「オリエント急行殺人事件」 第一夜プレミアムよるドラマ 「徒歩7分」 第2回 あなたはいつも急

2015年01月13日

「オリエント急行殺人事件」 第二夜

 う〜ん・・・やっぱり最後はみんなで乾杯して欲しかったな〜
事件を解決し満足げな勝呂の後ろ姿に酔えるほどは惚れられなかったからな〜
それでも、また会いたいような気がするのはアガサ・クリスティの力なのか、
野村萬斎さんの力なのか・・・
はたまた三谷幸喜の力なのか。怖いものみたさなのか・・・ ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ!
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 それでは振り返ってみましょう。
見事な謎解きを見せた名探偵勝呂武尊(すぐろ たける)(野村萬斎)と莫(ばく)(高橋克実)と須田(笹野高史)に犯人のみなさん、轟侯爵夫人(草笛光子)、羽鳥夫人(富司純子)、安藤伯爵(玉木宏)と夫人(杏)、馬場舞子(松嶋菜々子)、能登大佐(沢村一樹)、呉田その子(八木亜希子)、益田(小林隆)、幕内(二宮和也)、三木(西田敏行)、保土田(藤本隆宏)、昼出川澄子(青木さやか)、羽佐間(池松壮亮)は事件が起きてからの真実を話し始めました。


  今から5年前の昭和3年夏・・・
剛力家の奥様・曽根子(吉瀬美智子)の誕生パーティに犯人たちは出席していた。その中には小間使いの小百合(黒木華)もいた。
天使のようにかわいらしくて素直なお嬢様聖子(小林星蘭)、奥様思いで軍人としても立派な旦那様・剛力大佐(石丸幹二)を囲むように。
それは主人と使用人の垣根を越えて愛に結ばれている人たちの幸せな空間だった。

 しかし、聖子の誘拐事件ですべては砕け散った。
軍人としての誇りを優先させた剛力大佐は身代金支払いを拒否。犯人の要求を無視し警察に連絡をした。
身重の奥様は倒れ、いつまでも戻らない娘を思い大佐も苦しんだ。
能登大佐の説得で身代金を払うことにしたが、聖子は遺体で発見された。
ショックで流産した奥様は亡くなり、自責の念から大佐も銃で二人の後を追った。

 誘拐事件が発生した時間に警官の恋人・羽佐間と会い帰宅した小百合も容疑者として逮捕され、留置所で自殺してしまった。
屋敷は人手に渡り、使用人たちは解雇され、それぞれ去っていった。

 その後、容疑者として笠健という男が逮捕されたが裁判では証拠不十分で無罪となった。
釈放され、記者たちに囲まれた笠健(佐藤浩市)は言った。

「俺が無罪になったことをとやかく言うやつがいるが裁判長閣下もおっしゃってたじゃねえか。
疑わしきは罰せず。それが 法の精神だ。
いいか? どんなに怪しくてもな証拠がなければ 裁くことはできねぇんだよ。忘れんな!」
「ホントに やってないんですか?」
「俺? 俺はもちろん、やっちゃいねぇよ。ヒ〜ヒッヒッヒッ・・・」

 曽根子の母典子は高笑いする笠健を離れた場所から包丁を手に狙っていたが、娘の浪子に止められてしまった。
「お母様、お母様まで犯罪者になることないわ」浪子
「お願い」典子
「駄目」
「私はどうなっても・・・」
「私だって殺してやりたいわ。
お姉さまたちをあんな目に遭わせた男絶対に許さない」
「だから私が」
「だからお母様!やるなら、もっとうまくやらないと」


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 曽根子の名づけ親の轟伯爵夫人・典子・浪子の間では笠健に復讐することは決まったんだけど、
一応世間知らずという自覚はあるので、現実的な計画を立てられる軍師的な人に協力を頼もうということになり、家庭教師だった馬場に白羽の矢が立った。


 原作だけ読んでいると、みんな自然と復讐の名のもとに集まったように思っていたけど、
まさかスカウトから始まったとはね〜(* ̄m ̄)プッ
しかも馬場ちゃん、最初はやんわり断ったのにねぇ・・・


「どうして私に話を振ってこられたかが、もうひとつよく分からないんです(困惑)。
私は別に犯罪の専門家でもないですし・・・・」馬場
「先生なら、きっとできるって。
いつだってホームパーティーを仕切っていたのは先生よ」
 
ゞ( ̄∇ ̄;)ホームパーティと殺人は違うだろうよ。
「それとコレとは全く話が違うと思うんです」
「そうかなぁ〜」
私にあの男を殺せとおっしゃってるんですか?」
「そうは言ってないわよ。みんなでやるのよ」
「みんな?」
「取りあえず母に会って」


 で、会ったら轟侯爵夫人のマイルドな脅迫と典子の訴えるような目に逆らえず引き受けてしまいましたとさ。
馬場ちゃん、男らしい!そして潔いぞ!
生きる気力を失っていた大奥様に活力が戻ったのが嬉しくて手を貸さずにはいられなかったそうな。


 腹を決めた馬場ちゃんは戦場での経験が豊富で統率力のある能登大佐に協力を頼みました。

「私たちが手を貸す貸さないに関わらず大奥さまは必ず犯人の命を奪う。
ならば残された道は完璧なまでにやってのけるしかないのです。
大奥さまを罪人にしないためにも。
剛力家の悲劇はこれで終わりにしたいのです。一緒に腹 くくっていただけませんか?」

 能登大佐は戦場で二度も剛力大佐に命を救われていた。
協力したいし、血も騒ぐ。
でも笠健が本当に真犯人なのかどうか確信が持てるまで調べることにした。

 そこで登場するのが小百合の恋人だった羽佐間さ。
彼はあの事件以来、警官を辞めて探偵として働いていたので、馬場は笠健の居場所を調べるよう依頼。
彼は復讐計画にすぐに同意し、調査を始めた。

「噂では名前を変えて会社を起こしたって話だわ」馬場
「じゃあきっと身代金を元手にしたんだ。・・・・・許せません」羽佐間
「探偵さんなら、できるでしょ」
「必ず見つけだしてみせます。小百合さんのためにも」


 って、スカウトした人と話し合う場所として選ばれたのが大奥様が女優だったころからの大ファンで全面的に協力してくれるパインさん(山寺宏一)の「カフェー・トカトリアン」。
話合いが始まると昼間でも店を閉店にして貸切にしてくれました。


 スカウトは続きます。
まるで『七人の侍』や『サボテン・ブラザーズ』を彷彿とさせるぞ。


 下関の教会で働いている呉田の元には大奥様自らが出向きました。

「人を殺めては いけません。いかなるときも。
もし、あの男が本当に罪を犯したのなら、いずれは天罰が下るはずです。
神のひき臼は回るのが遅くても決して逃れることはできないのです」呉田
「では、なぜ神は幼い命をお奪いになったの?
私は もう神に頼ることはしない。これは正義の殺人です」大奥様
「・・・・・・」
「帰ります。どうか私の話は忘れて」
「大奥様、この世に正しい殺人なんてないんですよ」
「・・・・・もう会うこともないでしょう」
「・・・・・待ってください。
お手紙を読んだ時から決めていました。私も仲間に入れてください。
もちろん殺人は悪いことです。
私は悪いと分かって悪いことをする。
正義のためではなく、旦那様と曽根子様と聖子お嬢様と、そして大奥様のために」


 くわーーーっ!泣かせるじゃねぇか・・・( ̄ーÅ)
自分の信条を破ることになっても、人としてやらずにはいられなかったんだねぇ・・
『私は悪いと分かって悪いことをする』という言葉にシビレたよ。
なんか常におどおどしているけど、やる時はやるグレちゃんだよ。


 昭和6年夏。
ついに羽佐間が笠健の居場所を探し当てた。
笠健は藤堂と名前を変え横浜に事務所を構え貿易の仕事をしていた。
馬場と能登は新聞記者を装い、藤堂に会いに行った。
実際の藤堂と対面し話すことで能登は奴が犯人だと確信が持てたようです。

 実はこの時、二人の正体がバレそうになったのですが、密かにかばってくれた者が藤堂の事務所におりました。
同じく復讐のため単独で事務所に潜り込み秘書として働いていた幕内。

 で、パインさんの店で話し合ったんだけど・・・
「奥さまと並んで一緒に記念撮影を。
僕の一生の宝物なんです。どうですか?よく撮れてるでしょ。」


 奥様とのツーショット写真を自慢げに見せる幕内にドン引きする馬場と能登大佐・・・( ̄∀ ̄;)
今後、藤堂の情報は幕内が随時伝えるってことで、大奥様たちに引き合わせたんだけど、そこでもその大切なお写真をみせる幕内。


「剛力さんの奥様には公私ともども大変お世話になったので、
少しでも役に立てれば、こんなに うれしいことはないんです。
だって今も こうして肌身離さず奥様との写真を持ってますから。
お屋敷の庭で撮った写真です」幕内
「あっ・・・えっ・・・あの・・・いい写真だ(´∀`;)」羽佐間


 みなさんの頭の上に『コイツ、奥様のストーカー・・・?』というふきだしが見えたわ〜( ̄w ̄)ぷっ

 藤堂の居場所がわかったら、すぐにでもやってしまいたい轟侯爵夫人は馬場ちゃんを急かすんだけど、
関係ない人を巻き込まず、参加者全員が協力して殺せて、一人の逮捕者も出さずってなると、計画を立てるのも難しい。

「いつごろになりそうですか?」大奥様
「まだ何とも言えません」馬場
「失敗は許されない状況です。一度しくじれば敵は 防御を固める。
次の攻撃がますます困難になります」能登
「藤堂はどこへ移動するにも用心棒を連れていきます」羽佐間
「あっ、清水って男ですね。かなり荒っぽい奴で要注意かと」幕内
「一度のチャンスに懸けるんです。焦りは禁物です」能登
「あ〜私せっかちだから事が進まないとイライラしちゃうのよ。
なるべく早くやっちゃいましょう!」轟夫人


 そんな事言ったってアンタ・・・
食い逃げとかの軽犯罪じゃないんだからさーーー待っている間小説でも読んでシュミレーションでもしときなさいよ。

 でも、ここにも短気で血気盛んな奴がおりました。昭和6年の秋のことでございます。
大奥様達の計画を知らない料理人だった昼出川と運転手だった保土田と執事だった益田が藤堂を襲ったのです。


 3人の計画は失敗したけど、そのせいで藤堂は警戒を強めてしまった。
馬場と能登は、これ以上こいつらが勝手なことをしないよう見張るためにも仲間に入れることにしましたぞ。
剛力家に深い恩義を感じている3人は大喜びで加わりました。
んが・・・・・

「これだけ揃えば鬼に金棒だわ!」浪子
「ただ1つ。よろしいですか?先生」大奥様
「はい、大奥様」馬場
「いくら何でも・・・仲間が増え過ぎじゃないでしょうか?」大奥様
「私も思った・・・全部で何人?」浪子
「11人・・・です」幕内
「どうですか?」馬場

「人数が少ないに越したことはないが、こうなったらもう1人増やしたい」能登
「どういうことですか?」大奥様
「どうせなら12人で」能登
「何か意味があるのですか?」
「われらは法に代わって藤堂に 鉄ついを下すんです。
12は 陪審員の数。われらは神に選ばれた12人なのです。
そう思いたいのです。それにはまだ1人足りない」


 私も原作を読んだ時、12人で殺人って逆にめんどくさいよって思ったわ( ̄▽ ̄;)
そんなにいたら勝手な行動する奴絶対いるし、秘密を守れるかどうかも心配になるしさ。
団体行動は苦手だよ〜


 安藤伯爵を入れるって案が浪子から出たけど、外交官という仕事柄、万が一のことがあったらヤバイ。
でも、他にいないしねぇ・・・
能登はあくまでも12に拘るのでした。

 実は浪子はこの計画のことを夫には秘密にしており、同窓会に行くと偽って家を出てきていた。
いそいそと外出する浪子の姿に安藤伯爵は浮気を疑っておりますョ〜

 一方、共通の目的で結ばれた馬場と能登の間には絆が生まれつつありました。
殺人をきっかけに生まれた恋・・・不倫だけどさ(後に能登は家を出る)計画の話合いに楽しみが増えたわね〜

 一方、藤堂に仕える幕内は裏切り者の代わりに新しい執事を捜すよう頼まれ、益田を紹介。
共に働き、藤堂を見張ることになりました。


「そうしてあっという間に1年がたちました。
慎重な馬場先生はなかなか 行動に移そうとはされませんでした」大奥様
「私も辛かったのですが、それしか道はなかったんです」馬場


 昭和7年秋。
気の短いメンバーは待ちくたびれて怒り爆発。
そして、時間の流れと共に、あの頃の怒りが消えてきていることに悲しみも感じていました。
早く!早く!・・・・

 さらに、憎しみの対象である藤堂の傍にいる幕内も精神的にギリギリの状態になっていた。
「教えてくださいよ・・・
僕は いつまで あいつと一緒にいなくちゃいけないんですか。
もう我慢できない!」幕内
「時機が来れば 大佐から連絡が入ることになってる」益田
「僕は もう降りる」
「あなたに抜けられては困る」
「今すぐやらないんだったら僕一人でやる!」
「用心棒の清水は どうする?あんたが太刀打ちできる相手ではない。
もし失敗すれば今後ますますやりにくくなる。
その道理が分からないあんたじゃないだろ!」
「・・・・・・・・・」
「大奥様の願いは誰一人 逮捕者を出さずに藤堂を葬り去ること。
そのための策を今馬場先生が練ってるんだ。
私たちは 待つしかないんだ」

 それでも耐えきれなくなった幕内は復讐から抜けて田舎に帰ることを決めた。
そんな幕内を大奥様はかつての剛力家の庭に呼び出しましたぞ。お供は呉田です。

「役に立てずすいませんでした」幕内
「とんでもないです。あなたには 一番大変な役目をお願いしてしまいました。
幕内君はね、もともと娘の知り合いなの」大奥様
「慈善団体で知り合ったんでしたっけ?」呉田
「ええ。あの方は戦争で父親を亡くした子供たちのために奉仕活動をなさっておいででした。
僕はそのお手伝いを」
「彼にとってはね、娘は母であり姉であり、そして恋人だった。そうよね?」
「僕はあの方のお力に少しでもなればと手伝ってはいたんですけど、全然何にも役に立たなくて。だから・・・」

「娘が枕元に置いていたものです。あなたに差し上げます」大奥様は古びた聖書を手渡しました。
「そんな・・・」
「どうかもらってくださいな」
「大奥様・・・」拝むように頂く幕内
「あなたなしではこの計画は先に進めません。辛いのは分かります。
でも、どうかもう少し辛抱してもらえませんか?どうか、娘のためにも!


 幕内は田舎に帰ることができなかった。
彼にとっては復讐を待つ時間が愛する奥様を思っていられる幸せな時間でもあったから。


「純情な青年だわ・・・・」呉田
「そうね・・・」大奥様
「田舎に帰した方がよかったんじゃないですか?」
「彼にとっては、そうでしょうね・・・・
ひどい話よね。私は、あの青年に殺人の共犯者になれと言ってるんですから。
それでも 今は彼が必要なの」
「彼が人生を棒に振っても?」
「もちろん」


 ここは好きな場面でした。
復讐のために鬼になろうとする母親。その思いを受け止め寄り添う呉田さん。
そして奥様の聖書を胸に抱き遠くを見つめる幕内。
その姿からは恋に殉じる決意と神聖な悲しみが伝わってきた。
幕内・・・キモイなんて思ってごめんよ〜(;д;)


 そして轟侯爵夫人の我慢も限界。
馬場にも疲れて見えてきた。本当に敵討ちを決行することができるのか不安にもなってくる。
穏やかな呉田までがダイナマイトで藤堂の事務所をぶっとばそうとまで言いだす始末。

 昭和8年1月
苦々しい思いで藤堂を見張っていた保土田と昼出川が藤堂のボディーガードに後をつけられ、
パインさんがボコボコにされてしまう事件が起こった。
「もう、これ以上待てない・・・」馬場


 「カフェー・トカトリアン」はその後昼出川が引き継ぎました。
パインさん、どうなっちゃったのぉ〜? (」°ロ°)」


「ところがその直後、ついに笠健が動きだしたんです」 

 藤堂が下関の工場を視察するため汽車で移動することになったのさ〜

「2月1日に東京を出て戻ってくるのが6日。
行きも帰りも『特別急行東洋』を利用する予定でいます」幕内
「絶好の機会だな」能登
「僕もそう思います」

「『特別急行 東洋』は東京と下関を結ぶ日本初の寝台付き特別急行列車です。
一等には展望車も付いている豪華列車です」馬場
「『特別急行東洋』・・・」大奥様
「列車のコンパートメントなら間違いなく笠健は 1人になります。
まさに千載一遇のチャンスです。
われわれは下関から列車に乗り込み東京に着くまでに車内で片を付けます」馬場
「いよいよですね」轟伯爵夫人
「何だか わくわくするぅ」浪子
「他の乗客に迷惑は掛からないのですか?」大奥様
「寝台車の個室は全てこちらで押さえますので問題はないかと」馬場
「車掌さんは?」
「そこなんです。この計画にはどうしても鉄道関係者の協力が必要となってきます」馬場

 買収するしかないか・・と思ったら、調べによると小百合の父が『特別急行東洋』の車掌をしていることがわかった。まさに神のお導き。

 早速馬場と能登、羽佐間は三木に会いに下関へ向かいました。
んが、仕事に強い誇りを持つ三木は大切な列車を血で汚すことはしたくなかった。
断ったんだけど、娘の恋人だった羽佐間と対面し心を決めてくれました。

「どんな手を?」三木
「音がしないようにナイフで。1人ずつ順番に」能登
「どうか・・・・他の乗客の皆さんには、決して迷惑の掛からないように・・・・お願いいたします」三木
「もちろんです」馬場
「それから、もう1つ」
「伺いましょう」
「最後の一刺しを・・・私にやらせてください」
馬場は深くうなづきました。


やっぱり、こうやって一人づつ仲間になっていくのは感動するね。
復讐という繋がりではあるけど、みんなの目が生き生きしとる。長かったわ〜
でも、みんな意外とあっさりOKするもんだね。もっとゴネる人がいてもいいような気がするが。
ドラマの時間的な都合かしら・・・
とにかく、ついに計画が動き出しました。


 計画はこんな感じ。
まず藤堂に脅迫状を送りつける。これは筆跡をごまかすためと血判状的な意味で一人一文字つつ書く。
能登のこだわりで文章も12文字。
下関から列車に乗り込み、夕食後、益田が藤堂に睡眠薬を飲ませる。
深夜、三木さんの案内で順番に藤堂の部屋に入り、ナイフで一度づつ刺す。

 犯人は藤堂に恨みをもつ乗客以外の者が侵入した体を取る。
そいつは米原に停車した時列車に乗り込み藤堂を殺害し、名古屋に着いた時に逃走したことにする。

「車内では皆さんは、あくまでも他人を装ってもらいます。
剛力家との関係は伏せて誰もが初めてこの列車の中で会ったということに」馬場
「ちょっと待ってください。お芝居するんですか?」呉田
「そうですよ」
「私・・・・お芝居なんてできません」
「普段の自分でいいのです。ただし剛力家との関係だけは言わないように。
もし不測の事態が起きた場合警察や鉄道関係者から何を聞かれても剛力家との繋がりは伏せてもらいたい」能登
「私・・・無理です(ノω・、) 」呉田
「やるのよ!」轟伯爵夫人
「うっ・・・・o(T^T)o」


 グレちゃん、最後の最後まで演技したくないって怯えてたもんな〜
でも、アクシデントが起こった時大奥様に気合いを入れていた。土壇場に強いタイプね。


「ちなみに剛力家と最も近い存在の大奥様だけは、全く別の人物になってもらうことになっています」馬場
「久しぶりに芝居ができるので実は ずうずしてるんです」大奥様
「お母さま、何だか うれしそう。」浪子
「それから昼出川さん。
あなたは轟侯爵夫人の召し使いとして乗り込んでください」馬場
「私が?」
「侯爵夫人は足がお悪いので介添えが必要なんです」
「了解しました」
「昼出川さんは、すぐに暴走するのでお目付け役お願いしますね」
「もちろんです」
「そういうこと?」

「ねぇ、私も何か変装したいんだけど・・・」浪子
「お嬢様、これは遊びではないんです」馬場
「だって、お母さまばっかりずるくないですか?」
「大奥様は女優さんです」
「私は女優の娘です。あっ、そうね留学中の中国人なんてどうかしら?」
「わ〜〜だったら私は男装の麗人がいいわ」轟侯爵夫人
「いいかげんにしてください」大奥様


 浪子と轟侯爵夫人の物見遊山感がハンパない(* ̄m ̄)
浪子って映画のジャクリーン・ビゼットのイメージなんだけど、こんなにおちゃめな設定にするなんて。
そして轟侯爵夫人もめっちゃノリがいいぞ。


 そんな話をしていたら、不審者発見!
にゃんと安藤伯爵でした。奥さんのことが気になってつけてきたんだって〜
事情を知った伯爵は参加を強く希望。
その熱意に負け加えることにしましたが、12に拘る能登大佐のせいで浪子ははずされてしまいましたとさ。

 準備は進みましたが、予定外のことがいろいろ起こる。
まず、客室の予約は全部復讐組でおさえることになってたんだけど、こともあろうに藤堂の隣の部屋を鉄道省の重役が予約済みなのが判明。
予約取り消しはできそうにないから、当日睡眠薬入りのウイスキーを飲ませることにしたさ。

 そんなこんながありりまして・・・ついに決行の日が来ました。
下関港に着いた馬場も感無量。

「ようやく ここまで来た。そんな感じね」
「君は、よく頑張った」
「あなたがそばにいてくれたから」
「感謝している」
「えっ?」
「生きる目的を失っていたのは大奥様だけじゃなかったってことだ」
「・・・・うれしいわ」
大佐は馬場を抱きしめようとしましたぞ。
「今は駄目。今は駄目よ。全て終わってから。ちゃんと片付いたら。そしたら」

 はっ!変な小男が私達を見ているわっ・・・


 メンバーは下関駅の近くの物置的な所に集合しております。舞台に出る前の控室ね。舞台に向かう前のそれぞれの決意を見せる姿が印象的だった。ちょっとグッときたかも。 

 ここから、時間をずらしながらホームに向かう予定。
まず轟侯爵夫人とメイドの昼出川が乗車。
案内する車掌の三木はほとんどの乗客とここで初めて会うなのよね。
藤堂も駅に到着。
邪魔なボディーガードは保土田と羽佐間がうまいことやって追いやりました。

 その後保土田乗車。
続いて呉田も乗車手続き。
でも緊張のために三木が言ってる事がさっぱり聞こえない事態に。
逃げようとしたけど背後から羽鳥夫人が近付き・・・・・観念したようです。

「羽鳥ですけど。羽鳥典子」
「羽鳥様、ようこそいらっしゃいませ。羽鳥さまは一等の8号室にお入りくださいますよう」
「あなたが三木さんですね」
「はい。 車掌の三木でございます」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ・・・よろしくお願い申し上げます」
2人は見つめ合いましたぞ。

 さて、控室では緊急事態が起きていた。
安藤伯爵が控室を出ようとしたら・・・にゃんと浪子が現れた!
「来ちゃった


 来ちゃったじゃねぇよ!急に来ると部屋割りも変えなきゃならないし、12人問題もあるしよ〜
馬場と能登は大奥様のためにも参加拒否をしたんだけど、妻に甘い安藤伯爵のせいで受け入れざるを得なくなってしまった。
浪子はこの後も勝手に赤いガウンを着て歩き回ったりして、ペースを乱し、馬場たちをヒヤヒヤさせていたわ〜
確かにあのガウンの女の登場は必然性なかったもんね。
でも杏さんのキャラが新鮮でかわいくて良かったわ〜


 この不測の事態はすぐに能登から三木に伝えられました。
その後、藤堂と秘書の幕内、執事の益田が乗車。
さすがに藤堂と対面した三木は手が震えてしまい、おしゃべりな羽鳥夫人が助け舟をだしました。
励ますように三木の手を握った後、羽鳥夫人は乗車。
その後安藤伯爵夫妻が乗車。
そして馬場も乗車。
羽佐間はギリギリで飛び乗り。


「そうして全ての準備が整い、あとは『特急東洋』が下関を出るのを待つだけになった。
その時、あなたが現れたのです」


 あの名探偵勝呂武尊登場に乗客たちは青ざめた。
車内で秘密裏にミーティングが開かれましたぞ。
三木の健闘むなしく勝呂は列車に乗り込み、しかも莫の手配によって6号車に泊まることになってしまった。

「嫌な予感がする・・・・作戦は中止した方がいいんじゃないかしら?」馬場
「何 言ってるの。こんなチャンス 二度とないんだからやっちゃいましょうよ」浪子
「あなたが お決めになることです」能登
「答えは決まっています。もう後へは引けません」大奥様
「私もやるべきだと思う」能登
「僕も賛成です」幕内
「大奥さまがそうおっしゃるのなら」馬場

 能登から勝呂も消してしまおうと言う物騒な提案があったが、大奥様が却下。
三木がサービスと言って眠り薬入りのお酒をもっていくって案も出たんだけど、飲むかどうか怪しい。
で、保土田が部屋を訪ね一緒に飲もうって誘ったんだけど相手にされなかった。

 それで、寝かさない作戦を取ることに。
勝呂がうとうとしかけたら音を立てて起こす。これを繰り返していたら静かになったら疲れて熟睡するはず。
殺人決行は、勝呂が寝入った深夜の2時に決定。

 勝呂を欺く夜が始まりました。でもまたもやスムーズにいかないわ〜
食事も終わり、藤堂はベッドに入った。
でも益田は藤堂のお酒に睡眠薬を混入することができず、幕内がどさくさに紛れて投入。
眠らせた後に幕内が進ませた時計を壊そうとしたけど、中々壊れない(かなり煩かったと思うが)。
さらにテンパった幕内は持ち帰るはずの脅迫状を燃やしてしまった(→馬場に怒られる)

 最大のアクシデントは雪で列車が止まってしまったこと。
また緊急会議が開かれ、さすがの馬場も撤退すべきかと迷い、大奥様もそう決断しようとしたのですが・・・
グレちゃんがファインプレー。

「やるべきです。何を ためらってるんですか。
矢は放たれたのです。後戻りはできません」呉田
「分かりました。やりましょう」大奥様

 藤堂を殺した犯人は窓から逃げた設定に変更。
足痕は雪で消えたことになるはずだったんだけど止んでしまった。
その場合でもメンバー達は全員アリバイがあるから大丈夫のはずだったんだけど、勝呂に崩されてしまった。


「そして、いよいよ深夜の2時になりました」馬場

 最初のひと刺しは轟侯爵夫人がするはずだったのですが、さすがにできず能登が思いっきりやってくれました。
その後に轟夫人→馬場→益田→保土田→昼出川→呉田→幕内→羽佐間→安藤伯爵→大奥様→三木。
ついに刑は執行されました。


「こうして私たちは計画どおり藤堂こと笠健を殺害しました。
そして朝になり最も恐れていたことが現実になりました。あなたの捜査が始まったのです」


 って、あの証拠のハンカチは捜査をかく乱させるために置いたのではなく轟侯爵夫人がホントに落としたものだったらしい。能登大佐のパイプクリーナーはわざとらしいが。

 その後も勝呂の鋭い推理と追及にひるみつつも乗客たちは常に団結し知恵をしぼりのりきった。
ヘラクレスを相手に苦戦しつつも、決して逃げることなく戦い抜いたのです。


「これだけの犯罪計画です。
相当な力量のある指導者がいるはずに違いないと私は考えました。
人々を率いる人徳、綿密な計画を立てる頭脳、そして突発事態に冷静に対処する度胸。
それが3人の人物に割り振られていることがこの事件の面白いところです。
すなわち人徳は大奥様に、頭脳は先生に、度胸は大佐に」勝呂

「大奥様・・・こんな結果になってしまい申し訳ありませんでした」馬場
「何を言うのです」
「あなたのせいじゃない。むしろ、あなたはよくやった」能登
「私もそう思います。勝呂の知恵が勝っていただけです」
「ここまでやってこられたのは先生がいたからです」大奥様
「すみません」馬場
「この雪さえなければ全てが うまくいった。この雪さえなければ・・・」能登

「勝呂さん。これで全てを お話しいたしました。
どうなさるおつもりですか?」大奥様
「難しい質問です。
被害者は憎むべき男ではありましたがしかしながらこれは殺人事件です」勝呂
「どうしても 表沙汰にしなければいけないのであれば私一人の犯行としていただけませんか?」
「大奥さま・・・」馬場
「笠健は私の娘と孫を殺し、さらには生まれてくるはずのもう1人の孫まで殺したんですから。
ここにいる人たちは善良で誠実な人たちです。
私の愛する家族。義理堅い使用人たち。
娘さんを亡くしてかわいそうな三木さん。
先生と大佐はすてきな家庭を 築くはずです」

 この言葉に応え、勝呂は莫にどちらの推理を取るか尋ねました。

「私の意見を申し上げるならば、勝呂さんが出された 第一の解答米原から乗った女のような声の男が藤堂を殺し逃げていったという説に1票を投じたい。
それ以外の解答はあり得ないように思えます。名古屋の警察にはそう伝えたいのですが」莫
「では、この勝呂武尊に犯罪者を見逃せと?」勝呂
「須田先生のご意見は?」莫
「うん。賛成ですな。医学的な見地から色々私も意見を述べさせていただいたがどうやら 的外れのようだ」須田
「あなた方は 私に犯罪を もみ消せと おっしゃる?」勝呂
「そのとおりです」莫
「は〜 耳を疑いますな!」勝呂
「どうやら覚悟を決めた方がいいようだ」能登
「足跡は どうなるのです?
雪の上に足跡がない以上犯人はまだ列車内にいるということになる。
それ以外の可能性はない。断じて ない」勝呂

 勝呂は保土田に列車から出て外で走り回る用命じました。
訳がわからないがながらも保土田は雪の上を行ったり来たりしたぞ。

「弱ったもんですなぁ。現場の保存は犯罪捜査の常識です。
あんなに踏み荒らされてしまっては今となっては犯人の足跡があったかどうか確認もできません。
警察も困るでしょうなあ。私の知ったことではないが」勝呂
「感謝します」馬場
「これは勝呂武尊が解決できなかった初めての事件です。
しかし、これほど誇らしいことはありません。
それでは事件の真相もはっきりしたことですので私はそろそろ部屋に戻ることにします。
莫さん、フグの一夜干しの食べ方教えていただけますか?」勝呂
「もちろんです」莫


 もらった時あんなに嫌がっていろんな人に押し付けようとしてたのにね〜
乗客たちは苦労をねぎらい喜びを分かち合った後別れていきました。

 ラストはちょっとあっさりしすぎかなって気もしたな。さわやかだったけど物足りなさも感じたわ〜
こんな長い年月かけて苦労して練った復讐が成功しただから、乾杯ぐらいはして欲しいよね〜
これが日本人の感じなのかしら・・・それとも映画でやっているからあえて避けたのかしらん・・・

 二日間三谷版オリエント急行殺人事件を楽しみました。
私は二日目の方が好みだったかな。
終ってみると三谷幸喜色はいつもより薄かったような気もするけど、確かに新しい「オリエント急行殺人事件」を見せたもらったように思います。
一応悲劇から始まった復讐ものだから、笑わせどころをどこにもってくるか難しかったと思いますが、流れを壊さずにうまく見せてくれたと思います。もっとやってくれても良かったかねぇ・・・。むしろそっちを期待してたからさ。

 登場人物が多かったけど、キャストのみなさんはさすがでしたな。
一人一人しっかり創り上げた個性がきれいに溶け合っていた。
原作既読者にとっても、さらにイマジネーションを刺激される、
見終った後にも原作や映画と比較したりして、さらに楽しめるドラマだったと思います。
何より大好きな作品を大好きな三谷さんの脚本で見られたのが心から嬉しかった。
ツッコミどころもあったけど、それは愛故でございます。
私の中では記念碑的ドラマかな〜


 「オリエント急行殺人事件」 第一夜

 映画『オリエント急行殺人事件』の記事

usagi
やっと終わった・・・・”_| ̄|○”ハァハァハァ
二日連続3時間ドラマって、やっぱキツイ。
まとめられた気がしねぇ・・・
明日、ちょこちょこと書きなおすと思うわーー

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matakita821 at 22:10│Comments(18)TrackBack(6)2015年ドラマ 

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この記事へのコメント

1. Posted by Largo   2015年01月14日 10:45
きこりさん こんにちわ。

私は、原作などが好きすぎて、ついつい突っ込み多めの記事を書いてしまったのですが(汗)、古典ミステリーと忠臣蔵を合体させるなんていうアイデアは三谷さんならではで、三時間があっと言う間の楽しさでした。
>確かにあのガウンの女の登場は必然性なかったもんね。
そうそう、原作でも謎の部分だったんです。浪子の暴走・・・すんごく納得できました。
こいいった箇所はいくつもあって、さすがだな、と思いました。
そして仲間が次第に集まってくる流れ、そして極め付きが二転三転するドタバタシチュエーション。
>もっとやってくれても良かったかねぇ・・・。
こういうのが好みなので、もっとやって欲しかったです(^^
お屋敷、応接間、喫茶店も雰囲気がありました。
東洋号、乗ってみたいです〜(^^
改めて原作のプロットの特異性というか、初めてこういうトリックを考えたクリスティー、すごい、と思わせてもくれたドラマでした。
2. Posted by う〜みん   2015年01月14日 14:33
こんなシリアスな話をどうやってコメディタッチにするんだろうって思ってたんですがなかなか面白い作品に仕上がってたみたいですね〜(^_^)

昨夜(今朝かな?)きこりさん家に遊びに行くという夢を見ました(^_^;)夢だから色々おかしいんですが車で気軽に行ける距離でした(^_^;)小さな体育館みたいな吹き抜けのホールみたいなスペースがありましたよ(*^_^*)
いつか本当にお会いしてお話ししてみたいです(*^_^*)
3. Posted by きこり→Largoさん   2015年01月14日 17:35
こんばんわ〜( ´Д`)ノ
>私は、原作などが好きすぎて、ついつい突っ込み多めの記事を書いてしまったのですが
あーーわかりますよ〜
私も原作が好きだし、映画版も大好きなんで、第一夜を見ながら、もう映画を見直したくなったりして。
で、映画版と比べちゃって〜いけませんね。
だから純粋にドラマとして楽しめないところあったかも。
それでも三谷さんが描く「オリエント急行殺人事件」にはわくわくしました。
>こいいった箇所はいくつもあって、さすがだな、と思いました。
三谷さんも原作を読みながらいろいろツッコんでいたんでしょうね(笑
原作や映画では無条件に一致団結していたけど、実際はどうだったんだろう・・って
いろいろイマジネーション広がりますよね〜
計画の段階でも問題が出てきて、記者に乗ってからもアクシデント続出。
これってまさに三谷さんの芝居の世界ですよね。
>こういうのが好みなので、もっとやって欲しかったです(^^
やはり原作者への思いが強いからか逆にアレだったんですかね。
三谷さんならもっといろいろやってくれると思っていたんで、ちょっ拍子抜け ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ!
>初めてこういうトリックを考えたクリスティー、すごい、と思わせてもくれたドラマでした。
ホントホント!すごい作家ですよね。
「アクロイド殺し」も「そして誰もいなくなった」みたいな誰も思いつかないようなプロットとドラマチックな展開が大好きですよ〜

4. Posted by きこり→う〜みんさん   2015年01月14日 17:42
>こんなシリアスな話をどうやってコメディタッチにするんだろうって思ってたんですが
そうそう!これをコメディって思わないですよね。
いったいどうやって笑わせてくれるんだろ?って思ってたけど、ちゃんと原作のムードを保ちながら三谷さんらしい作品に仕上がってました。
乗客のキャラもホントはこんなんだったかも〜!って思えるような感じだし〜
私は「7人の侍」とか「サボテンブラザーズ」を連想しちゃったけど「忠臣蔵」的なアレらしいですよ。
>昨夜(今朝かな?)きこりさん家に遊びに行くという夢を見ました(^_^;)
あら、私はどんなおばさんだったかしら〜?(笑
うちは空港から車で3,40分ですかね〜JRの駅からは車で5分ぐらいですよ〜
家は体育館みたいに大きくないけど(笑)今は一人だから(夫と別居中なんで( ̄▽ ̄;)アハハ…)広く感じるかも。
私もね、いつか九州に行って、う〜みんさんとお会いしたいと思ってますよ〜o(*^▽^*)o~♪
九州には新婚旅行で行った後に、母と旅行で行ったかな〜?遠い昔ですワ(笑
屋台で一緒に飲みたいです。
5. Posted by くう   2015年01月14日 21:45
>う〜ん・・・やっぱり最後はみんなで乾杯して欲しかったな〜

あっさり解散だったよね(笑)
それでも三谷舞台にワクワクしたわ。
アッサリだったから余計に寂しさが募ったよ。
原作と同じであって、かつ三谷風味だよね。

>一人一人しっかり創り上げた個性がきれいに溶け合っていた。
見ごたえのあるドラマだったと思います。

キャラが立っていて楽しかったよね〜^^
キャストそれぞれが役者さんの他のキャラとも被ったりして2日目は特に楽しかったよ!
こういうのがまた見たいなぁと思えるドラマだったわ^^

6. Posted by sannkeneko   2015年01月15日 20:40
ホントにホントに今更ですが、あけましておめでとうございます。

第二話の方が当然ながらオリジナリティーがあって見やすかったです。
皆さん、絶賛の中で申し訳ないですが、
Eテレの「シャーロック・ホームズ」の方が私は好きだなぁ。
・・・野村ポアロは何とかならなかったのかしら。
7. Posted by ヒロル   2015年01月16日 05:11
きこりさんの超大作解説に感動しました!。世界の名作を解説する使命感をヒタヒタと感じました。お子さんが犠牲になる話はとても辛くて目をそらしてしまいますが、オリエントはその辺の所をオブラートに包んでくださり、最後まで楽しめました。でも実際の赤穂浪士は裁かれたからそのあたりはどうなのかとふと疑問でした。俳優さんに関しては皆さんそれぞれ好みが分かれる所ですね。やはり世界に愛されているアガサ作品へのファンの方の思い入れがあるのですね。私の素人感想は、若手の何人かの方は ちょっと演技が物足りなく、野村さんとベテラン俳優さん達によって おぐらみが出たと感じました。きこりさんが教えてくださった「フランス訛りがあったポアロさんのニュアンスに重なる野村さんの独特の話ぶり」という洞察、さすがこの道のプロと尊敬の念です。昔原作を見たのですが色々すっかり忘れてます
乾杯があったのですね。…
今回もお返事頂き感謝感激でした。ありがとうございました。
8. Posted by う〜みん   2015年01月16日 11:34
夢の中のきこりさんは30代半ばくらいに見えましたがホントはもっとお姉さんですよね(^_^;)ちなみに私は今年年女です(^_^)

きこりさんはお酒は強い方ですか?私はあまり強くなくて量は飲めないんですが酒の肴は好きなのできこりさんが飲まれるならお付き合いしますよ〜(o~-')b
あ〜ホントにいつかお会いしたいです(*^_^*)
9. Posted by きこり→くうさん   2015年01月16日 19:33
>あっさり解散だったよね(笑)
タンパクでドライなところが日本人らしいのかしらね(笑
三谷さんが原作をすごく大切に思っていることが伝わってきたよ。
一人一人のキャラを見ているだけで楽しかったよね〜
原作通りの一日目があってこその2日目。
原作ファンにとっても楽しく笑えるドラマ化だったよ。
野村ポアロにはいろいろ思うところがないでもないけど、
チャレンジ精神がすばらしかったと思う。また見たいよね〜
10. Posted by きこり→sannkenekoさん   2015年01月16日 19:38
>第二話の方が当然ながらオリジナリティーがあって見やすかったです。
ですよね〜
このドラマは一夜目と二夜目がセットになっていて、
どちらが欠けても物足りない感じになったと思いますが、やはり2夜目の方が
おもしろかったかな〜
>Eテレの「シャーロック・ホームズ」の方が私は好きだなぁ。
人形劇のですね?
私も好きです。原作をうまく変えてあってまさに三谷版シャーロックホームズになってますもんね。
野村ポアロには、慣れていただくしかないでしょう・・・(笑
11. Posted by きこり→ヒロルさん   2015年01月16日 20:02
いやいやいや・・・そげなりっぱなもんではないですが、またまた長くなってしまった記事を読んでくださって感謝です。
罪のない子供が殺害されたことによって起こる悲劇・・
原作を読み乗客全員が犯人というラストに大きな衝撃を受けたとともに
クリスティ、すごいな!と感動した覚えがあります。
その犯人を関係者全員で成敗って外国人らしいな〜と思いました。
敵とは殺すか殺されるか、命を奪って完結するって形が。
でも三谷版オリエント急行が忠臣蔵を彷彿とさせるように、まさに敵討ちですよね。
乾杯は映画のラストを飾る場面で、原作はどうだったかな〜?( ̄ー ̄?).....??
殺人者を決して許さないポアロが見逃した事件・・・これは最後の作品「カーテン」に繋がるものがあると思っています。
乾杯は日本人の感覚として違和感があるかもしれないですね。
それで、ああいう笑えるドライな別れになったのかな〜?(笑
幕内が仕置き人を提案したけど、まったく相手にされてませんでしたもんね〜
それはそれでおもしろかったけど、やっぱり映画が好きなのでついつい比べてしまいます。
日曜日にまた、ゆっくり見てみようと思います。
ヒロルさん、今年もドラマだけでなくいろいろお話できたらうれしいな〜


12. Posted by きこり→う〜みんさん   2015年01月16日 20:17
>30代半ばくらいに見えましたがホントはもっとお姉さんですよね(^_^;)
お姉さんと言うか・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…おばさんだよねぇ・・・・
年女ということは40代とは思えないから30代?
なんか少しイメージができてきましたよ〜(笑
お酒は昔はかなり飲んだんですが、妊娠を機に飲まなくなってすっかり弱くなりました。
飲むと眠くなっちゃって〜だから友達と飲む時もセーブしています(笑
絶対に会いましょう!美味しそうな屋台見つけといてくださいよ〜 ∩( ´∀` )∩
13. Posted by う〜みん   2015年01月17日 00:55
え〜っw(☆o◎)w
何でそんなに若く思われたんでしょう(^_^;)大はずれですよ〜私もしっかりオバサンです(^_^;)長女は高校生なんですけど私、二十歳そこそこで出産してませんよ〜(^_^;)

結婚してから外で飲む機会がめっきり減ってしまいましてや屋台なんて今まで2回くらいしか行ったことないんですがきこりさんのためならちゃんと調べてご案内しますよ〜(o~-')b
屋台もマナーの問題があったり名義貸し禁止とか原則一代限りとか色々規制があって段々減っていってるみたいです。規制緩和の動きもあるみたいで、やっぱり屋台はずっと残っていってほしいので何とかいい形でルールを整えてほしいです。
14. Posted by きこり→う〜みんさん   2015年01月17日 18:46
>何でそんなに若く思われたんでしょう(^_^;)大はずれですよ〜
なんだろ?若々しい印象があるよ。おばさん特有のだらけた感を感じたことがなくてエネルギッシュだからかな。おばさんと聞いて安心したが(笑
私は29歳で結婚したんで遅い方かな〜札幌に居た頃は友達と飲みに行ってたけど
こちらに来てからはとんとごぶさたですよ。たっま〜に友達と会った時に外で飲むけど、ほとんどは家飲みです。
>屋台もマナーの問題があったり名義貸し禁止とか原則一代限りとか色々規制があって
なるほど〜
私の住んでいるところは町おこしの一環として屋台村があるんですよ。
そこにはいろんなジャンルの(フランス料理から中華から和食から)居酒屋があって、
囲ってあって北国仕様になっているから冬でも安心して飲めます。
地元産の素材を使って安く美味しく飲めるので人気ですよ〜
そこは出店する期間が決まっていて(安く場所を借りられるからなるべく多くの人にチャンスをあたえるため)屋台村を出たあと店を持つひとも多いです。
屋台ってその地方の特色を気軽に味わえる場所って感じですかね〜
でも、屋台じゃなくてももちろん結構です(笑
昔ほど量は食べられないけど、う〜みんさんが選んでくれるものなら何でも頂きます!( *´艸`)
15. Posted by う〜みん   2015年01月18日 13:39
屋台村、いいですね〜(*^_^*)色んな料理を出すお店が一ヶ所に..どのお店にするか何を食べるか目移りしてなかなか決まらないかも(^_^;)じゃあ私がそちらに遊びに行ったら屋台村に案内して下さいませ(*^_^*)

きこりさんはトンコツラーメンは大丈夫ですか?脂っこくて苦手って人もいますがやはり福岡に来たらトンコツラーメンを召し上がって頂きたいです(*^_^*)チェーン展開しているお店もいいですが観光客が行かない小さなお店もなかなかですよ〜(*^_^*)
うどんも美味しいですよ〜ゴボ天(ゴボウ天)うどんは一度召し上がって頂きたいです(*^_^*)
それから福岡の焼鳥屋さんは鳥だけじゃなくエビがあったり豚バラがあったりで種類が豊富なんですよ〜(*^_^*)
あ〜まだあった!魚も新鮮なので特に鮮度が命のサバやアジなんかの青魚のお刺身も美味しいですよ〜(*^_^*)
今の時期は牡蠣も!私は牡蠣小屋は一度しか行った事がないんですが1キロ1000円と安いので思う存分食べられますよ(*^_^*)
鍋もあった!モツ鍋や水炊きもぜひ!
ちょっと足を伸ばして(車で一時間半くらい)呼子のイカもどうでしょう。活造りを食べたあとはゲソを天ぷらにしてもらって二度楽しめます(*^_^*)

あ〜オススメがたくさんあり過ぎて絞れません(^_^;)

私、エネルギッシュですか(^_^;)まあ中身は未だ10代の頃と変わってない部分もありますけどね(^_^;)見た目も童顔なので実年齢より若く見られる事が多いです(^_^;)でも体は正直で更年期には勝てません(><。)。。
16. Posted by きこり→う〜みんさん   2015年01月18日 19:10
>どのお店にするか何を食べるか目移りしてなかなか決まらないかも(^_^;)
(* ̄m ̄)ふふふ・・・屋台村内ではしごして飲む人も多いんですよ。
こちらにきたら、まかせてくださいな。
私の住んでいるところはお菓子の町と言われているぐらい菓子店が多いんですよ。
まあ、一番有名なのは六花亭ですが。
乳製品の工房も多いので新鮮な材料が安く手に入るんです。
本州に比べたらケーキ1個も120円とかで買えます。
観光名所的なところはなくて〜( ̄▽ ̄;)アハハ…食べるものならなんでもこいって感じの所です。あとは温泉かな〜
わたしはとんこつだろうとちゃんぽんだろうともちろんオッケーです。
きらいなものはほとんどないんで。
>ゴボ天(ゴボウ天)うどんは一度召し上がって頂きたいです(*^_^*)
こちらは蕎麦屋も多いんでごぼ天蕎麦は食べたことあるんですがうどんもいいですな〜!
>活造りを食べたあとはゲソを天ぷらにしてもらって二度楽しめます(*^_^*)
げその天ぷらって最高じゃないですか〜!想像しただけでよだれがでますよ( ̄¬ ̄*)
そうそう、う〜みんさん、昨日の『嵐にしやがれ』セカオワがゲストだったの見ましたか?
DJLOVEさんがかなり喋っていておもしろかったです。
シェアハウスも再現されていておしゃれで雰囲気がある部屋でしたよーー
17. Posted by う〜みん   2015年01月21日 01:07
ケーキ120円ってケーキ屋さんのケーキですか?こっちだと苺ショートでも軽くその二倍以上ですよ。そんな値段だったら食べたい気持ちを押さえるのが大変ですね

温泉大好きです〜(*^_^*)こちらも温泉はたくさんあるので日帰りで入りに行ったりしてます。それに意外と地元の人は見慣れ過ぎて何とも思わない場所がよそから行った人間には面白かったりするんですよね〜私も福岡に観光で来る人には福岡タワーとか大宰府くらいしかオススメポイントが思いつかないんですがよそから来る人は結構あちこち楽しんで回ってらっしゃるみたいなので(^_^;)

いかゲソ天お好きですか?ではアジの骨の素揚げは?アジは活造りのあと頭と骨を揚げてくれるんですよ〜(^_^)塩をふってあるだけなんですが十分美味しいです。

「嵐にしやがれ」は途中から見ました(*^_^*)アルバム発売の営業活動でしばらくは露出が多くなりそうで楽しみですね(*^_^*)
18. Posted by きこり→う〜みんさん   2015年01月21日 21:36
>こっちだと苺ショートでも軽くその二倍以上ですよ
それが当たり前ですよ〜札幌じゃちょっと高級なのは500円、さらにグレードが上がると700円とかもありますもんね〜
こちらはほとんどの店が100円台ですね〜その点はすごくありがたいです。
おやつ感覚で2,3個買っちゃいますから(笑
>意外と地元の人は見慣れ過ぎて何とも思わない場所がよそから行った人間には面白かったりする
そうかも。こっちってホント、どこに連れていけばいいのやら?って感じですよ(笑
ここ何年かは広いイングリッシュガーデン系の庭とレストランってところがあちこちにできていて
観光バスはそういうところに行くかな〜?
>ではアジの骨の素揚げは?
いいですね〜( ̄¬ ̄)香ばしそう・・
こっちではほっけの開きの身を食べた後の骨を炙って食べたりもします。
いい酒の肴になりますよ〜
やっぱりセカオワはいいですね〜見るとまたその世界に浸りたくなりますよ。

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  絵文字
 
 
「オリエント急行殺人事件」 第一夜プレミアムよるドラマ 「徒歩7分」 第2回 あなたはいつも急