2016年03月04日
「ちかえもん」 最終回 曽根崎心中万吉心中(そねざきしんじゅうとまんきちのおもい)
さて、身の潔白の証を立てるために自害する決意をした徳兵衛(小池徹平)に
お初(早見あかり)ももちろんついて行くと言ったさ。
「あの世で待っとるさかい・・・何十年でも待っとるさかい・・・
きっといずれ・・・あの世で一緒になろう」徳
「いずれと言わず今すぐに。
徳様と離れて何で片ときも生きておられましょう。
初も・・・死出の旅にお供さしておくなはれ」お初
万吉(青木崇高)から心中のことを聞いたちかえもん(松尾スズキ)は
あわてて平野屋へ。
『落ち着け・・・落ち着け、近松門左衛門。
これは痛快娯楽時代劇や。
ほんまに死ぬ訳があらへん』
平野屋では消えた徳兵衛のことで大騒ぎ。
夜通し探したのに見つからん。
「天神の森や!曾根崎の・・・天神の森やっ!
お初と・・・し・・・し・・・し・・・心中する言うて・・・」ち
「心中!?」
忠右衛門(岸部一徳)と喜助(徳井優)が天神の森へ駆けつけると・・・・
万吉が立っているそばにむしろで覆われた二人の遺体があった。
泣き叫ぶ忠右衛門たちの姿をちかえもんは呆然と見ているしかなかった・・・
徳兵衛とお初の心中は瓦版で伝えられ、あっと言う間に広まった。
二人を追い詰めたのは黒田屋。
しかしその黒田屋も何があったのかお取り潰しになったということや。
『ありえへん・・・何かの間違いや。こんなんうそや・・・誰かうそやと言うてくれ・・
うそや・・・あれへんのんか・・・?
これはほんまの事なんか・・・?
ほんまに・・・死んでしもたんか・・・?お初・・・若旦さん・・・
ほんまに・・・?何でそこまで思い詰めたんや・・・
ほかに道はあれへんかったんか・・・それが恋いうもんなんか?
何でや・・・何でや・・・何でや・・・』
その時、すべてのできごとが繋がり・・・物語が見えた。
徳兵衛とお初の物語が。そして共に生きている者たちの物語が。
溢れ出てくる物語に引っ張られるようにちかえもんは筆を取り、書いた。
『ああ・・・わしはあかん人間や。こないな時に涙も出ん。
涙の代わりに言葉があふれてくる。言葉があふれて止まらん・・・
言葉があふれて・・・止まらん・・・』
でも、そんな自分が好きなんやろ?
そんな自分でしかおられんのやろ?
近松門左衛門作 『曽根崎心中』は完成した。
「あ〜・・・5月7日や」義太夫(北村有起哉)
「・・・・・・?」ちかえもん
「5月7日に・・・幕開けるで」
「!!!」
何度も確認するように義太夫さんを見つめるちかえもんがかわいいったらありゃしない。
で、またいつもの「褒めて褒めて〜!」って顔になってるしぃ〜(* ̄m ̄)プッ
HPはこちら


お初(早見あかり)ももちろんついて行くと言ったさ。
「あの世で待っとるさかい・・・何十年でも待っとるさかい・・・
きっといずれ・・・あの世で一緒になろう」徳
「いずれと言わず今すぐに。
徳様と離れて何で片ときも生きておられましょう。
初も・・・死出の旅にお供さしておくなはれ」お初
万吉(青木崇高)から心中のことを聞いたちかえもん(松尾スズキ)は
あわてて平野屋へ。
『落ち着け・・・落ち着け、近松門左衛門。
これは痛快娯楽時代劇や。
ほんまに死ぬ訳があらへん』
平野屋では消えた徳兵衛のことで大騒ぎ。
夜通し探したのに見つからん。
「天神の森や!曾根崎の・・・天神の森やっ!
お初と・・・し・・・し・・・し・・・心中する言うて・・・」ち
「心中!?」
忠右衛門(岸部一徳)と喜助(徳井優)が天神の森へ駆けつけると・・・・
万吉が立っているそばにむしろで覆われた二人の遺体があった。
泣き叫ぶ忠右衛門たちの姿をちかえもんは呆然と見ているしかなかった・・・
徳兵衛とお初の心中は瓦版で伝えられ、あっと言う間に広まった。
二人を追い詰めたのは黒田屋。
しかしその黒田屋も何があったのかお取り潰しになったということや。
『ありえへん・・・何かの間違いや。こんなんうそや・・・誰かうそやと言うてくれ・・
うそや・・・あれへんのんか・・・?
これはほんまの事なんか・・・?
ほんまに・・・死んでしもたんか・・・?お初・・・若旦さん・・・
ほんまに・・・?何でそこまで思い詰めたんや・・・
ほかに道はあれへんかったんか・・・それが恋いうもんなんか?
何でや・・・何でや・・・何でや・・・』
その時、すべてのできごとが繋がり・・・物語が見えた。
徳兵衛とお初の物語が。そして共に生きている者たちの物語が。
溢れ出てくる物語に引っ張られるようにちかえもんは筆を取り、書いた。
『ああ・・・わしはあかん人間や。こないな時に涙も出ん。
涙の代わりに言葉があふれてくる。言葉があふれて止まらん・・・
言葉があふれて・・・止まらん・・・』
でも、そんな自分が好きなんやろ?
そんな自分でしかおられんのやろ?
近松門左衛門作 『曽根崎心中』は完成した。
「あ〜・・・5月7日や」義太夫(北村有起哉)
「・・・・・・?」ちかえもん
「5月7日に・・・幕開けるで」
「!!!」
何度も確認するように義太夫さんを見つめるちかえもんがかわいいったらありゃしない。
で、またいつもの「褒めて褒めて〜!」って顔になってるしぃ〜(* ̄m ̄)プッ
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義太夫さんに前借したお金を持って、ちかえもんは久しぶりに天満屋のお袖(優香)を訪ねた。
「5月7日 竹本座。
新作の初日の幕が開くさかいお前に見に来てほしいんや」ち
「ええのんか?わてなんぞが・・・」お袖
「こんだけあったら年増の遊女一人半日ぐらい連れ出せるやろ」
「年増は余計や!フッ・・・」
「見に来てくれるか?お袖」
「行くに決まってるやろ。くそじじい。フフッ・・・」
いやいやいや・・・コレ、もうプロポーズやろ・・
そしてついに5月7日が来たで。
『ついにわしの新作「曾根崎心中」初日。
大丈夫なんやろか・・・?
この大坂でほんまに起きた心中事件を題材にした人形浄瑠璃なんぞかけて
誰ぞに怒られへんやろか?
当り狂言が欲しいばっかりに平然と人の不幸をネタにする
あさましいやっちゃと・・・』
忠右衛門と喜助に奇襲されボッコボコにやられる妄想で怯えきるちかえもんであった・・
で、同じ状況で扉を叩く音がしてビクーーーン!
震えつつ出てみると・・・
その頃、竹本座にはお客様が続々と来場していた。
忠右衛門たちも天満屋の主人・吉兵衛(佐川満男)とお玉(高岡早紀)も、そしてお袖もおるで。
「因果な事もあるもんやな。
伜の色恋の果ての心中描いた浄瑠璃を親のわしが金出して
小屋にかけるてな・・」忠右衛門
「旦さんの懐の深さには感服致します」義太夫
「こないして浄瑠璃にしてもろてありがたい。わしはそない思てまっせ」
「いやいや・・・わしらもおんなじ心持ちでっせ」吉兵衛
「まぁ、やっかいな妓やったけど、こないなってしもたら
見てやるのも弔いのうちや」お玉
「近松っつぁんが聞いたら安心しますわ」お玉
そして・・・実は喜里(富司純子)も越前から駕籠で見に来ておりますョ〜
そんな大事な日だというのに・・
ちかえもんは久平次(山崎銀之丞)に拉致られ天満屋に連れてこられていた。
遊女たちやお客さん達は縛られとる。
「何や・・・?何の用か知りまへんけど後にしてくれまへんか?
わし・・・今から大事な初日が・・・」ち
「初日?」
久平次は抜いた刀をちかえもんにつきつけましたで。
『ええ〜〜〜〜・・・?
何か・・・何か・・・前にもこないな事があったような・・・』
あったな・・( ̄∇ ̄;)確かにあったわ。
あの時は脚本書くよう脅されとったけど、今はそのちかえもんが書いた脚本を久平次が読んどる。
「先生、ありがとうございます。私を登場させて下さって・・・」久平次
竹本座では浄瑠璃芝居の幕が開いた。
義太夫さんの語りに、すーーーっと引き込まれていく。
「夢だったんですよ。物語の登場人物になるのが・・・」久平次
「ゆ・・・夢?」ち
「ですからお願いしたでしょう。
私の歌舞伎小屋の座付きになって下さいって。
書いてほしかったんですよ。先生に・・・私の物語を・・・
私が本当に望む私の一生というものを舞台の上で生きてみたかったんですよ」
「それは・・・どないな・・・」
「悪くありませんよ!近松先生!
先生のお書きになった油屋九平次という男の造形悪くありません。
物語を盛り上げるのは・・・常に敵役。先生はよ〜くご存じだぁ」
「・・・お褒め頂き恐縮です」
「しかし去り際が頂けない。
これでは九平次はただの愚かな負け犬ではありませんか!
負け犬では終われないんですよ」
久平次はちかえもんを蹴り倒し、脚本をばらまいた。
これはもしや・・近松門左衛門によって書かれた登場人物たちの反乱か?
命を吹き込まれたキャラクター達がホントはこっちの方がええんや!
ワシは脇役じゃなくて主役や!もっとワシを生かす脚本にせんかい!と作者を操ろうとしているのか?
「曾根崎心中」はね、先生。
お初徳兵衛が死んで終わりじゃあないんですよ。
お初徳兵衛が死んだのを幸いと面白おかしく浄瑠璃に仕立て上げ
金と名声を得ようというあさましい腐れ戯作者を・・・
地獄から生還した九平次がたたき殺す。
たたき殺す!たたき殺す!
そんな意外な結末が待ってるんですよぉ〜
どうです?いい筋書きでしょう?」
「・・・・・・(((( ;゚Д゚)))・・・」
「ねぇ・・先生・・・いい筋書きでしょう?
何とか言ったらどうだ!?この腐れ外道が!」
また蹴飛ばされちゃった・・・
せっかく一張羅の喜里が作ってくれた羽織着てるのに、ヨレヨレやぁ〜
「うっ・・・うっ・・・はぁ・・・はぁ・・・何があかんのや・・・
お初徳兵衛の心中を浄瑠璃にして何があかんのや!
わしが書かなんだら誰が書くねん!
大坂に・・・あほな男とおなごがおった。
この世で添い遂げられんのやったらあの世でちゅうて・・・胸突いて死んだ。
そら、あほや。親不孝や。
けど・・・ほかに手だてがなかったんや!
この元禄ちゅう義理でがんじがらめの世に生まれて、2人のまこと通そう思たら・・・
心中するしかなかったんや!
死んで物言えん2人の思いを浄瑠璃で伝えて何が悪いんや!
わしはこの浄瑠璃で銭もらう。
名声かて欲しい思てる。あさましい腐れ戯作者や。
けど・・・このほかの誰にもでけんあさましい仕事すんのがわしの務めや。
作家に生まれた者の背負うた業や!」
確かにあさましい仕事や。
人が捨てた悲しみや苦しみを拾い上げて見せもんにするなんて情けのある人間にはでけん。でも、ちかえもんが拾い上げたその人間の思いは脚本の中で生き返り、輝き普遍のもんになる。
そしてそれを見たもんは人間である自分の生をより深く感じることができるんや。
生きている自分自身を。
なんやらずーーっと情けない姿ばかり見てきたが、ちかえもんの浄瑠璃作家としての心意気、しかと見せてもろたで!!
「・・・・いいですねぇ〜。
いいセリフでしたねぇ〜近松先生。おかげでいい幕引きができますよ」
久平次はちかえもんの頭めがけて刀を振り下ろしたで!
(;Д;)ギャー!!
そこに万吉カットイン!
「吉四六!ちかえもんになんちゅう事さらすんじゃ〜!」万吉
「ああっ・・!」久平次
「ちかえもん!ここはわいに任して行きなはれ!」
「えっ?」ち
「今日、あんたのにんじょうぎょうるりの初日でっしゃろ?早よ行きなはれ!
早よぅ行きなはれ!」
「・・・・・人形浄瑠璃やっ!」ち
わざわざ戻ってきて言わんでも・・・ゞ( ̄∇ ̄;)
戦いながらも優しい目で見送る万吉に泣けるべ。
万吉は凶暴な久平次を素手で交しつつ戦い続けましたで。
まるで久平次の最後の見せ場を作ってあげるかのように。
ちかえもんは竹本座へまっしぐら!
舞台では心中を決める徳兵衛とお初・・
義太夫さんの力強い語り。
客はみな固唾を飲んで二人を見つめている。
走るちかえもん。
真摯にすら思える戦いぶりの万吉と、もはや訳わからんくなっている久平次。
も〜浄瑠璃の完成された美しい世界と万吉への湧き上がるいろんな熱い思いと
ちかえもんへのドキドキで見ているこっちの感情もごちゃまぜになって、わーーー!って叫びたくなっちゃったよぉ〜
「何なんだよ?お前は何なんだ!?
私の邪魔ばかりしおって・・・何なんだお前は!?」久
「フフン。やあ〜!やあ〜!わいは不孝糖売り万吉や〜!」万
「だから何だってそんなもん売ってんだ!?」
「今日のためや〜!
今日のこの日のために、
わいは不孝糖売り万吉になったんや〜!」
「うお〜っ!」
店の扉を破って二人とも川に転落!
やっと竹本座に着いたちかえもん。
場面は死出の旅に出た二人がついに命を絶つ場面に。
客たちは今、天神の森にいる。
義太夫さんの語りは命そのもののとなってほとばしり、この場を染め上げている。
そして・・・徳兵衛とお初の心中は完成した・・・
しーーーーーーーーん・・・・・・・・
『えっ・・・?ど・・・どうなん?これ・・・
滑ったんか?受けたんか?どっちや?(; ̄Д ̄) 』
しーーーーーーーーん・・・・・・・・ が続い取る・・・と思ったら・・・
お客さん、大号泣!みんな気持ちよさそうに泣いとる!
『これは・・・これは大成功ちゅう事でよろしおまっか〜!?』ち
『・・・・(たぶんな)・・・( ̄∇ ̄;)』義太夫
ふと見ると・・・忠右衛門さんと喜助も感慨深い表情や。
吉兵衛とお玉も・・・そしてお袖も感動して泣いとる・・
「見事であった」喜里
「母上!」ち
「信盛。そなたは日本一の孝行者じゃ」
「・・・・(´;ω;`)・・・」
「孝行もの」いただきましたで。
この日本一の親不孝もんがな・・・
そして喜里も「孝行ものじゃ」と言える親としての喜びを味わっておりました。
万吉のことを思い出したちかえもんが天満屋に戻ってみると・・・
久平次はお縄にかけられており・・・一緒に川に落ちたという万吉の姿はなかった。
ちかえもんは必死で川の中を覗いているうちに落ちてしまったわ〜
そして上がってきたちかえもんの袂に・・・人形がはり付いていた。
小さい頃、蔵に閉じ込められていた時に出会った、
ちかえもんを浄瑠璃作家に導いてくれたあの人形が。
あの頃から万吉はずっと見守っていてくれたのか・・・
万吉は名作を生む浄瑠璃作家の運命を持っていたちかえもんを姿を変えて手伝いにきた神さんなのか。
それとも忘れられた人形だった自分に命を吹き込んでくれたちかえもんへの恩返しとして名作を生む作家へと導いてくれたのか・・・
どちらにしろ万吉だけは、ちかえもんが名作を生むとを信じていた。
万吉がずっと『にんじょうぎょうるり』としか言えなかったのは、小さい頃のちかえもんがそう言っていたからだった。
「万吉・・・お前やったんか・・・万吉・・・
わしにええ浄瑠璃書かそう思て・・・万吉・・・万吉・・・
万吉・・・万吉・・・万吉〜!」ち
『その後、家路についたわしは道中ずぶぬれの怪しい男が人形を抱いて泣きながら歩いていると通報され、危うく奉行所の世話になるとこやった。
そんなわしを祝おうと平野屋はんが開いてくれた宴の席で、
わしは更なる衝撃の事実を知らされるのである』
え〜〜徳兵衛とお初は生きていたということです・・・( ̄∇ ̄;)
心中が決まった時点で万吉が吉兵衛とお玉に話して協力を呼びかけたそうな。
横たわっていた遺体役は吉兵衛とお玉。
むしろをはぐまで忠右衛門さんも息子が死んだとばかり思っていたが、
お玉の指示ですぐに芝居を始めたという・・役者やのぅ・・忠右衛門・・・
で、二人がどこにいるのかというと・・・
にゃんと越前!
ちかえもんの弟の口利きで漁師見習いしとるんやて!
「鯖、取ってはるそうだっせ!」喜助
「・・・さばぁ〜〜?」ち
ここで鯖に繋がるとはのう・・・( ̄▼ ̄)ニヤッ!
徳兵衛とお初の子孫はのちに小浜市というところで魚屋食堂を開き、焼き鯖に命をかけるようになったという・・・
最後に幸せそうな二人の姿を見せてくれて嬉しかったよぅ・・・
二人は生きているってことになるとは思っていたが、ちかえもんも騙されていたとはねぇ・・・
でも、だからこそ脚本を書くことができたんだもんね。
二人の哀しい最期を晴らしてやりたいという思いがあったから。
「そ・・・それで・・・ほんまにええんでっか?
平野屋の大事な跡取り息子さんが・・・越前で鯖を・・・」ち
「・・・あれは、うちみたいな商いには向かん男や。
跡継いだところで、いずれ身代潰して死による。
そういうあほな男や。
生きとってくれたらそんでええ」忠右衛門
徳兵衛は親不孝を貫き通した。
でも、それは忠右衛門にとっては幸せなこと。
いずれ平野屋を畳んだら、喜助も一緒に越後で隠居したらいいさ。
めでたし、めでたし・・・
「いや・・・ええ事おまへんやろ。
わしは・・・わしはお初徳兵衛が死んだと思て・・・
ほんまに死んだと思て「曾根崎心中」を書きましたんや。
それが何や!?皆うそやったて・・・
そないなうその浄瑠璃かけられるか!
竹本座の木戸 閉めい!幟降ろせぇ!」ち
「うその何があきまへんねん」万吉の声
「えっ・・・」ち
「うそとほんまの境目が一番おもろいんやおまへんか」
「万・・・吉・・・」
「それを上手に物語にすんのんがあんたの仕事でっしゃろ?
なっ?ちかえもん」
ちかえもんはいつしか微笑んでいた・・・
『♪ 下駄をならしてぇ〜 奴がくるぅ〜 ♪
♪ 腰に 手ぬぅぐい ぶらさげてぇ〜 ♪
♪ 派手な着物に しみこんだぁ〜 ♪
♪ 男の臭いがぁ〜 やってくるぅ〜 ♪
♪ アー 夢よ よき友よぅ〜〜 ♪
♪ おまえ 今頃 どの空の下でぇ〜 ♪
♪ 俺と おんなじあの星ぃ 見つめてぇ〜 ♪
♪ なぁに 想うぅ〜〜〜 ♪ (「我が良き友よ」のメロディーで)』
あれから時は流れ・・・
今もちかえもんは「腐れ戯作者」として嘘とまことを紡ぎながら生きている。
机の上にでは万吉人形が見守っております。
新しい作品は『碁盤太平記』・・・
書きながら、ふと、万吉の不孝糖売りの声が聞こえてくるような気がするちかえもんであった。
・・・ってな陳腐な結末はわしのプライドが許さんのである。
いや〜楽しかった!
エンディングのアニメーションにもにやりとしちゃったわ〜。
スタッフとキャストのみなさんの遊び心と作品への深い愛情がほとばしるようなドラマやった。
ラブストーリーであり、サスペンスであり、人間ドラマであり、コメディであり、ファンタジーであり・・・
まさに新しい『痛快娯楽時代劇』の決定版やったで。
見ている途中・・・もしやこれはすべてが人形浄瑠璃の世界のことで、
ちかえもんすらも人形なのでは・・・と思ったりしました。
あるいはスランプに陥った脚本家の頭の中での妄想なのでは・・・とも。
どちらにしろ、『ちかえもん』の登場人物たちは今も鮮やかに生き生きと私の中で動きまわっております。
そして新たな物語を生み出そうと訴えている。
日本全国にそんな視聴者がたくさんいて困っているんやないかぁ〜?
こいつらをどうしたらええんや・・?と。
こんなん聞いたら、ちかえもんはいつものように照れた顔になって
『それそれ!それが欲しかったんやぁ〜もっと言うて』いう顔するやろな(* ̄m ̄)プッ
自らを『あさましい腐れ戯作者』と断言したちかえもんは、誰よりもその仕事が好きで覚悟と誇りを持っている男やった。
うそとまことを愛し、まだ誰も見たことがない世界を作り上げたいと切磋琢磨するちかえもんの姿は、まんま脚本家の藤本有紀さんと重なりました。
藤本さんも勝手に動き出すキャラクターをなだめすかしたり、
知恵を借りたりしながら、あちらの世界とこちらの世界の境界線に立ち、自らにツッコミをいれながら物語の海を泳ぎ続けているのでしょう。
ちかえもんに全幅の信頼を置いて待ち続けた義太夫さんのように、ワシも藤本さんの次の作品を待っとるで。
このドラマは永久保存や。
スタッフとキャストのみなさん、この出会いに心から感謝だす。
ありがとうございました。
第1回 近松優柔不断極(ちかまつゆうじゅうふだんのきわみ)
第2回 厄介者初、井守黒焼(やっかいものおはつといもりのくろやき)
第3回 放蕩息子徳兵衛(あほぼんとくべえ)
第4回 善悪不明九平次(ぜんかあくかくへいじ)
第5回 標的、忠右衛門(ターゲットはちゅうえもん)
第6回 義太夫些少活躍(ぎだゆうわりとかつやく)
第7回 賢母喜里潔決断(ははうえきっぱりけつだん)

「5月7日 竹本座。
新作の初日の幕が開くさかいお前に見に来てほしいんや」ち
「ええのんか?わてなんぞが・・・」お袖
「こんだけあったら年増の遊女一人半日ぐらい連れ出せるやろ」
「年増は余計や!フッ・・・」
「見に来てくれるか?お袖」
「行くに決まってるやろ。くそじじい。フフッ・・・」
いやいやいや・・・コレ、もうプロポーズやろ・・
そしてついに5月7日が来たで。
『ついにわしの新作「曾根崎心中」初日。
大丈夫なんやろか・・・?
この大坂でほんまに起きた心中事件を題材にした人形浄瑠璃なんぞかけて
誰ぞに怒られへんやろか?
当り狂言が欲しいばっかりに平然と人の不幸をネタにする
あさましいやっちゃと・・・』
忠右衛門と喜助に奇襲されボッコボコにやられる妄想で怯えきるちかえもんであった・・
で、同じ状況で扉を叩く音がしてビクーーーン!
震えつつ出てみると・・・
その頃、竹本座にはお客様が続々と来場していた。
忠右衛門たちも天満屋の主人・吉兵衛(佐川満男)とお玉(高岡早紀)も、そしてお袖もおるで。
「因果な事もあるもんやな。
伜の色恋の果ての心中描いた浄瑠璃を親のわしが金出して
小屋にかけるてな・・」忠右衛門
「旦さんの懐の深さには感服致します」義太夫
「こないして浄瑠璃にしてもろてありがたい。わしはそない思てまっせ」
「いやいや・・・わしらもおんなじ心持ちでっせ」吉兵衛
「まぁ、やっかいな妓やったけど、こないなってしもたら
見てやるのも弔いのうちや」お玉
「近松っつぁんが聞いたら安心しますわ」お玉
そして・・・実は喜里(富司純子)も越前から駕籠で見に来ておりますョ〜
そんな大事な日だというのに・・
ちかえもんは久平次(山崎銀之丞)に拉致られ天満屋に連れてこられていた。
遊女たちやお客さん達は縛られとる。
「何や・・・?何の用か知りまへんけど後にしてくれまへんか?
わし・・・今から大事な初日が・・・」ち
「初日?」
久平次は抜いた刀をちかえもんにつきつけましたで。
『ええ〜〜〜〜・・・?
何か・・・何か・・・前にもこないな事があったような・・・』
あったな・・( ̄∇ ̄;)確かにあったわ。
あの時は脚本書くよう脅されとったけど、今はそのちかえもんが書いた脚本を久平次が読んどる。
「先生、ありがとうございます。私を登場させて下さって・・・」久平次
竹本座では浄瑠璃芝居の幕が開いた。
義太夫さんの語りに、すーーーっと引き込まれていく。
「夢だったんですよ。物語の登場人物になるのが・・・」久平次
「ゆ・・・夢?」ち
「ですからお願いしたでしょう。
私の歌舞伎小屋の座付きになって下さいって。
書いてほしかったんですよ。先生に・・・私の物語を・・・
私が本当に望む私の一生というものを舞台の上で生きてみたかったんですよ」
「それは・・・どないな・・・」
「悪くありませんよ!近松先生!
先生のお書きになった油屋九平次という男の造形悪くありません。
物語を盛り上げるのは・・・常に敵役。先生はよ〜くご存じだぁ」
「・・・お褒め頂き恐縮です」
「しかし去り際が頂けない。
これでは九平次はただの愚かな負け犬ではありませんか!
負け犬では終われないんですよ」
久平次はちかえもんを蹴り倒し、脚本をばらまいた。
これはもしや・・近松門左衛門によって書かれた登場人物たちの反乱か?
命を吹き込まれたキャラクター達がホントはこっちの方がええんや!
ワシは脇役じゃなくて主役や!もっとワシを生かす脚本にせんかい!と作者を操ろうとしているのか?
「曾根崎心中」はね、先生。
お初徳兵衛が死んで終わりじゃあないんですよ。
お初徳兵衛が死んだのを幸いと面白おかしく浄瑠璃に仕立て上げ
金と名声を得ようというあさましい腐れ戯作者を・・・
地獄から生還した九平次がたたき殺す。
たたき殺す!たたき殺す!
そんな意外な結末が待ってるんですよぉ〜
どうです?いい筋書きでしょう?」
「・・・・・・(((( ;゚Д゚)))・・・」
「ねぇ・・先生・・・いい筋書きでしょう?
何とか言ったらどうだ!?この腐れ外道が!」
また蹴飛ばされちゃった・・・
せっかく一張羅の喜里が作ってくれた羽織着てるのに、ヨレヨレやぁ〜
「うっ・・・うっ・・・はぁ・・・はぁ・・・何があかんのや・・・
お初徳兵衛の心中を浄瑠璃にして何があかんのや!
わしが書かなんだら誰が書くねん!
大坂に・・・あほな男とおなごがおった。
この世で添い遂げられんのやったらあの世でちゅうて・・・胸突いて死んだ。
そら、あほや。親不孝や。
けど・・・ほかに手だてがなかったんや!
この元禄ちゅう義理でがんじがらめの世に生まれて、2人のまこと通そう思たら・・・
心中するしかなかったんや!
死んで物言えん2人の思いを浄瑠璃で伝えて何が悪いんや!
わしはこの浄瑠璃で銭もらう。
名声かて欲しい思てる。あさましい腐れ戯作者や。
けど・・・このほかの誰にもでけんあさましい仕事すんのがわしの務めや。
作家に生まれた者の背負うた業や!」
確かにあさましい仕事や。
人が捨てた悲しみや苦しみを拾い上げて見せもんにするなんて情けのある人間にはでけん。でも、ちかえもんが拾い上げたその人間の思いは脚本の中で生き返り、輝き普遍のもんになる。
そしてそれを見たもんは人間である自分の生をより深く感じることができるんや。
生きている自分自身を。
なんやらずーーっと情けない姿ばかり見てきたが、ちかえもんの浄瑠璃作家としての心意気、しかと見せてもろたで!!
「・・・・いいですねぇ〜。
いいセリフでしたねぇ〜近松先生。おかげでいい幕引きができますよ」
久平次はちかえもんの頭めがけて刀を振り下ろしたで!
(;Д;)ギャー!!
そこに万吉カットイン!
「吉四六!ちかえもんになんちゅう事さらすんじゃ〜!」万吉
「ああっ・・!」久平次
「ちかえもん!ここはわいに任して行きなはれ!」
「えっ?」ち
「今日、あんたのにんじょうぎょうるりの初日でっしゃろ?早よ行きなはれ!
早よぅ行きなはれ!」
「・・・・・人形浄瑠璃やっ!」ち
わざわざ戻ってきて言わんでも・・・ゞ( ̄∇ ̄;)
戦いながらも優しい目で見送る万吉に泣けるべ。
万吉は凶暴な久平次を素手で交しつつ戦い続けましたで。
まるで久平次の最後の見せ場を作ってあげるかのように。
ちかえもんは竹本座へまっしぐら!
舞台では心中を決める徳兵衛とお初・・
義太夫さんの力強い語り。
客はみな固唾を飲んで二人を見つめている。
走るちかえもん。
真摯にすら思える戦いぶりの万吉と、もはや訳わからんくなっている久平次。
も〜浄瑠璃の完成された美しい世界と万吉への湧き上がるいろんな熱い思いと
ちかえもんへのドキドキで見ているこっちの感情もごちゃまぜになって、わーーー!って叫びたくなっちゃったよぉ〜
「何なんだよ?お前は何なんだ!?
私の邪魔ばかりしおって・・・何なんだお前は!?」久
「フフン。やあ〜!やあ〜!わいは不孝糖売り万吉や〜!」万
「だから何だってそんなもん売ってんだ!?」
「今日のためや〜!
今日のこの日のために、
わいは不孝糖売り万吉になったんや〜!」
「うお〜っ!」
店の扉を破って二人とも川に転落!
やっと竹本座に着いたちかえもん。
場面は死出の旅に出た二人がついに命を絶つ場面に。
客たちは今、天神の森にいる。
義太夫さんの語りは命そのもののとなってほとばしり、この場を染め上げている。
そして・・・徳兵衛とお初の心中は完成した・・・
しーーーーーーーーん・・・・・・・・
『えっ・・・?ど・・・どうなん?これ・・・
滑ったんか?受けたんか?どっちや?(; ̄Д ̄) 』
しーーーーーーーーん・・・・・・・・ が続い取る・・・と思ったら・・・
お客さん、大号泣!みんな気持ちよさそうに泣いとる!
『これは・・・これは大成功ちゅう事でよろしおまっか〜!?』ち
『・・・・(たぶんな)・・・( ̄∇ ̄;)』義太夫
ふと見ると・・・忠右衛門さんと喜助も感慨深い表情や。
吉兵衛とお玉も・・・そしてお袖も感動して泣いとる・・
「見事であった」喜里
「母上!」ち
「信盛。そなたは日本一の孝行者じゃ」
「・・・・(´;ω;`)・・・」
「孝行もの」いただきましたで。
この日本一の親不孝もんがな・・・
そして喜里も「孝行ものじゃ」と言える親としての喜びを味わっておりました。
万吉のことを思い出したちかえもんが天満屋に戻ってみると・・・
久平次はお縄にかけられており・・・一緒に川に落ちたという万吉の姿はなかった。
ちかえもんは必死で川の中を覗いているうちに落ちてしまったわ〜
そして上がってきたちかえもんの袂に・・・人形がはり付いていた。
小さい頃、蔵に閉じ込められていた時に出会った、
ちかえもんを浄瑠璃作家に導いてくれたあの人形が。
あの頃から万吉はずっと見守っていてくれたのか・・・
万吉は名作を生む浄瑠璃作家の運命を持っていたちかえもんを姿を変えて手伝いにきた神さんなのか。
それとも忘れられた人形だった自分に命を吹き込んでくれたちかえもんへの恩返しとして名作を生む作家へと導いてくれたのか・・・
どちらにしろ万吉だけは、ちかえもんが名作を生むとを信じていた。
万吉がずっと『にんじょうぎょうるり』としか言えなかったのは、小さい頃のちかえもんがそう言っていたからだった。
「万吉・・・お前やったんか・・・万吉・・・
わしにええ浄瑠璃書かそう思て・・・万吉・・・万吉・・・
万吉・・・万吉・・・万吉〜!」ち
『その後、家路についたわしは道中ずぶぬれの怪しい男が人形を抱いて泣きながら歩いていると通報され、危うく奉行所の世話になるとこやった。
そんなわしを祝おうと平野屋はんが開いてくれた宴の席で、
わしは更なる衝撃の事実を知らされるのである』
え〜〜徳兵衛とお初は生きていたということです・・・( ̄∇ ̄;)
心中が決まった時点で万吉が吉兵衛とお玉に話して協力を呼びかけたそうな。
横たわっていた遺体役は吉兵衛とお玉。
むしろをはぐまで忠右衛門さんも息子が死んだとばかり思っていたが、
お玉の指示ですぐに芝居を始めたという・・役者やのぅ・・忠右衛門・・・
で、二人がどこにいるのかというと・・・
にゃんと越前!
ちかえもんの弟の口利きで漁師見習いしとるんやて!
「鯖、取ってはるそうだっせ!」喜助
「・・・さばぁ〜〜?」ち
ここで鯖に繋がるとはのう・・・( ̄▼ ̄)ニヤッ!
徳兵衛とお初の子孫はのちに小浜市というところで魚屋食堂を開き、焼き鯖に命をかけるようになったという・・・
最後に幸せそうな二人の姿を見せてくれて嬉しかったよぅ・・・
二人は生きているってことになるとは思っていたが、ちかえもんも騙されていたとはねぇ・・・
でも、だからこそ脚本を書くことができたんだもんね。
二人の哀しい最期を晴らしてやりたいという思いがあったから。
「そ・・・それで・・・ほんまにええんでっか?
平野屋の大事な跡取り息子さんが・・・越前で鯖を・・・」ち
「・・・あれは、うちみたいな商いには向かん男や。
跡継いだところで、いずれ身代潰して死による。
そういうあほな男や。
生きとってくれたらそんでええ」忠右衛門
徳兵衛は親不孝を貫き通した。
でも、それは忠右衛門にとっては幸せなこと。
いずれ平野屋を畳んだら、喜助も一緒に越後で隠居したらいいさ。
めでたし、めでたし・・・
「いや・・・ええ事おまへんやろ。
わしは・・・わしはお初徳兵衛が死んだと思て・・・
ほんまに死んだと思て「曾根崎心中」を書きましたんや。
それが何や!?皆うそやったて・・・
そないなうその浄瑠璃かけられるか!
竹本座の木戸 閉めい!幟降ろせぇ!」ち
「うその何があきまへんねん」万吉の声
「えっ・・・」ち
「うそとほんまの境目が一番おもろいんやおまへんか」
「万・・・吉・・・」
「それを上手に物語にすんのんがあんたの仕事でっしゃろ?
なっ?ちかえもん」
ちかえもんはいつしか微笑んでいた・・・
『♪ 下駄をならしてぇ〜 奴がくるぅ〜 ♪
♪ 腰に 手ぬぅぐい ぶらさげてぇ〜 ♪
♪ 派手な着物に しみこんだぁ〜 ♪
♪ 男の臭いがぁ〜 やってくるぅ〜 ♪
♪ アー 夢よ よき友よぅ〜〜 ♪
♪ おまえ 今頃 どの空の下でぇ〜 ♪
♪ 俺と おんなじあの星ぃ 見つめてぇ〜 ♪
♪ なぁに 想うぅ〜〜〜 ♪ (「我が良き友よ」のメロディーで)』
あれから時は流れ・・・
今もちかえもんは「腐れ戯作者」として嘘とまことを紡ぎながら生きている。
机の上にでは万吉人形が見守っております。
新しい作品は『碁盤太平記』・・・
書きながら、ふと、万吉の不孝糖売りの声が聞こえてくるような気がするちかえもんであった。
・・・ってな陳腐な結末はわしのプライドが許さんのである。
いや〜楽しかった!
エンディングのアニメーションにもにやりとしちゃったわ〜。
スタッフとキャストのみなさんの遊び心と作品への深い愛情がほとばしるようなドラマやった。
ラブストーリーであり、サスペンスであり、人間ドラマであり、コメディであり、ファンタジーであり・・・
まさに新しい『痛快娯楽時代劇』の決定版やったで。
見ている途中・・・もしやこれはすべてが人形浄瑠璃の世界のことで、
ちかえもんすらも人形なのでは・・・と思ったりしました。
あるいはスランプに陥った脚本家の頭の中での妄想なのでは・・・とも。
どちらにしろ、『ちかえもん』の登場人物たちは今も鮮やかに生き生きと私の中で動きまわっております。
そして新たな物語を生み出そうと訴えている。
日本全国にそんな視聴者がたくさんいて困っているんやないかぁ〜?
こいつらをどうしたらええんや・・?と。
こんなん聞いたら、ちかえもんはいつものように照れた顔になって
『それそれ!それが欲しかったんやぁ〜もっと言うて』いう顔するやろな(* ̄m ̄)プッ
自らを『あさましい腐れ戯作者』と断言したちかえもんは、誰よりもその仕事が好きで覚悟と誇りを持っている男やった。
うそとまことを愛し、まだ誰も見たことがない世界を作り上げたいと切磋琢磨するちかえもんの姿は、まんま脚本家の藤本有紀さんと重なりました。
藤本さんも勝手に動き出すキャラクターをなだめすかしたり、
知恵を借りたりしながら、あちらの世界とこちらの世界の境界線に立ち、自らにツッコミをいれながら物語の海を泳ぎ続けているのでしょう。
ちかえもんに全幅の信頼を置いて待ち続けた義太夫さんのように、ワシも藤本さんの次の作品を待っとるで。
このドラマは永久保存や。
スタッフとキャストのみなさん、この出会いに心から感謝だす。
ありがとうございました。
第1回 近松優柔不断極(ちかまつゆうじゅうふだんのきわみ)
第2回 厄介者初、井守黒焼(やっかいものおはつといもりのくろやき)
第3回 放蕩息子徳兵衛(あほぼんとくべえ)
第4回 善悪不明九平次(ぜんかあくかくへいじ)
第5回 標的、忠右衛門(ターゲットはちゅうえもん)
第6回 義太夫些少活躍(ぎだゆうわりとかつやく)
第7回 賢母喜里潔決断(ははうえきっぱりけつだん)

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たくろう・・・来たな。 たくろう・・・来たね。 結局、ひろしだったけどな。 かまやつひろしだったね・・・。 ひろしのことが好きだったんだな。 鯖も好きだったけどな。 結局・・・みんな人形だったね。 演技で寄せていたけれど・・・役者がみんな人形顔なんだよな。 ちか
2. 「ちかえもん」最終回 ☆☆☆☆ [ ドラマでポン ] 2016年03月05日 12:43
なんと天然万吉、ほんとうに妖精さんだった〜?『痛快娯楽時代劇やのに〜』の叫びも虚しく、心中を遂げてしまってムシロ掛けで横たわる二人……泣き崩れる忠右衛門と手代さん。そ ...
3. 『ちかえもん』 最終回 [ 美容師は見た… ] 2016年03月07日 11:30
♪不孝糖〜 不孝糖 おやおやおやおや 親不孝の不孝糖〜ぐるぐるぐるぐる リピ〜トの不孝糖〜♪わての脳内、リフレインで叫んでる(笑)もう何やの〜?こんな最終回、見たことあったぁ?何枚も何枚も上手やんか〜(ノ゚ο゚)ノ泣いてたとこへ笑わされて、忘れてたとこへ…ここで
この記事へのコメント
1. Posted by 桔梗 2016年03月05日 22:29
まだ「ちかえもん」ワールドからぬけられませんよ〜。
脚本も演出もキャストもスタッフもみんなみんな良かったね〜。
人形浄瑠璃をこんな風に見れるなんて、NHKなればこそだよね。
心中する場面なんてもう・・・辛くって・・・。
北村さんの義太夫の語りもいつも物足りなかったけど、たっぷり聞けて満足よ。ピーンと張りつめた緊張感が伝わってきたよ。北村さんには賞をあげてほしい。
万吉の子供の様な純粋さ・・人形の化身だったのね。
油屋との大立ち回り圧巻でした。
万吉にとっては、喜里さんはずっと前からお母はんだったんだね(笑)。
九平次はなんか人間じゃないような気もするというか・・物語に固執してるとことか突然大阪に現れて・・・って万吉とは反対だけど似てるというか・・・。私の中では謎なのです。役者さんもうまいしね。
佐川満男さんやザタイガースの替歌はなかったけど(笑)、楽しくて大満足の痛快娯楽時代劇でした!藤本さんに付いていきますよ〜。
脚本も演出もキャストもスタッフもみんなみんな良かったね〜。
人形浄瑠璃をこんな風に見れるなんて、NHKなればこそだよね。
心中する場面なんてもう・・・辛くって・・・。
北村さんの義太夫の語りもいつも物足りなかったけど、たっぷり聞けて満足よ。ピーンと張りつめた緊張感が伝わってきたよ。北村さんには賞をあげてほしい。
万吉の子供の様な純粋さ・・人形の化身だったのね。
油屋との大立ち回り圧巻でした。
万吉にとっては、喜里さんはずっと前からお母はんだったんだね(笑)。
九平次はなんか人間じゃないような気もするというか・・物語に固執してるとことか突然大阪に現れて・・・って万吉とは反対だけど似てるというか・・・。私の中では謎なのです。役者さんもうまいしね。
佐川満男さんやザタイガースの替歌はなかったけど(笑)、楽しくて大満足の痛快娯楽時代劇でした!藤本さんに付いていきますよ〜。
2. Posted by きこり→桔梗さん 2016年03月06日 11:42
桔梗さん、こんにちにゃ〜♪
>まだ「ちかえもん」ワールドからぬけられませんよ〜。
私もだよ〜!本当に好きだったなぁ〜
すべてが完璧だったけどさらに可能性を感じさせてくれたというか
視聴者の中で育つ部分があるんだろうな〜
>人形浄瑠璃をこんな風に見れるなんて、NHKなればこそだよね。
ホントだよ〜これ、民放だったらカットされてたよね。
義太夫さんの語り、もっと聞きたかった。
ツイッターで完全版DVDに収録してほしいって書いてた方がいたけど
ワシも思うで。
人形が生きているって始めた思った。
人形を中心に世界が広がって・・こんな体験初めてだよ。
北村さん、すばらしかったよね。
>万吉にとっては、喜里さんはずっと前からお母はんだったんだね(笑)。
そうだったんだね。
だからちかえもん以上に親子親子してたんだね(笑
思いっきり甘えていた万吉が愛おしいし、甘えさせていた喜里さんの温かさが
今更ながらに胸締め付けられるほどの思いになるよ。
>九平次はなんか人間じゃないような気もするというか・・
お初みたいにバックグラウンドも描かれなかったしね。
お初徳兵衛に対抗して自分を主役にさせようって思いがあったもんね。
そのための忠右衛門への仕掛けだったような・・・
万吉とは違った種類の精霊だったのかな。
どのキャラクターも役者さんによって命が吹き込まれていて
いいドラマを見せてもらったという感謝の思いしかないよ。
>藤本さんに付いていきますよ〜。
おらも!!もともと特別なお方だったけどこのドラマで確信を得たよ。
一生ついていきまっせ!
>まだ「ちかえもん」ワールドからぬけられませんよ〜。
私もだよ〜!本当に好きだったなぁ〜
すべてが完璧だったけどさらに可能性を感じさせてくれたというか
視聴者の中で育つ部分があるんだろうな〜
>人形浄瑠璃をこんな風に見れるなんて、NHKなればこそだよね。
ホントだよ〜これ、民放だったらカットされてたよね。
義太夫さんの語り、もっと聞きたかった。
ツイッターで完全版DVDに収録してほしいって書いてた方がいたけど
ワシも思うで。
人形が生きているって始めた思った。
人形を中心に世界が広がって・・こんな体験初めてだよ。
北村さん、すばらしかったよね。
>万吉にとっては、喜里さんはずっと前からお母はんだったんだね(笑)。
そうだったんだね。
だからちかえもん以上に親子親子してたんだね(笑
思いっきり甘えていた万吉が愛おしいし、甘えさせていた喜里さんの温かさが
今更ながらに胸締め付けられるほどの思いになるよ。
>九平次はなんか人間じゃないような気もするというか・・
お初みたいにバックグラウンドも描かれなかったしね。
お初徳兵衛に対抗して自分を主役にさせようって思いがあったもんね。
そのための忠右衛門への仕掛けだったような・・・
万吉とは違った種類の精霊だったのかな。
どのキャラクターも役者さんによって命が吹き込まれていて
いいドラマを見せてもらったという感謝の思いしかないよ。
>藤本さんに付いていきますよ〜。
おらも!!もともと特別なお方だったけどこのドラマで確信を得たよ。
一生ついていきまっせ!
3. Posted by 桔梗 2016年03月07日 00:34
以前、人形が登場しない素浄瑠璃というのを観たことがあったんだけど、途中で寝ちゃって・・・(笑)。
パンフレットを読んだくらいじゃ、何を語っているのか分からなくなって。
このドラマでは7週間、本番に備えて予習していたようなものじゃないかしら・・・。
心中にいたるまでの状況、作者や周りの人々のあれやこれや。
だからこそ、視聴者もドラマの中の世界にぐぐっと引き込まれる・・・。
もしいつか人形浄瑠璃を鑑賞する機会があったら、予習してからいくわ〜。
三浦しおんさんが人形浄瑠璃がお好きとのことで、彼女の文楽についての本は二冊読んだんだけどね。
ドラマの中でプロの方々の人形の扱いをアップで見れたのも新鮮でした。
本当にDVD出してほしいし、人形浄瑠璃の部分の完全版見たいものだわ〜。どんな風に撮影してたんだろう・・・。
それとも、「藤本版曽根崎心中」を舞台で上演するとか・・・。
パンフレットを読んだくらいじゃ、何を語っているのか分からなくなって。
このドラマでは7週間、本番に備えて予習していたようなものじゃないかしら・・・。
心中にいたるまでの状況、作者や周りの人々のあれやこれや。
だからこそ、視聴者もドラマの中の世界にぐぐっと引き込まれる・・・。
もしいつか人形浄瑠璃を鑑賞する機会があったら、予習してからいくわ〜。
三浦しおんさんが人形浄瑠璃がお好きとのことで、彼女の文楽についての本は二冊読んだんだけどね。
ドラマの中でプロの方々の人形の扱いをアップで見れたのも新鮮でした。
本当にDVD出してほしいし、人形浄瑠璃の部分の完全版見たいものだわ〜。どんな風に撮影してたんだろう・・・。
それとも、「藤本版曽根崎心中」を舞台で上演するとか・・・。
4. Posted by きこり→桔梗さん 2016年03月07日 09:29
素浄瑠璃とはなぞや?と調べたら、義太夫さんと三味線だけなのね。
そら、寝てまうわ(笑
北村義太夫さんですら、字幕何度も見ないとナニ語っているのかわからんのに。
>このドラマでは7週間、本番に備えて予習していたようなものじゃないかしら・・・。
そうだね。万吉が言うていたようにすべては『今日のこの日のためや』
わかっていたのは万吉と・・・もしかして久平次・・
すこしづつすこしづつあの舞台が作られていって・・・
視聴者も万吉の立場になったりちかえもんや義太夫さんの立場になったりして
入り込んできたからねぇ・・・満を持してって感じだよね〜
ラストでちかえもんは万吉人形飾って執筆してたけど、
実は誰にも知られずに川からあがって今もどこかで不孝糖売ってるかもな・・
いうラストに見ているこっちも救われたし笑顔になれたよね。
北村さんの語り、もっとじっくり見たいよ。
最初から最後まで見てこそと思うし。全国巡業してくれないかね・・(笑
そら、寝てまうわ(笑
北村義太夫さんですら、字幕何度も見ないとナニ語っているのかわからんのに。
>このドラマでは7週間、本番に備えて予習していたようなものじゃないかしら・・・。
そうだね。万吉が言うていたようにすべては『今日のこの日のためや』
わかっていたのは万吉と・・・もしかして久平次・・
すこしづつすこしづつあの舞台が作られていって・・・
視聴者も万吉の立場になったりちかえもんや義太夫さんの立場になったりして
入り込んできたからねぇ・・・満を持してって感じだよね〜
ラストでちかえもんは万吉人形飾って執筆してたけど、
実は誰にも知られずに川からあがって今もどこかで不孝糖売ってるかもな・・
いうラストに見ているこっちも救われたし笑顔になれたよね。
北村さんの語り、もっとじっくり見たいよ。
最初から最後まで見てこそと思うし。全国巡業してくれないかね・・(笑
5. Posted by Largo 2016年03月07日 11:46
こんにちわ。
「痛快娯楽時代劇」なのだから、とは思いつつも、まさか本当に心中しちゃったのかな、と、どきどきさせられちゃいました(^^;;
お初、徳兵衛に心中を勧める万吉の子供のような無邪気さや、九平次に向かっての「わいはこの日のために」という言葉が、ちかえもんの拾うた人形で合点がいったのですけども、人形ゆえの理不尽さで、ちかえもんを救わんがために・・・筆の進まぬちかえもんにインスピレーションを与えるために、心中を勧めたのかも、と思っちゃったのです。
でも、平野屋さんも巻き込んでの大団円に終わって、ほんとうに良かったです。
あの可愛い二人には幸せになって欲しいですわ。
また、劇中の浄瑠璃も、言葉がよくわからなかったにもかかわらず、胸打たれる迫力を感じました。
語り終わったあとの義太夫と、うなずくちかえもん。二人の絆も良かったです〜
>うそとまことを愛し、まだ誰も見たことがない世界を作り上げたいと切磋琢磨するちかえもんの姿は、まんま脚本家の藤本有紀さんと重なりました。
ですね〜。万吉が人形だったかどうかも含めて、全部ちかえもんの御意のまま。
ラストソングもぐっときました。
>ちかえもんに全幅の信頼を置いて待ち続けた義太夫さんのように、ワシも藤本さんの次の作品を待っとるで。
わたしもです!(^^)/
「痛快娯楽時代劇」なのだから、とは思いつつも、まさか本当に心中しちゃったのかな、と、どきどきさせられちゃいました(^^;;
お初、徳兵衛に心中を勧める万吉の子供のような無邪気さや、九平次に向かっての「わいはこの日のために」という言葉が、ちかえもんの拾うた人形で合点がいったのですけども、人形ゆえの理不尽さで、ちかえもんを救わんがために・・・筆の進まぬちかえもんにインスピレーションを与えるために、心中を勧めたのかも、と思っちゃったのです。
でも、平野屋さんも巻き込んでの大団円に終わって、ほんとうに良かったです。
あの可愛い二人には幸せになって欲しいですわ。
また、劇中の浄瑠璃も、言葉がよくわからなかったにもかかわらず、胸打たれる迫力を感じました。
語り終わったあとの義太夫と、うなずくちかえもん。二人の絆も良かったです〜
>うそとまことを愛し、まだ誰も見たことがない世界を作り上げたいと切磋琢磨するちかえもんの姿は、まんま脚本家の藤本有紀さんと重なりました。
ですね〜。万吉が人形だったかどうかも含めて、全部ちかえもんの御意のまま。
ラストソングもぐっときました。
>ちかえもんに全幅の信頼を置いて待ち続けた義太夫さんのように、ワシも藤本さんの次の作品を待っとるで。
わたしもです!(^^)/
6. Posted by きこり→Largoさん 2016年03月07日 16:42
>まさか本当に心中しちゃったのかな、と、どきどきさせられちゃいました(^^;;
わてもーー!
多分大丈夫と思っていたのに、二人死んだみたいやし、忠右衛門さんも泣いてはるしーーえええ〜やっぱり死なないとアカンの?!っておろおろしちゃいました(笑
>ちかえもんを救わんがために・・・筆の進まぬちかえもんにインスピレーションを与えるために、心中を勧めたのかも
そそ!名作書かせるために他のもんの命をアレしちゃったのかと・・( ̄∇ ̄;)
そこまで追い詰めないとちかえもんは書けないとわかっていたから。
あの頑固もんの忠右衛門が『いきてさえいればいい』と言ってくれるなんて
驚きました。でも、もとはといえば妻も子供も愛する情の厚い男なんですよね。
親不孝と子不孝を競い合うような親子やったけど絆は本物やった。
赤穂浪士のみなさんのとは違った親不孝に忠右衛門さんは幸せを感じているはずや。
>万吉が人形だったかどうかも含めて、全部ちかえもんの御意のまま。
机の上に万吉人形おいて、そういうことにしといたるわ!って体を取りながら
どこかで不孝糖売りしてる万吉を思ってるのやろな。
こんなおもろうてへんてこりんでかわいいあほが出てくる不思議な話、大好物やで!
藤本さんの次の作品、共に待ちましょうな。
徳兵衛とおはつの笑顔がホントに嬉しかったわ〜
わてもーー!
多分大丈夫と思っていたのに、二人死んだみたいやし、忠右衛門さんも泣いてはるしーーえええ〜やっぱり死なないとアカンの?!っておろおろしちゃいました(笑
>ちかえもんを救わんがために・・・筆の進まぬちかえもんにインスピレーションを与えるために、心中を勧めたのかも
そそ!名作書かせるために他のもんの命をアレしちゃったのかと・・( ̄∇ ̄;)
そこまで追い詰めないとちかえもんは書けないとわかっていたから。
あの頑固もんの忠右衛門が『いきてさえいればいい』と言ってくれるなんて
驚きました。でも、もとはといえば妻も子供も愛する情の厚い男なんですよね。
親不孝と子不孝を競い合うような親子やったけど絆は本物やった。
赤穂浪士のみなさんのとは違った親不孝に忠右衛門さんは幸せを感じているはずや。
>万吉が人形だったかどうかも含めて、全部ちかえもんの御意のまま。
机の上に万吉人形おいて、そういうことにしといたるわ!って体を取りながら
どこかで不孝糖売りしてる万吉を思ってるのやろな。
こんなおもろうてへんてこりんでかわいいあほが出てくる不思議な話、大好物やで!
藤本さんの次の作品、共に待ちましょうな。
徳兵衛とおはつの笑顔がホントに嬉しかったわ〜
7. Posted by う〜みん 2016年03月08日 00:04
良かった〜(ToT)二人は死んでなかったんですね。
今まで軽いタッチできたけど何しろ「心中」だから本当に死んじゃうのかと思ってました。
生きてて幸せに暮らしてて本当に良かった〜(ToT)
単なるはちゃめちゃ時代劇じゃなくて楽しいながらに色々な事が織り込まれててうまくできたドラマでしたね〜(*^_^*)結局1回も見てないけど(^_^;)
NHKのドラマってしっかり作られてる物が多いから好きです(*^_^*)
今まで軽いタッチできたけど何しろ「心中」だから本当に死んじゃうのかと思ってました。
生きてて幸せに暮らしてて本当に良かった〜(ToT)
単なるはちゃめちゃ時代劇じゃなくて楽しいながらに色々な事が織り込まれててうまくできたドラマでしたね〜(*^_^*)結局1回も見てないけど(^_^;)
NHKのドラマってしっかり作られてる物が多いから好きです(*^_^*)
8. Posted by きこり→う〜みんさん 2016年03月08日 19:47
>今まで軽いタッチできたけど何しろ「心中」だから本当に死んじゃうのかと思ってました。
最終回になって急にテイストが深刻で重い感じに〜?!ってびくびくしていましたが・・
万吉も心中奨励するしい〜どうなるんだ?って心配していましたが、地元の漁師さんたちと楽しそうに鯖獲っている徳兵衛とお初の姿が見られて本当にほっとしましたよ〜
>単なるはちゃめちゃ時代劇じゃなくて楽しいながらに色々な事が織り込まれててうまくできたドラマでしたね〜
登場人物一人一人の設定が厚みがあるというか深みがあって、人間的なかわいらしさを持っていて、あの凶悪な久平次ですら愛おしく思えましたよ。
アニメーションをはさんだり、ちかえもんの歌をはさんだり、落語のエピソードをまぶしたりと視聴者を楽しませるしかけもいっぱい。ベースがしっかりした脚本で役者さんたちへの深い信頼があるからこそここまで遊べるんだと思うけど、特別な作品だったと思いますわ〜
>NHKのドラマってしっかり作られてる物が多いから好きです(*^_^*)
ホントホント!
それにNHKって民放ではしないようなチャレンジや冒険をしてくれるので
ついついNHKのドラマにいってしまうよね〜
春からのドラマも楽しみですな〜
最終回になって急にテイストが深刻で重い感じに〜?!ってびくびくしていましたが・・
万吉も心中奨励するしい〜どうなるんだ?って心配していましたが、地元の漁師さんたちと楽しそうに鯖獲っている徳兵衛とお初の姿が見られて本当にほっとしましたよ〜
>単なるはちゃめちゃ時代劇じゃなくて楽しいながらに色々な事が織り込まれててうまくできたドラマでしたね〜
登場人物一人一人の設定が厚みがあるというか深みがあって、人間的なかわいらしさを持っていて、あの凶悪な久平次ですら愛おしく思えましたよ。
アニメーションをはさんだり、ちかえもんの歌をはさんだり、落語のエピソードをまぶしたりと視聴者を楽しませるしかけもいっぱい。ベースがしっかりした脚本で役者さんたちへの深い信頼があるからこそここまで遊べるんだと思うけど、特別な作品だったと思いますわ〜
>NHKのドラマってしっかり作られてる物が多いから好きです(*^_^*)
ホントホント!
それにNHKって民放ではしないようなチャレンジや冒険をしてくれるので
ついついNHKのドラマにいってしまうよね〜
春からのドラマも楽しみですな〜