「ちかえもん」 第3回 放蕩息子徳兵衛(あほぼんとくべえ)「あさが来た」 第17週 最後のご奉公 第102話

2016年01月29日

「あさが来た」 第17週 最後のご奉公 第101話

 さて、渋沢栄一様(三宅裕司)はさっそく銀行の話をしてくださったのですが・・
なぜかクイズ形式。
三宅さんなもんだから一気にバラエティ色濃くなったぞ( ̄∇ ̄;)


「第一問。銀行を経営する者が一番欲しくて一番大切なものは何だと思いますか?」
「一番欲しいて一番大切なもの・・・?それはやっぱりお金だすやろか?」あさ(波瑠)
「違いますな。本当はお金は要らないんですよ」
「何でだす?お金は要らんてそないなはず・・・!?」

 コレ、経営者にされがちな質問だす。
うちの父が夫に会社引き継ぐ時もおんなじ質問してました。
で、同じように「お金?」と答えていた( ̄∇ ̄;)ハハ・・・
ちなみにうちの父の答えは「健康」でした。
HPはこちら


「それでは第二問です。
両替屋にはなくて銀行にはある仕組みが何だと思いますか?」渋沢
「あ・・・それやったら分かります。
預金いうお客さんのお金預かる仕組みだす」
「そうです。ご名答です」

 あさの中に正吉さんや雁助はんの言葉が蘇りましたで。

「あっ・・・!うち、分かってしまいました。お金より何より大切なものが!」
「そうですか。では答えを」
信用・・・だすな?」
「ご名答です。
銀行にとって最も必要なのは信用がおけるかどうか。
信用される存在になれるかどうかなんです。
お客が大事なお金を預けるのに少しの不安があってもならないんです。
信用される事・・・この相手にこの銀行に任せれば自分で持つより
よほど安心だそう思われる事が大事なんです。
信用さえあれば、あとは自然に人が金を運んできます」

 さすが神様。
人の心をつかむのがうまい。
新次郎はんも神妙な顔で聞き入ってますで。


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「そないゆうたらそのとおりだすなぁ。
銀行を経営するには、まず、うちが信用つけなあきまへんのや。
真面目に商いして自分の器を大きゅうして」あさ
「そう。そういう事になりましょう。
お金は不思議なもので扱う人の器の大きさに従って動く」

 ((φ( ̄Д ̄ )ホォホォ・・・なるほど・・・

「それでは最後の問題です。
私や五代さんが大きな見地から国益を考え、常々一番やらねばならぬと
思っていた事は何だと思いますか?」
「銀行の神様と鉱山王の五代様が一番やりたいと思てはった事・・・?
はぁ・・・これまたさっぱり分からしまへん」
「答えは人間をつくる事。つまり教育です。
なにも自分の子の事だけではありません。
日本のために働いてくれる誠実な人材をつくるという事です」
「なるほど。それもほんまそのとおりだすなぁ。
学ぶ事ができたら正しい知識を持って日本のため
大事な誰かのために働く事がでけます。
こない大事な事はあらしまへん!」
「そうです。
商いと教育どちらも大いに頭を悩ますべき大切な問題なのですよ」
「はぁ。びっくりぽん・・・」

「びっくりぽんや!」新次郎(玉木宏)
「へ?ぽん?!」あさ
「いや〜。わてな、お金や商いいうもんが
初めて人間味のあるもんに思えてきましたわ。ハハハハ」


 わかりやすくてシンプルな言葉、相手の興味を引き出し思考させる展開。
会話をしながら自分の思いをストンと浸透させる力。
渋沢様が本当に頭のええ大きな人であることがこの短い間に伝わってきました。
新次郎はんにとっても実りのある時間だったようだすな。


 その頃、奉公人のみなさんは通いにするか住み込みにするか悩んでおりましたョ〜
へぇさんはデメリットを気にする男衆に給金で好きなこと好きなだけできるし、
好きなおなごと住むこともできると教えてあげましたで〜

『が、ほとんどの働き手はそのまま家付きで働く事を望みました』

 女子衆はそのまま白岡の家で女中奉公いう事になって、今まで通りの暮らしらしい。
そんな話を聞きながら、うめ(友近)は雁助はんのことを考えておりました。

 その雁助はんは榮三郎(桐山照史)に進退について伝えていました。
あさも同席しておりますよ。

 やっぱりあの手紙は逃げた奥さんからだったらしい。
今、伊予に住んでいるんだけど娘さんが重い病気になり、お金に困っているから助けて欲しいいう内容だした。


「勝手に出ていったくせに、今更何言うてんのや思たんだすけどなぁ。
ほんでも、わて、20年前に娘には何にもしてやられへんかった。
せやさかい、こないな時に便りが来たのも何かの縁や。
伊予に行って向こうで働き口でも探して娘の面倒見られたらて思てます」

 今日の立ち聞きストは誰や・・・思たら・・・うめやった・・・(-公- ll)

「何だす・・・そないな事やったら、わてもう止める事もできしまへんやないか・・・!」
「へぇ。泣いたらあきまへん。榮三郎さん。
あなたはこれから新次郎さんと奥さんと立派に
のれんを守っていかなあかんのだす」
雁助
「分かった。
お父ちゃんとの約束どおり払えるだけのお金は払わしてもらいますさかいな」
「おおきに。ありがとうございます」

 あさにとってうめがかけがえのない存在であるのと同じように
榮三郎にとっても雁助は大切な人。
正吉さんがいなくなってからは父とも思っていたでしょう。
ヨシヨシ( ,,´・ω・)ノ"(っ;ω;`)


 うめは力が抜けてもうた・・・
「何や・・・よかった・・・」

「・・・うめ」雁助
「番頭さん。すんまへん。掃除してたら話聞こえてしまいましたんや。
お嬢さん、心配な事だすなぁ。
そやけど番頭さんがそばにいてあげはったら奥様かてどれだけ心丈夫な事か」
「・・・・う・・・うめ・・・堪忍な」
「何でだすか?これでよかったんだすがな!お礼言いたいぐらいだす
「礼?」
「番頭さんが冗談でもいっぺんでもうちに一緒に行けへんかて言うてくれはった・・・
その思い出があったら、うちはもう一生一人で生きていけます」
「・・・・・・」
「今までほんまおおきに。どうかお元気で」
「わては・・・最後までこの家にご奉公する事がでけへんかった。
あんたはどうかずっとおあさ様のそばで頑張っとくれやすな」
「へぇ。任しとくなはれ」

 なんやいな〜(´;д;`)
わてはあんたら一緒になってくれると思うてたのにぃ・・・
でもな・・娘が出て来たらしゃーないか・・
責任もあるし、子供のために何とかしたい思いは自然なことや。
うめも雁助はんも、いろんなもん背負ってはる。
気持ちだけでは動けへん。動かないと決めたのやなぁ・・・


 あさはうめを相撲の勝負に誘いました。

「あれま・・!・勘弁しとくなはれ!
もう、うち年なんぼや思てはりますのや。おあさ様かてもう若ない・・・」うめ
「ひょっとしたら、もうええ年になってしもたさかい、
うちには勝たれへんて思てますのやな?」あさ
「何を言うてますのや。
うちはなんぼになったかておあさ様になんか負ける気なんかあらしまへん。

せやないと、おあさ様のお付きなんか務まりますかいな!」
「そらよかった。ほな、頼むさかい勝負しとくれやす。
うち、ずっと前にうめに負けたままの事ずっと気になってたんだす」
「分かりました。しょうがありまへんなぁ」

 二人ともがっぷりと組合いましたぞ。
どっちも負けとらん。ええ勝負や。
んが、うめの山の勝ち〜!
あさは思いっきり投げ飛ばされましたで。


「すんまへん!すんまへん、おあさ様!」うめ
「あかん・・・負けるやてあかんなぁ。うめの事、泣かしたげよと思てたのに」あさ
「おあさ様…!。゚(゚´Д`゚)゚。」

 泣きじゃくるうめをあさはしっかりと抱きしめていた。
昔はうめに受け止めてもらうばかりやったのに、
あさも大人になったんやなぁ・・・(ノω;`)
それだけうめも年とったいうことになる。
うめ・・・アンタには幸せになって欲しかったんやけど、
これがうめの選んだ道なんやね。最後まで全うしてや。あんた、かっこええで。


『そして・・・いよいよ明治21年 加野屋は・・・』

 加野銀行になりました。
あさもあたらしくなりましたで〜


「おっ!」新次郎
「嫌や!何してますの!?お母ちゃん!」千代

 これは多分、洋装になったんでっしゃろ。
お披露目は明日だす。


 第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話

 第2週 ふたつの花びら 
 第7話  第8話〜第10話 第11話 第12話

 第3週 新選組参上! 
 第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話

 第4週 若奥さんの底力 
 第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話

 第5週 お姉ちゃんに笑顔を 
 第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話

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  第7週 だんな様の秘密 
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この記事へのコメント

1. Posted by mm   2016年01月30日 11:31
いつの頃からか忘れたけど、朝ドラ評、楽しみにしてます。

>コレ、経営者にされがちな質問だす。
>うちの父が夫に会社引き継ぐ時もおんなじ質問してました。

そうだったんですね。この質問はちゃんと原作にもあって、目先の金高ばかりみていたと浅が反省するんですが、実際に経営者が問われがちな言葉なんですね。目先の金より長期的なスパンを持てということなんでしょうね。
2. Posted by きこり→mmさん   2016年01月30日 20:30
コメントありがとうございます。
>この質問はちゃんと原作にもあって、目先の金高ばかりみていたと浅が反省するんですが、
そうなんですね。実際、事業始めるには先立つものがないとアレだけど
それだけじゃない。続けていくためには礎となるというか、
お守りになるようなものが必要なんでしょうね。
渋沢様が言っていた信用、それは簡単には手に入らないと思いますが
だからこそ、あさは走りだすことができたんじゃないのかな・・

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