「探偵の探偵」 第3話 真犯人現る!闇夜の決闘!!「ウォルト・ディズニーの約束」 2013年 米 / 英 / 豪 監督 ジョン・リー・ハンコック

2015年07月26日

「ど根性ガエル」 第3話 決死のパン作り!初月給で親孝行

「『ヒ』?・・・・『ヒ』・・・・えっ?・・・・『ヒ』!?」ゴリライモ

 「ゴリラパン」がいつのまにか「ヒロシパン」に乗っ取られていた!
で、目的を達成したひろしは翌日から仕事に行きませんでしたとさ。.

 困ったものだよ・・・┐( -"-)┌
これじゃピョン吉も安心してあの世に行けやしないよ ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『いつまでもいると思うな 親とピョン吉』・・・
HPはこちら

 
 さて、またひろしが捕まった!って、前回はお尋ね者になっただけで
捕まってないか・・・
深夜、ゴリラパン工場へ忍び込もうとしているところを警察に見つかったのさ〜

 事情聴取する刑事となぜこうなったのかを第一話から話し始めるひろし(松山ケンイチ)。連絡を受けた五郎(勝地涼)も見守ります。

 てか、就職を決めたのにそのことをすっかり忘れ、寝坊して母ちゃんに叩き起こされるという・・・
ひろし・・・アンタはどこまでもひろしだよ・・・・( ̄∇ ̄;)
でも、母ちゃん(薬師丸ひろ子)はニートが活動し始めるというだけで嬉しいさ。
 

 そして気の早いひろしは、まだ働いてもいないのに初給料で買ってほしいもんを母ちゃんに聞いております。
答えない代わりに母ちゃんはひろしにも尋ねたよ。

「俺?別にねぇな。飯だって3食食えてるしよ」ひろし
「いい若いもんが何だい。何かあんだろ 。あれが欲しいとか」母ちゃん
「何言ってんだ、母ちゃん。あったらとっくの昔に働いてんだろ」
「夢がないねぇ」
「母ちゃん、それは違うぜ」
「何が?」
「夢ってのは別に金使うことだけじゃねぇだろ」
「また中途半端に正しいこと言うから腹立つね、この子は。
じゃあ、あんたの夢は何なんだい?」
「おいらも聞きたいね、ひろしの夢」ピョン吉(満島ひかり)
「俺はさ、このまんま平穏無事に生きて行くこと。
母ちゃんとピョン吉といつまでもよ・・・フッ」
「何だい、そのおじいちゃんみたいな夢は」
「いいだろ、どんな夢だってよ!」

 本当にひろしの夢はそうなんだろう。
そしてその夢は叶っている。
でもそれは、おとぎ話の「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」的な世界だ。
リアルな苦しみや悲しみとは無縁の平和な守られた世界。
少しづつそのおとぎ話の世界に現実が浸みだしてきているんだな。


ど根性ガエル (1) (集英社文庫―コミック版)ど根性ガエル (2) (集英社文庫―コミック版)


 母ちゃんに叱咤され家を出て、京子ちゃん(前田敦子)を誘って勢いつけ
何とかパン工場へ。
ひろしの仕事はパンの上に型抜きした「ゴ」を乗っけるというもの。
でも、もともと不器用なのか、真剣実がたりねぇせいか、ヒドイ出来に・・・
せっかく他の人が創ったパンもひろしの「ゴ」を乗っけちゃ売りもんになりゃしない。

 ひろしの働きぶりを社長室から覗いていたゴリライモが見ちゃいられないと動き出した。
となりでちゃっちゃっと「ゴ」を抜いて仕上げるゴリライモに競争心が湧いたひろしは仕事に集中。
ほんのちょっとは役に立ったのかねぇ・・・
でも、ゴリライモ(新井浩文)の早くてきれいな仕事ぶりに比べるとまだまだだべ。

 なんかみんなでひろしを育ててるって感じだな。
ゴリライモもひろしの性格をちゃんと把握して誘導しているもの。


 そんな長い話を辛抱強く聞いてくれた刑事さんは、ひろしが工場に忍び込んだのは早番を命じられ遅刻したくなかったからと聞かされ、呆れて解放してくれましたとさ。
もちろん母ちゃんからは怒りの鉄拳が下されました。

 そして改めて「ゴ」の難しさに直面するひろし・・・・( ̄∇ ̄;)
だから手を動かせって・・・
モタモタしてるから生地があったまって抜きづらくなるんだろうがーー!
てか、その姿がタコ社長の工場の労働者諸君をからかっている寅さんそのまんまだぞ。


 悩めるひろしの背中を押してくれる人はあちこちにいる。
その中のひとり、京子のおばあちゃん(白石加代子)。
魔女的な雰囲気もあるけど、あの世とこの世の真ん中にいる人っぽい・・ゞ( ̄∇ ̄;)
あるがままのひろしを大きな心で受け止め、パワーをくれます。


 ゴリライモに付いて移動販売に出かけたひろし(ゴリライモの配慮と思われ)
ゴリライモのパン屋にかける思いを知るのでした。

「おめぇよ・・・いつから そんな頑張る野郎になっちまったんだよ」ひろし
「悪いか?」ゴリライモ
「いや、そうじゃねぇけどよ。そんな奴じゃなかったじゃねぇかよ。
ケンカばっかしてよ俺のほうが強えぇけど。
店のパン屋なんか 手伝ったことねえだろ ガキの頃はよ」
「だからだよ。ガキの頃は自分家がパン屋だったのが嫌でな。嫌いだった。
小せぇ店で パン作っても一体どんだけ儲かんだよって、
こんなことやってられっかよ!と思ってた。
それに 町のパン屋って、それだけで いい人ってイメージだろ?
それをカッコ悪いと思ってたわけだ」
「へぇ〜」

「でも親父が体こわしてな。おふくろだけじゃやって行けないだろ。
で、まぁ手伝うようになったわけだ。
そしたらな、今まで申し訳なかったなって気持ちになってな。
あぁ俺は親父や おふくろが一生懸命朝早くから パン作って稼いだ金で
大きくなったんだな〜って。
なのに息子の俺が家の商売 ばかにしてて。ひでぇ話だろ?
これからは恩返ししねえといけねえなと思ったし親父が作ったゴリラパンをデッカくしてやろうってな。
本気で日本一のパン屋になろうと思ってんだよ、俺は。
その親父も死んじまったけどな。まっ、そういうわけだ。
だからもっともっとデカくなるぞ「ゴリラパン」は。
今は責任もあるし従業員のためにも頑張るしかねえだろ」

「へぇ、そうかい。で、何だ?これはお前、えぇ?
立候補して当選して何がしてぇんだ」
「うちのおふくろや親父みたいに地道に一生懸命 働いてる人が
もっと豊かな暮らしができるようにって思ってんだよ」
「フッ。ヘヘヘ・・・ へぇ〜」
「何だよ」
「別に。ご立派ですなぁ。・・・・俺は何のために働いてんだ?」

 ひろしの頭に湧き上がった疑問・・・でもひろしはまだ悩む余裕があるってことだ。
お父さんが亡くなって店を継ぐことになったゴリライモは悩む暇なんかなかった。
でもそのおかげで子供時代を終えるきっかけをつかむことができた。
そして働きながら「なぜ働くのか?」という疑問に自分で答えを出した。


 でも、ひろしには理由が見つからない。
悩んでいるひろしに気づいたピョン吉が力になろうと仕事に同行を申し出るも断った。

「反則だろ、それ。
俺だけお前の力を使って仕事すんのは反則だっつってんだよ。インチキだろうが。
そんなみっともねぇまねできるかよ」ひろし

 根はまっすぐで真面目なんだよね。
だからこそ一歩が踏み出せない。
わからないままやっていると苦しくなる。


 みんなが就職したひろしを祝ってくれても居心地が悪いったらありゃしない。
貼ってある「頑張れ!」って言葉にトラウマが蘇り、なんかくだ巻く感じになっちゃったわよ。

「コツコツ コツコツ働いてよ、それが何になるってんだよ。えぇ?
ヤダヤダヤダ!あぁヤダヤダ!面白くねぇ!つまんねぇや。
金なんて特にいらねえしよ、俺は」


 だだをこねているようにしか見えない。
京子ちゃんもあきれ返るし、さすがの五郎もフォローできやしないよ。
しまいにゃ、ピョン吉に当たって「役立たず」呼ばわりし喧嘩になる始末。


「思った以上にダメな奴だな。
すいません。帰らせてもらいます」ゴリライモ
「あぁ帰れ帰れ!悪徳社長!将来の悪徳議員! ハハっ ハッ!」ひろし
ゴリライモがひろしのお腹に重たい一発を入れたぞ。
「うっ!あ・・・うぅ・・・」
「こんなんだけどよ、俺は真剣に生きてんだよ」

 なんかゴリライモはお父さんの役目をしてくれているみたいだよねぇ・・・
あの一発も怒りじゃなくて、ふがいないひろしの目を覚まさせたいってのが伝わってきたよ。


 翌日、母ちゃんが自分が初任給で買ってあげた財布を大事に使ってくれているのを知ったひろしは、働く意味がちょっと見えたようです。
ピョン吉に「力を貸してくれ!」と頼み一緒に工場に出勤。
ピョン吉の指導と激励を受けながら力いっぱい働いたさ〜
その姿を見たピョン吉の目から涙が・・・・

「どうしたんだい? ピョン吉」母ちゃん
「楽しいんだよ、母ちゃん。おいら楽しい」ピョン吉
「そうかい」
「楽しい時でも涙って出るもんなんだな・・・
どうした!ひろし 動きが遅くなってるぞ!
「分かってらぁ!」
「ハハハ。ホントに いいコンビだね」母ちゃん

 さて、ひろしが頑張ったのは母ちゃんに新しい財布を買ってあげたかったから。
ピョン吉の協力でナントカ母ちゃんが欲しがっていたかえる柄の財布を手に入れたひろしは満足して勤労意欲も消えてしまった〜

 京子ちゃんにも好みのかえるの置物買ってあげて(まったくの誤解で大迷惑な贈り物)、ピョン吉の希望の焼き肉屋にも連れてきました。

 帰宅してひろしのプレゼントを見つけた母ちゃんは嬉し涙を流しております。
子供の成長を感じ嬉し涙を流した母ちゃんとピョン吉(親じゃないけどさ)・・・
ひろしが大人への階段を一歩上がる度に親離れという別れが近づいているのがわかるのです。
嬉しいけど複雑な涙・・・


 ピョン吉の目がはがれかけているのに気付いた母ちゃんは
そっと直してあげるのでした。

「母ちゃん・・・」ピョン吉
「わかってるよ」母ちゃん

 ひろしだけが気づいていない。
ひろしにとって生涯忘れられないであろう時間が今流れていることに。


 第1話 伝説漫画が実写化!ダメ男と平面ガエルが大暴れ!
 第2話 ひろしが泥棒 !? ピョン吉大追跡 !
 第4話 雷雨決行!父に捧げる花火大会!!
 第5話 バカ社長 VS 悪徳社長!20円の攻防
 第7話 ピョン吉別れ旅!カエルに戻る日
 第8話 16年の恋に決着!死ぬなピョン吉
 第9話 ピョン吉最後の日!最後のど根性
 第10話(最終話) 消えた!?復活!?ピョン吉の未来

br_banner_fuurin


このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. ど根性ガエル 第3話  [ ぷち丸くんの日常日記 ]   2015年07月26日 13:36
ゴリライモ(新井浩文)のパン工場で働き始めたひろし(松山ケンイチ)ですが、工場に忍び込んで逮捕されるという騒ぎを起こします。 取り調べの結果、すぐに釈放されますが、母ちゃん(薬師丸ひろ子)は、我が子の情けなさを嘆きます。 ひろしは、ゴリラパンの「ゴ」
2. 【ど根性ガエル】第3話 感想  [ ドラマ@見取り八段・実0段 ]   2015年07月26日 13:45
なぁ、仕事、大変なのか? ん? おいら連れてけよ!根性出してやっちまおうぜ! おいらもつまんねぇしさ、ここにいても。 反則だろ。それ。 反則? 俺だけお前の力を使って仕事すんのは反則だっつってんだよ。インチキだろうが。 そんなみっともねぇまね
人それぞれに事情がある。 教え子に自殺されて一番ショックなのは担任教師だ。 わが子に自殺されて一番責任があるのは親だ。 そのあたりの事情に対する配慮が・・・赤の他人に過ぎない一部マス・メディアの人間に不足していると直感する。 もちろん・・・直感なんて一種の思
4. ど根性ガエル「決死のパン作り!初月給で親孝行」  [ のほほん便り ]   2015年07月26日 15:21
ますます、ひろし(松山ケンイチ)の寅さん化と、そういう周囲の空気が強まってきましたね。ゴリラパン工場で働き始めた、今ひとつ要領を得なくて不器用だったり、寝坊をするとイケナイと、深夜の工場に忍び込んで警察騒ぎになったり、何かとうまくいかないひろしでも、母親
■探偵の探偵三話 一話だけの勢いじゃなくて、独自の緊迫感が持続していますね。なかなか面白い。探偵を探偵する対探偵課ってのもスパイものとして十分な素材だし、井浦新がいい感じのキャラだし、ユースケサンタマリアの悪者役が爬虫類ぽくて最高(笑) 北川景子が雰囲気が
6. 「ど根性ガエル」3 ☆☆☆  [ ドラマでポン ]   2015年07月26日 17:54
今日のぴょん吉、訛ってたよね? ゴリライモ社に雇われて、ボチボチと働くひろし。口は達者でも手はぶきっちょなのねえ。おまけに社長が見本を見せると称してつきっきりで『俺の ...
7. ど根性ガエル (第3話・7/25) 感想  [ ディレクターの目線blog@FC2 ]   2015年07月26日 19:34
日テレ系『ど根性ガエル』(公式) 第3話『決死のパン作り!初月給で親孝行』の感想。 なお、原作漫画:吉沢やすみ氏の『ど根性ガエル』は数巻は既読、過去のアニメ版も見た記憶あり。 早朝、ひろし(松山ケンイチ)はゴリライモ(新井浩文)のパン工場に
8. ど根性ガエル 第3話  [ レベル999のgoo部屋 ]   2015年07月26日 21:14
「決死のパン作り!初月給で親孝行」 内容 ゴリライモ(新井浩文)のパン工場で働きはじめたひろし(松山ケンイチ) ある夜のこと、深夜の工場に忍び込もうとして警察に捕まってしまう。 連絡を受けた母ちゃん(薬師丸ひろ子)とピョン吉(声・満島ひかり)は ショック...
9. ど根性ガエル 第3話★視聴率半減6.4%  [ 世事熟視〜コソダチP ]   2015年07月27日 15:54
ど根性ガエル 第3話 初回平均視聴率が13.1%あった『ど根性ガエル』が第2話では8.5%に下落し、さらに今回(第3話)は6.4%に半減・・・・。 −◆− 満島ひかりの名人芸は誰もが認めるところだけど、30歳になっても定職にもつかず、自堕落な日々を送る駄目男・ひろし

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「探偵の探偵」 第3話 真犯人現る!闇夜の決闘!!「ウォルト・ディズニーの約束」 2013年 米 / 英 / 豪 監督 ジョン・リー・ハンコック