「真昼の悪魔」 第6話 復讐 「真昼の悪魔」 最終話 贖罪 

2017年03月19日

「真昼の悪魔」 第7話 挑戦 

 さて、難波ちゃん(中村蒼)が書いた復讐のシナリオは普通でした。
やっぱり作家としての才能ないのかもしれないわねぇ・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 葉子(田中麗奈)の被害者リストを作り、下手人の葉子を糾弾する
匿名の手紙を病院に送る。
共に悪魔を倒すために神父(伊武雅刀)に協力を頼む。

 最初は相手が強大すぎて自分の信仰が揺らぎそうだからヤダ!と
断った神父様でしたが(神父になってひとつの教会を任されているというのに
意外と脆弱な信仰心。こんな時こそ信仰チャレンジに臨み鍛錬するべきでは?)

難波の邪悪カミングアウトと『地獄に突き落としてやる』発言を受け、
あっさり転向。

「私もこの手で、あの悪魔のような人間に罰を下したい!
怒りの感情のままに。たとえ神の教えに背いても!」


 聖職者とも思えぬ言葉でございます。
こうやってあっさり悪に加担してしまう、
その時点で、もう葉子様は勝利なされているのでは?


 難波が心療内科病棟に戻ってくるとともに、病院では告発文に関する緊急会議
が開かれた。
告発者は不審死のことを世間にバラされたくなければ葉子を辞めさせよと
書いていたが、葉子は不審死ではなく自然死であり「医師は天職なので
辞めない」と答弁。
吉田(鈴木省吾)と渡来(福田ゆみ)も保全のため葉子様を援護する発言をした。

 病院側は今後の対応策として被害者とされる人々や遺族の皆さんに
協力してもらい『大好き 葉子先生』的映像を制作。
それを会議中確認し安心しようとしていたら、芳賀(篠原篤)から殺人を告白する
DVDが届き、騒然。
その内容はネットに流れ、拡散し、外来患者は来なくなってしまった。

 患者が来なくなって病院が潰れそうになったら安く買い叩けるって
葉子様の作戦らしい。
って、芳賀ちゃんって生きてたの?それとも死ぬ前に撮ったの?


 難波め、意外としぶといわよ。
葉子様が勝利宣言をしにいったら、こげなことを言って苛立たせております。

「先生は悪魔ではなくて人間です。だから付け入る隙もあるんです。
先生、今すぐ白衣を脱いでくれませんか。
先生は病院を出れば無害な人間です。
外の世界で生きるんです」
「脱がせたかったら力づくで脱がしてみなさい」
「僕は先生のために祈ります。
先生が早く正常に戻るように。
神父様も毎日神様に祈っているそうです。
救いを求めている先生のために」

 ( -.-) =з なんだか葉子様の悪魔パワーが弱ってきているようで寂しいワ
御病気のせいかしら。
こげな難波ごときに心乱されるとは・・・
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 ところで葉子の実家で新婚生活を送る大塚(大倉孝二)は
父親殺しに加担したことで、葉子様の恐ろしさを実感し、
すっかり怯えきっていた。
自分も殺されると葉子の機嫌を取りながらびくびくと過ごしております。

「僕も・・・殺すんですか?」
「私に病院を買ってくれる人を殺す訳ないじゃないですか!」

 そんな大塚を『初めての共同作業』へと誘う葉子様。
にゃんと、葉子様による葉子様のための手術!
その助手を務めるよう言い渡しました。

 普通の人間である大塚はもちろん拒否。
病院で手術を受けるよう訴えたのだが〜〜

「嫌です!私の体を誰かの手に預けるなんて絶対に嫌です!
私は人の命を支配する側です。
私の命は誰にも、病気にも神にも左右させない!」

「そんなことをして・・・死んだらどうするんですか?」
「私にだって死の恐怖はあります。
でも、それを乗り越えてみせます。
あなた以外の誰にも頼らずに」

 これを自分への愛情表現と取ったのか、大塚は従いましたぞ。
って、手術着に着替えるている大塚を見ると笑ってしまうのは私だけ〜?
 

 部分麻酔をし、鏡を見ながらのオペ。
葉子様が気を失ったら終わりョ〜
なんとか終了。

 てか、大塚が裏切るとは思わないのかねぇ・・
と思ったら、なんか針みたいのを葉子の体内にポトッ・・・
あぁ・・・こうやって小者たちの悪意が集結して葉子様はお隠れになるのかしら・・


 なんとか回復した葉子様は神父の元に行き脳腫瘍の件を伝えた。
んが、草の者・渡来から宣告されていた神父は動じず、
いつもの神父然とした態度で去って行くのでした。

 コレに苛立った葉子様は懺悔室で今までの罪を告白。
「それでも私を赦すと言えるんですか?!」と迫りましたぞ。

「あなたに感謝します。
あなたに出会えたことで私の病気が判明しました。
すべては神の導きによるものです。
私はあなたの病院で手術を受けようと思います」
うちの病院に来たら、生きて帰れませんよ。
神父様の寿命は病気でも神でもなく、私が決めてあげますから


 張り付いたような神父スマイルで乗り切った神父様でしたが
内心、恐怖に震えているようです。
必死に聖書を読み心を落ち着かせとる。


「『ぶつぶつぶつぶつ・・・・・(´;゜;ё;゜;)・・・
愛する者たちよ、自分で復讐してはいけません。
神の怒りにまかせなさい!
神は言われます。復讐は私のするところです!


 自分が神に成り代わって復讐しようというのでしょうか〜
それこそ傲慢の罪ではないのかしら〜


 約束通り神父は病院へやって来た。
そして病室に現れた難波に録音しておいた懺悔室での葉子との会話を聞かせるのでした。

「私の命をあなたに預けます」神父

 たいして知りもしない難波にね〜預けていいのかしら〜?
そして神父としての守秘義務を破るという新たな罪を犯しましたョ〜
悪魔を葬るという大義の前には関係ないのね。


 んが、神父が手を下す前に葉子様は病気という悪魔に侵され
大塚によって病院に搬送された。
自分で行った手術の感染症が発症したようです。

 前回の悪夢まんまに葉子を亡き者にする相談をする吉田と渡来。
渡来はやっちゃいたいけど吉田は踏み込む勇気がない。
そこに大塚が現れ、葉子様を助けるよう土下座して訴えた。

「お願いします・・・・葉子さん助けてください・・・
お礼はいくらでもしますから!
葉子さん、まだ生きたいんですよ。
僕も生きてほしいんですよっ!!

助けてくださいっ!お願いしますっ!!
お願いします!お願いします!お願いします!


 悪魔を自分のひと押しで葬る恐ろしさに耐えられなかったのか、
それとも「愛」というやつでしょうか〜〜〜?


 それを見ていた難波も別の理由から同意し嘆願に参加。
葉子チルドレンの浅川 (瑛蓮)(でも「どんな患者でも」って言ってたよねぇ?)
の指揮で手術が行われることに。

 目が覚めた葉子様のそばには大塚がいた。
殺そうとしたくせになぜ助けたのかと葉子様が尋ねた。

「自分でもわかりません。
葉子さんが怖いです。心の底から恐ろしいです。
でもあの時、倒れているあなたを見て、あなたがいなくなってしまうことが
怖いと思ったんです。
僕は雄のカマキリです。
雄のカマキリは交尾をした後に雌に食べられてしまうんです。
自分が食い殺されることをわかっていながら雄は雌を求めてしまう。
・・・・・・僕は葉子さんがいないとダメなんです。
人殺しでも。悪魔でも。
僕は葉子さんがいないとダメなんです」
「・・・・・・・・」

 ドMだってこと?

 さぁ、そしてまたも先週の悪夢の続き。
難波が病室に現れ、葉子がこうなったのは神の導きだとほざき、
葉子の所業への怒りをぶつけましたぞ。

「どうしてあなたはそんな人間なんですか?」
「・・・・・・私が知りたい。私が知りたい

 さらに神父までがベッドの上で苦しんでいる葉子様の元に。
何をする気かと思ったら、葉子のために祈りをささげております。

「出てって!」葉子
「私もこれから手術を受けます。共に祈りましょう。
神よ、この迷える子羊に進むべき道をお与えください」神父
「だまって!」
「神よ、この者の命はあなたの手にゆだねられています!
あなたの恵みによって健康を回復し・・・」
「殺してやる!!」
「心からの感謝をささげることができますように!」
「殺してやる!!」
「アーーーーメン!!(`ロ´)」

 なんか有り難くない感じだぞ( ̄∇ ̄;)
神の祈り責め?
実はこれは難波のシナリオ。
エサを撒いて葉子様に神父様を殺させようとしております。
寸でのところで難波が救出に現れる予定らしい。


「止めなくて結構です。
あなたもそれを望んでいるでしょう?
あなたは私を利用しようとした。
私の死の覚悟を知ったうえでそれならばと彼女を倒すために
利用しようとしたのです」神父
「違う!!」難波
「善人ぶるのはおやめなさい!
復讐の炎に焼かれているあなたからもまた、悪の匂いがします」

「・・・・・!」
私も同様です。
神の教えに背き、怒りのままに彼女を陥れようとしている
私もまた、悪なのです!

私は本田さんを救えなかった・・・その罪の意識は耐え難い・・・」

 そういって神父は自分の聖書と十字架を難波に託すのでした。
その罪は死をもって償うしかないのでしょうか。
自分の中にいる悪と対峙する神父と難波・・・

 う〜ん・・・途中、なんか茶化すような神父の描き方が無かったらな〜
もうちょっと神父の行動を真摯に受け止められたのだが〜〜( ̄∇ ̄;)
 

 真夜中、白衣をまとった葉子様が神父の病室によろよろと現れた。
手にはおなじみの注射器が。

私は弱者じゃない!・・・
人の命を左右する私は・・・神なんです・・・・


 んが、神父や難波やパパや大塚の声が聞こえ、ついに注射器を落としてしまった!
「あああああああーーーーーー!!
あああああーーーーー!!!!」


 叫び声は泣き声に変わった。
隣の病室から難波は黙ってその声を聞いていた。

 悪魔破れたり!でしょうか〜?
それとも最終回にどんでん返しがあるのかしら〜?
なんか原作も読んでみたくなっちゃったな〜
悪魔復活を願いつつ・・・最終回を待ちます。


 第2話 実験
 第3話 命日
 第4話 背信  
 第5話 挑発
 第6話 復讐
 
こたつ

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matakita821 at 19:19│Comments(4)TrackBack(3)「真昼の悪魔」 

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1. 【真昼の悪魔】第7話 感想  [ ドラマ@見とり八段 ]   2017年03月19日 19:29
あなたは私を 利用しようとした。 私の死の覚悟を知った上で、それならばと彼女を倒すために利用しようと したのです。 善人ぶるのはおやめなさい。 復…
2. 真昼の悪魔 (第7話・2017/3/18) 感想  [ ディレクターの目線blog@FC2 ]   2017年03月19日 20:59
東海テレビ制作・フジテレビ系・オトナの土ドラ『真昼の悪魔』(公式) 第7話『挑戦』ラテ欄『挑戦」命を懸けた悪魔の大勝負』の感想。 なお、原作小説:遠藤周作氏『真昼の悪魔』は既読。 葉子(田中麗奈)への復讐を実行するため、難波(中村蒼)は神父
3. 真昼の悪魔 『挑戦』  [ のほほん便り ]   2017年03月20日 05:50
もはや、サイコ・ドクター、葉子(田中麗奈)さまは、何でもアリついに、下僕の大塚(大倉孝二)を助手に、自らの手術を行うというのですから、びっくり、です。病院には、病院には匿名の告発文や、差出人不明の謎のDVDが届いて大騒ぎ。復讐を誓い、メラメラな難波(中村

この記事へのコメント

1. Posted by くう   2017年03月19日 19:33
>難波ちゃん(中村蒼)が書いた復讐のシナリオは普通でした。
やっぱり作家としての才能ないのかもしれないわねぇ

間違いないね。
普通過ぎてビックリしたよ。
なのに、何となく引っかかっていく葉子さま、ガッカリーーー。

どMな大塚さん@大倉さんが素晴らしくて、いいカップルでいてほしいって思っちゃったよ。

最終回は2人で幸せに地獄に落ちてもらいたい。
負けるな葉子さま(・∀・)
2. Posted by きこり→くうさん   2017年03月19日 23:05
>普通過ぎてビックリしたよ。
なのに、何となく引っかかっていく葉子さま、ガッカリーーー。
ホントだよ。
もっと斬新なのが欲しかったわ〜
それまでの描き方も平凡な男って感じだったから
その男に当たり前になんだかんだ言われてもね〜なのに
動揺してしまう葉子様にがっかりこん・・
大塚さん、ドMを全うすればいいのよね。
意外と独特の幸せが待っているかもよ。
葉子様の悪魔としてのさらなる飛躍を望みますワ〜

3. Posted by ヒロル   2017年03月22日 05:29
5 今回はきこりさんの解説を先に読んでいて、昨夜録画で観たので、又違う楽しみがありました。(^-^)/
なんだかエクソシストみたいな所もあったり、全体的に善意も芽生えてきた感じも受けたり、カマキリの雌雄関係の遺伝子が人間にもあると感じたり、彼女が大泣きする所では なぜか自分も涙してしまいました、
実は原作のあらすじを盗み読みしていて、最終回は原作と近いのかなとも、、、
予告で 穴を掘っているシーンが気になりました。。




4. Posted by きこり→ヒロルさん   2017年03月22日 20:04
>なんだかエクソシストみたいな所もあったり、全体的に善意も芽生えてきた感じも受けたり、
ホント、エクソシストですよね。
神父さんはやっぱり自分の身を賭けて悪魔と向き合いましたな。
なんか伊武雅刀さんだから、いまだになんか信用できないんだけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
彼が神父として一人の人間として恐怖と戦いながらも悪魔と向き合おうとしているのは
伝わってきました。
大塚も意外でしたよね。まさか彼からあげな言葉が聞けるとは。
驚きましたが、悪魔と出会った意味が彼には実感できたのですよね。
愛というのとも違う、なにか心の深いところで葉子を
求めているのでしょうか。
>実は原作のあらすじを盗み読みしていて、最終回は原作と近いのかなとも、、、
あらすじを読んでしまいましたね〜( ̄▼ ̄)ニヤッ!
最終回が終わった後、原作との違いを教えてくださいね。
葉子が人間としてどんな選択をするのか楽しみですなぁ・・

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「真昼の悪魔」 第6話 復讐 「真昼の悪魔」 最終話 贖罪