「変身」 第5話(最終話) 成瀬純一ドラマ10 「聖女」 第2話 愛を乞う女

2014年08月26日

ドラマ10 「聖女」 第1話 運命の再会

 いや〜「シャーロックホームズ」と重なっていたもんだから〜
見るのが随分遅れてしまって・・・・(^▽^;) 
で、2回目がある今日見たという・・・・
何かドラマらしいドラマでおもしろかったぞ。
「木嶋佳苗被告による連続不審死事件」は何度もドラマ化されておりますが、
今回はかなりひねりの効いた独特のものになりそうですなぁ・・・
HPはこちら

『彼女はただ清らかでいたかったんだ。
強く 気高く いつも頭が痛くなるほど真っ白な服を身に纏い
頬には慈愛の笑みを浮かべ
その崇高な姿は誰もが平伏し賞賛する
そして何からも永遠に汚されることのない
そんな女でありたかった。
ただそれだけ。それだけだったんだ』


 その人(広末涼子)と晴樹(永山絢斗)が出会ったのは10年前・・・
山の手女子大学院生の内藤あかねと名乗り、まだ高校生だった晴樹の家庭教師として現れた。
白いシャツを着た笑顔の美しい人に晴樹は一瞬で心を奪われた。

 一回だけの予定だったが、模試の結果がかなり良かったので続けて頼むことにした。
その時、彼女は自分が内藤あかねではないと告白した。
デートの約束が入り、バイトできなくなった彼女の代わりに一回だけという約束で引き受けたらしい。

「もう信用できない?私のこと」まりあ
「いや。信じるよ。先生のこと」晴樹
「ありがとう」
「じゃあ・・・先生の本当の名前は?」
「・・・・本当の名前は・・・緒沢まりあ」
「緒沢まりあ・・・」

 まりあ効果でハッスルした晴樹の成績はぐんぐん伸び、兄だけに期待していた両親を思いがけず喜ばせることになった。
担任に東大を受けるよう勧められたが、晴樹にその気はなかった。

「東大に入ってよ。
東大に入って、いっぱい勉強して、誰にも見下されない立派な人になって、私を恋人にして」まりあ
「えっ!あ・・それ・・」
「なんてね。冗談言っちゃった。さ・・・勉強勉強・・」

 ごまかしたけど、去り際に見せた寂しそうな笑顔が晴樹の心に刻まれた。
その後、ますます成果を上げた晴樹は学年一位にまでなり、家族でお祝いする席にまりあも呼ばれた。
で、にゃんと支度ができるまでの間に二人は晴樹の部屋で結ばれてしまうのです!

 まりあはそんな気なかったと思うけど、晴樹の情熱を受け入れた形かねぇ・・・
てか、下にお母さんもいるし、近くの部屋にお兄さんもいるのに大胆だよぅ・・・ΣΣ( ̄◇ ̄;)!
その後、家族みんなに会うのにさぁ・・・


 父親を待っている二人っきりのテーブルでまりあは堪えるように泣いていた。
それでも「俺のこと、好き?」という晴樹の問いかけに笑顔で「好きよ」と答えてくれた。

『それが彼女に会った最後の日だった』

 その後、まりあは姿を消した。
晴樹は大学を訪ねたが彼女の居場所は掴めなかった。
内藤あかねに聞いたら、電話もメールも繋がらないらしい。
まりあは山の手女子大学院生でもなかった。

 いや〜最初はお兄さんと付き合ってるのかな〜と思ったんだけど、晴樹の父親の愛人かしら・・・
教会で男の人と会ってるふうの場面あったもんねぇ・・・
それとも、父親の愛人の子とか?でも晴樹とそういう関係になっちゃったもんねぇ・・??
何等かの意図があって晴樹の家に入り込んだことは確かだと思うんだが・・・


 まりあに再び会うためには東大に入るしかない!
一生懸命勉強に励んだ晴樹は見事東大にストレートで合格。
在学中に司法試験に一発合格し弁護士になった。

 晴樹は前原総合法律事務所に所属し、看護師のかわいい恋人・泉美(蓮佛美沙子)とは結婚の約束をしている。
所長(岸部一徳)によると晴樹は事務所に入った頃は陰気くさくて「人生に絶望したみたいな顔」をしていたそうだが泉美と出会ってから変わったらしい。

 そんな時、TVのニュース映像でまりあを見たのだった。
「自称アートコーディネーターの肘井基子」。
複数の男性を騙した結婚詐欺、連続殺人および殺人未遂の容疑者として。

 逮捕された時の堂々とした態度も相まって、マスコミは彼女のことを「冷酷なプレイガール」「魔性の女」「毒婦」とセンセーショナルに扱った。

 肘井基子が殺したとされる男性は2人。
青年実業家の阿川 博之(浜野謙太)・・・5年前自宅で睡眠薬を大量に服用し、ガス漏出事故を起こし死亡。
その日時にマンション前に停まっていたタクシーのドライブレコーダーがMSを出ていく肘井基子の姿を録画していた。

テレビ局プロデューサーの坂東幸雄(森岡豊)・・・基子とハイキング中に崖から落ちて死亡。
その直前ケンカをし突き落としていたという目撃情報があった。

 3人目の犠牲者・大手企業役員の千倉泰蔵(大谷亮介)・・・・妻と別れて基子と暮らすつもりが、就寝中に起きた火災から逃れようと2階から転落し意識不明の重体。現在植物状態となっている。肘井基子は当日千倉の元を訪ねており、千倉には受取人を肘井基子とする多額の保険金がかけられていた。

「ありえない・・・こんな女がまりあさんなんて・・・」 晴樹
でも、写真の肘井基子は、いつもまりあがつけていた十字架のネックレスをしていた。

 その後、肘井基子は公判の半月前に方針の違いで弁護団を解任。
代わりの弁護士に立候補しようとした前原所長と共に晴樹は拘置所にいる彼女に会う事になった。
前原の影にかくれて下向いているけどね。

 接見した肘井基子は「死刑だけは絶対に避けたいんです」と話した。
「うちは小さな弁護士事務所ですが、まかせていただければ精一杯のことをさせていただきます」前原
「ありがとうございます。でも・・・信用できますか?私のこと」基子
「もちろん。全面的に信用しますよ」
「ありがとうございます」

 その時・・・陰にかくれていた晴樹の姿が現れ・・・二人の目が合った。
やはり基子は、まりあだった。

『これが僕と彼女の運命の再会だった』

 晴樹と会った後まりあは、落ち着かなげに部屋を歩き回っていましたが、笑顔を浮かべた後、『聖女プラクセデス』の絵に祈っていました。
彼女にとって晴樹とはどういう存在だったのか。

 彼女は何故『聖女プラクセデス』に惹きつけられるのか・・・
このドラマに登場する『聖女プラクセデス』はフィケレッリの絵を17世紀オランダの画家・フェルメールが模写したもの。
でも、この絵をフェルメールが描いたこと自体疑問視する声もあるらしい。
フィケレッリのではなく、フェルメールの絵の方に惹かれたのはなぜか。
そしてフェルメールの絵は本物か偽物か・・・
偽物の中に真実を見出そうとする基子の秘密とはいったい・・・

 いつも白を身に着けていた基子は接見の時も白いシャツに白いスカートを着ていた。
「白」を着続けるということは白くありたい(犯人のシロじゃなくてね)ということ。
「白」の持つイメージ、汚されていない・清らか・純粋・無垢・・であることを彼女は求めているんだろうか。
ということは、自分がそうではないと思い込んでいるからこそ白を求めるんじゃないだろうか。
彼女の生い立ち・・・そこに彼女が白を着続ける理由が隠されているような気がする。

 そして「私を信用してますか」という言葉・・・
彼女自身が一番自分を信用していないんじゃ・・自分だけじゃなく人間すべてが信じられない・・・
だからこそ、人に問いかけてしまう・・・

 ちょい気恥ずかしい場面やセリフもあるけど・・・続きが気になるドラマです。
視聴決定です。

 第2話 愛を乞う女
 第3話 プライド
 第4話 裁かれる女
 第5話 最後のキス
 第6話 愛が壊れるとき
 最終話 この愛の果て

ねこちゃん

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