「あさが来た」 第18週 ようこそ!銀行へ 第105話「ちかえもん」 第4回 善悪不明九平次(ぜんかあくかくへいじ)

2016年02月04日

「あさが来た」 第18週 ようこそ!銀行へ 第106話

 さて、あさ(波瑠)の手紙を読んだはつ(宮崎あおい)は目が吊り上がっております。

「はつ。そないな顔すんな。
あいつの話、もっとちゃ〜んと聞いたられへんかったわしらも悪いんや」惣兵衛(柄本佑)
「いいや。うちは・・・うちは藍之助が許せまへん。
旦那様にあないひどい事言うて、そのままいてへんようになるやなんて!」


 そうとうモメたみたいだすな( ̄∇ ̄;)
はつ VS 藍之助 スペシャルカードは明日でございます。
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 唐突に加野銀行の上客・工藤様が縁談の話始めたワ・・と思ったら、
こっから女性行員に繋がる訳やね。


 工藤さんとこのお嬢様、父親の勧めに従って女学校へ入ったけど、
卒業して2年経つのに役に立つ場所がないてボヤいているそうな。

「ずっと学校でええ成績やったさかい調子に乗って女学校へ
入れてしもたんでっけど、まぁ確かに「古事記」の暗唱ができても
数学ができても、どないもならしまへん。
行き遅れんうちに嫁入り先決めてやらな思いましてな」工藤
「それで、お嬢さんも早お嫁に行きたいて言うてはりますのんか?」あさ
「それがそないでもないのが問題ですのや。 
変に知恵がついてしもたもんやさかいせっかく身につけた学が「宝の持ち腐れ」や
なんて生意気な事言いますのや」

『女性が学ぶという切符を手に入れたとしても、思うように船をこぎ出す事は
あさが考えるよりずっと難しい事だったのでした』


 なるほどなぁ・・・学びたいという欲は(裕福な子達は)叶えられるようになったけど、
それから後、どう生かしていったらいいのかわからないし、生かせる場所もなかったんだね。
あさみたいに無かったら自分で作るいうほどのガッツと環境に恵まれなかったらそうなるよな〜


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 「晴花亭」に場所を移してあさとへぇさん(辻本茂雄)は話し合っております。

「縁談ですか。得意先から心当たり当たってみます」へぇ
「いや、うちが思うだけだすけど、おなごかて男はんとおんなじぐらいに
働き者やと思うんだす」あさ
「そうだすなぁ。
殿方かて「わては働きたない」言う方もいてますしなぁ・・」美和(野々すみ花)
「働くのが得手か不得手かいうのは男や女やいうのとは関わりあれへん。
一人一人の問題やて思うんだす。
明治の御世になる前かて、おなごはお家の中や田畑や炭坑でかて
ほんまによう働いてきました。
ただ、その働いてるのが家業や家の中での事やったり
行儀見習いのためやったりしただけで・・・」あさ
「まぁ、そうだすなぁ。
どんなに働いてもおなごに仕事いう考え方自体が
この国にはありまへなんださかいなぁ」美和
「そうだすのや。そないな中で美和さんはよう一人でお三味線のお師匠さんしたり、
こないなお店出そうやなんて思いはりましたなぁ」
「お分かりだすやろけど、ここはうちの力だけで作ったもんやあらしまへん。 
五代様や大勢の男はんに助けて頂きました」

 美和の店でおなごの給仕さんが働いているのを見たあさはひらめきましたぞ。
おなごの行員を雇いたいと榮三郎(桐山照史)、新次郎(玉木宏)、へぇさんに発表。
んが、3人一致で大反対されたさ〜
その理由を聞いてみまひょ。


「奥さんの考えの斬新さは買います。
そやけどこの意見は取り入れる訳にはいきません。
おなごがお金を扱うのは難しいと思います」へぇ
「そない言わはりますけど、へぇさんがさっき華やかでええなぁ言うてた
おなごの給仕さんたちかてお金扱うてはります」あさ
「はっきり言います。
おなごは数字に弱いものじゃないでしょうか」
「それは今までおなごが実学を十分まともに学べる機会がなかったさかいだす」

 んだな。
数字に弱い件については、男性でも数字見ると目がチカチカする方いるしなぁ。
お金を扱うことに関しては、この時代は男性がお金を管理していて女性は与えられた分でやりくりするいうパターンが多かったからだろうけど、美和さんみたいな人や夫を亡くした人やら、今と同じようにいろんな生き方をしていた女性がいたはずだよねぇ。機会があれば違ってくるはず。


「わても、それは無謀や思いますわ。
今までどないな両替屋も銀行もおなごが働いてたいう事はいっぺんもあらしまへん。
それは世間がおなごが店に入る事を求めてへんさかいだす。
それを加野銀行が急に雇うやなんてなったらせっかく今まで得たお客さんからの
信用失いかねまへん」榮三郎
「頭取の考えは分かります。
せやけど今までありえへんかった事やさかい、よけ、もし成功したら先手打った
加野屋は必ずほかの銀行を大きゅう引き離す事がでけます」

 前例がないことはどんなリスクがあるかわからんからダメいう意見。
今までにない新商品を世間に発表する時とかもそうだすな。
一番手は思いがけないリスクも引き受けなならんけど、
その商品といえばうちや!いうてお客さんを引っ張ることもできる。
大きな賭けだけ当たればメリットは大きい。


「うちはとことん選んで信用できるおなごだけ採用しよ思てます。
男子の行員に引け取らへん実力をつける事は簡単な事やあらしまへん。
そやけど、どないな苦労も根性出してついてきてくれる子だけを選びます。
男とかおなごとかいう隔てのう一人の人間として、
その子の力生かしたげたいんだす」
あさ
「それはかなり冒険・・・」へぇ
「そのとおりだす。
せやさかい、その子たちのお給金も信用してもらえるまで
うちが用意しよ思てます。この試みの責任は一切うちが負いますさかい、
どうか・・・どうかやらしとくなはれ!」


 あさは交渉がうまいな。
そして責任の所在をはっきりさせるところもさすがだすな。


 新次郎はんからはお客さんからのセクハラ問題にはどう対処するいう話が出ましたが、これも無問題。

「働くおなごの大事なおいどは必ずうちが守ってみせます」

 ということで、上層部のオッケー取りつけましたで。
てか、男性3人それぞれの生き方が意見に反映されてて、おもろかったわぁ。
話し合いは新次郎はんのお気楽テーマ曲でシメてくれました。


「2人とも一つ忘れてますけどなぁ。このあさも一応おなごだす。
このおなごはんは昔っから店の内側で働いて大金もよう扱うてましたけど
いっぺんも計算間違えた事あらしまへんのやで。なぁ?」新次郎
「へぇ。せやけど一応おなごとは何だすか?」

『こうして加野銀行は銀行で働く女性の募集を始めました。
銀行で女性が働けるという噂は巡りに巡って100人もの女性から
応募が殺到しました。

まず基礎学科試験。続いて接客実地試験を行いました。
遊び半分な気持ちで応募した者や気分だけで職業婦人に憧れている者は
ここでふるいにかけられました。

意欲的で知性あふれる女子だけが選ばれ・・・更に最後はあさ自らが面接。
器量や愛想のよさよりも真面目で根性の据わっている打たれ強い女子を
注意深く見極め、最終的に4人の女性が選ばれました』


 あさに見込まれた4人の女性たちの中に工藤様の娘・サカエはん(横田美紀)も入っていましたで。
他の3人は高木ツルさん(村崎真彩)、末松すずさん(三宅唯真)、
中川ハトさん(加藤千果)。みなさん、まっすぐないい目してはる。


「長い間ご苦労さんだした。
あなた方4人を加野銀行の女子行員候補として見習い採用と致します。
十何年もおなごとして生きてきたんやさかい、よう分かったはる思いますけど
今、この世はどっちかいうたら男はんが生きやすいようにできてます。
あなた方4人が何か小さい失敗でもちょっとしようもんなら、
『ほれ、見た事か。これやさかいおなごはあかんのや』なんて言いとうて言いとうて
ウズウズしてる男はんが周りにぎょうさんいてます。
男に交じって働くいうのはそういう事だす。
せやさかい失敗は一つもしたらあきまへん。一つもだす。
・・・て言うてもな、フフッ・・・このうちも何べんもようけ失敗してきたんだす。
そやけど志は高う持ちまひょ。
悪いけど当分の間男子行員より1時間早出勤しとくなはれ。
あなた方4人の進む道の後ろには、ぎょうさんのこれから働きたいて思てる
おなごたちがいてます。
あなた方はこれから外で働くおなごたちのファースト・ペンギンや。
道を切り開くんだす」
「はい!」

 現実的で希望と誇りが湧き上がってくるようないい挨拶だったよ。
しっかりと手を広げ受け止めてくれるけど甘えさせたりはしない。
共に戦っていこういう気迫と情熱がしっかり伝わってきました。


 その後、あさは早めに出勤した女性行員候補たちに現場で役に立てるよう指導を行いましたぞ。
朝ごはんも一緒に食べる暇がなくなったあさに千代はブーブー言っております。
やっぱりぎんこに嫉妬してるんやね。


 そして・・・はつが大阪にやってきましたでぇ〜〜

 第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話

 第2週 ふたつの花びら 
 第7話  第8話〜第10話 第11話 第12話

 第3週 新選組参上! 
 第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話

 第4週 若奥さんの底力 
 第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話

 第5週 お姉ちゃんに笑顔を 
 第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話

 第6週 妻の決心、夫の決意 
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  第7週 だんな様の秘密 
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今までありへえんことをやるのは簡単やない。女性ならもっとキツイことだすな。。。銀行の表に男性行員が並んで座ってるて…(||゚Д゚)ブルブルそれこそありえへん!今でしょ┐(´-`)┌昔のありえへんを、今の当たり前にしてくれたのは、あさのような女性だったんですね〜。『カ

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