2015年11月20日
「あさが来た」 第8週 京都、最後の贈り物 第46話・第47話
「あ・・・バンクや」あさ
「は?バンク?」新次郎
「そうだす。銀行だす。
お姉ちゃん、お父はんが作りはる銀行いうのはな、
志のある人を応援するためにお金貸してくれはるとこなんだす。
今、お姉ちゃんと惣兵衛さんはお子たちも増えて精いっぱいお仕事頑張ってはる。
その志のあるお姉ちゃんを信用して応援して助けてくれる・・・
それが銀行いうもんなんだす。
そやさかい、これはもらうのやあれへん。
貸してもろたらええんだす。
ほんで、これ貸してもろた分お姉ちゃんたちがその信用に応えて
頑張ってそないして、いつか何倍にでもして返したらよろしいのや」あさ
「・・・そんな事できる訳・・・」はつ(宮崎あおい)
「いえ。そうしなさい。
あんたも言うてたやないの『青物には不思議な力がある』て。
あんたらはまだ若い。
これからいくらかて地に足つけて新しい人生歩む事ができるんえ。
うちもお父はんもな、あんたにそれ貸して、あんたら親子がこれから
どう生きるのか見届けたいんや」梨江(寺島しのぶ)
「お母はん・・・・」
「お願いや、はつ。母の最後のお願いどす」
「・・・・・分かりました。遠慮のうお借りします。
おおきに。ほんまおおきに!お母はん」
良かった〜この期に及んでもまだ断るんかい?
白蛇はんの夢を聞いたやろがーーちょっと意固地なんちゃう?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
とまで思ってしまいましたが・・・
ここで「バーーンク!」が効いてくるとは・・・
あたらしい朝のために役立ってくれるのが銀行・・・
そして志のある人間の背中を押してくれる存在・・・
それがお父ちゃんのやろうとしている銀行いうもんなんやね。
それとは違う、利益ばっかり追い求めようとして必死で頑張っている人間を奈落に突き落とす銀行を描いたドラマも見てきたんで、書いていて複雑やが・・・( ̄∇ ̄;)
そもそもは貸す側と借りる側がお互いに盛り立てて行こういう、そういう志から始まったんだね。
はつの明日と銀行を絡めたことで、『銀行』の本来の役目と、
どれほどの希望を込めて設立されたかが実感を伴って伝わってきたよ。
そしてついに・・・加野屋も銀行に着手するんやろか・・・
HPはこちらで・・・すん。
ほな、2話分ですが、振り返ってみまひょ。
あさ(波瑠)が加野屋の入口を見て目を輝かせていたのは・・・
『加野炭礦』いう看板を見つけたからだす。
亀助はん(三宅弘城)が作ってくれはったんやて〜
「新しい加野屋の始まりだす!」亀助
みなさんウキウキと店に入っていったけど・・・
雁助さん(山内圭哉)だけが、その看板を複雑な目で見つめていた。
何か乗り切れないというか・・・
自分は両替屋の「加野屋」の大番頭だすいう思いがあるんやろか・・・
どんどん加野屋を変えていこうとするあさに納得できない雰囲気でした。
そしてそんな勘助の思いにうめ(友近)だけが気づいている。
ずっとあさに寄り添ってきてくれたうめだけど、今は雁助さんの見る方向を一緒に見つめようとしている。
別れの時が近づいているのかもしれまへんなぁ・・・



「は?バンク?」新次郎
「そうだす。銀行だす。
お姉ちゃん、お父はんが作りはる銀行いうのはな、
志のある人を応援するためにお金貸してくれはるとこなんだす。
今、お姉ちゃんと惣兵衛さんはお子たちも増えて精いっぱいお仕事頑張ってはる。
その志のあるお姉ちゃんを信用して応援して助けてくれる・・・
それが銀行いうもんなんだす。
そやさかい、これはもらうのやあれへん。
貸してもろたらええんだす。
ほんで、これ貸してもろた分お姉ちゃんたちがその信用に応えて
頑張ってそないして、いつか何倍にでもして返したらよろしいのや」あさ
「・・・そんな事できる訳・・・」はつ(宮崎あおい)
「いえ。そうしなさい。
あんたも言うてたやないの『青物には不思議な力がある』て。
あんたらはまだ若い。
これからいくらかて地に足つけて新しい人生歩む事ができるんえ。
うちもお父はんもな、あんたにそれ貸して、あんたら親子がこれから
どう生きるのか見届けたいんや」梨江(寺島しのぶ)
「お母はん・・・・」
「お願いや、はつ。母の最後のお願いどす」
「・・・・・分かりました。遠慮のうお借りします。
おおきに。ほんまおおきに!お母はん」
良かった〜この期に及んでもまだ断るんかい?
白蛇はんの夢を聞いたやろがーーちょっと意固地なんちゃう?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
とまで思ってしまいましたが・・・
ここで「バーーンク!」が効いてくるとは・・・
あたらしい朝のために役立ってくれるのが銀行・・・
そして志のある人間の背中を押してくれる存在・・・
それがお父ちゃんのやろうとしている銀行いうもんなんやね。
それとは違う、利益ばっかり追い求めようとして必死で頑張っている人間を奈落に突き落とす銀行を描いたドラマも見てきたんで、書いていて複雑やが・・・( ̄∇ ̄;)
そもそもは貸す側と借りる側がお互いに盛り立てて行こういう、そういう志から始まったんだね。
はつの明日と銀行を絡めたことで、『銀行』の本来の役目と、
どれほどの希望を込めて設立されたかが実感を伴って伝わってきたよ。
そしてついに・・・加野屋も銀行に着手するんやろか・・・
HPはこちらで・・・すん。
ほな、2話分ですが、振り返ってみまひょ。
あさ(波瑠)が加野屋の入口を見て目を輝かせていたのは・・・
『加野炭礦』いう看板を見つけたからだす。
亀助はん(三宅弘城)が作ってくれはったんやて〜
「新しい加野屋の始まりだす!」亀助
みなさんウキウキと店に入っていったけど・・・
雁助さん(山内圭哉)だけが、その看板を複雑な目で見つめていた。
何か乗り切れないというか・・・
自分は両替屋の「加野屋」の大番頭だすいう思いがあるんやろか・・・
どんどん加野屋を変えていこうとするあさに納得できない雰囲気でした。
そしてそんな勘助の思いにうめ(友近)だけが気づいている。
ずっとあさに寄り添ってきてくれたうめだけど、今は雁助さんの見る方向を一緒に見つめようとしている。
別れの時が近づいているのかもしれまへんなぁ・・・



炭鉱部門ができてからあさは責任者として今まで以上に一生懸命働くようになりました。
『折しも明治5年の秋。
東京で新橋から横浜までの鉄道が開通してからというもの
国内では石炭の需要がどんどん高まり・・・
あさは軌道に乗り始めた炭坑の責任者として
大阪と九州の間を頻繁に往復するようになりました』
家を空けることの多いあさ・・・寂しさをつのらせる新次郎はん(玉木宏)・・・
そんな新次郎様に思いを寄せ気遣うふゆ(清原果耶)・・・
なんやお妾さん作ってもしょうがないよな〜と視聴者も納得の展開・・・( ̄∇ ̄;)
快く送り出してくれる新次郎はんは働く妻のベストパートナー。
でも新次郎はんだって感情のある一人の人間だす。
あさが仕事に夢中になればなるほど、そうなれない自分を持て余してしまうこともあるだろうねぇ。
そういう訳ではつ夫婦のところへ頻繁に出没・・・
すっかりなついている藍之助が新次郎のことを『お父ちゃん』て呼ぶもんやから、
白蛇はん(柄本佑)ちょいジェラシーよ。
「藍之助〜わてがお父ちゃんやで〜
」新次郎
「いや、あかんあかん!
藍之助お前のお父ちゃんわしや。ホラ、行こ!」連れてっちゃった・・・
「はぁ・・・けど、人いうのはあない変わるもんなんやなぁ」新次郎
「へぇ。あれがあの人のほんまのお姿なんだすやろなぁ」はつ
「まあなぁ、あないかわいいお子がいてたら、どないな事があっても
頑張れるいうもんだすわな」
そして変らへんのが新次郎はんだす。
変われた惣兵衛をうらやましく思うところも少しはあるのかもしれないし
あさの子供が産まれたら変われるかも・・と期待しているのかもしれんけど・・
授かりもんですさかいになぁ・・・
それにあさは今仕事しか見ていないようなところあるし・・・
てか、はつの所は二人目できたんやて。
九州から戻り、それを知ったあさはびっくりぽんや。
「旦那様・・・戻ってこられる思たらもう2人目て!(¬д¬。)」うめ
「シ〜!お父様とお母様に知られたら大騒ぎになる思て、
まだないしょにしてんのやさかい」はつ
「はぁ・・・お姉ちゃんにはかなわへんなぁ!」あさ
「加野屋のやり手の若奥さんが何言うてますのや」はつ
「やり手やなんて・・・誰も言うてくれまへん。
けったいな若奥さん言われてますわ。加野屋の四男坊とか・・・」
「そやなぁ。お仕事頑張るのはもちろんええ事だすけど
もう少〜し旦那様といてる時をつくらなな。どないだす?」
「うん・・・」
誰かが言うてあげなな。
でも余計な事を言ってしまったとはつはちょい反省しております。
姉妹なんだからそれぐらい当たり前やがな。
逆に人間らしくてええと思うけど。
そんなはつに惣兵衛は自分の思いを伝えるのでした。
「なぁ、はつ。わしなぁ、もう両替屋にもお商売にも未練あれへん。
お前さえよかったら、わしらいつかどっかに小そうてもええさかい
土地買うてお百姓なりわいにせぇへんか?」
「うちらがお百姓さんに?」はつ
「そうや!元は今井のお嬢さんやったお前に
そないな暮らしさしたら悪い思うけど・・・」
「うん・・・考えた事あらしまへなんだ。そやけど・・・そら、よろしおますなぁ!
いつか自分らでお百姓がでけたら・・・
そないなったらどんなによろしおますやろか!」
「せやろ?まぁ、今は土地買うなんて夢みたいな話やけど
それでもいつか大きい田畑で青物や果物ぎょうさん作って
子どもたちにお父ちゃんお母ちゃん言われてワイワイ囲まれて・・・
わしは・・・そないな暮らししたいんや」
あんなに暗い目をしていた白蛇はんが『あたらしいあさ』のことを語っている。
偶然生業にすることになった農業だけど、それがいつのまにか白蛇はんを支える仕事になっていた。
白蛇はん、はつに笑顔で受け止めてもらえて良かったね(゚ーÅ) ホロリ
一方、あさの方はふゆと新次郎の距離が以前より縮まったのを見て、何やらもやもやしたものが湧き上がってきておりました。
そんな時、京を出る日が近づいた今井家から梨江が加野屋に挨拶に現れました。
いや〜さすが梨江。
まずは姑のよの様(風吹ジュン)にご挨拶ですョ。
不出来な娘(留守にしてることや、跡継ぎがいないこと等)の代わりの詫びを入れ、
そんな嫁を受け入れてくれる心のひろーーーいお姑さんに感謝感謝。
あくまで自分は下に置いて、よのを気持ちよくさせてから今後のこともお願い。
言葉だけでなく高価な貢物もドーン!ですワ。
さすが大店の奥様。完璧ですわ〜
そしてもちろん当の本人にもきちんと釘を刺しておきます。
でも、頑張っているあさを認める言葉もかけるのも忘れない。
エクセレント!ザンス。
「あさ、あんた覚えてる?
あんたが小さい時にうちがおなごは何も知らんでええみたいに言うた事。
うちは、ほんまにそう思うてた。
そやけど、そのうちの考えは間違うてたのかもしれへん。
その証拠にはつのお家はあないなってしもたいうのに
ご商売に首を突っ込んだあんたは、こうして今でもお家を守ってる。
はつは何も悪ない。悪いのはうちなんや」
「そうだすやろか?うちも間違うてるて思うんだす。
そうかて、なんぼお家のためにて頑張っても
何やかんや言うて殿方は家にいてるおなごはんが好きなんだすやろ?」あさ
「(笑)驚いた!あんたが今更そないな事思うてたやなんて」
「嫌や、笑わんといとくれやす。
おなごとしての自信があれへんのだす・・・」
「自信持ちなさい。
これからのおなごは、あんたのように生きた方がええのかもしれへんえ。
あさのように胸を張って堂々と・・・。
まぁ、せやけどあんたの場合は、ちとやり過ぎや思いますけどな。
おなごのしなやかさを忘れたらあきまへんえ」
「へぇ、分かりました。おおきにお母はん」
梨江が大阪に来たのは東京へ行く前に破天荒な娘のフォローをするためだったけど、ずっと心に引っかかっているはつのためでもあった。
梨江はあさに和歌山にある今井の土地の証文をはつに渡して欲しいと頼みました。
この前お金を渡して断られちゃったからなぁ・・・
土地なら今のはつたちには一番必要なもんだろうし。
はつのために・・て、いろいろ考えたんやろなぁ・・
ところで、相も変わらずお転婆なあさの行動が気になってうめに確認せずにはいられないお母はん・・・
「さすがに、もう相撲は取ってへんやろなぁ?」
「へぇ もちろんだす」うめ
その会話を覗き見していた亀助はんは、
炭坑での若奥さんの雄姿を思い出さずにはいられまへん・・・。
「まあ、ええか・・・ヽ( ´ー)ノ フッ」
新次郎も帰る間際の梨江に会うことができました。
「新次郎さんには、ほんまにあさがご迷惑をおかけして・・・」梨江
「いや、お母さん。あさがあない働いてくれてるのはわてのせえだすのや」新次郎
「え?」
「わてがふがいない分、全部あさにやってもろて。
こないなんでええのか思う事もありますんやけどな。
何やあさの顔見てたら「ま、ええか」て思いますのや」
「そないいうたら、ほんまどすなぁ。
京都でいやいやお裁縫していた時より、今の方がよっぽどええ顔してましたわ。なぁ?」
「へぇ。ほんまだすなぁ」うめ
「新次郎さん。どうぞこれからもあの子の手綱しっかり握っといとおくれやす」
「いやいや・・・お母さん、そない頭下げてもろても、わて何もしてしまへんのだす」
亀助はんもだけど、新次郎はんも「ま、ええか」て 柱| ̄m ̄) ウププッ
新次郎はんが「ま、ええか」って言うてくれてる間は、まだ大丈夫かな。
お母はん、忙しそうに動き回っているのはあさでも、新次郎はんがどしっと構えて
ゆる〜く手綱持っててくれてるからだってわかってるのね。
きつく手綱を引っ張ったら、どっちもキツうなる。
あさの旦那さんはやっぱり新次郎で良かったんや思ったんじゃないのかな。
その数か月後、何やらあさは決意したような顔で正吉(近藤正臣)の前に座りました。
「失礼致します、お父様。ご相談したい事があるんだす」
「そろそろ来る頃やと思うてましたんや」正吉
さて、また何か新しいことを始めようとしてるんかいのう・・・
第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話
第2週 ふたつの花びら
第7話 第8話〜第10話 第11話 第12話
第3週 新選組参上!
第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話
第4週 若奥さんの底力
第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話
第5週 お姉ちゃんに笑顔を
第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話
第6週 妻の決心、夫の決意
第31話 第32話 第33話 第34話・第35話 第36話
第7週 だんな様の秘密
第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第8週 京都、最後の贈り物
第43話 第44話 第45話 第48話
『折しも明治5年の秋。
東京で新橋から横浜までの鉄道が開通してからというもの
国内では石炭の需要がどんどん高まり・・・
あさは軌道に乗り始めた炭坑の責任者として
大阪と九州の間を頻繁に往復するようになりました』
家を空けることの多いあさ・・・寂しさをつのらせる新次郎はん(玉木宏)・・・
そんな新次郎様に思いを寄せ気遣うふゆ(清原果耶)・・・
なんやお妾さん作ってもしょうがないよな〜と視聴者も納得の展開・・・( ̄∇ ̄;)
快く送り出してくれる新次郎はんは働く妻のベストパートナー。
でも新次郎はんだって感情のある一人の人間だす。
あさが仕事に夢中になればなるほど、そうなれない自分を持て余してしまうこともあるだろうねぇ。
そういう訳ではつ夫婦のところへ頻繁に出没・・・
すっかりなついている藍之助が新次郎のことを『お父ちゃん』て呼ぶもんやから、
白蛇はん(柄本佑)ちょいジェラシーよ。
「藍之助〜わてがお父ちゃんやで〜

「いや、あかんあかん!
藍之助お前のお父ちゃんわしや。ホラ、行こ!」連れてっちゃった・・・
「はぁ・・・けど、人いうのはあない変わるもんなんやなぁ」新次郎
「へぇ。あれがあの人のほんまのお姿なんだすやろなぁ」はつ
「まあなぁ、あないかわいいお子がいてたら、どないな事があっても
頑張れるいうもんだすわな」
そして変らへんのが新次郎はんだす。
変われた惣兵衛をうらやましく思うところも少しはあるのかもしれないし
あさの子供が産まれたら変われるかも・・と期待しているのかもしれんけど・・
授かりもんですさかいになぁ・・・
それにあさは今仕事しか見ていないようなところあるし・・・
てか、はつの所は二人目できたんやて。
九州から戻り、それを知ったあさはびっくりぽんや。
「旦那様・・・戻ってこられる思たらもう2人目て!(¬д¬。)」うめ
「シ〜!お父様とお母様に知られたら大騒ぎになる思て、
まだないしょにしてんのやさかい」はつ
「はぁ・・・お姉ちゃんにはかなわへんなぁ!」あさ
「加野屋のやり手の若奥さんが何言うてますのや」はつ
「やり手やなんて・・・誰も言うてくれまへん。
けったいな若奥さん言われてますわ。加野屋の四男坊とか・・・」
「そやなぁ。お仕事頑張るのはもちろんええ事だすけど
もう少〜し旦那様といてる時をつくらなな。どないだす?」
「うん・・・」
誰かが言うてあげなな。
でも余計な事を言ってしまったとはつはちょい反省しております。
姉妹なんだからそれぐらい当たり前やがな。
逆に人間らしくてええと思うけど。
そんなはつに惣兵衛は自分の思いを伝えるのでした。
「なぁ、はつ。わしなぁ、もう両替屋にもお商売にも未練あれへん。
お前さえよかったら、わしらいつかどっかに小そうてもええさかい
土地買うてお百姓なりわいにせぇへんか?」
「うちらがお百姓さんに?」はつ
「そうや!元は今井のお嬢さんやったお前に
そないな暮らしさしたら悪い思うけど・・・」
「うん・・・考えた事あらしまへなんだ。そやけど・・・そら、よろしおますなぁ!
いつか自分らでお百姓がでけたら・・・
そないなったらどんなによろしおますやろか!」
「せやろ?まぁ、今は土地買うなんて夢みたいな話やけど
それでもいつか大きい田畑で青物や果物ぎょうさん作って
子どもたちにお父ちゃんお母ちゃん言われてワイワイ囲まれて・・・
わしは・・・そないな暮らししたいんや」
あんなに暗い目をしていた白蛇はんが『あたらしいあさ』のことを語っている。
偶然生業にすることになった農業だけど、それがいつのまにか白蛇はんを支える仕事になっていた。
白蛇はん、はつに笑顔で受け止めてもらえて良かったね(゚ーÅ) ホロリ
一方、あさの方はふゆと新次郎の距離が以前より縮まったのを見て、何やらもやもやしたものが湧き上がってきておりました。
そんな時、京を出る日が近づいた今井家から梨江が加野屋に挨拶に現れました。
いや〜さすが梨江。
まずは姑のよの様(風吹ジュン)にご挨拶ですョ。
不出来な娘(留守にしてることや、跡継ぎがいないこと等)の代わりの詫びを入れ、
そんな嫁を受け入れてくれる心のひろーーーいお姑さんに感謝感謝。
あくまで自分は下に置いて、よのを気持ちよくさせてから今後のこともお願い。
言葉だけでなく高価な貢物もドーン!ですワ。
さすが大店の奥様。完璧ですわ〜
そしてもちろん当の本人にもきちんと釘を刺しておきます。
でも、頑張っているあさを認める言葉もかけるのも忘れない。
エクセレント!ザンス。
「あさ、あんた覚えてる?
あんたが小さい時にうちがおなごは何も知らんでええみたいに言うた事。
うちは、ほんまにそう思うてた。
そやけど、そのうちの考えは間違うてたのかもしれへん。
その証拠にはつのお家はあないなってしもたいうのに
ご商売に首を突っ込んだあんたは、こうして今でもお家を守ってる。
はつは何も悪ない。悪いのはうちなんや」
「そうだすやろか?うちも間違うてるて思うんだす。
そうかて、なんぼお家のためにて頑張っても
何やかんや言うて殿方は家にいてるおなごはんが好きなんだすやろ?」あさ
「(笑)驚いた!あんたが今更そないな事思うてたやなんて」
「嫌や、笑わんといとくれやす。
おなごとしての自信があれへんのだす・・・」
「自信持ちなさい。
これからのおなごは、あんたのように生きた方がええのかもしれへんえ。
あさのように胸を張って堂々と・・・。
まぁ、せやけどあんたの場合は、ちとやり過ぎや思いますけどな。
おなごのしなやかさを忘れたらあきまへんえ」
「へぇ、分かりました。おおきにお母はん」
梨江が大阪に来たのは東京へ行く前に破天荒な娘のフォローをするためだったけど、ずっと心に引っかかっているはつのためでもあった。
梨江はあさに和歌山にある今井の土地の証文をはつに渡して欲しいと頼みました。
この前お金を渡して断られちゃったからなぁ・・・
土地なら今のはつたちには一番必要なもんだろうし。
はつのために・・て、いろいろ考えたんやろなぁ・・
ところで、相も変わらずお転婆なあさの行動が気になってうめに確認せずにはいられないお母はん・・・
「さすがに、もう相撲は取ってへんやろなぁ?」
「へぇ もちろんだす」うめ
その会話を覗き見していた亀助はんは、
炭坑での若奥さんの雄姿を思い出さずにはいられまへん・・・。
「まあ、ええか・・・ヽ( ´ー)ノ フッ」
新次郎も帰る間際の梨江に会うことができました。
「新次郎さんには、ほんまにあさがご迷惑をおかけして・・・」梨江
「いや、お母さん。あさがあない働いてくれてるのはわてのせえだすのや」新次郎
「え?」
「わてがふがいない分、全部あさにやってもろて。
こないなんでええのか思う事もありますんやけどな。
何やあさの顔見てたら「ま、ええか」て思いますのや」
「そないいうたら、ほんまどすなぁ。
京都でいやいやお裁縫していた時より、今の方がよっぽどええ顔してましたわ。なぁ?」
「へぇ。ほんまだすなぁ」うめ
「新次郎さん。どうぞこれからもあの子の手綱しっかり握っといとおくれやす」
「いやいや・・・お母さん、そない頭下げてもろても、わて何もしてしまへんのだす」
亀助はんもだけど、新次郎はんも「ま、ええか」て 柱| ̄m ̄) ウププッ
新次郎はんが「ま、ええか」って言うてくれてる間は、まだ大丈夫かな。
お母はん、忙しそうに動き回っているのはあさでも、新次郎はんがどしっと構えて
ゆる〜く手綱持っててくれてるからだってわかってるのね。
きつく手綱を引っ張ったら、どっちもキツうなる。
あさの旦那さんはやっぱり新次郎で良かったんや思ったんじゃないのかな。
その数か月後、何やらあさは決意したような顔で正吉(近藤正臣)の前に座りました。
「失礼致します、お父様。ご相談したい事があるんだす」
「そろそろ来る頃やと思うてましたんや」正吉
さて、また何か新しいことを始めようとしてるんかいのう・・・
第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話
第2週 ふたつの花びら
第7話 第8話〜第10話 第11話 第12話
第3週 新選組参上!
第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話
第4週 若奥さんの底力
第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話
第5週 お姉ちゃんに笑顔を
第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話
第6週 妻の決心、夫の決意
第31話 第32話 第33話 第34話・第35話 第36話
第7週 だんな様の秘密
第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第8週 京都、最後の贈り物
第43話 第44話 第45話 第48話

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1. あさが来た (第47回・11/20) 感想 [ ディレクターの目線blog@FC2 ] 2015年11月20日 17:03
NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第8週『京都、最後の贈り物』『第47回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一してい
2. NHK朝ドラ【あさが来た】 第47回 感想 [ ドラマ@見取り八段・実0段 ] 2015年11月20日 19:23
大阪のあさ(波瑠)を母の梨江(寺島しのぶ)が訪ねて来る。梨江はよの(風吹ジュン)に仕事ばかりしているあさのことを深く詫(わ)びる。その後、梨江はあさにしっかり働いてえらいと伝えると、あさは妻としては自信がないと告白する。しなやかな心を忘れたらあかん、と言
3. あさが来た 第47回 [ レベル999のgoo部屋 ] 2015年11月20日 22:37
内容
あさ(波瑠)を訪ね、母・梨江(寺島しのぶ)が、加野屋にやってくる。
東京へ行く前の挨拶だと、よの(風吹ジュン)に、あさのことを詫びる。
そしてあさに。。。。あるモノを手渡す。
直後、はつ(宮崎あおい)が現れ。。。。。
敬称略
整理整頓は分かるんだけ...
4. 「あさが来た」第47回★土地の証文 [ 世事熟視〜コソダチP ] 2015年11月21日 09:54
連続テレビ小説「あさが来た」
第47回(11月20日)
大阪のあさ(波瑠)を母の梨江(寺島しのぶ)が訪ねて来る。梨江はよの(風吹ジュン)に仕事ばかりしているあさのことを深く詫(わ)びる。その後、梨江はあさにしっかり働いてえらいと伝えると、あさは妻としては自信が
5. しなやかさ>『あさが来た』第47話 [ もう…何がなんだか日記 ] 2015年11月21日 12:33
はつが頑なに援助を断っていたのは彼女が意固地になっているから…と思ったけどま、そーいう部分はあると思うけど(笑)五代さんが語る「BANK」へのアンチテーゼみたいで実は、あ...
6. しなやかさ>『あさが来た』第47話 [ 何がなんだか…ひじゅに館 ] 2015年11月21日 12:33
はつが頑なに援助を断っていたのは
彼女が意固地になっているから
…と思ったけど
ま、そーいう部分はあると思うけど(笑)
五代さんが語る「BANK」へのアンチテーゼみたいで
実は、あさに「BANK」の神髄を語らせるため
…だったみたい>今のところ
あ、そこに
この記事へのコメント
1. Posted by なーさん 2015年11月21日 12:45
う〜んそういう時代背景とはわかってはいるのですが
旦那がぷらっぷらしてるから奥さん働いてくれてるんだろ、寂しいなんてふっざけたことこいてんじゃね〜!テメエが働けや(-_-;)と。
ふゆに関してはそれ見て旦那様可哀想だとぉ?なにこのお花畑頭バカ、
と思ってしまったのですが(-.-;)
明治から平成時代への価値観の変わり方は
実際相当激しいのかも。
そりゃ年寄りが近頃の若いモンがどーたら言うわけですね〜。
旦那がぷらっぷらしてるから奥さん働いてくれてるんだろ、寂しいなんてふっざけたことこいてんじゃね〜!テメエが働けや(-_-;)と。
ふゆに関してはそれ見て旦那様可哀想だとぉ?なにこのお花畑頭バカ、
と思ってしまったのですが(-.-;)
明治から平成時代への価値観の変わり方は
実際相当激しいのかも。
そりゃ年寄りが近頃の若いモンがどーたら言うわけですね〜。
2. Posted by きこり→なーさんさん 2015年11月21日 15:48
コメントありがとうございます。
>旦那がぷらっぷらしてるから奥さん働いてくれてるんだろ、寂しいなんてふっざけたことこいてんじゃね〜!テメエが働けや(-_-;)と。
まぁ、確かにね〜( ̄∇ ̄;)ハハ・・
でもホラ、新次郎はん、あさが頑張れるように慰めたり励ましたり抱きしめたりいろいろやってるからさ〜あれも結構大変よ。
一流のヒモはそれなりの努力を惜しまないといいます(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ ヒモじゃねぇし)
>ふゆに関してはそれ見て旦那様可哀想だとぉ?なにこのお花畑頭バカ、
と思ってしまったのですが(-.-;)
ふゆちゃんはね、意外と曲者と見た(笑
ただのいたいけな少女ではありまへんえ。いざとなったらあさと対決する強さもあるんじゃなかろうか。今後が楽しみというかーー
>明治から平成時代への価値観の変わり方は
実際相当激しいのかも。
国を動かしている人たちと市井の人達では感覚がかなり違うでしょうね。
(今も同じか・・・)時代の空気の違いを楽しめる人と違和感だけを感じる人、今まで通りが通じなくなり何がなにやらわからん人、いろいろだったんでしょうね。
>旦那がぷらっぷらしてるから奥さん働いてくれてるんだろ、寂しいなんてふっざけたことこいてんじゃね〜!テメエが働けや(-_-;)と。
まぁ、確かにね〜( ̄∇ ̄;)ハハ・・
でもホラ、新次郎はん、あさが頑張れるように慰めたり励ましたり抱きしめたりいろいろやってるからさ〜あれも結構大変よ。
一流のヒモはそれなりの努力を惜しまないといいます(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ ヒモじゃねぇし)
>ふゆに関してはそれ見て旦那様可哀想だとぉ?なにこのお花畑頭バカ、
と思ってしまったのですが(-.-;)
ふゆちゃんはね、意外と曲者と見た(笑
ただのいたいけな少女ではありまへんえ。いざとなったらあさと対決する強さもあるんじゃなかろうか。今後が楽しみというかーー
>明治から平成時代への価値観の変わり方は
実際相当激しいのかも。
国を動かしている人たちと市井の人達では感覚がかなり違うでしょうね。
(今も同じか・・・)時代の空気の違いを楽しめる人と違和感だけを感じる人、今まで通りが通じなくなり何がなにやらわからん人、いろいろだったんでしょうね。