「探偵の探偵」 第4話 第一章完結!炎の中の死闘「探偵の探偵」 第5話 新章開幕〜新たな事件発生!DV被害者失踪の謎

2015年08月02日

「ど根性ガエル」 第4話 雷雨決行!父に捧げる花火大会!!

 なんだか少しづつすこしづつ・・・ピョン吉がひろしのために
別れの準備をしているような・・・そんな夏・・・
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 さて、花火大会が近づき、みなさんそれぞれの思惑に胸を膨らませております。
そしてピョン吉(満島ひかり)と母ちゃん(薬師丸ひろ子)は二人だけの秘密を抱えております。

「で・・・いつから?その、剥がれて来たのは」母ちゃん
「この夏が始まった頃かな」ピョン吉
「そう・・・どういうことだろうね」
「分かんねぇよ。分かんねぇけどさ、おいらもうすぐ・・・
死んじまうんじゃないのかな・・・」
「ピョン吉、やめなさい。そんなこと言うの」
「だってさ母ちゃん、おいらカエルの寿命とっくに過ぎてるんだぜ?
生きてるほうが不思議だろ」
「そんなこと言わない。ど根性で何とかしなさい」
「母ちゃん・・・」
「私は嫌だからね、家族が減るのは。絶対嫌。分かったね?ピョン吉」
「母ちゃん・・・」
「あ〜いざとなったら縫い付けちゃおうかね!」
「え〜〜!」

「・・・・ひろしには言いたくないんだよね?」
「うん」
「うん。分かってるよ。内緒だね」
「うん、内緒だ」

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 そんな時、ひろしはひったくりにサングラスを盗まれてしまう。
ゴリライモに協力してもらい、何とかピョン吉が取り戻してくれたがぐにゃっと曲がってしまったわ〜
珍しくみんなに感謝しながら落ち込みを隠しつつ苦笑いで去っていくひろし(松山ケンイチ)・・・
その理由を五郎(勝地涼)が話してくれたでヤンス。

 ひろしの父ちゃんはひろしが小さい頃に亡くなったんで顔も覚えていないそうな。
そんなひろしに母ちゃんは父ちゃんのものだったあのサングラスを渡したのさ〜

「いいかい?今日は花火大会だ。空の上から父ちゃん見てんだよ。
花火大会っていうのはね一年で一番みんなが空を見上げる日。
そうだろ?だから絶対父ちゃん、ひろしのこと探すよ。
これしてれば空の上からでもひろしだ!って分かんだろ?」
「うん」


「という訳でヤンス。だから先輩にとっては、あのサングラスは単なる父ちゃんの
形見ではないんでヤンスよ。特に花火の日には」五郎

 と言いつつ五郎も小さい時母ちゃんを亡くしていた。
で、メソメソしていたらひろしが「おう、俺のほうが先輩だぜ」って言ってかわいがってくれるようになったそうな。

 なるほど〜それで「先輩」って言ってたのか・・・
京子ちゃん(前田敦子)も両親を亡くしている。ゴリライモは3年前に父親を亡くした。
みんな「死」を感じながら生きている。
大切な人の「死」が今の自分をつくっていると言ってもいい。


「死んだら空に行って星になるっていうのは本当なのか?ひろし」ピョン吉
「そんなもん分かるわけねぇだろ。死んだことねぇんだからよ」ひろし
「そっか・・・」
「でもよ・・・星になるかは分かんねぇけど空にはいるんじゃねぇのか?」
「あ・・・空に・・・」

 川原では花火大会の準備が始まっております。
にゃんとそこでひろしは、かつてゴリライモの子分だった花火職人のモグラ(柄本時生)と再会。
例によって梅さん(光石研)の寿司屋で再会の宴が開かれました。
かつては親分子分だったゴリライモとモグラは大人同士として乾杯しております。

 モグラは中3の時に新潟に引っ越したんだけど、それまでゴリライモに守られて生きてきたから一人になって怖くてしょうがなかったそうな。

「でも変わろうと思ったんですよ。
俺には、もう ゴリライモさんはいないんだって。
今までは地面に隠れて、また顔出して、で、また隠れてっていう意味でモグラって呼ばれてましたけど、もうやめようと思って。自分で「あだ名はトンビです」って」モグラ
「で、生まれ変わったの?」
「自分でそう言い聞かせると意外とね。俺はトンビなんだって気分になるもんで。
で 、引っ越した夏の地元の花火大会で「これだ!」って思ったんですよ。
夏に上がる花火みたいにカッコ良く生きたいって」

 それで花火職人になったらしい。
結婚して今じゃ3人の子供のお父さん。
モグラは転校によって「一人」を意識したことで変わったんだね。
ここで変わらないのはひろしだけって話になるんだけど、ちょっと前までは変わらないひろしであることが日常的な平和の印のような雰囲気だったんだけど、今は変わらないひろしに違和感のようなものを感じているみなさん。
変わって欲しいような気もするし、実際変わってしまったら何か寂しい・・・微妙な感覚。


 でも変わらざるを得ない時期が近づいている。
それはやさぐれた京子ちゃんが戻ってきて均衡を壊したからなのか。
ピョン吉の死が近づいているからなのかはわからない。
でもその時に向かって時間が流れているのは確かなんだよな。


 花火大会当日、仕事をさぼりたいぐらいなのにいつもの3倍以上の忙しさになると聞き、駄々をこねるひろし・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
それでも「俺はな、昔っから 頑張るとろくなことが起きねぇんだからな」と働き始めたら大雨になり花火は中止。
ひろしが頑張るとろくなことにならないという宣言を肯定する結果に。
ひろしだけでなく、最期の花火大会になると思っていたピョン吉もガックリ・・・

「いいんだよ雨で中止なら中止でも。」母ちゃん
「何でだよ!母ちゃん」ひろし
「雨なら雨で「あ〜あ」って空を見上げるだろ?それでいいんだよ。
花火も何にもない空でも上向くのは大事なことなんだよ」

 その後雨は止み、ひろしは花火大会が中止になったことをまだブーブー言っております。

「なぁ、ゴリライモ。おいらをまた空に思い切り投げてくんねぇか?」ピョン吉
「何で?」ゴリライモ
「何か空からみんなのこと見てみたくなったんだよ。頼む」
「ん?分かった。じゃ行くぞ」
「おう!」

 ゴリライモが飛ばしてくれて、Tシャツは夜空にくっきりと浮かびました。

「おいらがもし死んじまったら、必ず空の上からみんなのこと見てるからな〜!」
「はぁ? 何言ってんだあいつ」ひろし
「ヘヘヘ・・・」

 そこに花火がドーン!!と上がった。
モグラが親方に頼んで花火をあげてくれたらしい。
モグラからの地元の皆さんへのプレゼントに全員大喜びさ〜

「父ちゃん、俺は元気だぜ。
相変わらずバカだけどよ。
元気で楽しく こうやって生きてるぜ」ひろし

 一瞬の美しさを見せてくれる花火。
それは命のはかなさにも似ている。
ひろしとピョン吉の最後の夏のすばらしい思い出ができました。

 かつての手下の名前「モグラ」ではなく自分らしく地に足つけて生きている「トンビ」へ感謝の声を上げるゴリライモが素敵だったぞ。
ゴリライモは今を生きているね。


 第1話 伝説漫画が実写化!ダメ男と平面ガエルが大暴れ!
 第2話 ひろしが泥棒 !? ピョン吉大追跡 !
 第3話 決死のパン作り!初月給で親孝行
 第5話 バカ社長 VS 悪徳社長!20円の攻防
 第7話 ピョン吉別れ旅!カエルに戻る日
 第8話 16年の恋に決着!死ぬなピョン吉
 第9話 ピョン吉最後の日!最後のど根性
 第10話(最終話) 消えた!?復活!?ピョン吉の未来

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