「家族狩り」 第2話 殺しの香り、殺しの祈り連続ドラマW 「MOZU Season2 〜幻の翼〜」 Episode #4

2014年07月12日

「リバースエッジ 大川端探偵社」 第12話(最終話) 依頼者は所長

 良かった・・・生きてた・・・(´;ω;`)ブワッ
結構、エライ目に遭っちゃったけど、大川端探偵事務所はつづくよ。
という訳で「シーズン2」、待っちょるからね〜!
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 今回、村木(オダギリジョー)が見た夢は・・・
所長(石橋蓮司)が殴られ血だらけになって倒れている姿。
目覚めて、これから始まる未来に怯えてしまう・・・

 出勤してきた所長は依頼人の席に座りました。
ハットを取ると、おでこに大きな絆創膏が・・・

「どうやら最近・・・誰かにつけられてるみてぇなんだ。
お前も知ってのとおり俺は昼間基本的には ここにいるよな。
で、夜はほとんど毎日この浅草近辺のどこかで飲んでる。
夜のテリトリーってのは歳とともに どんどん狭くなってくるもんだ。
居酒屋、バー、スナック。7〜8軒をぐるぐるまわってるだけだ」

 昨夜も馴染みのバーで12時過ぎまで飲んだ後、
いい陽気だったんで河っぺりを歩いていこうと遊歩道に繋がる階段を
降りようとしたら、誰かに突き飛ばされ転落。

「昨日だけのことじゃねぇんだ。
ここんとこ1週間、ずっと誰かにつけられてるような気がしてよ。
こう見えても探偵だ。そのへんの勘は衰えちゃいねぇ」所長
「その、誰かに・・・誰かに恨まれたり、そういった心当たりは?」村木
「そら、腐るほどいるわな。こうして長年探偵稼業をやってりゃあよ。
依頼者に渡した報告書が元で不幸になったヤツがたくさんいるわけだ。
浮気の証拠を突きつけられて家庭がぶち壊れたり会社をクビになったり。
知られたくもねぇ過去をほじくり返されたりしてよ。
その中に それを暴いた探偵を逆恨みする危ねえヤツが
いてもおかしくねえんじゃねぇか?」
「・・・・・・・」
「調査料の前金だ。頼むぜ、探偵さん」

 という訳で調査開始さ。

BRIGHT TIMEリバースエッジ 大川端探偵社 1リバースエッジ 大川端探偵社 2


 所長も言っていた通り、昼間はほとんど事務所に居て模型作ったりしているから、
勤務が終わってからが仕事。
ゆったりと歩いて行く所長を一定の距離を保ち尾行する村木。

 って、所長の後ろ姿のかっちょええこと。
余裕がありながらちゃんと背中で気配を感じている。
所長のテリトリー、ロケ地めぐりをしたくなるほどいい雰囲気の所ばかりだったぞ。

 曙湯・・・脱衣所に年季の入った立派な紋々を背負ったご老人がいたのがいいバランスだったねぇ・・
村木も脱ぐのか?と思ったらコートとジャケットまで。

 御常連が集っている雰囲気の喫茶店、「弁天」は丼もんも旨そうな蕎麦屋、
そして穴倉的雰囲気のシックな「Bar segredo」、こんな所で飲んだら旨かろう・・・


 そのカウンターで所長と村木は離れて座っております。
「今日で1週間か」所長
「はい」村木
「どうだ?俺の素行調査」
「判を押したような毎日といいますか」
「ハハハ・・・だろうな」
「周りにもこれといって怪しい人物も見当たりません」
「そうか」
「これ以上調査を続けても無駄ではないかと思いますが」
「・・・・でも、見たんだろ?」
「はい?」
「夢だよ。お前がいつも依頼者が来る前に見る。どんな夢だった?」
「それが今回は見てないんです」  言えやしない・・言えやしないよ・・・
「じゃあ俺の勘違いかもしれねぇな」

 そう言って店を出た所長の後の続いた村木でしたが・・・
入れ違いにバーに入って行った男(若松武史)が気になった。
男も・・・・振り返っていた。

 翌日、事務所でメグミちゃん(小泉麻耶)が最近常連になった超ラクなお客の話をしていたら、その客が事務所の前まで迎えに来たそうで、いそいそ勤務終了。
男とどこかへ消えました。
所長の思い付きで、村木がその客の顔を確認してみたら・・・
にゃんと昨夜バーですれ違った男じゃないの。
何か嫌な予感がしますぞ。

 さて、「超ラク」と言っていたプレイの内容ですが・・・
椅子に座った男の手を縛り、その前でメグミちゃんがカラオケで歌うという・・・
まぁ、その日によって違うんでしょうが、縛るってのは決まっていると思われ・・・

 そして、所長も事務所を出ようとしたら・・・携帯に電話が入ったさ。
「メグミがさらわれた。俺に引き取りに来いってよ。
勘違いじゃなかったんだ。俺をつけてたヤツだ。
サツに知らせたらってベタなこと言いやがる。ちょっと行ってくらぁ」
「俺も行きます」村木
「俺一人で来いってよ。これもベタだけどな。何かあったら後は頼む」
「そのセリフもベタですね」
「ふっ・・・そうだな」

 そんな訳で所長が、あのしゅてきなバーに行ってみると・・・
黒のランジェリーを身に着けたメグミは気を失って寝ており、顔をマスクで覆った屈強そうな男たちを従えたあの男が待っていました。

「いい趣味だな」所長
「まぁ、コートぐらい脱いでくださいよ」男
「あまり長居する気はねぇんだけどな。
で、お前さん誰だ?この間俺を階段から突き落としたのはそこのあんちゃんたちか?
さっさと連れて帰りてぇんだがな。風邪ひいちまうよ。
俺に用があるんだろ? 一杯やりながら聞いてやるよ」
「焦っちゃみっともないですよ、先輩。私はアンタの後釜ですよ。
ご存じかどうかはわかりませんが、先生のお体がそろそろヤバくなってきましてね。
さまざまな身辺整理をしておられる。
今は私の仕事だが、アンタが私設秘書をやっていたときの汚れ仕事の数々が死んだ後に世のなかに出やしないかとても心配をされておられる」
「死んでまで体面気にするのか」

「いやいや、先生はそんな小さい人間じゃない。
気にしておられるのは我が国のことです。
アンタ、ずいぶんいろんな掃除をなさったでしょ?
そのうち2つ3つマスコミに流すだけでも、今の政権がひっくり返っちまいますからね」
「墓場まで持って行くつもりだよ」
「そうですか。まぁ、それならそれでいいんですが、
ホラ、アンタ辞め方がよくなかったでしょ」
「俺なりには筋を通したつもりだったがな」
「先生はそう思ってはいらっしゃらないんですよ。
いや〜アンタを捜すのには苦労しましたよ。
姿を消して、名前も戸籍もかえて、何をやってるかと思えば」
「俺に言ってくれりゃ、いい探偵紹介したのによ」
「フフフ・・・安心してください。
先生はなにも アンタの口封じをしようとまでは思っていない。
ただ、アンタの口が固くしたままでいられるように教育的指導だけは
させてもらいますよ。アンタがさんざんやってきたことだ。
因果応報ってやつですよ」

 男たちが静かに動き所長の周りを取り囲むと、次々と重いパンチを所長に打ち込み始めました。
そして、ずさりと崩れ落ちた所長の顔に膝蹴り・・・・
村木が夢に見た通りの有様に・・・
・・・・・村木・・・」所長

 男が入口に立っている村木に気付いたぞ。

「すみません。素行調査がまだ終わってなかったので」村木
「探偵さんですか?」男
「はい」
「話は聞いてました?」
「途中からですが」
「どう判断しますか?この状況を」
「・・・・・できればこのまま2人を連れて帰りたいですが。無理ですよね?」

 ゆっくりとコートを脱ぐと、村木は男たちに近づいていった・・・
おっ!もしかして村木、実はすごく強かったりするのか?と期待したが・・・
ここで暴れるような男ではありませんでした。
大人しく男たちの指導を受けましたぞ。


 いや〜若松武史さん、上品な凄みを感じさせる佇まいにイマジネーションを掻き立てられましたわ〜
裏の世界に生きている「プロ」なんでしょうなぁ。
強烈な存在感でした。


 翌朝、メグミちゃんが事務所のソファで目を覚ますと、顔や目を包帯や絆創膏で覆われた所長の姿が。

「えっ!なんスか?ソレ、どうしたんスか?」メグミ
「コレ?これ包帯、これ絆創膏」所長
「あぁ・・・おはようございます」村木
「おはよう」所長
「えっ?!村木さんも!?えっ?どうしたんですか?」メグミ
「どいて」
「えっ?」
「寝るからどいて」

「メグミちゃん、コーヒーいれてくれないか」所長
「えっ・・・つうか、マジ2人ともどうしたんスか?マジやばくないスか?」メグミ
「メグミちゃん、どうでもいいけど朝っぱらからセクシーすぎやしないか?」所長 
昨夜のまんまだからねぇ・・( ̄▽ ̄;)
「あ・・・すみません。どうしたんスか?」
「いや、メグミちゃんの言うとおりだよ」所長
「なにが?」
「ボケたのかね。階段から落っこっちゃってね・・・」

 メグミちゃんには内緒。
いや〜予告を見た時にはどうなることかと思ったけど、いい最終回でした。
まともじゃない調査を扱ってきた所長たちのまともじゃない一夜。
何もなかったように眠りこける村木といつもの日常に入る所長がカッコ良かった。
まったく粋な二人だよ。
大川端探偵事務所はつづいていく。

 このドラマ、大好きでした。
常に淡々と調査に向き合う村木とマイペースでキュートなメグミちゃん、
どこか悟ったかのように軽妙に生きている所長・・
緊迫感がありながらもユルイ雰囲気。
3人のコンビネーションが最高でした。

 どの回にも感じられた突き放したかのような優しさが好みでしたねぇ。
人生の「一瞬」を切り取って魅せる大根仁さんの手腕はさすがでした。
「EGO-WRAPPIN'」の音楽もドラマにぴったりだった。
特に好きだったのは「ある結婚」と「アイドル・桃ノ木マリン」、「トップランナー」かなぁ。

 またこの3人に会いたいです。
どうかシーズン2がありますように(^人^)
てか、ドラマが始まる前に所長の名前を「大川タン」だと思っていた私を
許して欲しい。


 第1話 最後の晩餐
 第2話 セックスファンタジー
 第3話 ある結婚
 第4話 アイドル・桃ノ木マリン
 第5話 怖い顔グランプリ
 第6話 がんばれ弁当
 第7話 夏の雪女
 第8話 女番長
 第9話 命もらいます
 第10話 もらい乳 / 決闘代打ち
 第11話 トップランナー

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1. リバースエッジ 大川端探偵社 (第12話 最終回・7/11) 感想  [ ディレクターの目線blog@FC2 ]   2014年07月12日 20:20
テレビ東京系『リバースエッジ 大川端探偵社』(公式) 第12話・最終回『FILE.12 依頼者は所長』の感想。 なお、原作漫画(ひじかた憂峰氏原作、たなか亜希夫氏作画)は未読。 所長(石橋蓮司)は近頃、誰かに尾行されている気がしていた。昨夜もバーで晩酌をした
2. 【 リバースエッジ 大川端探偵社 】第12話 (最終回)感想  [ ドラマ@見取り八段・実0段 ]   2014年07月13日 00:34
できれば、このまま2人を連れて帰りたいですが。 無理ですよね? リバースエッジ 大川端探偵社 FILE.12 依頼者は所長    大川端探偵社は、「浅草、観音裏隅田川沿い、小さな探偵社」。 社員は、調査員の村木。所長の大川端。 そしてコテコテメイクで
3. リバースエッジ 大川端探偵社 最終回「依頼者は所長」  [ のほほん便り ]   2014年07月13日 09:18
ダンナさんは、「必要だったのかな? この回…」とのことでしたが、私は、依頼されて、村木(オダギリジョー)が所長(石橋蓮司)をつけて、判明する、所長の日常。そして、最後には、探偵社全員への理不尽バイオレンス、という意味で、独特の雰囲気を漂わせていて、 ファン
4. 変わった依頼にて  [ 笑う社会人の生活 ]   2015年01月20日 22:58
ドラマ「リバースエッジ 大川端探偵社」を見ました。 テレ東にて 金曜深夜にやってました 1話完結の探偵モノ いえば 依頼があってか解決していくという これは まさに深夜テイストというか 内容的に大人のものを扱っているということもあるが、それだけではなく この...

この記事へのコメント

1. Posted by くう   2014年07月13日 00:49
いや〜ほんと、予告で心配したわ。
誰も居なくなって終ったりしたらどうしようかと思ったよ。
怪我はしたけど生きてて良かった(;_:)

>おっ!もしかして村木、実はすごく強かったりするのか?と期待したが・・・

同じや同じw
絶対に闘うのかと思うよね。あのコートの脱ぎっぷりは…。
結局は所長と一緒になってあげるための行動なのね。
男気あると思った。(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン。

全話通して映像と音楽にはやられたわ。
いいドラマだったね。
絶対に2期が見たい!
2. Posted by きこり→くうさん   2014年07月15日 15:06
>誰も居なくなって終ったりしたらどうしようかと思ったよ。
そうだよね〜!昔の探偵もののドラマでは最終回直前まではコメディタッチだったのに
最終回にはとんでもない展開になってドーン・・・・ってのがよくあったような・・
そういう感じにならなくてホント良かったよ〜(ノ∀;`)
>男気あると思った。(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン。
そうだよね。あそこで闘ってみんなを倒しちゃったらつまんない。
殴られないと事務所も閉鎖になっちゃうしさ。
>全話通して映像と音楽にはやられたわ。
良かったよね〜!この世界観に最初っからやられちまったよ。
おれも絶対シーズン2みたいだよ〜!

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