『時効警察はじめました』 最終話花と猫

2019年12月11日

『まだ結婚できない男』 第10話(最終話) 幸せになりたくて悪いか!!

 さて、先週は桑野(阿部寛)が設計を担当した木村さん(伊藤正之)が離婚した元奥さんから建築差し止めの訴訟を起こされた。
で、その奥さん側の弁護士がまどか先生(吉田羊)と判明したところで終わったんだったわね。

 なんとその裁判で桑野は証人として出廷することとなり
桑野もまどかも複雑な心境に・・・

 木村さんは典型的な熟年離婚。
結婚している間モメることもなく平穏にやってきていると思ったら
定年を機に突然離婚を申し出られたそうな。
 
 よくそれで納得して離婚に応じてくれたね( ̄▽ ̄;)
普通かなり抵抗すると思うぞ。
奥さんからの木村さん評は性格は穏やかで真面目。
でも一緒にいると孤独を感じてしまうんだと。
離婚して一人でセカンドライフを楽しもうとする木村さんが許せないとも
言ってたねぇ・・

 それってまだ旦那さんに執着しているってことなんじゃないの?
しょぼくれてるより前向きに生きてくれてる方がこっちも罪の意識感じずにすむからいいと思うが。
離婚を申し出たらあっさりオッケーしたのにも疑念を抱いたようで・・・
拗ねて試してみたら実際離婚することになっちゃった・・ってふうに見えたぞ。


 最終回になり、いろんな関係に動きが・・
まずケンちゃん!あ、タツオか( ̄▽ ̄;)
早紀(深川麻衣)とコワモテ男性との急接近でケンちゃんの恋も成就。
同居できる日も近いかも。良かった良かった。

 そして桑野のケンカ友達の棟梁(不破万作)も引退か?!と思ったら
息子があとを継いでくれることが決定したそうで紹介されたけど
まだまだ現役続行宣言。
こちらもめでたしめでたし。

 桑野みたいなタイプはケンカがコミュニケーション手段になっているところあるから
ケンカ相手に異動がないって確認できて、ほっとしたんじゃないのかねぇ。


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 さて、裁判当日。緊張の面持ちの桑野・・・
そして、もちろん桑野関係者のみなさんも物見遊山的に見学に来ております。

 裁判は木村さんの新しい家は本当に一人で住むのか、誰か愛人的な女性と一緒に住むのでは?というまどか先生の質問から始まり、桑野が設計図を示しながら一人で住むための家と実証する流れに。

 なるほど、いかにも一人暮らしのための家だったよね。
リビングは一人で食事してテレビ見て筋トレして・・すべて数歩で実行できるようになっていた。
さらに玄関・お風呂・トイレがリビングから5歩で行ける。
リビングが狭いから納戸を広く、そして趣味の部屋の確保。
決定的だったのは家の中で鉄道模型が走らせられるようにあちこちに穴が空けてあること。

 わたしゃ、猫の通り道かな〜と思ったよ( ̄▽ ̄;)
よく手を伸ばせばなんでも届くのが理想って人いるけど、わたしゃヤダわ。
広くてガランとしているぐらいが好きよ。
よく外出する人なら家では動きたくないのかもしれないけど、私の場合はとにかく引きこもりがちだから動かざるを得ない状況を作っているよ。
ごみ箱は生ごみ以外のは家にひとつだけだし、居間にものを置かないようにしているから、たまにしか使わないものは納戸にしまって使う度に取りに行く。
はたして運動不足解消に役立ってるのかどうかわからんが・・


 木村さんはインテリアが趣味の奥さんに遠慮して鉄道模型を走らせるという夢は
一切話したことがなかったそうな。
そもそも鉄道模型に興味を持っていることすら奥さんは知らなかった。

 奥さんが寂しいと感じたのはそういうとこだったのかも。
遠慮したのは木村さんの優しさだったのかもしれないけど、
話し合わないで自己完結するのが普通になっちゃって
奥さんに無関心に見えたのかもね。


 てか、説明しているうちにエキサイト。
木村さんと元奥さんというよりも桑野とまどか先生個人の生き方声明のようになっちゃって・・
『奥さんだって寂しかったんですよ。
ひとりでも寂しいのに一緒にいてもっと寂しいなんて・・・
お互いが・・・お互いがほんの少しでも心を開いて相手の立場に立てば!』


 まどか先生の心の叫びみたいになってしまった・・
でもその嘘のない言葉は木村さんにも元奥さんにも、そして桑野の心にも
深く刺さりましたぞ。


 そして・・・今ではすっかり師匠のように心を開いている薬丸さん(デビット伊東)の
ブログで、一人を楽しむ薬丸さんが二人も楽しんでいる姿にも触発され・・
薬丸さんと金田が繋がるとは・・(* ̄m ̄))

『誰かと暮らしたい。一人は寂しいというのは人として自然な感情でしょう?!』

 桑野は木村さんの家を一人仕様から二人がそれぞれ独立して趣味を楽しみながら
存在を感じつつ一緒に生活できる家に設計しなおしました。
そして、それをまどか先生に託しました。

 これは桑野のラブレターだねぇ・・
木村さんたちはやり直すことにしたそうです。
長い人生、こういうこともアリかもしれない。
離婚に踏み切ったおかげで初めて見えたお互いの姿。
二人がお互いにもう一度一緒に生きてみようと思えた。
すごいことだよね。


 中川家との食事場面は楽しかったねぇ。
ゆみ(平祐奈)の将来『女性を好きになるかもしれないじゃない』という発言が頼もしかった。
自由に生きたいという清々しい意志も伝わってきた。

 今は様々な生き方が選べる。そりゃ偏見と闘う覚悟もセットだけど。
愛する人と結婚するもよし、しないもよし、結婚せずに同居もありだし、
離れて住むことを選ぶ場合もある。
結婚も異性とだけではなく同性でもよし(と、なって欲しい)
その人の生き方によって道は無限に分かれる。
人が自然に望む道を選べて、それぞれが尊重しあえる。
そんな世の中になってくれたらいいなぁ。


 育代さん(草笛光子)の『とうぶん生きられそうな気がするわ』発言も
ありました。
『一人でできることは一人でする。
でも、困ったことがあったらお願いするわね』

 結婚しない=ひとりで生きていく じゃないんだよね。
育代さんも独立した生活を大切にしている一人ぐらし。
家族でも生活スタイルも生き方も違う。
でも大変な時や苦しい時には助けを求められる、それが本当に独立しているってことなのかも。
一緒に生きているけど頼りすぎない。理想的だなぁ。

 さて、一件落着して、まどか先生個人の問題が浮上。
お母さまの体調が良くないのを知ったまどか先生は
東京の事務所を畳んで長野に帰って母を手伝おうか悩み中。

 それを聞いた桑野ショックだったみたいだね〜
まどか先生も桑野と別れきれない思いが伝わってくる。
で、一歩踏み出してみました。

『もしかして・・・行かないで欲しいって・・誰かが言ってくれたら・・・・』
と、ボールを投げてみましたぞ。

 真面目だからね、桑野は。
ボールの受け方は下手かもしれないけど、投げられたボールは
真摯に受け取ろうとする。意外なほど。


 で、一回長野に様子を見に行ったまどか先生を呼び出し
気持ちを伝えたさ〜

 まず長野に帰るデメリットとメリットをいつもの桑野節で確認(笑
その後、東京に残るよう誘導。そして・・

『長野に帰るのは・・・やめた方がいいってことです。
・・・・・あなたがいないと・・・・・・つまらないし。
・・・・・寂しくなるので』

 今までのつきあいで桑野が自分の気持ちを表現するのが苦手だってことをわかってるからね。
一生懸命自分に伝えようとしてくれてる勇気にも感動したと思われ・・・
涙を流して感激し東京に残ると宣言。かなりいいムードまで持って行けたのに・・・

 それがリハーサルで、大事なとこで噛んじゃったから、
これから本番・・とか言ったもんだから大ゲンカに。

 そりゃそうだよね〜( ̄▽ ̄;)アハハ…
でも、なんとか仲直り。

 大好きなドンサックを隣に座って一緒に食べてくれる人がいる。
なんてことない話をしながら。
『まだ結婚していない男』だけど、今の桑野とまどか先生には
この距離感がいいのかもしれない。
将来結婚するかもしれないけど、しないかもしれない。
どちらにしてもそれぞれが自分を大切にしながら相手とも心地よい距離で
一緒にいられたらいいよね。

 相変わらずの桑野に会えて楽しかった〜!
変わらないけどちょっとづづ変わっていっている。
生きていくってそういうことなのかも。
シーズン2だからって力が入りすぎることもなく、さりげなかったのが良かった。
まぁ、桑野の今後は気になるけど桑野のためにも
シーズン3は望みませんよ〜( ̄▽ ̄;)


 第1話 相変わらず一人が好きで悪いか!!
 第2話 婚活アプリで出会って悪いか!!
 第3話 若い女優とウワサになって悪いか!! 
 第4話 母親とケンカして悪いか!!
 第5話 神様にお願い事して悪いか!!
 第6話 見た目で判断して悪いか!!
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ねこちゃん  

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