )

 このドラマで『おかえり』と『ええ天気やなぁ』という何気ない言葉に何度もこころ動かされた。清々しい気持ちで『えぇ天気やなぁ』とつぶやくには眠れない夜を何度も重ねるのかもしれない。
それでも『えぇ天気やなぁ』と空を見上げたい・・と思ったぞ。

 私の中では『おちょやん』はまだまだ過去にならない。
もちろん明日の「一週間のまとめ」も見ますで。
あ〜ぁ・・・「お父さんはお人好し」映画製作かラジオ放送のスピンオフ、創ってくれんやろか・・
 

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きこりのテレビ日記 #39北海道花便り その2