「ツバキ文具店 〜鎌倉代書屋物語〜」 第四話 最後のラブレター「この世にたやすい仕事はない」 第6回 路地を訪ねる仕事 後編 

2017年05月08日

「この世にたやすい仕事はない」 第5回 路地を訪ねる仕事 前編 

 いや〜前回ちょっと株が上がったと思った純(塚本高史)でしたが・・・
コワイよーーーー!
プロポーズはいいけどウェディングドレス用意してるって・・・( ̄∇ ̄;)
式場も予約済みって・・・ストーカーっぽいよーー
コレ、相手がよっぽど自分にメロメロの時しかやっちゃダメでしょうよ〜
しかもこの前復縁したばっかだというのに・・・勇み足やねぇ・・


 かすみ(真野恵里菜)はただただ驚くばかり・・・
それに今は「仕事と自分」の関係だけでいっぱいいっぱいだもんね。
もちろん返事は保留。
一人でゆっくり考えるために住みこみ可のお仕事を希望。
そんな中、正門(浅野温子)が推薦してくれたお仕事は「ろじを訪ねるしごと」。

 って、その前に手相を見ていた正門が言うことにゃ・・
かすみの手相に『ジャンヌ線』が出ているという・・・
『ジャンヌ線』とは「人に助けられる」あるいは「かすみ自身が困っている人を助ける」未来が待っているというアレらしい。
今回も波乱が待ち受けているようですョ〜
HPはこちら


 その職場があるのは『幻界町』・・・もう怪しい・・・
迷いながら「盛永オフィス」へ向かう路地を歩いていると、どこの家の壁にも
『さびしくない』という妙なポスターがびっしり貼られている!
どうみたって宗教でしょ!完全に怪しい宗教でしょ!
ほとんど人が歩いていないしよ・・・・ゴーストタウン・・?(゚Д゚;∬
しかも映像が監視カメラ映像っぽくなっている・・・
コレは誰かに監視されてるってこと?


 やっと「盛永オフィス」に辿り着いたら、盛永(高橋洋)が大家さんから家賃滞納のことでガンガン責められとる。
気まずいったらありゃしない。

「いや〜お見苦しい所をお見せして申し訳ありません・・・
ご覧の通り、うちはしがない、本当にしがない
しがなすぎると言ってもいいぐらいの広告制作会社です・・・」

 卑下しすぎぢゃ・・・( ̄∇ ̄;)
実際しがない感じではあるけれどもさ・・


 仕事の内容は盛永が作った都市整備のポスター3種類を貼ることと
住民への聞き取り調査。

 って、そのポスターはかすみも思わず言ってしまうほど『普通』・・・
貼る意味がわからない・・・
そして聞き取り調査の内容も『悩みはありますか?』『相談できる人はいますか?』等の病院の問診票っぽいもの・・・聞きずれぇ〜
 

「町の平穏を維持するために大事な調査なんです」盛永

 コレって市に頼まれてるの〜?こっちも宗教の勧誘っぽいよ〜

この世にたやすい仕事はない


 さっそくお仕事開始したのだが〜
すでに『さびしくない』のポスターが貼られているから、ポスターを貼ってくれるよう
頼んでも冷たく断られてしまう。
顔も見せてくれない。

 途方に暮れていると・・・同じようにポスター貼り(あの怪しいヤツね)を
頼んでいた美千留(大野いと)という女性と知り合った。
いかにも素朴というかおぼこい雰囲気のメガネ女子・・・
人懐っこい笑顔でかすみの心を掴んだ美千留はボランティアサークルを主宰しているそうで、地元の皆さんが集まる交流会に誘ってきた。

 かすみは仕事に繋がるかも・・という望みを持って参加したのだが・・・
この交流会で美千留はアイドルと言うか巫女さんというか教祖的な存在で
みなさんの悩みを聞くことでがっちり心を掴んでおった。


 特に美千留に心酔しとるのが田所マサル(長谷川朝晴)。
自営業なのに仕事は妻の恵理子にまかせっきりで交流会に週三回も参加しとるそうな。
暇人か?!
今回は途中で怒った奥さんに連れ戻されちゃったけどね。

 一緒に主催している智史君の『僕はいつでもおねえさんの味方ですから』ってのもヤダわーー
美千留もだけど「おねえさん」という呼び方がもう怪しい・・・( ̄∇ ̄;)
やはりかすみは迷いがあるから、その心の隙間を狙われたというか・・・


 でもそんな邪心を抱かないかすみは町に人を呼び戻すためにいろいろやっているという美千留の行動に感銘を受けたようで、親しくなっていくのです。

 相変わらずポスターは貼ってもらえない。
聞き取り調査には何とか応じてもらえているけどね。
そんなかすみに美千留はポスターを貼ってくれる人を紹介すると協力を申し出るのでした。
すっかり仲良しさんのお二人・・・

 そして盛永もなんか変・・・
仕事なのにポスター貼れなくてもたいして気にしていないようだし・・・
かすみが事務所に戻って来たのに鍵かけて閉めだしたり・・・
美千留とマサルが『あの人はちょっと・・』と訳アリを匂わせるもんだから
かすみの中にも不信感が芽生えております。

 そんな時、部屋に戻ってこないかすみを心配した純が訪ねてきました。
教員の臨時教員募集の案内を手にしております。
そしてかすみの本当にやりたい仕事を支えるためなら主夫になると宣言。
んが、ほっといて欲しいかすみとケンカに発展しちゃったわ〜。

「ナニ、楽な方法選ぼうとしてるのよ」かすみ
「何が楽なんだよ・・立派な仕事だろう?
いくら頑張ったって一人じゃさびしいだけだろ?」純

 出たよ、今回のキーワード『さびしい』・・・
これを聞くとそばで聞いていた美千留がにやり。
どうやら人々の「さびしい」気持ちをキャッチしてお仲間を増やしているようです。


 思い悩むかすみにも『かわいそう・・・だってかすみさん一番信じなきゃいけない人から逃げてる・・そんなのさびしいよ』と、なにかあったら相談するよう涙ながらに訴えとった。自分を心から気遣ってくれていると思ったかすみはすっかり心を開き信頼しております。

 事務所に戻ると盛永から翌日ヒアリングのために田所家を訪ねるよう
指示があった。
盛永さん・・・なんか目が座っていて妙な雰囲気だわ〜
 

 で、翌日田所の所へ行ってみると・・・夫婦ゲンカの真っ最中。
どうやらマサルが独断で住居兼事務所にしている家を美千留に
提供することにしたらしい。
恵理子さんの説得にも全く耳をかさない。

「ここは私たちの家なのよ!目を覚ましてよ!」
「俺達に子供がいないのはさびしいからなんだよ。
でも交流会に行けばさびしくない。
さびしくなくなれば子供もできるかもしれないぞ」
「さびしくないことと生きていくことのどっちが大事なのよ?!」 

 そこにいつもとは違った小悪魔的装いの美千留様登場。
家を提供するというサトシに甘えたふうに感謝し
怒りまくる真理子さんにもしっとりと説得。


「奥さんも本当はさびしいんでしょ?
だってお子さんがいないのはさびしいですから」
「あなたに何がわかるのよ」真理子
「さびしいのを認めずに一人で強がるのはもっとさびしいです」
「美千留様のおっしゃる通りだ。なっ?一緒に交流会行こう?」サトシ
「あなた、いったいどうしちゃったの?!」
「ナニ言ってんだよ・・美千留様に会えばさびしくなくなるんだよ!
俺は一日会えないだけでもさびしくて・・」サトシ
「違うよ。さびしくないんだよ。
美千留はいつでも田所さんのそばにいるんだから」美千留

 かすみは混乱・・・
近づいた美千留は優しい笑顔でかすみの頬を包みました。

「あなたも本当はさびしいんでしょ?
だって独身で恋も仕事もうまくいってないなんてさびしすぎるよ」
「・・・・・・私は・・」かすみ
「でも、もう大丈夫。私といればさびしくないんだよ」

 あぶなーーーい!かすみ!目を覚ましてーーー!!
寸での所でかすみは美千留を突き飛ばした。


「私はさびしくなんかない」
「(⌒-⌒) 」美千留

 いや、さびしくないって言っているうちは、まだ危ないね〜
さびしくてもいいんだったら!
人間なんてさびしいもんさ。孤独上等だよ。それでいいのだ!

 さてさて・・・かすみは自分を取り戻せるのかしら・・・
そしてかすみが救うのは美千留か?それとも盛永なのか?
いつもとはまたちょっと違ったテイストでドキドキするわね〜
 

 第1回 バスのアナウンスのしごと 前編
 第2回 バスのアナウンスのしごと 後編 
 第3回 おかきの外装の仕事 前編
 第4回 おかきの外装の仕事 後編 
 
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