「猫侍」 第十一話連続ドラマW 「かなたの子」 第三話 同窓会

2013年12月12日

「リーガルハイ 2」 第9話 ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う

 今回のタイトル映像は古美門と黛のちょうど真ん中にドーン!と鎮座する羽生。
彼が最高裁のキーマンであることを見せていました。
闘う気満々の3人。
誰もいなくなった荒野に落ちてくる六法全書・・・・
う〜ん、わくわくさせられるぞ〜!o( ̄▽ ̄o)

 さて、時代劇場面からスタート。
首切り役人の醍醐が今にも罪人の貴和の首を斬り捨てようとしている時、町娘の黛が命乞いに現れました。
でも、そんな声を聞いてくれる訳がない。
「斬るなら私もろとも お斬りください!」
黛、命を賭けて救う覚悟でございます。

 そこに現れたのがあの男!どこかで見たような般若の面を手にしております。
「1つ、人よりよくしゃべる。
2つ、ふらちな弁護活動。
3つ、醜い浮世の鬼も金さえもらえりゃ無罪にしちゃう。人呼んで」
「横分け侍!」貴和・黛
「は〜!ここで会ったが100年目。最後に勝つのは拙者でござる!」
「まだ懲りぬか。成敗してくれる」醍醐

 二人の勝負開始。
二人とも中々の腕・・・互角の戦いでございます。
ところが、そこに「吉永慶子」を名乗るくノ一が現れ、横分け侍をグサッ!
その機会を捉えた醍醐が正面から横分けをバサッ!!
「だああああああーーーーー!!」横分け

 最高裁前の不吉な夢だったようです。
しかも、夢のせいでベッドから落ちて打撲するという不運ぶり・・・

 『悪魔の女 安藤貴和』はベストセラー。
裁判は世間の注目を大きく集めている・・・というか「早く死刑にしろ」という声が高まっている。
なのに貴和(小雪)の態度は相変わらず危機感がない。
疑惑をすべて認め、「悪魔」という呼び名も受け入れております。
中学生の頃、母親の再婚相手が彼女に色目を使うようになった時から母親に「悪魔」と呼ばれてきたらしい。
最初の夫も、二番目の夫も、起訴されている交際相手の徳永さんと娘(生存)も保険金のために殺したそうな。

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 貴和が証言を翻したきっかけと思われる面会に来た「吉永慶子」とは、昔お世話になった知り合いのおばさんで「素直に罪を認めたら懲役にならない」と言われ従ったんだと。
使用した毒物は川に捨てたと言っております。

 最高裁では被告人質問が行われることはまずないので、弁護人 VS 検察側の一騎打ちになる。
これまで上告審で死刑判決が覆って無罪になった例は、まずないらしい。
古美門(堺雅人)の作戦はいままで通り、「打てる手はすべて打つ」。

 メディア(大手マスコミには無視されたので金で転ぶ記者のみ)を使って、世間に浸透している彼女の悪いイメージを払拭し、自分達は正義のために闘っていることをアピール。
さらに黛(新垣結衣)に色仕掛けで羽生から情報を入手するよう命じました(→失敗)。
奥の手として、最高裁判事のうちわけ(弁護士出身2名、検事出身1名、裁判官出身1名、学者出身1名)を操作するため、蘭丸(田口淳之介)をつかわし検事出身の判事の飲み物にお腹をこわす系のものを混入(→成功)。

「『貴和は当時裁判で負け知らずの有名弁護士を雇ったが判決は覆らなかった。
彼もまた、安藤貴和という毒グモの巣に引っ掛かった哀れなハエの一匹なのかもしれない』(「悪魔の女 安藤貴和」より)
こんなことを言わせておくわけにはいかないんだよ。
無罪を勝ち取って勝率を100%に戻し、不敗神話を取り戻す。これは私の戦いだ」古美門

 「上告審 公判期日」

 最高裁判所の前には安藤貴和の死刑を望む人々がプラカードを手に立ちはだかっております。
「どアウェーですね。プロパガンダ作戦全然効果ないじゃないですか」黛
「こんな連中に何の権限もない」古美門
緊張した黛は手に人を書いて飲み込んでおります。
「また、それか」
「私、最高裁なんて初めてなんで・・・」
「ただ、じいさんばあさんがほうじ茶を飲みながら老眼鏡で書類を読んで
はんこを押してるだけの一役所にすぎない。 蹴散らすぞ!
力強い言葉と共に歩き出しましたが・・・もしかしてコビーも最高裁初めて?
「右手と右足、一緒に出てますっ!」黛

 さぁ、法廷に入りましたョ〜
何か雰囲気もいつもとは違った感じ〜σ(´−д−;)
検察側はこのタイミングで最高検に異動になった「シベリアの死神」こと醍醐実検事(松平健)ですぞ。
冷風と共に登場。
でも大丈夫、二人ともスーツの内側にカイロ仕込み済さ〜
「では、開廷します」判事
「さぁ〜リベンジマッチだ」古美門

 まずは古美門から、貴和が2審で罪を認めた件を、繊細な彼女は世間のバッシングのせいで追い詰められやつれはて、自暴自棄になった結果だと説明し、医師の診断書を提出。
さらに貴和自筆の真実を綴った告白文を証拠として提出しました。

 それに対し醍醐は貴和は肉体的にも精神的にも極めて健康であり、拘置所での好待遇に他の被収容者から苦情が出ていると主張。
告白文についても、以前貴和が書いた日記と文体や表現も違いすぎる。
誰かの指導により書かれたものであることは明白だと断言。
そもそも検察が積み上げてきた証拠(彼女の部屋から発見された毒物、事件当日の目撃証言)で罪を証明してきたから貴和の証言は重要視していないんだと。

 次に古美門は貴和の部屋で見つかったとされる毒物と同じ成分のものがネットでも簡単に購入できるとして、検察側が提出した証拠を否定しようとしたけど、失敗。
2審で醍醐にやりこめられ敗北した記憶がよみがえった古美門の体調に変化が・・・
手は震え、脂汗ダラダラ、パニックに陥っている・・・. (((( ;゚д゚))))アワワワワ

 様子に気づいて弁論を変わった黛が貴和一人に薬を売ったと証言した売人の土屋は不特定多数の人間にも同じ薬を売っていた証拠を提出し、彼の証言の信用性を覆そうとしたけど、効果なし。
土屋と検察の間で取引があった可能性を主張するも、状況変わらず。

「売人が「被告人に毒を売った」と証言し、被告人の住居からそれが発見され、
犯行に使われた物と一致した。
被告人が犯人である蓋然性は疑う余地がない!」醍醐

 確信に満ちた態度の醍醐に焦った古美門は貴和の部屋から発見された毒物は検察のねつ造だと言ってしまい泥沼に・・・

「いいかげんにしろ!ここをどこだと心得るか!(お白州でござるぞ!)
捏造と言うんなら君たちこそ記者たちを買収して拡散させている被告人のポジティブキャンペーンこそ捏造ではないのか?
被告人が犯人だと分かっていながら、あること ないことでっち上げ犯罪者を野に放とうとしている。
しょせんは金と自分の名誉のために。卑劣極まりない。

古美門先生、あなたはこれまで駆け引きや弁論技術時に策謀をもって裁判に勝利する手法をとってこられた。
だが、ここでそんなものは通用しない!裁判はゲームではないのだ。
罪を犯した者は償う。
時には命をもって償わねばならないときもある。
それが この社会でまっとうに生きる人々の民意だ」醍醐
法廷内に賛同の拍手が・・・

 弁護士としても全否定されちゃったョ。もはや醍醐の一人舞台・・・
セリフを忘れ、舞台にいる意味がわからなくなってしまった古美門は、
にゃんと「帰る」と言いだしました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

「待ってください!」黛
うるさい、放せーー!
こんな所にのこのこ出てきた僕がバカだった。
どいつもこいつもお父さんに言い付けてやる!
僕のお父さんは偉いんだ!
お母さんに 迎えに来てもらおう。
そしてデパートのレストランでプリンアラモードを食べてから屋上の観覧車に のっ・・・」

 幼児退行してぶったおれっちゃいました。
どうやら極度の緊張とプレッシャーの中で負けた相手を目の当たりにしたことで敗戦トラウマが発症したようです。
自信&戦意喪失。裁判どころじゃない。
それどころか引きこもりムードになり、毛布をかぶってウルトラ怪獣を登場順につぶやいております。
黛が励まして、お金や高速何とかで吊ろうとしても逆効果。

 このままでは貴和の死刑が確定してしまう。
黛は判事たちに「原判決を覆す決定的な重要証拠がまだあるんです(嘘)」と裁判の再開を訴え、
「ただちに提出すれば検討します」という答えをもらいました。

 しかし、事務所に帰ると、世間とマスコミの非難の声に怯え被害妄想になっている古美門の姿が・・
ネットは大炎上するし、ナイフ入りの匿名の『殺害予告』まで来ちゃっうし、窓ガラスは割られるし・・
古美門先生の病状悪化・・・

うわ!いや〜!はははは〜!
これが民意だあ〜。 全国民が敵なんだあ〜。

服部さん、地下シェルターに避難しましょう〜!」古美門
「ございません」服部(里見浩太朗)
「だははは〜。あははは〜うわ〜ははは〜。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。」

 古美門先生〜!おいたわしや・・・(TmT)ウゥゥ・・・

 私が頑張らなきゃ!
黛は羽生の元を訪れ、検察の証拠ねつ造を証明する情報について何か知らないか迫りました。
羽生は徳永家の元家政婦で事件の第一発見者である江上順子さんの連絡先のメモを落としていってくれましたぞ。

 で、辛抱強く彼女にコンタクトをとり続けた結果、事件当日の徳永家の台所にネットで購入したと思われる毒物が転がっていたのが判明。彼女は外国の調味料だと思って捨てちゃったらしい。
でも、彼女の証言があれば検察が証拠をねつ造したと証明できる。
そんな嬉しい報告をするために事務所に向かっていた黛ですが・・・
貴和の死刑を望む強硬派のメンバー達に襲われ病院に搬送されてしまったのさ〜!!

 わたしゃ、シーズン1の時医者とグルになって大腸癌だって古美門に騙されたから、
今度は襲われたってことにして、古美門の弁護士魂を目覚めさせようとしてるのかと思ったら・・・
マジでボコボコにされたようで、意識不明の重体っスよ!

 怒りがふつふつと古美門の胸に湧き上がり・・・一気にPTSD克服!
「マスコミに 大々的に報じさせろ」古
「どこへ?」羽生
「弔い合戦だ」古    ゞ( ̄∇ ̄;)いや、まだ死んでないから・・・

 裁判が再開され、証人尋問が行われました。
傍聴席には悪魔的に目をキラつかせた羽生もいます。
江上さんから証言を引きだした古美門は「警察と検察は証拠の確保に失敗した」と発言、流れを一気に変えました。
 
 それに対し醍醐は事件当日被告人は徳永家から出てきたところを多数の人々に目撃されており、
「証拠と証言、総合的に考慮すれば結論に疑う余地はありません」と反論。
でももはや、こんな言葉に怯む古美門ではありませんよ〜
あまりにも目撃者が多すぎることに、はっきり不信感を表明。

「どなたも証言には自信を持っており、偽証してるとは考えにくい」醍醐
「そりゃあ自信を持ってるでしょう。
徳永家の勝手口から出てきたのが、たとえ 『突撃!隣の晩ごはん』のヨネスケであったとしても
安藤貴和に見えたに違いない。
みんなが、それを望んでいるから。
人は見たいように見、聞きたいように聞き、信じたいように信じるんです。
検察だってそうでしょう?
」古
「侮辱だな」
「ええ、侮辱したんです。
証拠によってではなく、民意に応えて起訴したんですから

「われわれは公僕だ。
国民の期待に応えるのは 当然だ」醍醐
「愚かな国民の愚かな期待にも応えなければならないんですか?」古美門
「愚かですか?」
「ええ。愚かで、醜く、卑劣です」
「傲慢極まりない。
私は素晴らしい国であり、美しく誇り高い国民だと思っている」
「逸脱した議論を勝手に進めないで」裁判長
「いいじゃありませんか。興味深い議論です」板橋判事

「美しく誇り高い国民が証拠もあやふやな被告人に死刑を求めますか?」古
「本件の場合、有罪であるならば極刑がふさわしい。
わが国において、それは死刑だ」醍醐
「生命はその者に与えられた権利です。
それを奪う者は、たとえ国家であっても人殺しです」
「あなたが死刑廃止論者だとは意外だな」
「いいえ、反対じゃありませんよ。
目には目を。歯には歯を。殺人には殺人を。立派な制度だ。
ただ、人知れずこっそり始末することが卑劣だと 言っているだけです」
「白昼堂々と殺せというのか?」
「そのとおり。
青空の下、市中引き回しの上、磔・火あぶりにした上で
みんなで一刺しずつ 刺して、首をさらし、万歳三唱した方がはるかに健全だ。
だが、わが国の愚かな国民は自らが人殺しになる覚悟がないんです
自分たちは明るい所にいて、誰かが暗闇で社会から消し去ってくれるのを待つ。
そうすれば、それ以上死刑について考えなくて済み、この世界が健全だと思えるからだ

違いますか?」

「仮にそうだとしても、それもまた民意だ」醍醐
「民意なら何もかも正しいんですか?」古
「それが民主主義だ」
「裁判に民主主義を持ち込んだら、司法は終わりだ」
「果たして、そうかな?」
「そうに決まってるでしょう」
「いささか古いな。法は決して万能ではない。
その不完全さを補うのは何か・・・・。人間の心だよ。
罪を犯すのも人間。裁くのも人間だからだ。
多くの人々の思いに寄り添い、法という無味乾燥なものに血を通わせることこそが正しい道を照らす。
裁判員裁判は、まさにその結実だ。
そして 本件において人々が下した決断は安藤貴和は死刑に処されるべきというものだった。
愛する家族と友人と子供たちの健全な未来のために。
これこそが民意だ」
傍聴人たちから拍手が・・・
「静粛に!静粛に!」裁判長

「素晴らしい。さすが民意の体現者・醍醐検事。
実に素晴らしい主張です。
いいでしょう。死刑にすればいい。
確かに安藤貴和は社会をむしばむ恐るべき害虫です。
駆除しなければなりません。
次に寝取られるのは、あなたのご主人かもしれませんからね。
あなたの恋人かもしれないし、あなたの父親かもしれないし、あなたの息子さんかもしれない。
あるいは、あなた自身かもしれない。

死刑にしましょう。
現場での目撃証言はあやふやだけれど、死刑にしましょう。
被告人の部屋から押収された毒物が犯行に使われた物かどうか確たる証拠はないけれど、死刑にしましょう。
現場に別の毒物らしき瓶が落ちていたという証言があるけれど、気にしないで死刑にしましょう。
証拠も証言も関係ない。
高級外車を乗り回し、ブランド服に身を包み、フカヒレやフォアグラを食べていたのだから、死刑にしましょう。
それが民意だ!
それが民主主義だ。
何て素晴らしい国なんだ。
民意なら正しい。
みんなが賛成していることなら、全て正しい。
ならば、みんなで暴力を振るったことだって正しいわけだ。
私のパートナー弁護士を寄ってたかって袋だたきにしたことも民意だから正しいわけだ。
冗談じゃない・・・・冗談じゃない!

本当の悪魔とは巨大に膨れ上がった時の民意だよ
自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がどぶに落ちると一斉に集まって袋だたきにしてしまう、
そんな善良な市民たちだ。
だが、世の中にはどぶに落ちた野良犬を平気で助けようとするバカもいる。
己の信念だけを頼りに、危険を顧みないバカがね。
そのバカのおかげで今日、江上順子さんは民意の濁流から抜け出して自分の意思で証言をしてくださいました。
それは、江上さんたった1人かもしれませんが確かに民意を変えたのです。
私はそのバカを・・・誇らしく思う。

民意などというものによって、人一人を死刑にしようというのならすればいい。
所詮、この一連の裁判の正体は嫌われ者を吊るそうという国民的イベントにすぎないんですから。
己のつまらない人生の憂さ晴らしのためのね。
そうでしょう?醍醐検事。

あなた方5人は何のためにそこにいるんです?
民意が全てを決めるなら、こんなに格式ばった建物も権威づいた手続きも必要ない。
偉そうにふんぞり返っているじいさんもばあさんも必要ない!
判決を下すのは断じて国民アンケートなんかじゃない。
わが国の碩学であられるたった5人のあなた方です!
どうか司法の頂点に立つ者の矜持を持ってご決断ください。
お願いします。
数々の無礼、お気を悪くされたかもしれませんが、所詮は金の亡者で嫌われ者のどぐざれ弁護士の戯言です。
どうかお聞き流しください。
以上です」

 誰かが創り上げたであろう意志、それに乗っかってどんどん膨れ上がる「民意」
巨大化した「民意」は絶対的真理として君臨してしまう。
その「民意」を自分の意志と勘違いしてしまう恐ろしさ。
そしてそれに乗っかる司法の愚かさ。

 「罪を犯すのも人間。裁くのも人間」・・・
だからこそ、あくまで客観的に偏りのない立場で裁かねばならない。
司法が「民意」に左右されては、その根幹がズレていってしまう。
大多数が正義ならば、司法は必要ない。

 前回、山奥の小さな集落で起きた案件を別府裁判官(広末涼子)は多数決で結論付ける判断をした。
その時も黛は「それでは司法の否定です」と反論した。
でも、実は別府は多数決を執るように見せかけて、住民一人一人に村の未来を決めるのは自分自身だと気付かせたんだよね。

 簡易裁判所であろうと最高裁であろうと根っこは同じ。
人間が人間を裁く。
だからこそ、委ねられる人間は特定の意志や権力から自由であらねばならない。
そして、見守る人間もそれは本当に自分の意志なのか、もっともらしい意見に引きずられてはいないか冷静に厳しく問いかけるべきなんだと思う。

 古美門の言葉は、いつもぼんやりと流されている自分をヒヤリと立ち止まらせ、考えさせてくれる。
彼は方向を示そうとしない。
でも、それが彼の「正義」なのかもしれない。

 さて、黛急変の知らせを受け、古美門が病室へ行くと・・・ベッドの上には白い布をかぶされた黛の姿が・・・
服部さんの表情も苦渋に満ちております。
んが、羽生が布をめくると・・・・寝ていたのは蘭丸。
「不謹慎にもほどがあるだろっ!」羽生

 古美門が向かいのベッドのカーテンを開けると、笑顔でピースサインをしている黛の姿が。
実は暴行を受けたのは世論を変えようとした黛の作戦だったのさ〜
女相手だから、そんなにやられないだろうと思ったら、意外とリアルにボコられてしまったそうな。

「天井知らずのバカだ。
しかも世論は何一つ変わってない。
お前に同情するやつなんかいないんだ。 バ〜カ!」古美門
「でも、おかげで先生はPTSDを克服して立ち上がりました。
それが本当の狙いだったんですよ。だまされましたね」黛
「あれは君を追い込んで情報を取らせるための作戦に決まってるだろうが。
だまされやがって愚か者め!
気付いてましたよ!
気付いた上で乗ってあげたんじゃないですか。だまされましたね」
「君が気付いてることも気付いた上でやっていたんだ。愚か者め!」
「先生が気付いていることに気付いてることも気付いた上で乗ってあげたんでしょうが!」
「君が気付いていることに気付いてる・・・」

「はい、もう結構です」服部

 何か、前妻の圭子・シュナイダー(鈴木京香)VS古美門を思いだす会話だぞ。
黛はすっかり互角にやり合える存在になったんだね〜
そして古美門から学んだテクニックが生きております。
強くたくましくなり、黛らしい弁護士としてのスタイルが見えてきている感じですわ〜

 さて・・・・「判決宣告期日」

 判決は、「原判決および第一審判決を破棄する。本件を 東京地方裁判所に差し戻す」というものでした。
「差し戻し・・・最高裁め、自分で判断するのを避けたな」古美門
「でも、異例中の異例ですよ。判決を覆したんです。歴史的勝利です!」黛

 醍醐に勝利を確認する古美門でしたが・・・
「私はあなたに勝ったことなど一度もない」醍醐
「結構ですね〜!」古美門
「あなたに勝った人間がいるとすれば、それは私ではない。
本当の敵は敵のような顔をしていないものです」醍醐

 ここに至って、古美門達は、貴和の裁判のシナリオを書いていたのは羽生だと気づきました。
「吉永慶子」は羽生たちだった。
差し戻し審は羽生と本田が担当するらしい。

「サウジアラビアにこういう ことわざがある。
『乗っている人間が ラクダを操っているように見えても、実はラクダが人間を導いているのだ』
ここまで ご苦労さまでした」羽生

「本当の敵は敵のような顔をしていない・・・」黛
「私が負けた相手はあいつだ」古美門

 全ては自分の思う結論に導くために羽生が仕組んだ計画でした。
「シベリアの死神」すら簡単に操るとは恐ろしい男よ・・・
みにくく顔をゆがめて黒い笑顔を見せる羽生・・・
羽生・本田 VS 古美門・黛・・・法廷の外でどんな戦いを繰り広げるんでしょうか。
そして、やっと三木先生と沢地が帰ってくる〜!!待ってましたョ〜!

『真実はやっぱりコメディーだ!』
その意味はいったい・・・
貴和の真実はどんな形をしているのか・・・
そして古美門と黛はその真実に辿り着くことができるのか・・
楽しみじゃの〜\(*^▽^*)/

 第1話 完全復活・古美門研介! すべては依頼人のために無敗の弁護士が非道の悪人に立ち向かう!
 第2話 逆ギレ天才企業家〜 " つぶやいたら" 名誉棄損?
 第3話 顔か?心か?どちらを選ぶ?前代未聞の整形裁判
 第4話 お隣付き合いは蜜の味!?嫉妬渦巻く隣人裁判!!
 第5話 権利は誰のもの?窓際社員のキャラクター裁判!!
 第6話 新しい愛の形か重婚か!? 訴えられた妻は夫が3人
 第7話 天才か暴君か!?世界的アニメ監督パワハラ裁判!!
 第8話 世界に誇る自然遺産を守れ!! 住民訴訟驚きの真実
 第10話(最終話) 二転三転する最後の法廷!! 執念で救え依頼人!! 真実は悲劇か喜劇か!?

 「リーガル・ハイ」シーズン1の記事

  「リーガルハイ」SP 慰謝料1億円で学校を訴えろ!! 闇の首謀者と微笑の女教師・・・隠された真実と裁判長の罠

こたつ
例によって長すぎる記事を読んで下さったアナタ・・・どうもありがとう<(_ _*)>
最終回、一緒に楽しみましょうね♪

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1. 「リーガルハイ」 第9話  [ ドラマ de りんりん ]   2013年12月12日 21:44
やっぱりマツケンさんは、時代劇の方が似合うな〜♪ だって醍醐検事は、どう見ても鬼太郎やもん…笑 で、町娘に桃太郎侍…と思いきや、古美門は『横分け侍』だって!(*≧▽≦)ノシ)) 般若のお面をとっても、同じ顔…(* ̄m ̄)ププッ そして始まった安藤貴和の上告審…。
2. リーガルハイ(2期) #09 感想  [ なんでもあり〜な日記(カープ中心?) ]   2013年12月12日 22:06
Vol.09 あ、ピグモン! 貴和裁判が始まりました。
世界は愚民で構成されている。 お茶の間をこれほどまでに罵倒したテレビドラマがかってあっただろうか。 画面に指をつきつけ、「お前ら、みんな、バカだ」と主人公が断定するわけである。 もう、一同爆笑するしかないわけである。 第一期でほぼ完成されたと思われる様式美さ
4. リーガルハイ(2)第9話  [ レベル999のgoo部屋 ]   2013年12月12日 22:46
「ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う」 内容 古美門(堺雅人)と黛(新垣結衣)に、上告を口にする貴和(小雪)は、 殺人については否定しないと告げる。 だが、今までと同じで、なにひとつ真実を語らない貴和。 黛は量刑不当で訴えることも出来ると古美門...
5. リーガルハイ #09  [ ぐ〜たらにっき ]   2013年12月12日 22:48
『ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う』
6. リーガルハイ 第9話  [ Happy☆Lucky ]   2013年12月12日 22:58
第9話 JUGEMテーマ:エンターテイメント
7. リーガルハイ(2013) 9話  [ 昼寝の時間 ]   2013年12月12日 23:57
公式サイト 古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は、上告を決めた安藤貴和(
8. 【リーガルハイ】(2期) 第9話 感想  [ ドラマ@見取り八段・実0段 ]   2013年12月13日 04:32
死刑にしましょう。 現場での目撃証言はあやふやだけれど死刑にしましょう。 被告人の部屋から押収された毒物が犯行に使われた物かどうか確たる証拠はないけれど 死刑にしましょう。 現場に別の毒物らしき瓶が落ちていたという証言があるけれど、気にしないで 死刑に
9. 「リーガルハイ」第9話  [ 日々“是”精進! ]   2013年12月13日 06:27
  9「さぁ…リベンジマッチだ!」簡易感想で…まさかまさかの展開で…もうビックリでした冒頭の横分け侍に笑ったのも束の間…醍醐検事に追い詰められた古美門が敗戦トラウマを発...
「本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ。  自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬が溝に落ちると  一斉に集まって袋叩きにしてしまう。そんな善良な市民たちだ」  そうなんですよね。  僕は民意を信じているんですけど、民意は時として間違う。  自...
11. リーガルハイ 第2シリーズ (第9話・12/11) 感想  [ ディレクターの目線blog@FC2 ]   2013年12月13日 07:54
フジテレビ『リーガルハイ 第2シリーズ』(公式) 第9話『ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う』の感想。 貴和(小雪)の上告審が始まった。不敗神話を取り戻したい古美門(堺雅人)は黛(新垣結衣)に、検事として貴和の裁判に関わった羽生(岡田将生)
12. リーガルハイ2 第9話  [ ぷち丸くんの日常日記 ]   2013年12月13日 11:04
古美門(堺雅人)と真知子(新垣結衣)は、上告を決めた貴和(小雪)に面会します。 殺人容疑については否定しない貴和でしたが、古美門は「最高裁では彼女の無罪を勝ち取る」と言い放っていました。 真知子は、貴和が真実を何も話してくれないことを気にしますが、古
「リーガルハイ 2」第9話 ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う 古美門(堺雅人)が黛(ガッキー)に「少しは成果を上げたのか。」 「何の話ですか?」 古美門「NEXUSに移籍した理由を忘れたのか? 奴らの懐に潜り込んで何らかの情報を盗み取るためだろう
14. リーガルハイ 第9話:ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う  [ あるがまま・・・ ]   2013年12月13日 17:12
本当の敵・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 敵のような顔をしてない、人たらしのゆとり王子が最後に戦う相手だったとはっ! 次週、三木先生の登場もあるようだけど、一体どうゆうスタンスなんだろ??? そして、予告だけでも、服部さんがっ!?蘭丸までっ!? 差し戻しに...
15. リーガルハイ #2-9  [ blog mr ]   2013年12月15日 19:33
 新垣結衣のボディラインにドキドキ。  怪獣の名前にはちょっと笑った。  黛をピグモンと言っているが、言い始めてから相当経っているところを見ると、第8話「怪獣無法地帯」じゃなくて第 37 話「小さな英雄」の方だろうか。 「弔い合戦だ」に笑う。  ここからの古美
16. 《リーガル”ハイ”》☆2−09  [ まぁ、お茶でも ]   2013年12月16日 03:50
前回は、『北の国から』のパロディー。今回は、時代劇。 貴和の首を切ろうとする介錯人が、醍醐だった。般若の面」をつけて古美門登場。しかし、醍醐が大きく振りかぶり、古美門は、忍者に脇腹を刺され大上段から刀が降りて…。古美門はベッドから落ちた。 黛に、NEXUS

この記事へのコメント

1. Posted by ヨーコ   2013年12月13日 06:19
負けそうになってパニック後のシュンとした古美門が可愛かったわ〜(笑。
全て羽生が仕組んだ法廷だったってわかった訳だけど、羽生ってキャラの天使と悪魔の二面性が恐いわ〜。
自分の信じた正義を貫く為には何でもやるっていう一点だけは揺るがないって事なのかな?
最終回はどんな終わり方をするのか楽しみだね。
2. Posted by きこり→ヨーコさん   2013年12月13日 23:23
> 負けそうになってパニック後のシュンとした古美門が可愛かったわ〜(笑。
かわいかったよね〜何かかわうそ君みたいだった(笑
まさか、あげな姿になってしまうとは••••
> 自分の信じた正義を貫く為には何でもやるっていう一点だけは揺るがないって事なのかな?
そうなんだろうね。
でも羽生が求める正義は正しいのかもしれないけれど、世界をせばめてしまう恐ろしいものを感じてしまうよ。
羽生は死刑廃止を望んでいるだけなのかな〜古美門をどうしたいんだろ〜
> 最終回はどんな終わり方をするのか楽しみだね。
三木先生も参戦するしねv( ̄Д ̄)v
今回はどんなバカバカしいオチになるのか楽しみだ〜!
3. Posted by かえ   2013年12月14日 16:07
こんにちはー。
毛布かぶって引きこもっている古美門が
かわいそうだけど何だか可愛かったですね。
最高裁での演説シーンはパート1での公害問題
での演説シーンのようで見入ってしまいました。

最終回は三木先生も加わってどんな裁判が
展開されるのか楽しみですね^^
やっぱりオチは何だそりゃーっていうバカバカしい
のになるんでしょうからそれも楽しみ!
4. Posted by きこり→かえさん   2013年12月15日 19:38
>布かぶって引きこもっている古美門が
かわいそうだけど何だか可愛かったですね。
そそ!最初、カオナシ?って思ったりしたけど、
妙〜にかわいかった(笑
まさか「リーハイ」でこんな姿が見られるとは〜
>最高裁での演説シーンはパート1での公害問題
での演説シーンのようで見入ってしまいました。
あの長セリフ凄かったですよね。
ホント、シーズン1を彷彿とさせましたよね。
裁判だっていうことを忘れて聞き入っちゃいました。
内容といい、名演説でしたよね。
ず〜っと羽生ファミリーばかりで
飽き飽きしていたから三木先生のテンションが有難!
どんなふうに登場するのか・・
また古美門を恫喝してくれるのか・・
早く見たいですわ〜♪
5. Posted by くう   2013年12月16日 23:15
>横分け侍!

冒頭のこれでもう笑ったわ(≧▽≦)
そして、夢の通り「吉永慶子」にやられてるし…。
あれは本田だったって事だよね…。
結局、本田と羽生くんは検事に戻るって事?
磯貝さんがかわいそう(;_:)
朝ドラで詐欺とかやってる場合じゃにゃい…。

前回の多数決の話がここに持ってこられるとは思わなかった。
今回のリーハイは、やっぱり連続しているわ〜。
これ終わったら初めから全部見直したい。←全部焼いてる!

やっと黒くなった羽生くんも楽しみだよ^^
最終回、色々と高まる〜!
6. Posted by まこ   2013年12月17日 16:25
羽生めぇ〜〜〜!!!
とうとう本性をあらわしやがった!!!
だけど、彼は何が目的なのか?
古美門をどうしたいのかイマイチわからず・・・

敵が羽生とわかった上で、古美門せんせが
どう巻き返すのか楽しみじゃ〜〜〜!

しかし今回の古美門せんせの幼児返りにはびっくら〜!
僕のお父さんは偉いんだ!って、あーた・・・

こんなんだから古美門パパもいつまでたっても
息子の事が心配で服部さんと極秘に連絡を
取らざるを得ないのか???

今回は黛くんでさえ、なだめ役になっとるし・・・
三点なんとかしてもらうんでしょってガッキー!!!
事務所的にいいのか?(笑)

『真実はやっぱりコメディーだ!』
貴和の裁判の行方、そして事件の真相が明らかに
なるのかどうか、諸々楽しみ〜〜〜♪
7. Posted by きこり→くうさん   2013年12月17日 20:28
>冒頭のこれでもう笑ったわ(≧▽≦)
最初に笑わせて、ちょっとヒヤリとさせて、ラストはいつもの古美門節さく裂!
充実の一時間だったよね〜!
あの長台詞は古沢さんも、堺様もすばらしかったと思うよ。
>朝ドラで詐欺とかやってる場合じゃにゃい…。
ホントだよ〜
にゃんと哀れな・・
最初っからなんか雑に扱われてるな〜とは思ったけど、こんなふうに見捨てられてしまうとは・・
って、この前「ミツコ感覚」って映画みたら、磯貝さんが不倫する上司役で出ていて
胡散臭くて胡散臭くていい味出してたわ〜(笑
>今回のリーハイは、やっぱり連続しているわ〜。
そうだよね。シーズン1があって2がある。
2の中でも設定が何層にもなっていておもしろいよね。
>これ終わったら初めから全部見直したい。←全部焼いてる!
さすがだな!くうんさん(¬w¬*)
なんかシーズン2は最初から見直さないとわかりずらい感じ。
私も見直したいだよーー
いよいよ明日最終回!
書くのは大変だけど(笑)見るのは楽しみだーー!!
8. Posted by きこり→まこさん   2013年12月17日 20:36
>だけど、彼は何が目的なのか?
古美門をどうしたいのかイマイチわからず・・・
そうなんだよね〜
死刑廃止のための実績を作りたいだけって感じでもないし・・
もっと何かありそうだよね〜
ここが「コメディ」になる部分なのか〜?
>しかし今回の古美門せんせの幼児返りにはびっくら〜!
僕のお父さんは偉いんだ!って、あーた・・・
私も、普段の事務所でならいざしらず、まさか法廷でご乱心・・
あのような姿をさらすとは一瞬、ひやりとしたぜよ。
古美門先生、終わりか・・?とすら・・(笑
てか、深層心理ではやっぱりパパのこと頼ってるのかしら〜?って思ったり・・
>今回は黛くんでさえ、なだめ役になっとるし・・・
成長したのう・・・(笑
時には母親のようになだめ、時には妹のようにちゃっかり企み、古美門先生を手のひらで転がしとる。もはや元妻をも超えたかもーー
最終回は三木先生が出てくれるだけでテンションあがりゅーー!
やっぱり羽生じゃ役不足よん。せめて最後にデカイ爆弾を落としていってくれるのだけが楽しみかな〜

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「猫侍」 第十一話連続ドラマW 「かなたの子」 第三話 同窓会