「あさが来た」 第8週 京都、最後の贈り物 第44話「おかしの家」 第五話 愛

2015年11月18日

「あさが来た」 第8週 京都、最後の贈り物 第45話

「誰かが言った。人生の悲劇は二つしかない。
一つは金のない悲劇。もう一つは、金のある悲劇。
世の中は金だ。金が悲劇を生む」
 by 鷲津政彦


「お金のある不幸」と「お金のない不幸」の両方を味わったはつ。
秤にかけて「お金のない不幸」を選んだ訳ではないけれど、
お金とは関わりのない人生に幸せを感じ始めているのかな。
白蛇はんも菊さんも、今の方がいい顔になってはるし。
商売の世界に生きているあさは『お金』の問題から離れることはできないけど、
そういう意味では、はつ達眉山家のみんなは自由になれた訳だから。
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 さてさて・・・いつのまにか今井家にガッツリ関わってきている五代はん(ディーン・フジオカ)。
なんと久太郎(興津正太郎)は五代の口利きで「バンク」勉強のためアメリカに渡ることも決まっております。

 五代から忠興(升毅)を国立銀行設立の中心人物に選んだことを聞かされたあさ(波瑠)は、自分なりの意見を言うのでした。影でその話をお焼香のために来てくれた正吉(近藤正臣)と新次郎(玉木宏)も聞いてはる。

「こないな事、お父はんや加野屋のお父様には言われしまへんのやけど・・・
今、うちは両替屋とか銀行いうもんがええもんやてあんまり思われへんのだす。
お金は石炭なんかと違て時に人をひどう苦しませます。
うちは加野屋で働かしてもろて何べんもそないなとこ見てきました。
お金のせえで泣いたり怒ったりもめ事になったり・・・
うちには、そのお金を扱う銀行いうもんがほんまに入り用なもんなんか
よう分かれへんようになってしもてるんだす」

「確かにお金いうもんは、一つ間違えたら人を苦しめ命さえ奪う事になりかねない。
そやけど・・・人を救う事ができるのもお金なんです」五代
「え?人を救う?」あさ
「そう。お金は使う人や使い方でなんぼでも価値が変わる。
金にもなればゴミにも毒薬にかてなる。
銀行はお金を金にできる志のある人を応援する場所なんです」

「はぁ・・・今の話はよう分からしまへん」

 まぁ、実際に動いてるとこ見ないとどんなもんやらねぇ・・・( ̄∇ ̄;)
でも、以前、銀貨が使えんようになり手形を現金化しようと人々が殺到した時、あさの決断でお金を用立ててもらった人が感謝してくれたこと、そして加野屋のために玉利はんがお金を貸してくれた時のことを思い出したら五代の言葉の意味もわかるかもしれない。


 五代も言っていたように『お金は使う人や使い方でなんぼでも価値が変わる』。
お金に振り回され苦しむのも人間なら、お金のおかげで夢を叶えることのできる人間もおる。
その人の分を越えた使い方をしたら倍返しをするはめにもなる。
妖怪以上に恐ろしいもんだす。


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 五代は加野屋の未来についても言いきりましたぞ。

加野屋もいずれは銀行にならなあかん。
これからいろんな新しい産業が出来る。
何かを始めるためには必ずお金が要るんです。
その時、人は銀行へ来る。
銀行は、その客のやる事がどれだけ意義のある事か無駄はないかを
一緒に考え応援する価値があると思えたら、それに見合う分だけお金を貸す。
いずれ思惑どおりにその客が成功したら、利子をつけてお金を返してもらう。
産業だけやない。家や妻子を守るためにお金を用立てする事もできる。
単に信用でお金を貸すだけやない。

志のある人を応援する。お金で人を救う事ができる!
それがバンク・・・銀行なんです

「お金で人を救う・・・」あさ
「志のある者が増えれば人も町も元気になる!
あささん。私がしたいのはそういう事なんです」


 そういう役目を担う『バンク』だからこそ、人選を誤るととんでもないことになる。
世の中を間違った方向へ導いてしまう可能性もある。
今井家というバックボーンがあるからだけど、忠興は人間としても商売人としても見込まれたんやね。


 さて、あさの実家でまで五代を見つけた新次郎はおもしろくないったらありゃしない。
借りていたピストルを感謝の言葉とともに突き返したさ。
( ̄∇ ̄;)ハハ いつになく怖いお顔の新次郎はん・・・


「ほんまおおきに。助かりました」
「いえ。お役に立ったんやったらよろしいのですが」五代
「けど、そない大事なもんをお貸し頂くやて、
やっぱり洋行帰りのお方はおなごに親切なことだすなぁ」
「誰にでもという訳やありません」
「・・・・(なにい?!)
「失礼(チャオ!)

 新次郎はん、鋭い目で睨んで見送りはった。
五代さんも堂々としたもんや。宣戦布告かいな。


 あさとはつは新次郎達と大阪に戻ることになりました。
二人っきりになった梨江(寺島しのぶ)はへそくりで貯めたお金をはつ(宮崎あおい)に渡しましたぞ。

「お母はん、これは受け取られしまへん」はつ
「何で?何でどす?
親子の仲でそないに遠慮する事ないやないの!」
梨江
「うちはお家守られへんかった。うちのせえだす」
「そないゆうても、いつまでもお百姓の納屋借りて暮らしてる訳にいかへんやろ?
せめて自分たちの家買うて・・・」

「ほんまにええんだす!」
たまには弱み見せなさい!
親が子のために何かしたい思て何が悪いのや?

はつ、あの時山王寺屋はんを助けられんでほんま堪忍。堪忍な!
大きなお店にお嫁に行けば幸せになれるてそう思てたのに・・・
うちらが浅はかやったんや。ほんま堪忍

「お母はん・・・
ほんま言うたら、不安で不安で押し潰されそうな時もあるんだす。
借金取りに見つかったら、あそこかていつまでいてられるか分からへん。
働いても働いてもお金ができる訳やあれへんのに
藍之助かてどない育てたらええもんか・・・
あさは、あない生き生きとお家のために働いてるのに
何でうちはこないなんやろて・・・もう情けのうて・・・
あさには言わんといてな」
「分かってます・・・・」
「それに・・・お母はんには、もうこれ(お守り袋)頂いてます。
お母はんが昔『あんたは幸せになれる』て言うてくれはった言葉、
何べん思い出した事か・・・
そやから、うちはほんまにお金なんか要りまへん。
これさえあったらええんだす」
「あんたは、ほんまに・・・!(泣」

 二人の会話を隠れて聞いていた忠興パパ・・・
いろんな思いが混じり合ったなんとも言えん表情やった。
はつのためにも、もっといい世の中にせな!と決意したんやないやろか。

 そしてはつ、お母ちゃんに弱みを見せることができて良かった。
姉妹のコンプレックスはお互いに終わることがないよね。
たとえ尊敬しあえる大好きな家族だとしても劣等感は必ずある。
親が選んでくれた道に沿うように、それが自分の道だと信じてきたはつだったけど、
紆余曲折の末、自分の生き方を本当に選ぶことができたんだね。


 てか、やっぱり升毅さんと寺島しのぶさんは画面を引き締めてくれますなぁ・・
大人としての品格を保ちながら、その隠した思いが静かに立ちのぼってくるようでした。

 さて、加野屋に戻って来たあさは何やらびっくりぽん・・・
何を見つけたのでしょうか・・・


 第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話

 第2週 ふたつの花びら 
 第7話  第8話〜第10話 第11話 第12話

 第3週 新選組参上! 
 第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話

 第4週 若奥さんの底力 
 第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話

 第5週 お姉ちゃんに笑顔を 
 第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話

 第6週 妻の決心、夫の決意 
 第31話 第32話 第33話 第34話・第35話 第36話

  第7週 だんな様の秘密 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話 

 第8週 京都、最後の贈り物 
 第43話 第44話 第46話・第47話 第48話

温泉

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この記事へのコメント

1. Posted by 桔梗   2015年11月18日 15:42
やっぱり鷲津ファン?私もあれから気になる俳優さんです。
昨日、久太郎が25、10年ぶりの実家とか言ってたからもうそんなに経ったのね…。
それじゃあ、よのさんが孫孫と催促するのも頷ける。あさのこともう若くないとか言ってたし…。
はつさんもすごいね。私なら有り難く受けとるよ。家買える程あったのか?
あの時ははつにお金貸してもお家はダメだったと思うけど、今なら生きるお金になると思うな…。漬け物屋さんになるとか…。

今日の新次郎さんと五代様はバチバチっと…。これと妾問題がリンクしませんように。
2. Posted by きこり→桔梗さん   2015年11月18日 18:17
>やっぱり鷲津ファン?
(*^m^*) ムフッ 今日はお金の話だったので、すぐに鷲津のこのセリフが浮かんでしまったわ〜わたしゃ、映画よりもドラマの鷲津が好きよん。
って、書いているとまた見たくなってきちゃった〜💛
>10年ぶりの実家とか言ってたからもうそんなに経ったのね…。
そうそう!おじいちゃんが10年ぶりとか言ってたからびっくりしたよ。
まだ4,5年かと思ったた(笑
10年すぎたら、そりゃよのも焦るかもね。
>はつさんもすごいね。私なら有り難く受けとるよ。
私も!すぐにもらうよ(笑)さらに何か食料とかも持ち帰る・・
生きていくためにはお金も必要だよね。
はつなら必要以上に得ようとはしないだろうから、商売の元手にするとかねぇ・・?
10か0か?みたいになっているけど、もう少しやらかい心になってもいいと思うのだが〜
>これと妾問題がリンクしませんように
そうなるんじゃないのお?よのさんがアレで終わるとは思えないしーー
こじれちゃいそうでヤダなぁ・・
3. Posted by くう   2015年11月18日 19:00
>「お金のある不幸」と「お金のない不幸」の両方を味わったはつ。

ああ、ハゲタカの犠牲者だねぇ…この場合は明治政府がハゲタカかw
救われなかった天王寺屋のおかげで眉山家は1つになれた。
でもお金がないと子どもが病気になったら死ぬ時代だから、少しでも貰ってけ、はつ、と思ったわ(ΘΘ )

お母はんの寺島さんとあおいちゃんの優しさ溢れるシーンに泣けたわ。この親子、死ぬまでにまた会えるかしら。

五代さんの言葉にも今日は色々と感じ入ったね。
でも最終的には新次郎さんとのバチバチに持っていかれるんだけど(爆)
4. Posted by きこり→くうさん   2015年11月19日 17:21
>ああ、ハゲタカの犠牲者だねぇ…この場合は明治政府がハゲタカかw
恐ろしいことだす・・笑
>でもお金がないと子どもが病気になったら死ぬ時代だから、少しでも貰ってけ、はつ、と思ったわ(ΘΘ )
そうだよね〜清廉潔白すぎると生きるのが辛いべ。
なんかジヌ恐怖症になってるんでないかい?
>お母はんの寺島さんとあおいちゃんの優しさ溢れるシーンに泣けたわ。
このドラマで寺島さんと宮崎あおいさんのうまさを改めて感じるよね。
あの時お金を渡して救ってあげられなかったことをずっと苦しんできたんだよね。
母親としての苦悩と愛情がじわじわと伝わってきたよーー
>最終的には新次郎さんとのバチバチに持っていかれるんだけど(爆)
さすが新次郎はんやな・・・(笑

5. Posted by ユーミン   2015年11月19日 23:10
今日、の1時過ぎからのNHKの対談番組に「升毅さん」が出てました。あまり知らない俳優さんだったけど
あさの父親としてファンになりましたよ
 
新次郎さんと五代さんとあさちゃんとの三角関係も気になるし・・新次郎さんとふゆちゃんも、訳有りになりそうでワクワク・・大番頭さんと、友近さんも・・・
 
はつは、利発な人だな〜と思いましたよ・・・
大農家になって行く、予感がするけどどうなんだろう?
毎日楽しみで見てます
6. Posted by きこり→ユーミンさん   2015年11月20日 10:50
おはようございます〜♪
>あさの父親としてファンになりましたよ
升毅さんいいですよね〜
商売人としての厳しさが芯にありながらまったく冷酷さはなく、難しい立場の中家族への思いがしっかり伝わってくる。素敵な父親ですよね。
>新次郎さんと五代さんとあさちゃんとの三角関係も気になるし・・新次郎さんとふゆちゃんも、訳有りになりそうでワクワク・・大番頭さんと、友近さんも・
いやいやいや・・・いろいろこみいってきましたね。
あさもあそこまで忙しくて家にほとんどいないとなると、もうお妾さんもしかたがないのかなって
流れになってきてますよね。
うめと大番頭さんは一緒になるとして・・でも大番頭さん、今の加野屋のやり方に何か
賛同できない雰囲気だったし〜波乱の予感ですよ〜
>はつは、利発な人だな〜と思いましたよ・・・
大農家になって行く、予感がするけどどうなんだろう?
そうですよね。はつは強くて賢くて、美しい女性だなと思います。
あの土地をもらって白蛇さんたちと夢をかなえてほしいですよね。

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