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2021年02月01日

「ここは今から倫理です。」 第3話

 今回は物理教師の松田(田村健太郎)と生徒の深川時代(池田朱那)のお話。
松田は時々放課後に授業内容について聞きにくる時代のことが気になっていた。実は時代はゆがんだ欲望で松田に近づいていた。2年前にもクールな高柳の取り乱す顔見たさにセクハラをしかけ失敗した前科ありで今回のターゲットは松田だったのさ〜。でも見てたら松田先生は普段から普通にヾ(;´▽`A``アセアセ って感じだから面白味ないと思うが。彼女は過度に密着したり甘えてみたりして松田を刺激しておったのぢゃ。おぼこい松田(女性との交際経験ゼロ・そもそも女性に慣れていない)はすっかりその気になって悩み「教師と生徒の恋愛について」高柳(山田裕貴)に相談するのでした。

『それは愛ですか?それとも性的欲求ですか?』

 さすが高柳。ザクッと切り込んだよ ( ̄▽ ̄;)アハハ…
すぐには答えられなかった松田先生は持ち帰り、後日高柳との対話の中で答えを見出そうとしたようです。文化祭前日でみなさん忙しそうなのに・・・この二人は・・・( ̄▽ ̄;)

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 まずはその女生徒との状況報告。そもそも校内で女子に嫌われていた松田先生は物理のことを聞きにきてくれただけで好感を持ったそうな。週に何回か会ううちに話題は彼女のプライベードなことになり相談もされたり、距離をぐいぐい縮めてくる彼女から抱きつかれたりもしたらしい。

 う〜ん・・・免疫ないからなぁ・・それは愛というより恋?初めての体験である女子との接触によって心の中に嵐が吹き荒れたというか・・・。混乱している松田先生の脳内を整理させるため高柳は考えるためのプラスとマイナス両方の材料を提示。

・教師と生徒の恋愛はすべてが悪ではない。
・そもそも相手が18歳未満だと児童福祉法に問われますよ。
・アイデンティティーが確立している成人の松田とまだまだ成長進行形の高校生の間でフェアな関係が成り立つだろうか?
・教師の権力を笠にきて成立している関係ではないか?だとしたらセクハラだよ。
・んが、二人の関係が本当に対等ならば恋愛してもいいのでは?
・規則違反だが恋愛に対する正直な心の方を大切にしてもいいのでは?


 くらもちふさこ先生の『海の天辺』という作品を思い出しました。中学2年生の椎名が新任教師の河野に恋をする、そして成就させていく物語です。ここでは恋愛感情を抱きながらも教師と生徒という枠から出られずにいる椎名に彼の元恋人である女性教師・山崎が背中を押す場面が描かれています。彼女は学校の門を出た所で『ここを境に先生と生徒はやめましょう』と、自分が持っていた部屋の合鍵を渡し動揺する椎名に『この現実を乗り越えなければ河野先生はあなたの人にはならないわよ』と言うのです。今読んでもカッケー!たとえ教師と生徒でも24時間教師と生徒じゃない。それぞれの人生があるし、人間として対等な関係にならなければ恋愛は始まらない、そのことを大人の女性として、人生の先輩として教えてくれた山崎先生にシビレましたわ〜

 高柳は対話の最後をこう締めくくった。
『松田先生、あなたは今、その彼女を心から愛してしまったのですか?
弱き者を己の性的欲求のはけ口にしているのではなく?』
 

 この問いかけに対して松田先生は一生懸命向き合い考えた。そして時代を呼び出した。応じた時代はついに引っかかった獲物を味わおうとにんまり。スマホで録音しながら松田に甘く迫り、高柳の時のようにわめいて教室から逃げ出そうとした。んがーーー高柳は察知していたぞ。んが現場に現れた高柳は襲われたと訴える時代とオタオタする松田を前にしてあくまでフェアな証人としてのスタンスを貫いた。

 高柳の存在で少し落ち着いたのか松田先生は時代へ愛を告白し、襲うつもりはなかったが驚かせしまったことを土下座して謝まったさ。

『深川さん、おそらく彼の本当の気持ちです。
何か返事をしてあげてください』高柳
『・・・・・無理・・』時代
『どうぞ深川さん、この録音を持って校長の所へ。
ただ私はこれからあなたがしようとしていることをわかっています』

 高柳は2年前のセクハラ事件のことを松田の前で話し、そんなことをした理由を「大人にかまって欲しくてわざと悪さをする子供と同じ」と話した。
『違う違う!私はただ余裕ぶってる大人を
オモチャにしたかっただけ!楽しいから!!』
時代
『・・・・楽しかったですか?』

『ソクラテスは若者に言った。
「たえず自分を鏡に映し美しければそれにふさわしいものになるように。醜ければ教養によってその醜い姿を隠すように」と。魂を善くしなければ人間はよく生きることはできない』高柳
『・・・・私は杏奈と違ってブスだから勉強しろって?はいはい・・うざ・・』
違うよ!それは違う!
深川さん!君は
とても、
とても、きれいだよ!
』松田
『・・・杏奈に比べれば・・・全然ブスだっつーの・・・

 時代は授業中もずっと机の上に鏡を置いて自分を眺めていた。肌身離さず持ち歩いていた鏡にはコンプレックスが映っていたんじゃなかろうか。本当は見たくないけど見ずにはいられない。何度確認しても、そこにはいつも妹が映っていたのかもしれない。かわいくて雑誌にも載るほどの人気者な妹への劣等感や親に注目されない寂しさ、愛されない自分。そんな「自分」に向き合えず、とんでもない行動をとってしまった時代だったが、松田先生は彼女の本当の姿や悲しみをわかっていて魅かれたようにも思う。松田が彼女を呼び出して何を言うつもりだったのかはわからない。でも迫られて自分の中にも彼女への性的欲求があったことに気づいたのかしらん。それでそんな自分にショックを受けて突き飛ばしちゃったのかねぇ。

 今週のお言葉はソクラテスの『真の自分は”魂”である』
よくわからんけど、もし時代が妹の外見だけじゃなく何を考えているのかどんな思いで生きているのか、そして松田先生のおどおどした態度やどもりがちな口調ではなく大人にしては純粋な魂に気づくことができていたら違ったんじゃなかろうか。高柳の言葉を自分はブスだと断罪したようにとっていたけど鏡に映るのは外見だけ。その奥にある本当の自分自身を見つめてみなさいよってことなのかな。今は高柳に対して怒りしかないのかもしれないけれど、高柳の言葉は種となって時代の中に根付いていつかは芽吹くんじゃないのかなぁ。高柳もそれをわかっていると思う。

 てか、失恋して落ち込んでいる松田先生が飲みに誘ったのにマイルールである直帰を貫く高柳・・・カッコ良すぎるぜ!( ̄▽ ̄;)アハハ…
ではまた、倫理の時間にお会いしましょう。

 『ここは今から倫理です。』 第1話  第2話 第4話 第5話 第6話



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この記事へのコメント

1. Posted by ナナプ   2021年02月01日 19:52
こんばんはー。なるほどー、きこりさんの分析はとても為になります。そういうことかぁと、改めて感心しました。面白かったです。
2. Posted by きこり→ナナプさん   2021年02月02日 13:55
いやいやいや・・・私もわからなくて適当に書いてるだけだけどさ( ̄▽ ̄;)
高柳って積極的に関わってくるアレでもないんだけど
おもしろいスタンスだよね。絶対自分のペースくずさないし。
興味深いわ〜

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