「流星ワゴン」 第7話 健太の別れは好かん 吹雪の肩車で奇跡を「怪奇恋愛作戦」 #9 乙女☆純情奇譚 〜恋とはどんなものかしら〜 前編

2015年03月03日

「デート 〜恋とはどんなものかしら〜」 第7話 親の気持ちを子が知らず !? 母の終活 決め手は結婚 !! 

 さて、右側には偏屈で役立たたずでトウの立ったニート、
左側には可能性に満ちた理想的な好青年、
依子はどちらを選ぶのかしら〜?
って予告で両家が挨拶しあってたからニートを選んだ訳やね。

 どう考えても依子に利益があるとは思えない選択。
常に効率や合理性を優先させ生きてきた依子かそういう物件に手を出す。
あの依子ですら、そういう理屈に合わない心の呼びかけに応えた行動を取ってしまう。それが恋ってものかもしれないねぇ・・・
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 さて体調を崩した留美(風吹ジュン)は依子(杏)の紹介で受診し胃潰瘍と診断され手術を受けることになった。
だが依子の心にはあっというまに暗雲が・・・・
小夜子が入院した時も「胃潰瘍」と言われたが「胃癌」だった。しかも末期だった。
巧(長谷川博己)から聞いた留美の症状は、小夜子のそれと酷似していた。
依子は俊雄に当時の心境を確認するのだった。

「胃がんだと判明したた時どんな気持ちだった?」
「目の前が 真っ暗になったよ。なかなか受け入れられなかった。
今でも受け入れられてないのかもしれないな」俊雄
「今でも?」
「毎日のように思うよ。
あの時ああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かったって。
お父さんときたら、ショックで右往左往するばっかりでね。
何にもしてあげられなかった。情けないよ。後悔ばっかりだ。
やっぱり生きてる間にしてあげられることはしてあげないとね」

 巧に同じ無念を味あわせてはいけないと依子は誓うのでした。
その後留美から呼び出され結婚の意志を確認され、留美胃癌説は確信に変わった。

 一方、巧も「胃潰瘍」と報告を受けながらも母の物悲しそうなムードが引っかかっていた。
家の権利書と預金高を確認していたし・・・
宗太郎(松尾諭)も葬儀屋から出てきた留美を目撃した。
佳織(国仲涼子)も美術教室を引き継がないか打診されたという。

 全員集合!依子の部屋で緊急ミーティングョ。
「『思い残すことはない』とおっしゃいました。
これは死に直面している人物が使う表現のはずです」依子
みんなの情報をまとめると、「胃潰瘍」は嘘の可能性が非常に高い。


「フッ・・・みんな、考え過ぎだって
胃がんを胃潰瘍と偽るなんて、そんなの昔から もうドラマや映画で使い古された安っぽい手でさ。
フィクションの影響受け過ぎだよ。
現実には、そうそうないって。ハハ・・・( ̄▽ ̄;)」巧
「私の母も胃潰瘍と偽りました。
留美さんとまったく同じ症状でした。
検査では発見されにくい場所にあり判明したときには手遅れでした」依子
「ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!・・・」

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 依子は胃潰瘍と言っていた母の嘘が発覚した日のことを思いだしていた。

「胃潰瘍っ言ったわよね」依子(内田愛)
「言ったわね」小夜子
「簡単な手術ですぐ治るって言ったわよね」
「言ったわ」
「お母さんは私に嘘をついたの?」
「そうよ」
「どうして?」
「あなたのためを思ってよ。お母さんもうすぐいなくなるって言ったら、あなたショック受けるでしょ?
・・・・・そんなことないか。あなた、母さんいなくなってもどうってことないか」
「・・・・・・・」
「おいで。
違うね。あなたのためを思ってなんかじゃないや。
ホントはさ、こんなふうに泣かれると私がめんどくさいから。
あなたに嘘をついてる方が私が楽ちんだったのよ。
ごめんね。お母さんの自分勝手で。
最後までだまされてくれてればよかったのに」


 小夜子さんは常に真実を見つめ受け入れてきた人なのでしょう。
自分にも回りの人間にも率直であろうとした。
その資質は娘の依子に受け継がれ、依子もまた正直にまっすぐに生きている。


「一応 手術はしましたが、手の施しようはなく間もなく亡くなりました。
これはフィクションではなく現実です。
認めるしかありません。
留美さんは人生の終末を迎える準備を しています。
合理的結論は1つ。留美さんは末期がんです」依子

 受け入れるしかないようです。
最期の時間を留美が穏やかに過ごすためにも騙されたふりを続けるしかないという結論に達しました。
依子は今後の行動の指示を出しましたぞ。

「谷口さん、落ち込んでいる場合ではありません。
私たちにはやるべきことが他にあります。
生きているうちにしてあげられることをすることです。
でなければ今後の人生に 禍根を残します。手術は いつですか?」依子
「19日」巧
「3日後ですか。時間がありませんね。さぁ、各人やるべきことをやりましょう。
佳織さん、もしやぶさかでないなら美術教室を継ぐことを留美さんに伝えてあげてはいかがでしょう」
「そうだね」
「宗太郎さんは葬儀関連の手配を引き受けて差し上げたら」
「はい」
「これは私が作成した結婚に関する契約条件の草案です。
これに合意してくださるなら結婚をしても構いません。
私が留美さんにしてあげられることがあるとすれば これです」

 思わぬことから結婚話が一気に進行。
手術までの時間を依子と巧は「結婚契約書」の条件をすり合わせることに使いました。
その内容はかなり細かく多岐に渡っており、一週間の食事メニューから巧のおこずかい、性交渉の回数と開始時間や離婚後の親権についても明記されていた。


 で、休憩時間に留美の元へ行った依子は死んだと思っていた巧の父・努が生きていたことを知りました。
巧にも確認してみると、努は教育評論家で結構知名度もあり、TVにも出ていたし、著作も何冊かあったそうな。
13年前の巧の引きこもり開始で家庭は大荒れになり、努が留美を突き飛ばしたことから巧と大ゲンカになり警察まで駆けつける大騒ぎになった。
その後、家を出て行った努とは絶縁状態になり、今ではどこでどうしているのやらわからない。

 んが、依子がネット検索してみるとすぐに現状が判明。
何をして生きているかはわからないけど本や映画のレビューが主なブログ・「世捨て人の晴耕雨読」を書いていた。
で、依子の脅迫で留美のことを伝えるために会いに行くことになりました。

 努の住んでいる所は思っていた以上にボロアパートだった。
13年ぶりに息子に会ったのに淡々としており、感情の揺れはないようだった。
(って、実は全部留美から聞いてたんだね〜)

「初めまして。私 藪下依子と申します」
「別にね、私に挨拶する必要なんかないんだよ。
見てのとおり日雇い暮らしの独居老人だ」努
「教育の世界からは身を引かれたんですか?」
「私に教育を語る資格はないからね。
世間から身を隠して生きることがかつての教え子やその親たちへのせめてもの贖罪だ」
「本日、伺ったのは奥さまの留美さんのことでお伝えしたいことが・・・」依子
「言わなくていい。こんなやつに 何も言う必要ない!」巧を依子を引っ張りアパートから離れました。

 というのも・・・部屋の中を見た巧は台所に歯ブラシが二本並んでいるのに気づいた。
さらに部屋の隅にたたんである布団には枕が二つ。
無造作に置いてある洗濯物の中には派手なブラジャーがあったのさ〜


「女と暮らしてる。若い女とよろしくやってるんだ。
母さんはずっと1人で・・・ずっと・・・・
あいつを母さんには会わせない。絶対だ!」

「分かりました」

 さて、依子の結婚が急ピッチで進行していることは鷲尾にも伝えられました。
宗太郎と佳織からね。

「佳織さんはいいんですか?」鷲尾(中島裕翔)
「何が?」佳織
「巧さんが結婚して」
「はっ?」
「だって・・・ 好きなんですよね?」
はあ?アレ、ニートだよ?最低の男だよ?どこをどう勘違いしたらそうなるわけ?」
「分かりますよ。あんなキス見たら」
「・・・・ただのキスじゃん」
「巧さんは依子さんを愛してるわけじゃない。
自分の生活のために結婚したいだけなんです。
だから 相手は誰でもいいんだ。あなたでも。
それを分かってて、どうして2人を応援してるんですか?」
「・・・・・答えは簡単だよ。
あっちは、こっちを別に好きじゃないから。
私、愛されたいんだわ。
いくらこっちが好きでも、向こうがそうじゃないなら一緒にいたって惨めだよ。
だべ?
まぁ、君は君で頑張れ」

 これも佳織の正直な気持ちだよね。
佳織は漢だから、もし巧が佳織のことを好きだったら「私が食わせちゃる!」とドン!と胸を叩いてくれたかもしれないけど、巧はただの幼馴染としか思っていないし、これからもその気持ちが変わるとは思えない。
それはやっぱり寂しいよね。
いくら好きな相手でも、好きだからこそ余計寂しい。


 鷲尾は依子を呼び出して自分の気持ちをはっきり伝えました。

「えっ?そうだったんですか?」依子
「気付いてなかったんですか?」鷲尾
「だってそんな通達受けてませんから」
「あっ・・あぁ・・・とっ、とにかくそうなんです。
自分は依子さんとお付き合いがしたいんです」
「困りましたね。
今、谷口さんとの契約内容を詰めているところなので・・・」
「分かってます。だからもし・・・・もし、明日までに谷口さんとの契約が合意に達しなかったら自分にチャンスを下さい。
駄目なら 依子さんのこときっぱり諦めます。それだけです」
「・・・・・・・」
「ある女性が言ってました。愛されたいって。
依子さんだってそのはずです」

 ところが・・・
留美の手術日の朝、巧たちの結婚の契約はめでたく合意に達し調印終了。
手術の前に二人一緒に留美に報告する段取りになっております。

 で、病室へ行った依子は留美が小学生の頃の巧と努と自分が写っている写真を大事にしていることを知ってしまった。
コレは多分・・・でも一応裏は取らなきゃ。


「依子です。職務中にすいません。急を要することなので」依子
「どうした?」俊雄
「お父さんの推論でいいので教えてほしいの。
13年前に離別した配偶者の写真を今も大事に保管し見詰めている人物の気持ちを」
「んっ?もう一度言ってくれないか?」
「13年前に離別した配偶者の写真を今も大事に保管し見詰めている人物の気持ち」
「もう一度言ってくれ」
「13年前に離別した配偶者の・・・」

 何回繰り返したのかしら〜?(* ̄m ̄)
で、留美が今でも努を思っていると確信できた依子は全て事情を話し病院に連れてきましたぞ。


「何余計なことしてんだよ!」
「留美さんは今でも 努さんに会いたがっている可能性が高いからです」依子
「そんなわけないだろ!
いや、たとえ万が一 そうだとしても、こんなやつを母さんに会わせないよ!」

「・・・・私もね、いまさらどの面 下げてと思うよ
だが私は私なりに苦しみを背負った13年を過ごしてきたつもりだ。世捨て人のようにね。
留美は・・・母さんは私の生涯最愛の女性だ。
その人が末期がんの手術を受けると知って頭が真っ白になった。
そして私が看取らねばならない。そう思った。
頼む!このとおりだ!(土下座)
母さんに会わせてくれ!」努

「会わせてあげたら?」佳織
「土下座までしてんだぜ」宗太郎

こいつのこういうところがもう大っ嫌いなんだよ!
全部芝居がかってんだ!
必要以上にぼろいアパートに住んで
エアコン付いてるのに石油ストーブ使って
ケーキでも羊羹でも用意できるのに
ラッカセイ 出してやがんだぞ!
挫折した自分に酔ってるだけなんだ!
何が「苦しみを背負った13年」だ!
ホントの世捨て人はな、ブログなんかやったりしないんだよ!
『パシフィック・リム』に35点とか付けてんじゃねぇよ!
」   
そっち? ゞ( ̄∇ ̄;)
「何点なら よかったんだ?」努
そういうこと言ってんじゃないんだよ!
あんたはエセ世捨て人だって言ってんだよ!


「何か…すげぇそっくりだな この2人」佳織
「この世捨て人にして、この高等遊民ありだな」宗太郎

こんなやつと一緒にすんな!
あんたが若い女とよろしくやってる間
母さんが どれだけ苦労したと思ってんだよ!

それはすべてあなたからきた苦労では?( ̄▽ ̄;)アハハ…
1人でどんだけ…!
あなたのせいでしょう!
彼が教育学者としての道を捨てたのも、夫婦関係が壊れたのも、
留美さんが1人で苦労し続けてきたのも
元はといえば全てあなたが原因じゃないですか!
あなたの方こそ面会を拒否する資格はありません」
依子
「フッ・・・偉そうに・・・
人の家族を修復しようとしてんのか?
そういうのをな、善意の押し付けっていうんだよ!
私は末期がんで間もなく死を迎える妻に
夫を会わせない権利など誰にもないと言ってるんです!

「死を迎えるとか言うな!」
「努さんを留美さんに会わせるならここに(婚姻届)サインをしてください。
会わせないならこの場で破きます」

 巧はむしり取るとビリビリに破いてしまいました。

「君は まるで・・・母が死ぬのを待ち望んでるかのようだよ」
「何ですって・・・」
何でもかんでもてきぱきやりやがって!
生き生きしちゃってるじゃないか!悲しくないのかよ!

私はただ悲しんでぼう然としているのは時間の無駄なのでやるべき・・・」
悲しくてぼう然として、やるべきこともできなくて、ただただ途方に暮れてばかり!
それが人間だよ!
大切な人の死ってそうやって迎えるもんだろ!

その方が母さんだってよっぽど嬉しいはずだよ。ねぇ、母さん。
おっ!お〜〜母さん!w( ̄▽ ̄;)w」
「聞いていたのか・・・?」努

「さっきから末期癌とか死を迎えるとか何なのよ。
誰か死んじゃうの?」留美
「お母さん・・・もういいよ。
僕たち みんな分かってるんだよ。もう嘘つかないでよ」巧
「はっ? 私?私は胃潰瘍よ」
「もういいって!僕も一緒に苦しむから!」
「???」留美

 そこに清掃のおばさんが現れ、破いた婚姻届を掃き集めゴミ箱へポイ。

「母さん・・・藪下さんとの結婚なくなったから」巧
「すいません。ご期待に沿えず」
「・・・・・・」留美
「僕は結婚なんかしない。
まだまだ僕には 母さんが必要だよ。
だから死なないでよ・・・もっともっと長生きして僕を寄生させてよ!
」 
嬉しくないぞ(^〜^;) ・
「??・・・私は死なないと思うけど・・・」
「谷口さん、お時間ですよ。行きましょう」看護師
「はい。ねぇ、私って胃潰瘍よね?」
「はい。胃潰瘍ですよ」

「頑固ですね、留美さん」依子
「看護師まで・・・」巧
「守秘義務がありますから」

 この辺りから視聴者も、おんや?と思い始めたと思うが・・・手術はすぐに終了。
本当に簡単な手術だったようです。
手術後、医師に一応確認したら胃潰瘍だって言うし、
医師や看護師たちのお気楽な態度を見て、巧たちもやっと納得したようです。


「守秘義務が徹底していますね」依子
「・・・・・・・・・」みんな
「・・・・・・あのさぁ、みんな薄々思ってるだろうけど・・・これってやっぱ胃潰瘍じゃね?」佳織
「胃潰瘍だな」宗太郎
末期癌って言いだしたのは誰なんだ!」努

 みんな依子の方をじーーっと見つめ・・・
見つめられた依子は背後を確認。(*≧▽≦)ノシ))


「君だよ」
「・・・だって・・・・留美さんが・・・」依子

 依子大失敗の巻。
タコみたいに口をゆがめる依子がかわいいぞ。
でもさ、これでまた谷口家との距離が縮まったんじゃね?
そして、怒りにまかせた巧の「悲しくてぼう然としてやるべきこともできなくて、ただただ途方に暮れてばかり!それが人間だよ!大切な人の死ってそうやって迎えるもんだろ!」という言葉で、母のために何もしてあげられなかったと後悔してきた依子はあの頃の自分達を肯定することができたんじゃないでしょうか。


 さて、手術後、リラックスした留美が楽しそうに努と談笑する姿を見て巧達は違和感を感じていた。

「13年ぶり感が2人からまったく感じられないのは俺だけ?」宗太郎
「私も」佳織
「つまり・・・努さんのアパートに通っている女性・・・・というのは」依子
嘘だ・・・嘘だ嘘だ。それはない。それはないよぉ〜!」巧
「ハハハ」巧・宗太郎
「・・・・・・・・・」
「そうなの?」佳織
「んっ?まあね」留美
「ハハハ・・・」努・留美

嘘だと言ってくれ!」巧
「巧、ごめんね」留美
「悪夢だ・・・・!」
「いつごろから?」佳織
「ん〜?4〜5年前かな。電車でばったり会ったりしてね」留美
「まぁ、何となく喫茶店で話して」努
「うん。何となくアパート行くようになってぇ・・・」留美
「しょっちゅう行ってたんすか?」宗太郎
「ううん。そうでもないわよ。せいぜい月に1回か2回か・・・3回?」

「13年絶縁してたの僕だけか!末期癌より衝撃だよ!」
「何で黙ってたわけ?」佳織
「う〜ん・・・だっていまさら恥ずかしいじゃない」留美
「まぁ、家を出る時近所中の人が見てたしな。あの家に帰るわけには・・・」努
「だんだん学生の頃思い出して、ホラ、こっそりとあなたのアパートに通ったの思い出して、
こう、わくわくした気持ちになっちゃったりして」留美
「フフフ・・・・」努・留美
フフフじゃねぇよ!気持ち悪いよ!
あんたら 気持ち悪いよ!
母さん、何ちゅうブラジャー着けてんだよ!

「いいじゃん」留美
「あぁ、あれは私が買ったものだよ」努
うるさい!もう 勝手にしろ!

 夫婦ってのは子供には計り知れないとこがあるからね〜
夫婦だけに通じる思い。やっぱり巧はまだ子供なんだな。
巧が勝手に留美を悲劇の人にしていたけど(何度も言うが原因は巧だが)留美は留美なりの幸せを感じていたのかな。

 
 それは依子も同じ。
突然亡くなったお母さんと、それを受け入れられず後悔しているお父さんを思って胸を痛めてきたけど、お母さんは満足して逝ったのかもしれないし、お父さんの送り方も苦しむことではなかった。


 依子は俊雄に電話をかけました。

「お父さん、頭が真っ白になってやるべきこともできなくて、ただただぼう然とするばかり・・・
人は大切な人の死に直面すると得てしてそうなるものよ。
そして、そのことをおそらくお母さんも恨んではいないわ。
それもまた見送り方の1つなの。
だからお父さんは後悔する必要はないわ」
「うん・・・」
「それだけ」
「ありがとう・・・・」
「おやすみなさい」
「ありがとう」

 (T┏_┓T)・・・

 さて、病室では眠ってしまった留美をはさみ微妙な空気の努と巧・・・

「・・・・・・70点は いくよ。『パシフィック・リム』は」巧
「あり得ない。40点は絶対に超えない」努
「『アバター』は40点」
「あれこそ85点だ」
「センス疑うね」

「母さんから色々聞いてたよ。
働きたくないから稼ぎのある女性と結婚する・・・。ふらちだ」努
「・・・・・」巧
「ふらちだが・・・それもまた生き方だ。
ただ1つ言っておく。
妻を支えて家庭を守る・・・・きっと外で働く方が楽だぞ。
そうだろ?母さん」
「面会時間終わりだよ」

 巧の一番の理解者は努だったのかもしれません。
そして留美と努の間にある夫婦としての強い絆を巧も実感したんじゃないでしょうか。
そんな2人の姿を目の当たりにすることで、イメージできなかった夫婦というものが見えてきたかもしれません。
巧は自分が破いた婚姻届をゴミ箱から拾い、貼り合わせると、サインをして依子の元へと走りました。


 今回も満足。
巧の引きこもりは母と自分を捨てた父親への意地もあっただろうから、二人の復縁を知ったことで心境的に変わってくるかもしれない。

 留美の病気が発覚し、まさかの家族闘病展開?!(ナイナイ!(ヾノ・∀・`))なんて思ったけど、ドラマの定番ルールを常に軽やかに作り変えていく古沢さんだからね、期待して見ていましたよ。
やはり今回もそれぞれの新しい面を引き出しながら期待以上のものを見せてくれました。
あ〜ぁ・・・・あと何回楽しめるのかしらん・・・


 第1話 恋の仕方がわかりません !! 契約で結婚ができますか !?
 第2話 あなたに寄生したい !! 高等遊民に恋できますか?
 第3話 初お見合いは未知との遭遇 !? 恋愛不適合女を救出せよ !!
 第4話 心が無いから結婚できない !? 彼女を救う奇跡の贈り物 !!
 第5話 無理して実行お泊まり計画 !!キスは波乱の幕開け !? 
 第6話 彼女の実家へ初訪問 !! 奇跡呼ぶ涙のレシピが恋の鍵 !? 
 第8話 ついに結納 !! 涙の真相告白〜本当の恋がしてみたい 
 第9話 恋愛できない2人が本当の恋をした 高等遊民誕生の秘密と結婚式への思い  
 第10話(最終話) こんな愛の告白、あり得ない・・・!? 運命の恋が巻き起こす誕生日の奇跡

usagi


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公式サイト 藪下依子(杏)と谷口巧(長谷川博己)は、「結婚契約書」の作成を急ピッ

この記事へのコメント

1. Posted by ツバッキー   2015年03月03日 17:53
あーーーーー、昨日なぜか録画できてなくて落ち込んでてんけど、きこりさんとこみて、見た気になったわぁ、ありがとう(笑)
もう目に浮かぶもん、シーンが(笑)(笑)

そろそろ大詰めですね。来週に期待!
2. Posted by ヨーコ   2015年03月04日 06:58
いやぁ〜、面白かった!
世捨て人のくせにブログをやっているお父さん最高(笑!
「パシフィック・リムに35点もつけているんだぞ!」
「じゃぁ何点が妥当なんだ!?」って笑った〜。
あまりの評判の悪さに私も見てない映画だから気になったよ。

巧の性格がどこから来ているのかよくわかった回でした。
色々と先回りして心配しあう優しい人達にほっこり。
来週も本当に楽しみだわ〜♪
3. Posted by emi   2015年03月04日 14:25
きこりさん、こんにちは(*^_^*)
そちらは今年は大雪の日が多いようですね。
私のいる所は、今年は全然なんですよ〜。
年配の方が「こんな冬は今までに経験したことがない」って言っていました。
でもまだ3月初めだから、あと1か月は分からないですけど(^_^;)

今回も超合理的な依子と文学者的な巧が対照的に描かれていて面白かったですね!
死を迎える母に対して取る行動や言動がこうも違うとは・・・大笑いしてしまいました。
お互い、自身に全くないものを持っているから、案外二人は上手くいくとような気がするのですが、どうなるのでしょうね〜。
鷲尾君に依子と丸一日デートさせて、それでも依子への思いが変わらないのかどうなのかも知りたい気もしますが(笑)

留美は無事だったけど、自分だけを愛してくれているかと思ったら憎き父と良い仲に戻っていたと知った巧が、母親から巣立とうと思えるのかどうなのか・・・。
あのブラジャーはショックだったでしょうね(笑)

冬ドラマ、デートとゴーストライターとウロボロスしか楽しみがなくなってしまいました。
4. Posted by きこり→ツバッキーさん   2015年03月04日 16:51
なんと?!Σ(゚д゚;) なぜに録画できなかったのでしょう?!
それはショックだったよね〜
今回はコメディ部分は大笑いという感じではなくてニヤリ・・ってアレだったんだけど
それがストーリーにうまく合っていて、ラストにはいつものように満足していたよ。
留美の胃癌問題でみんなに冷たい視線を受けた時の依子の顔をぜひ
見て欲しかったよ〜(笑
5. Posted by きこり→ヨーコさん   2015年03月04日 21:13
>世捨て人のくせにブログをやっているお父さん最高(笑!
なんかさ、逆にリアルだよね(笑
平田満さんって、こういうちょっとイタイ感じになっちゃっているけど人間的で魅力のある人間をやらせたらホントうまいんだよね。
そして外見はまったく違うんだけど巧と努は親子なんだな〜ってのがじんわり伝わってきたよね。
>あまりの評判の悪さに私も見てない映画だから気になったよ。
私もみてないんだ。で、見てみたくなった(笑
この発言のおかげで「パシフィック・リム」をレンタルする人続出するかもよ(笑
>色々と先回りして心配しあう優しい人達にほっこり。
依子の優しさと巧の優しさのタイプは違うし、そこで行き違いも出て来ちゃうんだけど
ちゃんと相手を思うが故ってのがちゃんと伝わってくる脚本だったよね。
なんだかんだいいつつ思いっきりケンカして理解しあってきている依子と巧・・・
親も絡んできて来週はさらにいろいろ起こりそうだよね〜♪
6. Posted by きこり→emiさん   2015年03月04日 21:39
こんばんわ〜♪emiさんところは今年は珍しく雪が少ないんですね?
びっくりですね。いつもは一番多いぐらいなのに。
でも年配の方にはほっとする天候ですよね。
こちらは2月末から連続して雪なんですよ〜
最初は粉雪だから安心してるんですが朝起きたら意外と積もっていて
昼には重くなっているという・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
どんどん雪かきする場所が狭くなってきています。
>死を迎える母に対して取る行動や言動がこうも違うとは・・
ホントですよね〜
依子的には留美のことを思ってシンプルに行動しているだけなんですが
努力の人だから一生懸命になりすぎて逆にドライに見えたりする。
巧は巧で一生懸命留美のことを思っているんだけど行動に繋がらなかったりして・・
でも、二人ともすごく純粋なんですよね。
これだけ違うってわかっている二人だから逆にうまくいくんじゃないかな〜
最初に恋をして結婚になると、恋ゆえに相手のことが見えなかったりするけど
この二人は恋をしていない(一応ね 笑)から相手のことを冷静に見られますもんね。
結婚してから恋をするってのもアリなんじゃないかな〜
>母親から巣立とうと思えるのかどうなのか・・・。
今回のことはいいショックだったかもしれないですね。あのブラジャーのことといい(笑
お母さんはお父さんのものだって思えたかも。
>デートとゴーストライターとウロボロスしか楽しみがなくなってしまいました。
私も火曜の『徒歩7分』と「全力離婚相談」終わっちゃったし〜ちょっとのんびりです。
「ウロボロス」は見てますよ〜ツッコミつつ(笑
でも斗真くんがかっちょいいからそれだけでいいかも〜(*´∇`*)
7. Posted by eno   2015年03月05日 14:07
きこりさま

今回もレビューお疲れ様でした☆彡
リアルタイムで視聴して、ビデオで視聴して、
きこりさんのレビューで考察を深めて、
再度ビデオで視聴して唸りながら、
お陰様で何度も楽しんでしまいました^^

巧の「必要以上にボロいアパートに住みやがって…」の
くだりは大爆笑でしたw
因みに僕の評価ではパシフィック・リムもアバターも満点♪

キャスティングも絶妙ですよね〜
今回初登場の平田満さんもそうですが、各キャラが
もうこの人達しか考えられないって思います。
正直第3話くらいまで依子役は栗山千明さんでも合いそうだと
思ってましたが、今はやっぱり杏ちゃんしか居ないと。

いや〜ほんとよく出来てますこのドラマ!
展開が読めなくてドキドキさせてくれるし、
笑わせてくれるし、毎回一話完結的なオチやまとまりが
しっかりしてて満足感が高い。
それに最初から佳織の思いや宗太郎の裏の顔など
さり気なく巧妙に伏線が張られててミステリーとしての
楽しみ方もあったり…凄すぎます。
これは全話見た後にビデオで見返しても
何度でも楽しめそうですな。

ところで前から思ってたのですが、このドラマの
特にギャグパートは「めぞん一刻」に影響を受けているように思います。
あり得ないシチュエーションであり得ない同士の鉢合わせとか、
ペットを使ったトンデモ展開とか。
巧の蔵書の中でも「めぞん一刻」特に目立つ位置に配置されてますし、
昨日のラストシーンで依子の向かいの部屋の住人(ぽっちゃりおばさん)の
名前が”一之瀬”さんだったので、あぁやっぱりある種のオマージュを
捧げているんだろうなと確信しました。
もし、めぞん一刻的な展開なら最終的には全員収まるところに
納まって清々しいハッピーエンドになってくれるのではないかな〜と
勝手に期待しております♪

あ、長くなってすみません。ではまた来週!
8. Posted by きこり→enoさん   2015年03月05日 22:18
>巧の「必要以上にボロいアパートに住みやがって…」の
くだりは大爆笑でしたw
鋭いですよね(笑)巧も自分に酔っているとこあるけど、やっぱり親ゆずりなのかしら。
しかし巧パパ、ボロアパートで学生時代を思いだしつつ楽しく暮らしていたとはやりますね。
巧もひとまわりすれば、この境地になれますかね?(* ̄m ̄)
>各キャラがもうこの人達しか考えられないって思います。
ホントですよね。古沢さんアテ書きだったのでしょうか。
一話目だけ依子のキャラがあまりにも強烈だったんでギョッとしてしまいましたが
2回目からはすっかり受入れ楽しめました。
>正直第3話くらいまで依子役は栗山千明さんでも合いそうだと
確かに雰囲気ありますよね。栗山さんが演じるとまた違った依子になりそうで楽しいですね。
巧とのバランスってことを考えるとやっぱり杏さんがいいのかな。
>毎回一話完結的なオチやまとまりが
しっかりしてて満足感が高い。
私も毎回、その構成のうまさにうなってばかりですよ〜
一話の中に起承転結がすっきり治まっていて見る側のことをすごくよく考えていますよね。
古沢さんの脚本はいつもそうなんですが、想像をこえたものや、ありがちな想像を壊してくれるものを見せてくれる。それが心地いいんですよね。
>名前が”一之瀬”さんだったので、あぁやっぱりある種のオマージュを
捧げているんだろうなと確信しました。
全然気づきませんでした。さすがよくご覧になっていますね。
古沢さんがファンなのかもしれませんね。
古沢さんの脚本はいつも登場人物一人一人に愛情が感じられます。
だからきっと最終回にはみんながそれぞれに合った幸せを見つけるんじゃないかな〜と期待していますよ〜



9. Posted by う〜みん   2015年03月09日 15:32
なんかほのぼのとしていいドラマですね〜(*^_^*)読んでるだけでほんわかしてきます(*^_^*)
依子も巧もお互いにいい影響を与えあっていい方向に変化してきてますよね(*^_^*)
普通の恋愛とは違うけれど二人の間の結びつきは確実に強くなってきてますよね(*^_^*)二人で幸せな家庭を築いてほしいな(*^_^*)
10. Posted by きこり→う〜みんさん   2015年03月10日 07:05
おはようございます〜♪
こちらは雨ですよ〜さぶいわ〜
いや〜このドラマ1時間の中にいろんな要素がすっきり収まっていて
見終わったらいつも充実感でいっぱいですよ。
依子も巧も独特のこだわりを大切に生きていて、中々他人には理解してもらえないのかもしれないけど、この二人は少しづつ自然に理解しあっているのが伝わってきます。
恋愛のいいところって、お互いの影響を受ける事だよな〜なんて、遠い目になりがなら見ちゃったわ〜(笑
昨夜また新展開になり、巧と依子は別の相手と付き合うみたいですが、最後には二人はまた結びつくと思っています。

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