2019年夏ドラマ 第1話目感想 その12019年夏ドラマ 第1話目感想 その3

2019年07月09日

2019年夏ドラマ 第1話目感想 その2

 『監察医 朝顔』 フジテレビ 7月8日(月曜)9時スタート

 月9ですワ。
正直、心つかまれるってほどではなかったけど、上野樹里さんと時任三郎さんの
抑えた自然な演技は2話目も見てみようかなと思わせてくれました。

 新米監察医の万木朝顔(上野樹里)と父親でベテラン刑事の万木平(時任三郎)。
父親が朝顔がいる法医学教室管轄の署に異動になったために
法医学者、刑事という別の立場からひとつの事件(ご遺体)に関わっていく。

 二人は東日本大震災で母(妻)を亡くしている。
平は今も休みには現地に出かけ妻の遺体捜索を続けている。

 大切な人を失うだけでも辛いのに、ご遺体が見つからないのは、さらに辛い。
突然消えてしまった家族、この喪失感とどう向き合えばいいのか。
葛藤と苦しみは続いている。

 今回のご遺体は引ったくりに遭ったことで遅発性溺死(意識を失っている間に飲んだ水が遅れて肺に入り肺炎を起こし呼吸困難になる)で亡くなった桜井恵子さん。

 解剖の場面はなかったし発見に注目する派手な演出もなかったけれど、それが逆に良かった。(フジだと音楽や演出でいちいち煽ったりしがちだもんね〜( ̄▽ ̄;) )
朝顔の監察医としての地道に重ねていく作業を描いたのも好感が持てたわ〜

 そして父親の平の方も、犯人は捕まえたんだから本来なら刑事の仕事はそれで終わりのはず。
その後もご遺族に事件の経過を丁寧に説明する姿に『死』という出会いに
人間として真摯に向き合う姿勢が伝わってきたよ。

 失った悲しみは深い。忘れることはない。
でも、せめてどんな状況で、どんな思いで最期をむかえたのか・・・知りたい。
知ったところで帰ってこないのはわかっているけれど、せめて。
遺体が教えてくれること、伝えて欲しいことを娘と父が別の立場からくみとっていく。
それが残された家族にとってわずかでも救いとなってくれたら・・・

 被害者の娘(小学生)早紀は別れ際に母親とケンカをしており、大きな後悔を抱いていた。
その苦しさと後悔は朝顔にも通じるものだった。
自分の最後の一言が母を死に追いやったのではないかという後悔。

 いや〜ラストにお母さんが買ってきたお弁当箱渡したじゃない?
あのお弁当箱はお母さんの愛情を示すものではあるけれど、今の早紀ちゃんに渡したのはアレなんじゃ?・・・
まだ幼い早紀ちゃんには受け止めきれないのでは?トラウマになるよ・・
もうちょっと大きくなってから渡すとかさ〜( ̄▽ ̄;) 
この場面は、ん?って思ったよ。

 恵子さんの母親としての深い思いに触れた朝顔は、父と共に8年ぶりに被災した祖父のいる地に向かうが当時のショックと恐怖が蘇り動けなくなり、一人戻っていく。
『母さんを探さずにいられないんだ』と言っていた父は一人捜索へ。
その足元には部分的に塗りつぶされた地図が・・・

 父と娘、その悲しみと傷が生きていく(働く)上での原点になっている。

 時任さんの娘を思いやる視線がね〜繊細で優しそうで・・・いいわぁ・・
そして上野樹里さんは、やっぱりうまい。魅せるわ。

 山口智子さんは・・・なんか『なつぞら』のキャラとかぶってるような・・・( ̄▽ ̄;)
わざと寄せてる訳じゃないよねぇ・・・
そして風間君演じる桑原のラインアイコンが警帽で、ホント普通だよ!って思ったぞ。
てか、最近コミカルな役が多いけど、また『それでも、生きていく』のような
野獣のような風間君を見てみたいとも思ったのでした。

監察医朝顔1監察医朝顔2監察医朝顔3


 2019年夏ドラマ 第1話目感想 その1

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matakita821 at 17:52│Comments(0)2019年ドラマ 

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