「Dr.倫太郎」 第2話 恋愛は一過性の精神疾患のようなもの、そう僕は思っていた・・・連続ドラマW 「闇の伴走者」 Episode3 凡人は必ず裏切る

2015年04月25日

「アルジャーノンに花束を」 第3話 超知能への手術!世界一好きな人の為

 知能を向上させる臨床試験の候補者となった咲人(山下智久)への適性テストが始まった。
しかしロールシャッハテストをしても「えのぐこぼしたところ」としか答えないのを見た蜂須賀(石丸幹二)は『想像力の欠如』と見なし被験者に決めかね、経過観察のため遥香(栗山千明)に咲人の「人間らしい情動」を記録するよう命じた。

「喜び、怒り、悲しみ。感情の動きが見たい。
その上で臨床試験を行うかどうか判断する。
それと欲求だ。食欲、睡眠欲、所有欲、それと・・・・異性への興味の有無も」

 一方、研究所に通うようになった咲人は新しい言葉を覚えた。
それは「お嫁さん」。意味は「世界で一番好きな女の子」(のちに同僚達の言葉によってだっこしたい、おっぱいをモミモミしたい相手と補足された)
食欲が無くなったアルジャーノンのためにお嫁さん候補が何匹も集められたのよ。
「君はいないの?そういう女の子?」小久保(菊池風磨)

『あるじゃのんにおよめさんできるそうです。
あるじゃーのん、よかったね。
ねずみさんもひとりぼっちはさみしいでしょ。
ねずみさんもにんげんもおなじです。
ぼくにもおよめさんできるかな』


 咲人の世界が広がっていく。
手術を受けなくても、こうやっていろんな人に会ったり、
行ったことがない場所に行くだけで刺激を受けるだろうし、違うんじゃないかなぁ・・・
HPはこちら


 遥香を伴い咲人と食事に行った蜂須賀は彼を被験者に決めた。
「世界で一番大切な女の子」を「ままです」と答えた咲人の中に遥香への特別な感情が生まれつつあることを見抜いたからだった。

 咲人はその感情が何というものかは知らなくても、そこにいる人間が抱いている感情を敏感に察知する。
その場が険悪になりそうだと和まそうとして笑わせるし、遥香が蜂須賀に愛情を抱いているのにも気づいていた。
「だめ。はかせ、せかいでいちばんすきなおよめさんいます。だからだめ」

 これは咲人がもともと持っている性質なのか。
咲人のことで両親がケンカばかりしていたという環境の中で得た知恵なのか。
それとも脳で判断しない代わりに自然と感覚が教えるんだろうか。


アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)


 「ドリームフラワーサービス」では仕事に出て来なくなった咲人を心配した隆一 (窪田正孝)と康介(工藤阿須加)が社長(萩原聖人)を問い詰め手術のことを知ってしまいました。

 どう考えても怪しい話だからねぇ・・・でも母親の許可は得ていると言われたら、所詮他人の社長にはそれ以上は言えないやね。
窓花(草刈民代)が謝礼を受け取ったと聞いた康介達は不信感を露わにしましたぞ。


「つまり・・その偉い先生は金で両親黙らせた」隆一
「そして社長・・・アンタはそれを黙認した」康介

 そこに咲人が帰宅。

「手術をすると決めたのは親でも俺でもねぇんだよ。なぁ、咲人、お前手術受けたいのか?」社長
「うん」咲人
「どうして受けたいんだ?」
「おりこうになりたい」
「りこうになってどうするんだ?そのままでいいだろ?そのままで十分・・」康介
「だめ。やながわくんとひやまくんと、みんなとたいとうなりたい」咲人
「対等?」
「たいとうなっておともだちになりたい」

 康介は「たいとう」を気にするようになった原因を知り、隆一を殴ろうとし、手術を受けることを止めるよう説得し始めた。

「どう考えても怪しいだろ。お前、その何とか先生って人に騙されてんだよ。
お前、お金で売られたんだぞ」康介
「おかね?」
「だから、お前のお母さん、そいつらからお金受け取ったんだぞ!」
「・・・・ままおかねもらった?」
「そうだ」社長
「はは・・よかった!よかった。おかねあげるとみんなよろこびます。
やながわくんのままも、ぼくのままもきっとよろこびます。
よかったね・・・あ〜〜あはは・・・・」
「手術を受けるのは、コイツ自身の願いなんだ。
咲人にも自分の人生を選ぶ権利がある。そうだろう?」社長
「・・・・・・・・」隆一・康介

 う〜ん・・・咲人の気持ちを尊重してあげたいという社長の気持ちもわかるけど・・・
小学生高学年ぐらいなら判断もできると思うけど、咲人の知的レベルは幼稚園児ぐらいなんじゃないのかな。
それぐらいの子だと「仮面ライダーになりたい」(古いけど〜)とかって本気で思っているからなぁ。
いや、仮面ライダーになってもいいんだけどさ、この手術の胡散臭さが消せないしさ〜
やっぱりまだ親代わりの社長が判断した方がいいんじゃ・・・
でも戸籍上の親が決めちゃったもんなぁ・・・


 さて、咲人は梨央(谷村美月)の強い希望で葉山の別荘へやってきました。
もちろん付き添いの隆一や康介、舞(大政絢)も一緒ョ。
楽しい時間を過ごした梨央はますます咲人が気に入ったようです。

「あの人って昨日とか明日のこととか何も気にしてなくて、
いつでも今を楽しく生きてるじゃない?
そういうのってすごいことだと思うんだよね」梨央

 咲人という清らかな存在を通して、みな自分自身を見ている。
咲人というフィルターを通すことでなりたい自分になれるような気がするのかもしれない。


 でも、女子シャワー室に入ってしまった咲人が梨央のはだかを見ても、
何も感じなかったと知り・・・_| ̄|○ ガクッ
二人っきりになると確認。

「咲人さん、さっき言ったこと本当ですか?
私には全然ドキドキしないんですか?」梨央
「うん」咲人

 咲人の手を握っても、その手を胸にあてても変わらない。
ショックを受けてスタスタと歩いて行った梨央が怒っていると思った咲人は尋ねました。

「ぼく、ばかだからおこった?」
「いえ、ぜんぜん怒ってなんかないです」
「だいじょうぶ。ぼくおりこうになります」
「咲人さんは今のままの自分が嫌なんですか?」
「いや」
「私は今のままでいいと思います。変わってしまう必要なんてないです。
私は変わってしまうことが不安・・・怖いです。
あなたがあなたじゃなくなること、私が私でなくなることがすごく怖い」

 とか言ってたら倒れちゃったわ〜
何やら視覚がぼやけて意識も一瞬飛んじゃったふう。
その後、「脳生理科学研究センター」で検査を受ける梨央の姿が・・・

 梨央は蜂須賀の研究のスポンサーで興帝メディカル産業社長・河口(中原丈雄)の娘でした。
河口が研究の成果を急かしていたのは梨央のため。
梨央は徐々に脳が委縮し最終的には植物状態になってしまう病気だった。

 梨央の「私にはそんなに時間がないから」とはこのことだったんですね。
蜂須賀の研究が高い理想を実現するためではなく、スポンサーの娘を救うためであり、咲人はそのための実験台だったと知った遥香は失望し、蜂須賀からも研究からも距離を置こうとうする。


「咲人さん・・・おりこうになりたい?」遥香
「おりこうなりたい!」咲人
「どうしても?どうしてもお利口になりたい?」
「ぼく、どうしてもおりこうになりたい!」
「・・・・・そうだよね・・・・一緒に居られなくてごめんね・・」

 泣きながら研究室から出て行った遥香を見た咲人は追いかけました。
「は、はるか・・・はるか!

 初めての感情が咲人の中に生まれようとしていました。

「どうしたの?ないてた」咲人
「違うのよ。ただちょっと自分が情けなくて。
私ね、尊敬している人がいて、その人と同じ理想を追っているって・・・
気持ちが通じてるって思いこんでたの。
でも・・・そう思ってたのは私だけで・・・・何だか私・・・勘違いしてたみたいで・・・(涙」

 泣いている遥香を咲人は抱きしめ、お母さんが子供にするように背中をぽんぽんと叩いた。

「どうしたの?」遥香
「だっこ」咲人
「どうして?」
「だっこしたい」
「・・・・ありがとう」
「うん」

 胸に触られた遥香はかなりびっくりしたようだけど、それは咲人の自然な情動だった。
泣いている遥香を慰めたい、そして自分の中にある何かを表現したいという素直な気持ち。
自分では気づいていないのかもしれないけど、咲人の生きる喜びのようなものが伝わってきました。


 そして手術の日がやってきた。
でも、麻酔をかけられる段階になり遥香がいないことに強い不安を感じた咲人は病院から逃げ出してしまった。
術着の上にジャンパーをはおり、裸足のまま咲人は遥香の家に向かって歩き出した。

 連絡を絶ち部屋に籠っていた遥香の元へ蜂須賀から連絡が入ったさ〜

「彼は手術を拒否した。
君がいなければ手術は受けないと、暴れてオペ室を飛び出した。
手分けして捜しているがいまだに見つからない。恐らく君を捜しているんだろう。
時間はかかるだろうが、君の元に来るはずだ」
「わかってらっしゃらないんですね。
彼は私のこと『アルジャーノンのママ』って呼んでたんです。
咲人さんは私に捨てられたと感じたはずです。
母親と同じように・・・私から捨てられたと。
だから・・・私の所には来ません」

 ところが、部屋の呼び鈴が鳴りましたぞ。

「君は私を卑怯者の科学者としか思わないだろうが、だが彼には、白鳥咲人には何の罪もない。
このままでは彼は人生の大きなチャンスを失ってしまう。
美しい音楽や絵画の深遠を理解して涙し、すばらしい文学を読んで心を震わせたりする機会を彼は知らずに失ってしまうかもしれない。君の力が必要だ。頼む」蜂須賀

 科学者とはエゴイストなのですよ。
研究を続けるために、その研究の成果で栄誉を掴むために蜂須賀には遥香の協力がどうしても必要だった。扉を開けて咲人を部屋に入れた遥香は、やっぱり蜂須賀の役に立ちたいと思ったのかなぁ・・・


「私のとこ、来ると思わなかった。約束破ったから怒っていると思って。怒ってる?」
「うん・・・・おこってます。でも・・・・はるかにあいたい。いっぱいあいたいよ。どきどき」
「ドキドキ?」
「どきどきどきどき・・・ねっ?」咲人は遥香の手を自分の胸にあてました。
あっ!ぼくわかりました。ぼくわかりました」

 咲人はポケットからロールシャッハテストの画像が印刷してある紙を取り出した。
「これ・・・はるか。はるかは、せかいでいちばんすきなおんなのこ。ふふ・・・」
「・・・・・・ありがとう」
「・・・ふふ・・・」

 遥香への湧き上がる思いが咲人のこころを動かし、変化させた。
咲人は幸せを感じていたと思います。
遥香に見守られる中、咲人は安心して手術を受けました。


 このままでいいのになぁ・・・と思う私もまた、天使のような彼に救いを求めているのでしょう。
世の中のみにくい部分や暗い部分を知らないままでいて欲しい、変わらないでいて欲しいと望んでしまう。
咲人の未来は彼が望んだ通りに輝いているのでしょうか。


 第1話 無垢な夢、愛・友情がもたらす奇跡
 第2話 対等な友情、親友のために溢れでる涙
 第4話 手術失敗 !? あなたの為に起きて・・・奇跡
 第5話 輝く世界の果てに待つ愛 奪われたキス
 第6話 孤独が天才を連れてくる…蓋された心
 第7話 壊れる絆・・・全てを失っても愛に生きる
 第8話 最終章!儚い夢の終焉と最後の希望!
 第9話 終幕・・・対等のトモダチとの永遠の別れ
 第10話(最終話) 奇跡のラスト!〜私から僕への遺言

もぐら


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8. 「アルジャーノンに花束を」 第3話  [ ドラマ de りんりん ]   2015年04月27日 23:37
とりあえず咲人は被験者に決まったものの、オペで本当に効果が現れるかどうか?という段階がまだ残っていたようで…。 最初は「お嫁さん」の意味も分からなかった咲人が、徐々にそこから繋がって「嫉妬」や「胸キュン」を意識するようになる。 その間に「おっぱい」やら、

この記事へのコメント

1. Posted by しゅあー   2015年04月26日 17:34
なかなか好きな感じだわこれ!
しかし私も咲ちゃんはあのままで良いのにと思ってたけど、きこりさんの言う通りだわ。確かにみんな自分の側だけから見てるね。

咲ちゃんの願いはずっとずっとお利口になりたい それ1つだもんね。
普通ならその願いをなんとか叶えてやりたいと思ってあげるべきなのにね。
いやまあ、あまりにも怪しいからっていうのもあるけど、怪しくなくてもみんなやっぱり、「そのままで良いじゃん」て言いそうだね。

何気に「対等じゃない」っていうのもキーだなとも思ったよ。
実際誰1人、自分と同じ大人の人間 ていう目で見てる人はいないんだもんね。

根底にはママへの思いが一番でかくあるんだろうけど、今自分が愛してる人達との関係性も咲ちゃんの「お利口への渇望」を肥大させちゃってるよね。

しかし、次週予告を見たら、手術失敗したの?
原作とか全然知らないからなんか展開が恐いよ〜(>_<)
2. Posted by きこり→しゅあーさん   2015年04月26日 19:08
>なかなか好きな感じだわこれ!
私も結構好きだよ〜一話一話をすごく丁寧に描いている感じだよね。
>怪しくなくてもみんなやっぱり、「そのままで良いじゃん」て言いそうだね。
みんな咲人に癒されているというか、それぞれの立場で守ってあげたり、一緒に過ごすことで
精神的に安定を得ているんじゃ・・って思ったよ。
でも、今のままだと天使のような扱いだから、人間になりたいのかもな〜って思ったり。
>実際誰1人、自分と同じ大人の人間 ていう目で見てる人はいないんだもんね。
そうだよね。そのことを咲人はちゃんとわかっている。
だからおりこうになりたいって望んでいる。
私も咲人のこと幼稚園児ぐらいかな〜と思っていたけど
みんなが思っている以上にちゃんといろいろわかっているのかな。
>今自分が愛してる人達との関係性も咲ちゃんの「お利口への渇望」を肥大させちゃってるよね。
そこをちゃんと描いてくれてるのがいいよね。だから咲人に共感できるというか、
手術の是非を考えながらも、心情的には理解できるからいろいろ考えさせられるよね。
>原作とか全然知らないからなんか展開が恐いよ〜
私も原作読んでないからさ〜細かいとこどうなるのかヒヤヒヤするよーー

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