2021年04月30日
きこりのテレビ日記 #38
4月26日(月曜日)
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第101話
昭和26年2月。千代(杉咲花)が道頓堀から姿を消して1年が経っていた。
夜空の月を見上げながら千代を思う岡福のみなさん・・・
なんも言わんでもわかってますで(´;ω;`)
もちろん寛治(前田旺志郎)も熊田さん(西川忠志)経由で千代の行方を捜していたが何の情報も入らなかったんや。
一平(成田凌)は生まれた子どもと灯子(小西はる)との生活に満足はしているように見えたが新聞に愛人との修羅場云々が載ったせいで客の入りにも影響が出とった。
何より一平の顔に生気がないのが気になったよ。
「これでええんや・・」って自分に言い聞かせているみたいだし。
さて、その頃NHK大阪では『お父さんはお人好し』というラジオドラマの企画が進んでいた。
脚本は長澤誠(生瀬勝久)、主演は漫才師の花車当郎(塚地武雅)と人気女優の箕輪悦子(天海祐希)。しかし当郎さんは相方に千代を望んでいた。プロデューサーの酒井(曽我廼家八十吉)も長澤も知名度抜群の箕輪でいきたいと思っていたんで、行方不明の千代を探すよう当郎から頼まれても乗り気じゃない( ̄▽ ̄;)アハハ…実はすぐ見つかったのだが当郎には隠す始末。
当郎さん、すごいなぁ・・戦時中の防空壕での、ホンの30分ぐらいの時間をそんなに大切に思ってくれてたんやなぁ・・市井の人を演じきれる女優・・温かくて強くてみんなに力を与えられる。千代にぴったりの役やん!
当郎さんの千代への熱い思いを聞いた長澤先生は道頓堀に行き自ら千代の事を訪ねて回った。その生い立ちや人となりを聞き興味を持ったようだす。
『私も竹井千代に会うてみたなった』
長澤先生のこの言葉から新生・竹井千代が生まれたんだす。
4月27日(火曜日)
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第102話
千代は京都にいた。そしてにゃんと驚くことに栗子(宮澤エマ)と一緒に暮らしていたのさ〜!
昔、千代を追い出した張本人やで!
なのに嫌味もズバズバ言い合えるいい関係になっとる。
しかも小学生ぐらいの春子(毎田暖乃)という女の子もいる。
千代は近くの料亭で仲居さんをしているそうな。
長澤さんの言葉を受け、さっそく酒井と部下の桜庭は千代を訪ねたがきっぱりと断られた。
千代と話した長澤はあんなに箕輪悦子推しだったのに心から残念そうだった。
『あないやわらかい声・・・いや、言葉遣いやな・・・
久々に聞いた気ぃするわ』
酒井・・・適当な奴かと思ったら感覚は鋭かったみたいや。
のちに『大阪のお母さん』と呼ばれるようになった千代から郷愁のような温かさを感じ取ったみたいやな。
4月28日(水曜日)
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第103話
そうして語られた1年前の栗子と千代の再会のとき。
京都に着いたその夜、路頭に迷って座り込んでいる千代に栗子から声をかけたんや。
あんたの姪の春子の面倒を見てやって欲しいと。
千代を家に連れてきた栗子は頭を下げて過去のことを謝った。
『昔・・・あんたにしたこと謝ります。どうか許したって。
あては、あんたから生きる場所奪てしもた。家族奪てしもた・・』
『テルヲもヨシヲも亡うなってしもた。
あんたのせいでうちの人生めちゃくちゃや!』
春子は千代が家を追い出された時に妊娠していた子(桜という名前だそうな)の子供で栗子の孫で千代の姪。栗子ももう年で体調も悪いので春子を頼みたいと言うのさ。
『あの子も灯子も戦争で家族亡くして一人になってしもた?
さみしかったて?
ずるいわ・・うちはもっと前からずっと一人やった!
誰も面倒見る人いてへんねやったら奉公にでも出したらよろし!
うちを追い出した時みたいに!!』
襖の奥でこの会話を聞いていた春子の泣き声が聞こえて・・・
必死に謝った千代。
それでも家を出て行こうとしたが行く当てもなし。
しかたなくその晩は泊ったのさ。
翌日、春子から宿題を見て欲しいと頼まれた千代は、初めて栗子が字を読めないことを知った。
『思い出した・・・。
昔、家に来た時あの人、三味線以外ほとんど荷物持ってへんかったな・・・
あの時はそこまで気ぃ回れへんかったけど・・・
栗子さんも、うちとおんなじような身の上やったんかも分かれへんな』
それで千代は一緒に暮らすことに決めたんや。
箪笥に収められた千代の人生で捨てられないもの。
お母ちゃんの写真、テルヲの笑っている写真、「人形の家」の台本。
箪笥に仕舞ったことで千代の決意が見えた。
最初にすっかり仲のいい家族になっている3人を見てからの
再会で吐き出された言葉。
溜まりに溜まった千代の怒りと憎しみ。
この状態から3人は一日一日を重ねて家族になっていったんだね。
互いを許し合いながら。
栗子の謝罪は灯子とは違う。
灯子の謝罪は自分のための謝罪、栗子の謝罪は千代のための謝罪・・だと思う。
自分の罪にちゃんと向き合っていると思えたし、千代が出て行った後に生まれた後悔もよくわかる。
子どもを持ってみて初めてわかる感情とどれほど自分が酷い仕打ちをしたか。
そうして春子との会話で初めて知った栗子のこと。
もしかしたら千代以上に辛酸を舐めてきたのかもしれない。
春子は千代であり、栗子ももしかしたら自分自身なのかもしれないという気づき・・・再会しなければ無かった。
それぞれの言葉の重みが伝わってきた。
留まることが千代の救いにもなるのかもしれないね。
そしてここで俄かに浮上した「花籠の人」=栗子説さ〜!
京都ですぐに見付けたのも千代の様子をずっと気にしていたからというツイッターでのコメントにも頷ける。栗子の中で後悔が生まれてから贖罪と励まし(生きて元気にやっていてくれることへの感謝)の気持ちで送っていたとしたら・・・あるね!
一方、ラジオドラマ制作部では箕輪悦子案決行のため動き始めていたが・・・
にゃんと当郎さんが千代のとこに直接交渉にやってきた。
『おかえり〜!』と千代を迎えた当郎さんの笑顔のインパクトがすごい!(笑)
『何やいなぁ、えらいことやったみたいですなぁ。
けど僕が来たからには、もう大丈夫や』
春子や栗子を巻き込んでの当郎のトークが、も〜楽しくて楽しくて( *^皿^)
ついつい千代も乗せられてしまう。
パワーもあるし、あったかくて太陽さんみたいな人やな。
『何やろ・・・この人と喋っていたら
いろんなこと悩んでんのがあほらしなってくるわ…』
芝居の悲しみは芝居で癒す!
人生とリンクしながら舞台で成長してきた千代やったが
一平のアレの時はそのリンクが辛くて辛くて演じることができなくなってしまった。
セリフの一言一言が刺さるし思い出が蘇ってきて・・・
あの瞬間がトラウマになってるんやろな。
でも向き合わない限り苦しみから逃れられないことは千代が一番わかっている。
何より芝居をせずにいることに耐えられないはずや。
4月29日(木曜日・祝日)
8時 NHK総合『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第104話
結局、当郎さんは晩御飯まで食べていった。
千代は女優として復帰するつもりはないと伝えたさ。
『あとは千代ちゃんが決めはることや。
おおきにな。今日はほんまに楽しかったですわ』
『言うときますけど何べん来てもろてもうちの返事はおんなじだす』
『もう来えへんで。
僕もやらなあかんことようけありますね。
このラジオドラマ絶対に成功さしたいんですわ』
意外なほどあっさりとした引き際。
当郎さんは、なかなかの策士と見たで(* ̄m ̄)
引く時引いて、このドラマに賭ける自分の強い気持ちだけは伝える。
ああは言っても千代の心は動いたはず。
ラジオから流れてくる「夜想曲」と共に蘇る千代の記憶。
千代はいつだって舞台の上で生きてきた。
『お芝居辞めてしもたうちにでけることなんて何一つあれへん・・・
ただ生きて、ここいてるだけだす』と栗子に話していた千代。
戻りたいんやろ・・?
実は長澤さんは当郎さんと千代の会話を家の外で聞いており
近くの屋台で待っていた。
『君の言うとおりや。彼女はええもん持ってる。
せやけどな、どないにええ役者でも本人にやる気があれへんのやったらそれまでや。
誰かに無理強いされて迷いながらやったところでええ芝居できるはずない。
戦争中の私らがそやったようにな』
『せやなあ。
あないな思いはもう二度としたない。
せやからこそ僕は彼女のこと諦めたないんです』
戦争の責任と後悔を背負っている・・・
みんなそれぞれ戦っているんや。
翌日、長澤は千代を訪ねて来た。
千代と対峙した時のあのなんとも言えん表情はなんやろ。
声だけ聞いていたからイメージと違っていたのか、
大変な人生を歩んで来たらしいのに、この静かで優しく人を包みこむような佇まいに驚いたのか。
長澤先生は『後悔せえへんために』来たと言った。
『(道頓堀のみんなは)あなたのこと心配してはりました。
・・・と同時にあなたのことを信じているて。
いつかまた役者として道頓堀に帰ってくるて。
ほんまのこと言うと僕はずっとこのラジオドラマは
別の女優がやった方がええと思てました。
せやけど昨日当郎とあなたのやり取りを表で聞いてしもて。
あなたたちの笑い声がまるでラジオドラマのように聞こえてきて
しばらくその場を離れることがでけへんかった。
あれこそ私たちが目指すものなんやて、そう確信しました。
戦争で失われてしもた家族の団らんを
もういっぺんこの国に取り戻したいんです。
家族を亡くしてしもたたくさんの子供たちに生きてさえいれば
人生おもろいことが起きるんやて、諦めたらあかんのやて教えてやりたい。
力を貸してください、竹井さん!』
なんやら長澤さんの言葉聞いてたら泣けてきた。
その真摯な思いと強い覚悟が伝わってくる言葉に。
そして伝え聞いた道頓堀のみんなの思いに。
それでも千代は断った。
辛いことを思い出しそうで怖いと。
『竹井さん・・・
お芝居は、もう辛い思い出でしかあれへんのですか?
やとしたら・・・残念です』
(´・ω・`)・・・・
辛い思い出のままでええんか?
アンタのすべてだった役者という役割を。
『後悔せぇへんために』という言葉がまた戻ってきたよ・・・
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第101話
昭和26年2月。千代(杉咲花)が道頓堀から姿を消して1年が経っていた。
夜空の月を見上げながら千代を思う岡福のみなさん・・・
なんも言わんでもわかってますで(´;ω;`)
もちろん寛治(前田旺志郎)も熊田さん(西川忠志)経由で千代の行方を捜していたが何の情報も入らなかったんや。
一平(成田凌)は生まれた子どもと灯子(小西はる)との生活に満足はしているように見えたが新聞に愛人との修羅場云々が載ったせいで客の入りにも影響が出とった。
何より一平の顔に生気がないのが気になったよ。
「これでええんや・・」って自分に言い聞かせているみたいだし。
さて、その頃NHK大阪では『お父さんはお人好し』というラジオドラマの企画が進んでいた。
脚本は長澤誠(生瀬勝久)、主演は漫才師の花車当郎(塚地武雅)と人気女優の箕輪悦子(天海祐希)。しかし当郎さんは相方に千代を望んでいた。プロデューサーの酒井(曽我廼家八十吉)も長澤も知名度抜群の箕輪でいきたいと思っていたんで、行方不明の千代を探すよう当郎から頼まれても乗り気じゃない( ̄▽ ̄;)アハハ…実はすぐ見つかったのだが当郎には隠す始末。
当郎さん、すごいなぁ・・戦時中の防空壕での、ホンの30分ぐらいの時間をそんなに大切に思ってくれてたんやなぁ・・市井の人を演じきれる女優・・温かくて強くてみんなに力を与えられる。千代にぴったりの役やん!
当郎さんの千代への熱い思いを聞いた長澤先生は道頓堀に行き自ら千代の事を訪ねて回った。その生い立ちや人となりを聞き興味を持ったようだす。
『私も竹井千代に会うてみたなった』
長澤先生のこの言葉から新生・竹井千代が生まれたんだす。
4月27日(火曜日)
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第102話
千代は京都にいた。そしてにゃんと驚くことに栗子(宮澤エマ)と一緒に暮らしていたのさ〜!
昔、千代を追い出した張本人やで!
なのに嫌味もズバズバ言い合えるいい関係になっとる。
しかも小学生ぐらいの春子(毎田暖乃)という女の子もいる。
千代は近くの料亭で仲居さんをしているそうな。
長澤さんの言葉を受け、さっそく酒井と部下の桜庭は千代を訪ねたがきっぱりと断られた。
千代と話した長澤はあんなに箕輪悦子推しだったのに心から残念そうだった。
『あないやわらかい声・・・いや、言葉遣いやな・・・
久々に聞いた気ぃするわ』
酒井・・・適当な奴かと思ったら感覚は鋭かったみたいや。
のちに『大阪のお母さん』と呼ばれるようになった千代から郷愁のような温かさを感じ取ったみたいやな。
4月28日(水曜日)
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第103話
そうして語られた1年前の栗子と千代の再会のとき。
京都に着いたその夜、路頭に迷って座り込んでいる千代に栗子から声をかけたんや。
あんたの姪の春子の面倒を見てやって欲しいと。
千代を家に連れてきた栗子は頭を下げて過去のことを謝った。
『昔・・・あんたにしたこと謝ります。どうか許したって。
あては、あんたから生きる場所奪てしもた。家族奪てしもた・・』
『テルヲもヨシヲも亡うなってしもた。
あんたのせいでうちの人生めちゃくちゃや!』
春子は千代が家を追い出された時に妊娠していた子(桜という名前だそうな)の子供で栗子の孫で千代の姪。栗子ももう年で体調も悪いので春子を頼みたいと言うのさ。
『あの子も灯子も戦争で家族亡くして一人になってしもた?
さみしかったて?
ずるいわ・・うちはもっと前からずっと一人やった!
誰も面倒見る人いてへんねやったら奉公にでも出したらよろし!
うちを追い出した時みたいに!!』
襖の奥でこの会話を聞いていた春子の泣き声が聞こえて・・・
必死に謝った千代。
それでも家を出て行こうとしたが行く当てもなし。
しかたなくその晩は泊ったのさ。
翌日、春子から宿題を見て欲しいと頼まれた千代は、初めて栗子が字を読めないことを知った。
『思い出した・・・。
昔、家に来た時あの人、三味線以外ほとんど荷物持ってへんかったな・・・
あの時はそこまで気ぃ回れへんかったけど・・・
栗子さんも、うちとおんなじような身の上やったんかも分かれへんな』
それで千代は一緒に暮らすことに決めたんや。
箪笥に収められた千代の人生で捨てられないもの。
お母ちゃんの写真、テルヲの笑っている写真、「人形の家」の台本。
箪笥に仕舞ったことで千代の決意が見えた。
最初にすっかり仲のいい家族になっている3人を見てからの
再会で吐き出された言葉。
溜まりに溜まった千代の怒りと憎しみ。
この状態から3人は一日一日を重ねて家族になっていったんだね。
互いを許し合いながら。
栗子の謝罪は灯子とは違う。
灯子の謝罪は自分のための謝罪、栗子の謝罪は千代のための謝罪・・だと思う。
自分の罪にちゃんと向き合っていると思えたし、千代が出て行った後に生まれた後悔もよくわかる。
子どもを持ってみて初めてわかる感情とどれほど自分が酷い仕打ちをしたか。
そうして春子との会話で初めて知った栗子のこと。
もしかしたら千代以上に辛酸を舐めてきたのかもしれない。
春子は千代であり、栗子ももしかしたら自分自身なのかもしれないという気づき・・・再会しなければ無かった。
それぞれの言葉の重みが伝わってきた。
留まることが千代の救いにもなるのかもしれないね。
そしてここで俄かに浮上した「花籠の人」=栗子説さ〜!
京都ですぐに見付けたのも千代の様子をずっと気にしていたからというツイッターでのコメントにも頷ける。栗子の中で後悔が生まれてから贖罪と励まし(生きて元気にやっていてくれることへの感謝)の気持ちで送っていたとしたら・・・あるね!
一方、ラジオドラマ制作部では箕輪悦子案決行のため動き始めていたが・・・
にゃんと当郎さんが千代のとこに直接交渉にやってきた。
『おかえり〜!』と千代を迎えた当郎さんの笑顔のインパクトがすごい!(笑)
『何やいなぁ、えらいことやったみたいですなぁ。
けど僕が来たからには、もう大丈夫や』
春子や栗子を巻き込んでの当郎のトークが、も〜楽しくて楽しくて( *^皿^)
ついつい千代も乗せられてしまう。
パワーもあるし、あったかくて太陽さんみたいな人やな。
『何やろ・・・この人と喋っていたら
いろんなこと悩んでんのがあほらしなってくるわ…』
芝居の悲しみは芝居で癒す!
人生とリンクしながら舞台で成長してきた千代やったが
一平のアレの時はそのリンクが辛くて辛くて演じることができなくなってしまった。
セリフの一言一言が刺さるし思い出が蘇ってきて・・・
あの瞬間がトラウマになってるんやろな。
でも向き合わない限り苦しみから逃れられないことは千代が一番わかっている。
何より芝居をせずにいることに耐えられないはずや。
4月29日(木曜日・祝日)
8時 NHK総合『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第104話
結局、当郎さんは晩御飯まで食べていった。
千代は女優として復帰するつもりはないと伝えたさ。
『あとは千代ちゃんが決めはることや。
おおきにな。今日はほんまに楽しかったですわ』
『言うときますけど何べん来てもろてもうちの返事はおんなじだす』
『もう来えへんで。
僕もやらなあかんことようけありますね。
このラジオドラマ絶対に成功さしたいんですわ』
意外なほどあっさりとした引き際。
当郎さんは、なかなかの策士と見たで(* ̄m ̄)
引く時引いて、このドラマに賭ける自分の強い気持ちだけは伝える。
ああは言っても千代の心は動いたはず。
ラジオから流れてくる「夜想曲」と共に蘇る千代の記憶。
千代はいつだって舞台の上で生きてきた。
『お芝居辞めてしもたうちにでけることなんて何一つあれへん・・・
ただ生きて、ここいてるだけだす』と栗子に話していた千代。
戻りたいんやろ・・?
実は長澤さんは当郎さんと千代の会話を家の外で聞いており
近くの屋台で待っていた。
『君の言うとおりや。彼女はええもん持ってる。
せやけどな、どないにええ役者でも本人にやる気があれへんのやったらそれまでや。
誰かに無理強いされて迷いながらやったところでええ芝居できるはずない。
戦争中の私らがそやったようにな』
『せやなあ。
あないな思いはもう二度としたない。
せやからこそ僕は彼女のこと諦めたないんです』
戦争の責任と後悔を背負っている・・・
みんなそれぞれ戦っているんや。
翌日、長澤は千代を訪ねて来た。
千代と対峙した時のあのなんとも言えん表情はなんやろ。
声だけ聞いていたからイメージと違っていたのか、
大変な人生を歩んで来たらしいのに、この静かで優しく人を包みこむような佇まいに驚いたのか。
長澤先生は『後悔せえへんために』来たと言った。
『(道頓堀のみんなは)あなたのこと心配してはりました。
・・・と同時にあなたのことを信じているて。
いつかまた役者として道頓堀に帰ってくるて。
ほんまのこと言うと僕はずっとこのラジオドラマは
別の女優がやった方がええと思てました。
せやけど昨日当郎とあなたのやり取りを表で聞いてしもて。
あなたたちの笑い声がまるでラジオドラマのように聞こえてきて
しばらくその場を離れることがでけへんかった。
あれこそ私たちが目指すものなんやて、そう確信しました。
戦争で失われてしもた家族の団らんを
もういっぺんこの国に取り戻したいんです。
家族を亡くしてしもたたくさんの子供たちに生きてさえいれば
人生おもろいことが起きるんやて、諦めたらあかんのやて教えてやりたい。
力を貸してください、竹井さん!』
なんやら長澤さんの言葉聞いてたら泣けてきた。
その真摯な思いと強い覚悟が伝わってくる言葉に。
そして伝え聞いた道頓堀のみんなの思いに。
それでも千代は断った。
辛いことを思い出しそうで怖いと。
『竹井さん・・・
お芝居は、もう辛い思い出でしかあれへんのですか?
やとしたら・・・残念です』
(´・ω・`)・・・・
辛い思い出のままでええんか?
アンタのすべてだった役者という役割を。
『後悔せぇへんために』という言葉がまた戻ってきたよ・・・
8時15分 NHK総合『所さん!大変ですよ』
伊東四朗さんを中心とする「スーパーシニア」の日常と健康の秘訣の紹介。
いや〜伊東四朗さん、すごいわ〜!83歳だよ。なのに舞台にCM・ラジオ・取材にと大活躍。稽古じゃ台本持ってないし、どんな仕事でも手を抜かず誠心誠意!ウォーキング(鉄下駄ならぬ重い靴で)に日光浴、発酵食品も入ったバランスの良い食事、記憶力が衰えない為の努力。歯もすべて自分の歯だって!見る気なかったのに見入っちゃったよ〜(笑)インタビューの時の力の抜け具合と稽古の時の精力的な姿の緩急の付け方もさすが達人!って感じ。
一般の元気なご長寿さんの紹介もためになったわ〜
やっぱりアレだね、チャレンジできる、するってことは若いんだよ。
それと所さんも言っていたけど、みなさん普段は年齢を忘れているんだろうね。何歳だから〜とネガティブに年齢を捉えない。
90歳でベンチプレスの大会に出場していた女性もすごかった。ボケない人とボケる人の差ってなんなんだろうね。うちの父も毎日歩いていたし食事にも気を配っていたのになぁ・・ストレス?ストレスの発散の仕方がアレなのかなぁ。朝ご飯から肉ってのはよく聞くよね。タンパク質を摂るのは筋肉のためにもいいそうな。そして40回ぐらい噛んで食べるんだって〜!私なんて3,4回しか噛まないよ。だからよくお腹壊すのかな(-ω-;)
長生きしたいとは思わないけれど(自分では86歳で心臓麻痺で死ぬと決めているけど、占いで診てもらったら必ず「長生きするよ」と言われているのでそれ以上生きるはめになるやもしれぬ。孤独も孤独死も全く怖くないが(誰かと一緒に心中したとしても死ぬときは一人と思っているので)痛みを抱えながら生きるのが怖い)ついつい長寿のヒント的番組は見てしまう。
てか所さんと木村佳乃さんの組み合わせはホントいいね。
木村さんって性格の良さが画面全体にあったかく広がっている(前に「プロフェッショナル」だかに木村佳乃さんが所属している事務所の社長さんが出てて、そもそも彼女のために会社作ったって言ってたけど、それも納得するワ)。そして所さんの大物感はタモリにも通じる感じ。エラぶらなくて力が抜けている。博識。年取っていく姿を見せてもらうのが楽しみだわ。
4月30日(金曜日)
なんか曜日感覚がすでに狂っていて土曜日のような気がするけど違うのだった。
今日は強い雨。さすがにミー太もすぐに家の中に逆戻り。
仕事はもう休みに入っている取引先も多いけどラストスパート。
明日になればほとんどが休みだから電話も来ないだろうし請求書にも集中できるやろ。
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第105話
長澤と千代の会話を家の外で聞いていた栗子だったが、何も言う事はなかった。
そこに春子が帰って来て苦手だった作文の発表が千代のアドバイスでうまくいったと嬉しそうに報告した。あんなに怖がっていた作文の時間を春子は勇気を出して乗り越えて、こんなに顔を輝かせている・・・そうして春子に抱きしめられ・・・千代の中の何かが外れたんやろな。自分も乗り越えたい。あの世界に戻りたいて。
千代はラジオドラマ出演を決めた。
『こら、おもろなりますね。手ぇ抜かれへんようなってしまいましたな』当郎
『抜くつもりやったんですか?』
酒井Pも気合入った顔しとったし長澤さんもめっちゃ嬉しそうやった。
こんなことって・・あるんやなぁ。
昭和26年3月「お父さんはお人好し」最初の顔合わせの日がやってきた。
家を出ようとする千代の元に栗子が花籠を持って来たんや!
やっぱり栗子かーーーー!!!
ツイッターのTLでも衝撃が走りましたで!
『名乗らん方がええて思てたんやけどな・・・
あんたの決心に、あてもちゃんと応えとうなって』
『ずっと、うちのこと見ててくれはったんだすか?』
『あんたが女優として頑張ってるて分かった時、何や知らんけど
うれしゅうて・・・うれしゅうて涙が止まれへんかった。
それからこっそりあんたのお芝居見んのがあての生きがいになった。
見るたんびに元気貰た。
しんどいねやったら役者なんかに戻らんかてええて思てたけど
・・・やっぱりうれしい。
あんたがもっぺんお芝居やるて言うてくれて。
あてはあんたのお芝居が大好きやねん。
千代、気張ってや。
これからもずっと・・・あんたのこと応援してるさかい』
『おおきに・・・栗子さん。おおきに…』
・゚・(ノД`)・゚・ウェーーン!!
何だよぉ!朝っぱらから泣かせないでくれよぉ!
あの花籠がどれだけ千代を励まし元気づけてくれていたか。
家族になった相手が役者としての自分の一番のファンで、そしてずっと自分を見守ってくれていたなんて・・・千代は一人やなかったんや・・
そうしてあの涙で芝居ができなくなってしまった舞台を見た栗子さんは、
千代のことを心配して探してくれてたんだね。
だからあんなにすぐ会えたんや。
「あんたのお芝居が大好き」・・・こんな嬉しい言葉があるかい・・・
やっぱり少し怯えていた千代の背中を栗子さんが優しく強く押してくれたよ。
千代はスタジオに花籠を携えて行った。
そうして顔合わせの挨拶の時、千代は春子を見習って大きな声で。
『え〜1年前、うちは辛いことがあって、もうお芝居はやれへんて決めました。
またお芝居して傷つくのが怖かった・・・
せやけど・・・たったいっぺん辛いことがあったからて、それが何だすね。
こないなアホに温かい声をかけてくださりこないして
また、もっぺん芝居する機会を与えてくれはって皆さん
ほんまにおおきに。ありがとさんでございます。
うちは役者しかでけへん人間だす。
もう二度と辞めるようなまねはいたしまへん。
一生芝居、気張らしてもらいます。
どうぞよろしゅうお頼申します!』
自分の辛い過去もほんわり包んで強くおおらかに優しく生きていく。
このドラマのお母ちゃんにぴったりやて、挨拶で証明したな。
千代の新しい冒険の始まりや。わくわくするなぁ。
『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』#151 神奈川・腰越駅&韓国・トソン駅
あれ?この前も鎌倉に来てたと思うが・・・
遠出もできない状況だからかね( ̄▽ ̄;)
揚げたての揚げ美味しそうだったなぁ・・
お店の横にティラという犬の写真がたくさん貼ってあって、
ティラ写真展のようになっている理由をヒロシが「アレ、何ですかね?」とお店の人に尋ねていて笑ってしまった。お店の人もわからないそうな。大家さんの飼っている犬という情報だけが得られた。
『俺が選んだんじゃなく、鎌倉が俺にしらすを食べさせようとしているんだよ!』ってことで新鮮なお魚が食べられる食堂へ。
「マトウダイの煮魚定食」(大根おろしとしらすの小どんぶり・地元産わかめの味噌汁付き)
いや〜タイの身が締まっていてめっちゃ美味しそうだった。
ワシもマトってみたいよ。
韓国編はヒロシの動物的勘ですぐに商店街へ。
仕込み中だけど旨そうな店が並んでる〜(〃゚q゚)
ヒロシめ、「マシッソヨ」連発(笑
「サランヘヨガールズ」を尾行しながら
人気のない住宅街を抜け「culture village」へたどり着く。
で、ここの見晴らしのいい場所の場面になって、アレ?これ前に見たワと気づくという・・( ̄▽ ̄;)アハハ…いいさ・・何度でも楽しめる番組なのさ〜♬
久々に買ったふりかけが美味しかった。
ホントにパリパリしとる。
ごはんがすすんでしまう〜〜
でも、わかめが入ればゼロカロリーだよね!(´・∀・`)ノ
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いや〜伊東四朗さん、すごいわ〜!83歳だよ。なのに舞台にCM・ラジオ・取材にと大活躍。稽古じゃ台本持ってないし、どんな仕事でも手を抜かず誠心誠意!ウォーキング(鉄下駄ならぬ重い靴で)に日光浴、発酵食品も入ったバランスの良い食事、記憶力が衰えない為の努力。歯もすべて自分の歯だって!見る気なかったのに見入っちゃったよ〜(笑)インタビューの時の力の抜け具合と稽古の時の精力的な姿の緩急の付け方もさすが達人!って感じ。
一般の元気なご長寿さんの紹介もためになったわ〜
やっぱりアレだね、チャレンジできる、するってことは若いんだよ。
それと所さんも言っていたけど、みなさん普段は年齢を忘れているんだろうね。何歳だから〜とネガティブに年齢を捉えない。
90歳でベンチプレスの大会に出場していた女性もすごかった。ボケない人とボケる人の差ってなんなんだろうね。うちの父も毎日歩いていたし食事にも気を配っていたのになぁ・・ストレス?ストレスの発散の仕方がアレなのかなぁ。朝ご飯から肉ってのはよく聞くよね。タンパク質を摂るのは筋肉のためにもいいそうな。そして40回ぐらい噛んで食べるんだって〜!私なんて3,4回しか噛まないよ。だからよくお腹壊すのかな(-ω-;)
長生きしたいとは思わないけれど(自分では86歳で心臓麻痺で死ぬと決めているけど、占いで診てもらったら必ず「長生きするよ」と言われているのでそれ以上生きるはめになるやもしれぬ。孤独も孤独死も全く怖くないが(誰かと一緒に心中したとしても死ぬときは一人と思っているので)痛みを抱えながら生きるのが怖い)ついつい長寿のヒント的番組は見てしまう。
てか所さんと木村佳乃さんの組み合わせはホントいいね。
木村さんって性格の良さが画面全体にあったかく広がっている(前に「プロフェッショナル」だかに木村佳乃さんが所属している事務所の社長さんが出てて、そもそも彼女のために会社作ったって言ってたけど、それも納得するワ)。そして所さんの大物感はタモリにも通じる感じ。エラぶらなくて力が抜けている。博識。年取っていく姿を見せてもらうのが楽しみだわ。
4月30日(金曜日)
なんか曜日感覚がすでに狂っていて土曜日のような気がするけど違うのだった。
今日は強い雨。さすがにミー太もすぐに家の中に逆戻り。
仕事はもう休みに入っている取引先も多いけどラストスパート。
明日になればほとんどが休みだから電話も来ないだろうし請求書にも集中できるやろ。
7時30分 BSP 『おちょやん』第21週「竹井千代と申します」第105話
長澤と千代の会話を家の外で聞いていた栗子だったが、何も言う事はなかった。
そこに春子が帰って来て苦手だった作文の発表が千代のアドバイスでうまくいったと嬉しそうに報告した。あんなに怖がっていた作文の時間を春子は勇気を出して乗り越えて、こんなに顔を輝かせている・・・そうして春子に抱きしめられ・・・千代の中の何かが外れたんやろな。自分も乗り越えたい。あの世界に戻りたいて。
千代はラジオドラマ出演を決めた。
『こら、おもろなりますね。手ぇ抜かれへんようなってしまいましたな』当郎
『抜くつもりやったんですか?』
酒井Pも気合入った顔しとったし長澤さんもめっちゃ嬉しそうやった。
こんなことって・・あるんやなぁ。
昭和26年3月「お父さんはお人好し」最初の顔合わせの日がやってきた。
家を出ようとする千代の元に栗子が花籠を持って来たんや!
やっぱり栗子かーーーー!!!
ツイッターのTLでも衝撃が走りましたで!
『名乗らん方がええて思てたんやけどな・・・
あんたの決心に、あてもちゃんと応えとうなって』
『ずっと、うちのこと見ててくれはったんだすか?』
『あんたが女優として頑張ってるて分かった時、何や知らんけど
うれしゅうて・・・うれしゅうて涙が止まれへんかった。
それからこっそりあんたのお芝居見んのがあての生きがいになった。
見るたんびに元気貰た。
しんどいねやったら役者なんかに戻らんかてええて思てたけど
・・・やっぱりうれしい。
あんたがもっぺんお芝居やるて言うてくれて。
あてはあんたのお芝居が大好きやねん。
千代、気張ってや。
これからもずっと・・・あんたのこと応援してるさかい』
『おおきに・・・栗子さん。おおきに…』
・゚・(ノД`)・゚・ウェーーン!!
何だよぉ!朝っぱらから泣かせないでくれよぉ!
あの花籠がどれだけ千代を励まし元気づけてくれていたか。
家族になった相手が役者としての自分の一番のファンで、そしてずっと自分を見守ってくれていたなんて・・・千代は一人やなかったんや・・
そうしてあの涙で芝居ができなくなってしまった舞台を見た栗子さんは、
千代のことを心配して探してくれてたんだね。
だからあんなにすぐ会えたんや。
「あんたのお芝居が大好き」・・・こんな嬉しい言葉があるかい・・・
やっぱり少し怯えていた千代の背中を栗子さんが優しく強く押してくれたよ。
千代はスタジオに花籠を携えて行った。
そうして顔合わせの挨拶の時、千代は春子を見習って大きな声で。
『え〜1年前、うちは辛いことがあって、もうお芝居はやれへんて決めました。
またお芝居して傷つくのが怖かった・・・
せやけど・・・たったいっぺん辛いことがあったからて、それが何だすね。
こないなアホに温かい声をかけてくださりこないして
また、もっぺん芝居する機会を与えてくれはって皆さん
ほんまにおおきに。ありがとさんでございます。
うちは役者しかでけへん人間だす。
もう二度と辞めるようなまねはいたしまへん。
一生芝居、気張らしてもらいます。
どうぞよろしゅうお頼申します!』
自分の辛い過去もほんわり包んで強くおおらかに優しく生きていく。
このドラマのお母ちゃんにぴったりやて、挨拶で証明したな。
千代の新しい冒険の始まりや。わくわくするなぁ。
『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』#151 神奈川・腰越駅&韓国・トソン駅
あれ?この前も鎌倉に来てたと思うが・・・
遠出もできない状況だからかね( ̄▽ ̄;)
揚げたての揚げ美味しそうだったなぁ・・
お店の横にティラという犬の写真がたくさん貼ってあって、
ティラ写真展のようになっている理由をヒロシが「アレ、何ですかね?」とお店の人に尋ねていて笑ってしまった。お店の人もわからないそうな。大家さんの飼っている犬という情報だけが得られた。
『俺が選んだんじゃなく、鎌倉が俺にしらすを食べさせようとしているんだよ!』ってことで新鮮なお魚が食べられる食堂へ。
「マトウダイの煮魚定食」(大根おろしとしらすの小どんぶり・地元産わかめの味噌汁付き)
いや〜タイの身が締まっていてめっちゃ美味しそうだった。
ワシもマトってみたいよ。
韓国編はヒロシの動物的勘ですぐに商店街へ。
仕込み中だけど旨そうな店が並んでる〜(〃゚q゚)
ヒロシめ、「マシッソヨ」連発(笑
「サランヘヨガールズ」を尾行しながら
人気のない住宅街を抜け「culture village」へたどり着く。
で、ここの見晴らしのいい場所の場面になって、アレ?これ前に見たワと気づくという・・( ̄▽ ̄;)アハハ…いいさ・・何度でも楽しめる番組なのさ〜♬
久々に買ったふりかけが美味しかった。
ホントにパリパリしとる。
ごはんがすすんでしまう〜〜
でも、わかめが入ればゼロカロリーだよね!(´・∀・`)ノ
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